未来の子供達のためにできることを考える|サステナブルな暮らしinカナダ Vol.4

皆様こんにちは。カナダ在住のみほです。
日本はもう春ですね。こちらはまだ氷点下の日があったり雪が降ったりで春が待ち遠しいです。
この冬は例年に比べて雪が多かったようです。秋に紅葉が綺麗だったトレイルコースも雪景色でした。
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昨年末に妊娠がわかり、妊娠初期は悪阻もあってこの冬はほとんど家に引きこもっていました。私が好きなお産の本に妊娠期間中は一日3時間歩くと安産につながると書かれてあります。雪が溶けて暖かくなったらトレイルコースを散歩したいな〜と思っています。

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今回は妊娠、出産、子どもについての話をしたいと思います。

私は20代でPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と診断されました。これは不妊の原因にもなります。第一子は排卵誘発剤を内服しての不妊治療で妊娠することができました。しかし今回は何の治療もせずに自然妊娠することができたのです! 産後は今までのホルモンバランスがリセットされると聞いたことがありますが、こんなにはやく自然妊娠できたのは食生活を見直した事が大きく関係してるんじゃないかと思っています。

20代の頃の食生活は今振り返るとゾッとするような内容でした。自炊なんてもちろんしないし外食(チェーン店やファーストフード)、コンビニ、出前館などを駆使して生活しており、お酒も好きで家でも缶ビールを買って飲んでいました。第一子の妊娠を機に食生活を野菜中心、添加物を出来るだけ摂らないように自炊をするようにしました。
今回妊娠した事を友達数名に報告したら、そのうちの一人から『食事管理も頑張ってたのでその甲斐があったね』と言われてとても嬉しかったです!
カナダに来てからも日本人の体質に合ったものを食べるようにしています。お産の本にも妊娠中、授乳中は和食が良いと書いてありました。

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一方でこんな記事を見つけました。

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”No Future No Children”     画像:telegrafi

 

これはカナダ出身のエマ・リムさんが立ち上げたバースストライキ『気候変動が続くなら子どもは産まない』というもので、増大する環境問題と政府の無策に反応して生殖を疑問視する組織です。2019年、当時18歳だったエマ・リムさんは「気候変動政府間パネルの報告書を読んで恐くなった。オンタリオ州では洪水が毎年発生、夏には熱波が襲い、冬には湖が凍らずスケートができない。生態系の不均衡、綺麗な水と新鮮な空気の喪失など取り返しのつかない変化に直面した。政府が真剣に気候変動対策を講じるまでは子どもを持たない、子どもが安全でない世界には産みたくない」と話しています。

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エマ・リムさん      画像:telegrafi
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しかしエマ・リムさんは子どもが大好きでベビーシッターとして働いたこともあるそう。子どものために歌ったり、物語を読んだり、自然の中を散歩したり、キッチンで踊ったり。「いつか自分も家庭を持ちたい、子どもたちを海に連れて行って泳がせたり、キャンプをしたり、秋には紅葉狩りをしたり、冬にはそり遊びをしたり。子どもたちには自由に夢を追いかけてもらいたい」という想いもあるようです。子どもが大好きで将来は小児救急医になりたいと2019年当時、モントリオール、マギル大学の生物医学部の学生でした。大学生の彼女は環境のために、肉を食べる事と新しい服を買うことをやめました。

本当に買い物が好きなのでそれは大変でした。今はリサイクルショップのみで買い物をしています。高校の頃はファッションの流行りを追うことにとても気を配っていたが、それはもう私にとってどうでもいいことです。」と話しています。

地球温暖化の原因は人類であり、深刻な熱波、壊滅的なハリケーン、絶え間ない山火事などの異常気象は私たちがもたらしたものといえるでしょう。エマ・リムさんも影響を受けた、スウェーデンの環境活動家のグレタ・トゥンベリさんはこう言います「行動すれば結果がでます。行動すれば希望が持てます。だから行動しましょう。」

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私はもともと自分の健康のために食生活を見直したのですが、私たちの普段の食が環境にも影響を及ぼすという事を知りました。またファストファッションが大好きでしたが、今ではpatagoniaなど環境に配慮したファッションブランドが良いと思うようになりました。政治や選挙など全く興味がありませんでしたが、選挙に行く事の重要性も知る事ができました。以前の私のように、食や環境に興味関心が無い方がこの記事を読んで、何かのきっかけになってくれたらと記事を書いたりもしています。

夏には第二子を出産予定です。子どもたちと環境のために、今自分に出来ることを行動しつつ、楽しく妊婦ライフを過ごしていきたいです♪

 


写真・文/みほ

兵庫県出身、カナダのオンタリオ州在住。一児の母。ゆる〜くヴィーガン生活中。趣味は読書、サーフィン。

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