ハワイの夫婦「おひさまファームズ」徒然日記 Vol. 36

アロハ!ハワイの夫婦「おひさまファームズ」代表のヒデキです。前半は私の記事、後半は妻ユキの記事になります。

 

アメリカでは低所得者、高齢者や障害者に対して無償で食材が購入できるEBT(Electronic Benefit Transfer Card)というプリペイドカードが支給されます。これはSNAP(Supplemental Nutrition Assitance Program)といってフードスタンプという公的機関からの食糧支援を受けるためのシステムです。

ハワイのEBTカード見本。KOKUAとはハワイ語で「助け合い」「協力」という意味です。

State of Hawaii, Department of Human Servicesより: https://humanservices.hawaii.gov/bessd/updates/ 

 

カードの口座に毎月一定額が給付される仕組みになっています。このカードは自分の住む州以外の州でも使用することが出来ます。ハワイではWalmart、Costco、Safeway、Foodland、Timesなど主要なスーパーマーケットで食材の購入(アルコールやタバコを除く)に使用することができます。

 

今年に入りアーカンソー州、ネバダ州、ユタ州、ネブラスカ州、テキサス州、オクラホマ州、インディアナ州、アイオワ州など8州のHHS (Department of Health and Human Services日本の厚生労働省に当たる機関)が健康を害するような炭酸飲料や果汁50%以下のジュース、キャンディ(アメリカでは飴以外にもチョコレートバーなども含む)やキャンディで包まれたもの、高度加工品をその支給対象から外すという決定を下しました。

その目的はアメリカの子供達を不健康な生活から遠ざけ、健康になってもらい、もっと野菜や果物に支出して下さいということです。

USDA Press Release:https://www.usda.gov/about-usda/news/press-releases/2025/06/10/secretary-rollins-signs-state-waivers-make-america-healthy-again-removing-unhealthy-foods-snap

 

さらに最近、保健福祉長官のケネディ長官とCMS(メディケア・メディケイドサービスセンター)所長が米国農務省のロリンズ長官と共に先行していた州に続きハワイ州、ミズーリ州、ノースダコタ州、サウスカロライナ州、バージニア州、ウェストバージニア州、テネシー州、コロラド州、フロリダ州の9州でSNAPから不健康な食品を排除するための署名をしました。これで現在合計17州が合意しており、今後さらに増えると見込まれています。

 

確かにEBTカードを使用して買い物をしている人々のショッピングカートの中は炭酸飲料やお菓子などが満載されているケースが多く、私の目から見ると不健康そうに思えました。今回のこの決定はアメリカ人の健康を守るためにも大切なことだと思います。

 

次号に続きます……ここからは妻ユキの記事をお楽しみ下さい。

 

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夫ヒデキに引き続き、おひさまファームズのユキです。「次は年末年始号だから、去年のように神託占いを書こうかな?」と思っていた矢先、私に特有の不可視世界的な動きがあり……、予定を変更して書いています。何が起こったのか、そしてそれは何を私に書かせようとしたのかを、2025年と2026年をまたぐ大切な年末年始号として以下に残したいと思います。

 

それは前回の記事、vol.35がアップされた後のことでした。ハワイ時間の12月1日早朝5時、「14ではない」という威厳ある声と共に私は汗だくで目覚め、暗闇の中で大いに焦りました。夢を見ていた記憶はなく、しかしその声がこの徒然日記の前回記事を指しているという認識はあり、とにかくその声に「ビビった!」というのが正直なところです。これは、記事上にある私にしか判別できない間違いを私が見落としたため、不可視世界が指摘してきたという初めての展開。そしてこの件に関しまして、ご多忙の中で編集部さまにはアップ後の修正を快諾して頂き、有難く思っております。

このハワイのクリスマス飾りに、どことなく日本のお正月っぽさを感じるのは私だけでしょうか。形状のせいか門松のような印象があり、まさに年末年始が混合した今回の記事のよう。

