ハワイの夫婦「おひさまファームズ」徒然日記 Vol. 27

アロハ!ハワイの夫婦「おひさまファームズ」代表のヒデキこと山根英樹です。前半は私の記事、後半は妻ユキの記事になります。

 

私がハワイの就農プログラムGoFarm(vol.2)で大きな畑を耕していた時代も一緒に頑張ってきた愛車、2013年式BMW 328iがここのところ警告灯のオンパレードで不調続き。アクセルは2000回転以上伸びず、ABSブレーキも不調でガガっと引っかかる感じがしています。一応、定期的に点検したりオイルなど消耗部品の交換はしたりしているのですが、さすがに13万マイル(20万キロ)も走っているので、そろそろ買い替えを考えています。

 

元々、前オーナーがカリフォルニアで8万マイル以上乗っていたので、色々なところに経年劣化が来ているのかもしれません。特に私たちの住むオアフ島東部では車が生活必需品なので買い換えようか、買い増ししようか、でもまだ走れるかなぁ、と悩んでいます。ハワイらしく、サーフボードやマウンテンバイク、農具などをラフに積み込むことのできるピックアップトラックなんかも私は好きで、こうして色々思いを巡らせるのも楽しい時間ではあります。

 

ハワイは小さな市場で車も全て米本土から輸入するので、市場に出回っている車も少なく中古といえども高値となっています。また日本車に対しては品質が良く壊れにくいという根強い人気があるので高値ですが、ロングランで考えると日本車が無難な選択肢かと思っています。

 

 

そしてハワイで車を走らせていて最も目に入る人気車といえば、ここ数年は圧倒的にテスラです。このテスラ社が今ひどい目に遭っていることは報道でご存知の方も多いかもしれません。その理不尽な攻撃理由を多くのアメリカ人は理解していますが攻撃をするのは分別ある一般的な国民ではないのですから、テスラのオーナーはどうしても心配だと思います。ここハワイでもテスラに対する問題が起こされていますが、悪いことをする人間はこのアロハ精神を尊重するこの土地には不似合いだと私は心から思います。

 

次号に続きます……ここからは妻ユキの記事をお楽しみ下さい。

 

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夫ヒデキに引き続き、おひさまファームズのユキです。前回のvol.26を前編として、こちらは後編になります。主に、私の不可視世界に視る重要な数字「7」と哲理の話になりますが、今回は書き上げる直前に厳かな展開があったため、流れのまま最後に記しています。

 

では前回の続きですが、皆さんはドリフターズの「天使と悪魔のコント」をご存知でしょうか? 人間の左右の耳元で、天使と悪魔がそれぞれ囁くというものですが、「7」の入り口はそんな世界に近いです。それは「7」が神域を表しながら、前回記した「6」の一部が、実はちょっとした悪魔の監視下にあるためです。その結果、成功体験によって得る力には、こっそり悪魔がセットになっていたりします。力の大きさがSサイズならSサイズ、XLならXLが。ですから「7」は、超えるべき峠とも言えるでしょう。

 

前編の写真はグリーン系のロースープでしたが、今回は正反対のレッド系加熱スープ。まずはオーブンで野菜をグリル。

 

悪魔にしてみれば、「どうせ力の使い方もわからないんだろ? バリューセットみたいなもんだから、ありがたく思え」といった感じです。しかし成熟した魂は、力の使い方を自ずと知っているので、問題なくこの入り口を通り抜けます。ここでの「力の使い方」とは、自制心、責任感、謙虚さ、誠実さ、寛容さ、謝意、慈愛などを指します。ただ、これらが揃っているほどその後の「邪魔」は大きくなりますが、それらは物事の裏側や複雑さを学ぶための必要悪として活用されます。そして更なる成長を遂げ、次の「8」へと進んでいきます。

 

それとは逆に愚かで未熟な魂は、このバリューセットが付いてくる関係で内心おごり高ぶり、いとも簡単に足を踏み外します。自分より弱いと踏んだ相手に対する、中傷、暴行、脅迫、虐待、支配、欺瞞、強奪などを力だと思い込むためです。ここで重要なのは、実際にはその大部分が、触りの良い偽善の形でも実行される点。しかし「7」は全てお見通しですから、それらは隈なく玉手箱にトラップされます。それを今度は「自分だけが得をする選ばれし者」と勘違いして、彼らはさらに調子付きます。そして選民以外には手の届かない高い木に登る幻想に取り憑かれながら、実際には虚構の中を堕ちていくのです。

 

完成系がこちら。スープというよりシチューの濃さなのでお腹いっぱいになります。トッピングはヘンプシード、フライドオニオン、チリクリスプ。

 

まだまだ「7」には秘密がありますが、前編であるvol.26のテーマに沿う側面としてはこのくらいにしておきます。そしてどんな時も、XLどころではない「権力」と呼ばれるほどの大きな力は、国民側に監視の義務があります。「7」の世界はそんな権利にまつわる分かれ道、つまりは戦争、隠蔽、搾取、喪失、侵略などにも関連しています。日本は、越えるべきこの峠の分かれ道に、あえて長らく留まっています。結果、かけがえのないものが失われ、今や総仕上げと言わんばかり。その推進力は、上述の玉手箱(国産)です。そしてvol.26に記した「怨念」の正体もまさに、それらが行き着く先の残念な一形態。

 

ここまで書いて唐突に、日本は今年がその「7」の令和7年、かつ戦後80年の節目だと知って驚いたと同時に、この前後編への結末的な神意(詩文)を受け取った模様。この展開は重要なので、慎重に圧縮と解凍を施した解釈なしの言霊混合文にて、その詩文を今回の結びとします。注意事項としては、上述の日本を座礁船に喩えて語られてはいますが、神事の一端として記しますので、何卒心でご覧下さい。

 

古き約束守られず、最後の機会となろう。座礁船さらう波、流れ着く先は玉手箱か「8」か。「8」は隠遁の世、八百万の神の住み処。されど人、弁えなく敗もう。水と器入れ替わりて、羽色変わる鳥、導置き惑わし、還れぬ空に問う。痛む八雲、七瀬祓うも、道分けるは、速り、濁り、移ろい。人、自省の時、人、扱う時―。

 


写真・文/おひさまファームズ

ヒデキ

サンフランシスコ生まれ。東京育ち。ホノルル在住。広告代理店、旅行代理店、豪州クィーンズランド州政府、ハワイ州政府農務省、イギリスの経営大学院、ハワイの大手銀行勤務を経て独立。コンサルティング、不動産、米国農務省統計局の調査員の仕事の傍ら農業に従事。著書に「小さな会社でもできる海外取引」「グローバル職人になろう!」「漂流アロハ」などがある。

ユキ

絵と音楽と物語の創作家、宇宙の神秘を読む夢想家。米国の大学を卒業後、神授的な創作の仕事に長く携わる。芸術分野の他、神秘哲学、占星術、数秘術、各種卜術、古代史、神話学、宗教学、図像学、色彩学などに明るく、食や代替療法も探究。タロットチャンネル「雪猫座 Hawaii」をYouTubeにて開始中。

HP: www.ohisamafarms.com

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