回復の食卓記 第三話「コマクサと泥団子」
コマクサという高山植物がある。生でみたことはまだないが、夏にピンク色の可憐な花を咲かせる。 コマクサが生息するのは、つよい寒風が吹くなかを礫(つぶて)と呼ばれる小石がはげしく移動する
コマクサという高山植物がある。生でみたことはまだないが、夏にピンク色の可憐な花を咲かせる。 コマクサが生息するのは、つよい寒風が吹くなかを礫(つぶて)と呼ばれる小石がはげしく移動する
アロハ!ハワイの夫婦「おひさまファームズ」代表のヒデキこと山根英樹です。前半は私の記事、後半は妻ユキの記事になります。今回はハワイの大麻事情についてお伝えしたいと思います。 私の
朝いちばんに台所へ行き、昨日の味噌汁を温める。土鍋のふたをあけると、ふわっとたちのぼる深い潮の匂い。思わず遠い目になる。毎日嗅ぐ匂いなのに、なつかしくてたまらない。味噌汁を飲むとき、海を飲んでいるみたいだ
アロハ! ハワイの夫婦「おひさまファームズ」代表のヒデキこと山根英樹です。前半は私の記事、後半は妻ユキの記事になります。今回はハワイとメンタルケアについてお伝えしたいと思います。 コロナ禍でアメリカではうつ
アロハ! ハワイの夫婦「おひさまファームズ」代表のヒデキこと山根英樹です。前半は私の記事、後半は妻ユキの記事になります。今回はハワイの農業の歴史についてお伝えしたいと思います。 太平洋上に浮かぶ無人島のハワ
この春、はじめてふき味噌を作った。野菜をたびたび送ってくれる知人がいる。春には新聞紙にそっとくるまれた自生の山菜が少量届く。この前、ふきのとうが入っていた。触ると今にもくずれそうにほろほろしたつぼみは、天ぷらにするにはす
アロハ! ハワイの夫婦「おひさまファームズ」代表のヒデキこと山根英樹です。前回同様、前半は私の記事、後半は妻ユキの記事になります。今回は私が昨年参加したハワイの就農プログラムであるGoFarm Hawaii
時を超えて 鎌倉で迎える二度目の新年。とくべつどの宗教を信じているなどもないので、気ままにいくつかのお寺や神社へ足を運んでいる。元旦は去年のように八幡宮を訪ねてみたけれど、長蛇の列だったので、
じぶんとたった二人きり このひと月のあいだ、今までになく一日が終わるのが早かった。午後二時台にはもう日が傾いて夕暮れが始まり、なんとなく町全体が店じまいをするみたいにして今日という日を終わらせ
めぐみのめぐは、巡るのめぐ 雨ばかりの季節を過ぎて、ようやく秋本番。お昼のあと、用事を済ませに外に出た。空を見上げると一面に広がる雲と雲のあいだが巨大な口のようにぱっくりと一直線に割れていて、そこから磨きた
好きな季節はなんですか 秋の足音が聴こえてくると、家が黙りこくった。梅雨のはじまりから四六時中回しっぱなしにしていた鎌倉暮らしの必需品、除湿機の運転をやめたのだ。大型でかなり騒音のするタイプなので、彼(彼女
300年以上受け継がれてきた 日本の知恵『養生訓』から学ぶ “わたし”が心身共に健やかに生きる方法 蝉の声に代わり、日が落ちたあと虫の声が聞こえるようになり、少しずつ秋の風が吹いているのを感じますね。いかが
クライマックス 真夏のピークが去った。やっぱりこの時期になるとフジファブリックの「若者のすべて」だ。もっとも初めてこの歌に出会ったのは春で、今年もまた桜がきれいに散っていったな、のそのあとで、しばらく片思いをしていた人
読者の皆様お元気でしょうか?久々の投稿です。 今回は、オランダでの自然農体験記をお送りします。社会情勢がどうであれ、自活できる力があれば、越したことありませんよね。食の安全と文化への思いも込めつつ、お届けし
生きものたちと短い夏 夏の生きものたちは強烈だ。この前、浜で小さな小さな亀を見た。たまたま下を向いて歩いていなかったらまちがって踏んでしまいそうだったくらい、とても小さかった。足あとを辿ると浜の途中から始ま
-それぞれの四季- 鎌倉へ越してきて、季節がひと巡りした。一年前の強烈な光と匂いが戻ってくる。今までさほど感じてこなかった四季の巡りを鮮やかに感じながら過ごしたこの一年は宝物になった。植物、虫、動物、この世
–生きるとは、変わること– 梅雨入りを控えたある日、高校時代からの友人たちと四人で集まった。高校時代は毎日会っていたのが大学時代は月に一度になり、それでもわりとこまめに会えている気がしていたの
– すれちがう春 – 夏に鎌倉に越してきて、長い冬がようやく背中を向け去り、待ちわびた春がきた。さいきんは雨風の日も多かったけれど、これが春を連れてくるのだと思うと今までにないほどわくわくした。 今朝散歩を