まずは正誤の内容ですが、前回記事vol.35の冒頭で「vol.13のシナリオ」と書くべきところを、私は何の躊躇もなく「vol.14のシナリオ」と書いていました。vol.13は私が最も懸念する重要な詩文についての記事であり、vol.14は臨死体験を中心としたお話です。しかしこのvol.14には、今夏vol.31で書いた「3I/ATLAS」の件にまつわる「オウムアムア」の絵が載っていることから、なぜ汗だくで目覚め暗闇で焦る必要があったのか、その深い理由が紐解けていったのです。

ただ、今回の展開などは他人様の手を煩わせることもあり、「教えてくれるなら、記事を提出する前にしてよ~!」と、その必然性を無視して不可視世界相手に愚痴ってはみました。しかしあちらはいつでも、「お前はもう、知っている」と言わんばかりの寡黙なスタンス。だからそんなケンシロウ!な信頼に応えて、書きます。不可視世界が告げる2025年最後の、そして2026年最初の伝言。それは、「死後に後悔しない未来を選び、今に創り出しなさい」です。

今回重要なのは、vol.13とvol.14がその前提にあり、肉体の有無に関わらず「魂が彷徨うこと」への危惧がある点。ここは複雑なのでまた別途扱えればと思いますが、前回の記事に記した「空き家感覚」もそこに繋がっています。そして、そんな彷徨える魂を一度機に生み出す事象の代表格が「戦争と災害」。たとえその大半が茶番で、現実ではなくても、です。それらこそ、今回ケンシロウが指摘した箇所の背後にあるストーリーであり、「オーガニック」の本意とは対極にある世界。それは人工的な虚構による、魂の搾取でもあるから。

ハワイの我が家もオキナワンポテトと柿で、気持ち冬仕様。オキナワンポテトが干し大根のようにも見えるせいか、この絵面はなんとなく「日本昔ばなし」な雰囲気で懐かしさを覚えます。

「もう戦争は始まっている」と認識される方もあると思いますが、戦争とはまさにそういうもの。武器で兵士が戦う時間よりも、その前後の方が長い。そしてそれは一つの謀略周期の仕上げ段階であり、災害はその駒。ですから、既に発生している犠牲と儲けと統制は計り知れません。そして私は、上述の「3I/ATLAS」がこの件に無関係ではないと感じてもいます。実はその正体(本質)について、とある漫画の主人公(ケンシロウではない)を比喩として最近受け取り、vol.31での印象と併せて非常に合点がいきました。しかしその名は誤解を生みかねないので、共有せずに私の妄想として留めておきます。

そんな今だからこそ、「死後に後悔しない未来を選び、今に創り出しなさい」なのでしょう。今後、何らかの難しい選択を迫られた時には、大袈裟だと思わず、自他の死を前にして後悔するかどうかを自らに問うのが賢明なのだと思います。そして後悔しないと感じるなら、それを「今」現実として創り出す。その努力だけでも、意味があるから。こうして不可視世界があの手この手で託す伝言を、私が文字化するのも同じ理由です。それでは、超高速で過ぎ去った2025年に引き続き、さらに高速化するであろう2026年もどうぞよろしくお願いいたします。それぞれにとって、心から望む一年となりますように!

写真・文/おひさまファームズ

ヒデキ

サンフランシスコ生まれ。東京育ち。ホノルル在住。広告代理店、旅行代理店、豪州クィーンズランド州政府、ハワイ州政府農務省、イギリスの経営大学院、ハワイの大手銀行勤務を経て独立。コンサルティング、不動産、米国農務省統計局の調査員の仕事の傍ら農業に従事。著書に「小さな会社でもできる海外取引」「グローバル職人になろう!」「漂流アロハ」「Drifted Aloha」などがある。

ユキ

絵と音楽と物語の創作家、宇宙の神秘を読む夢想家。米国の大学を卒業後、神授的な創作の仕事に長く携わる。芸術分野の他、神秘哲学、占星術、数秘術、各種卜術、古代史、神話学、宗教学、図像学、色彩学などに明るく、食や代替療法も探究。タロットチャンネル「雪猫座 Hawaii」をYouTubeにて開始中。

HP: www.ohisamafarms.com

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