買い物はオーガニックスーパーで|サステナブルな暮らしinカナダ Vol.2

皆様こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。カナダ在住のみほです。

カナダに来て初めての秋で、近所のトレイルコースの紅葉がとても素晴らしく感動しました。今はもうすっかり寒くなり、冬物をがちがちに着込んでおります。

 

今回はお気に入りのオーガニックスーパーをご紹介したいと思います。

皆様はオーガニックにどんなイメージがありますか? 以前の私なら“セレブが買う高い野菜”といったイメージで自分には関係の無いものだと思っていました。しかし妊娠出産を経た今ではオーガニックは身近で大切なものになりました。そもそもオーガニックとは単なる商品名だと思っていましたが実はそうではなく、全ての生物、環境が幸せになる為の方法であることを知りました。

 

オーガニックの基本の4ルール(健康、生態系、配慮、公正)

健康、生態系のルールとしては以下のことが挙げられます。

オーガニックの食材や製品は健康への配慮はもちろん、農薬や化学肥料の使用を抑え、自然の力を活かして作物を育てるため、より豊かな生態系の維持に寄与します。土、水、動植物の健康は分けて考えることはできません。土壌や水質の健全さは私たちの健康とも深く関係しています。

化学薬品は乳幼児に特に注意が必要です。小さな子供は体重に対して食べる量の割合が大きく、各器官も未成熟で成長の途中にあるため、農薬などの影響を受けやすいと考えられています。特に有機リン系の殺虫剤は、もともと戦時中に化学兵器の開発目的で研究され、神経系への影響が懸念されています。サリンも有機リン系化合物の一つです。

 

配慮のルールとして、オーガニックでは遺伝子組み換えのような予測不可能な技術を排除しています。

公正のルールは地球環境の生き物全てが平等に尊重され、自然体であること。児童労働の禁止や貧困撲滅にも貢献し、コスメにおいては動物実験を禁止しています。

このように全ての命、環境が幸せになる取り組みを次世代にも引き継いでいこうというのが、オーガニックの目指す姿です。

 

健康や環境に対する意識が高いといわれているカナダでは食品や化粧品などオーガニック製品に対する需要が高く、オーガニック食品にはカナダの食品検査庁が定める独自のオーガニック認証があります。

瓶の左側にある赤と緑のものがカナダのオーガニック認証マークです(カナダはフランス語圏もあるため商品は英語とフランス語で書かれています)

 

 

そして私のお気に入りのスーパー「GOODNESS me!」です。1981年に設立され、コンセプトは『健康で幸せな人生をおくるお手伝いをします』。

 

 

GOODNESS me!創業のきっかけは、約50年前、設立者のスコット・ジャネットさんの夫、ジャックスさんが1型糖尿病と診断されたことにはじまります。ジャネットさんは夫に可能な限り最高の生活と健康を提供したいという想いから糖尿病に対処し予防する方法を研究しました。その結果、健康的な生活の鍵は自然食品と栄養であるという事がわかりました。そして、オンタリオ州ハミルトンに1店舗目のナチュラルフードマーケットをオープンしたそうです。

現在ではオンタリオ州に9店舗まで拡大しました。

 

 

またジャネットさんは『重要なのは健康と栄養に関する情報と教育である』とも話しています。

GOODNESS me!の店舗には本が売ってあったり、料理教室やワークショップが行えるスペースも併設されています。

 

 

私がよく買うお気に入り商品はGOODNESS me!オリジナルのメープルシロップです。

和食を作る時のみりんや砂糖の代わりにも使えます。

 

 

また日本にいた時によく利用していたiHerbでお馴染みのコスメや調味料もたくさん売られており、GOODNESS me!での買い物はとても楽しいです!オーガニック商品を買う人が増えれば、市場にオーガニック商品が増えていきます。買い物は投票だと思ってこれからもGOODNESS me!に通います♪

 

これから寒さも厳しくなりそうですが、今後は寒さを気にせずにできる『ぼかしコンポスト』やその堆肥を使って家庭菜園もしてみたいな〜などと思っている所存です。

ここまで読んでいただきありがとうございます! 皆様も是非日常にオーガニックを取り入れてみてください。

 


写真・文/みほ

兵庫県出身、カナダのオンタリオ州在住。一児の母。ゆる〜くヴィーガン生活中。趣味は読書、サーフィン。

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