アロハ!ハワイの夫婦「おひさまファームズ」代表のヒデキこと山根英樹です。前半は私の記事、後半は妻ユキの記事になります。
今回は妻ユキと共に7年ぶりに訪れたロサンゼルスで感じた未来都市感についてお話ししたいと思います。日本人選手が大活躍したMLB World SeriesでLA Dodgersが優勝をし、優勝パレードが行われた3日後にロサンゼルスを旅しました。
久しぶりに街を訪れて驚いたのは街中に溢れるロボットタクシーとロボット宅配でした。すれ違う車の2割はWaymoと呼ばれるロボットタクシーだった地域もありました。運転席に誰もおらず、天井とトランクに風車のようなものがクルクル回っている光景は奇妙でした。
興味本位で乗車してみたいと思い、自分のiPhoneにWaymoのアプリをダウンロードしようと試みましたが、5年前のiPhoneだとOSが古すぎるとのことで出来ませんでした(涙)。
こうやって世の中はどんどん進化していくのだな、と隔世の感を禁じ得ませんでした。そのうちAIが世界を席巻し、人間と置き換わる可能性があると言われていますが、あながち間違ってはいないと思えました。しかし最近見たとあるYouTube番組でテスラのイーロン・マスク氏がコンピュータに向き合う仕事は遅かれ早かれAIに置き換わるであろうと言っていました。一方置き換えることが出来ない仕事があると言っていました。人が手を使って行う仕事、例えば水道工事、溶接、電気工事、農業、調理などです。Back to the Basicsではないですが第一次、第二次産業の求人は減らないのかもしれません。
かの久司道夫夫妻が、かつてボストンで立ち上げた食品店「EREWHON」の今世紀版。非常に素晴らしい品揃え。と同時に、いつか安全性と自然性の特権化が和らぎ、一般化も促進されますように。
あの疫病騒動中から、私が感じ始めた不可視世界の違和感があります。今では随分慣れたものの、数年ぶりにカリフォルニアを訪れた今回、その感覚が随所で蘇りました。それを名づけるなら、「空き家感覚」。生命が発する動く波のようなものが減少し、その空虚が空間にも及んでいると表現するのが適当かと思います。自然現象と呼ぶには不自然すぎて、人間の世界を急激に変えたい強制力の影響だと思ってはいます。
そんな力の侵食が際立つカリフォルニアですが、夫ヒデキ生誕の地であり我々にとってはとても親しい土地。今回はヒデキが卒業した学校の会合などを主目的にロサンジェルスに滞在した中、私にとっては不可視世界に呼び出されたような旅でした。その一つとして、この徒然日記でも過去に取り上げた「各種シティ化」を同地などは特に進めている件で、推進側が超えられない存在をおぼろげながら知る流れがありました。
記載できる範囲でその存在を記すなら、それは「土地の記憶」。そもそも私は時としてその類を少々読み取りますが、それが可能なのは基本的には地面が存在しているからです。その記憶に触れることが可能な場合、それは私にとっては「約束」という名の時を超えたお遣い。今回はそのお遣いが幾分顕著であり、それが理由で「空き家感覚」も鋭くなっていた気はします。
こちらはEREWHONブランドの”Sprouted Walnuts”。あまりの滋味に、ハワイへ帰る機内でほとんど食べてしまいました。お値段は7ドルで、この品質なら物価高の州ではお値打ち品かと。自社ブランドならではの良心を感じます。
そしてこの世の機械化は、最終的にはそんな「土地の記憶」に融合する運びにあると「約束」は伝えます。そこに横たわる意味は、実施側の思惑は「地の上」では叶わないということ。その末端はどうあれ、一握りの頂点は宇宙の摂理を知り尽くしていますから、表向きは災害云々の海上都市計画などは打破策の一種でもあるのでしょう。問題は、私の「空き家感覚」の領域が、その流れの中で拡大の一途を辿るであろうことです。
それは多くの場合、あまり良い意味を持ちません。私たちにできることは、洗脳されず、個々の主権を守ることで法を破壊されないこと。そして機械は機械のまま、統制以外の労働力としてだけ活かし、知能としては距離を保つこと。「土地の記憶」が私に伝えたのは、それゆえに迎えた過ちの過去と、そこに重なりつつある未来。そんなわけで今回は、久々のカリフォルニアがそっと与えてくれた、シャーマニックなお話でした。
写真・文/おひさまファームズ
ヒデキ
サンフランシスコ生まれ。東京育ち。ホノルル在住。広告代理店、旅行代理店、豪州クィーンズランド州政府、ハワイ州政府農務省、イギリスの経営大学院、ハワイの大手銀行勤務を経て独立。コンサルティング、不動産、米国農務省統計局の調査員の仕事の傍ら農業に従事。著書に「小さな会社でもできる海外取引」「グローバル職人になろう!」「漂流アロハ」「Drifted Aloha」などがある。
ユキ
絵と音楽と物語の創作家、宇宙の神秘を読む夢想家。米国の大学を卒業後、神授的な創作の仕事に長く携わる。芸術分野の他、神秘哲学、占星術、数秘術、各種卜術、古代史、神話学、宗教学、図像学、色彩学などに明るく、食や代替療法も探究。タロットチャンネル「雪猫座 Hawaii」をYouTubeにて開始中。



