ハワイの夫婦「おひさまファームズ」徒然日記 Vol. 21

アロハ!ハワイの夫婦「おひさまファームズ」代表のヒデキこと山根英樹です。前半は私の記事、後半は妻ユキの記事になります。

 

今回はホノルル市民農園で先日参加したForaging(フォレジング)クラスのお話をしたいと思います。講師はMadre ChocolateのDr. Nat Bletter先生。Nat先生は長年アジア、北米、中南米、アフリカを旅してエキゾチックな果物や野菜、野生植物、ハーブや伝統療法の研究をしています。

https://www.madrechocolate.com/about

 

フォレジングというのは野草狩りとでも言いましょうか、いわば野山をトレッキングしつつ食べられる植物をハンティングしながら食べることを言います。Nat先生は毎月このツアーをホノルルで行なっているそうです。

 

今回、初めて知ったのはリリコイ(パッションフルーツとも言われます)の葉を煎じて飲むと入眠効果があるということです。不眠がちな私にとっては目から鱗の話でした。というのもハワイには家々の軒先や公園などに野生のリリコイが多くあるからです。

 

リリコイの花と葉

 

ハワイには20,000種類以上もの植物があるそうです。その多くが外来種ですが、固有種は1,400種類近くあり、そのうちの9割はハワイでしか見られない品種だそうです。そして健康への効能のある植物も豊富なのだそうです。

 

ママキという紫蘇に似た葉は抗菌性・抗ウィルス性を持つと言われ、昔のハワイ人たちはその葉を煎じて胃腸を良くするために飲んだり、ハイビスカスの花を煎じて飲んだりすることにより疲労回復をしていました。

 

もし次にハワイに来る機会があれば野山をトレッキングしながら可食植物をハンティングしてはいかがでしょうか?ただし猛毒なものもあるのでしっかり事前に勉強したり、専門のガイドについて回られたりすることをお勧めします。

 

次号に続きます……ここからは妻ユキの記事をお楽しみ下さい。

 

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夫ヒデキに引き続き、おひさまファームズのユキです。九月初旬、あることがきっかけで私の世界に降る雪のかけら(vol.10参照)の一つを辿ったところ、重要な文言が雪山の頂に現れました。それは「ルシファーが、自分の隷下へ『レクイエム』を捧げ始めた」というもの。これはもちろん、わかりやすい言葉に私が翻訳した意訳であり、私が「詩文」と呼ぶものです。この世の禁忌こそは真理の隠し場所ゆえ、ルシファーはその最たるものとして歪められた存在ですが、それに関しては宗教戦争が勃発するレベルのお話ですのでここでは触れません。

 

そしていつも通りこの段階で書いておきたいのは、これは神秘と芸術に垣根のない私の一種ファンタジーであるという前置き。ただし当人たちの中には、神秘や芸術の何たるやを熟知する系統がいますから、きっと既に焦り始めていることでしょう。どうあれ私は彼らの終幕が迫りつつあることを伝えられたわけですが、今回特に興味深かったのはこの神託の道先案内人がアヌビスだったこと。アヌビスは、エジプト神話でいうところの冥界案内人です。

 

この受信(詩文)と共に降ってきた「白い羽根」

 

ただ、詩文の時空的な性質からも、この世でそれを実感できるのはまだかなり先と予測します。またそこに加えて、レクイエムを捧げられている者たちが誘導したい終幕が、彼ら自身の終幕に重なってもいるからです。なにせルシファーがレクイエムを贈ったとて、彼らから権力を奪うことはしません。それどころか更なる権力を与えるでしょうから、謀略はより巧妙な形で激化すると思われます。しかしそれは、彼らの魂を在るべき場所へ「自ら」向かわせるため。だからあえて「相応のおもり」を与えるのです。

 

通常であれば、ルシファーに魂を売るような者は強欲で根が傲慢です。隠匿された非道の数々を尽くしてきた彼らは、こう問うでしょう。「なぜ、今になって我々を見捨てるのか?」と。ルシファーは答えます。「見捨てるのではなく、当然の回収だ」と。そして嘲笑って問い返すはずです。「あなた方が私から享受した恩沢が、あなた方が売った魂の価値に見合うとでも思っているのか?」と。またそれとは別に、彼にはその回収を先送りできない理由があります。これについても今は触れませんが、少し切ないお話です。

 

白い羽根の後に現れた「二つの虹」

 

そんな切なさが関係しているのか、ルシファーがレクイエムを捧げるのは私が知る限りでは珍しい現象です。幅広い周波数を自在に操る彼が、低周波で歌うレクイエムは隷下を追い詰めますが、その高周波で歌う崇高なレクイエムは、まるで長い統治の完遂を安堵するかの様にも感じられます。きっと私のこの「比喩的な感覚」はかなり先取りしていると思われ、ともすると私たちの肉体寿命を超えた先の話かもしれません。しかし雨上がりに「新しい虹」がかかる頃には、すっかりこの世界は変わっているようです。

 

特にはここ数年前から、何かしら準備の必要性を感じ続けてきた人々も多いように、ルシファーもまた準備をしているのでしょう。そして彼が置かれた現状から、彼も「この世の有限性」を告げているように感じます。それは、この徒然日記でも何度か記した「時間制限付きのチャンス」にも同義です。そんなルシファーが捧げるレクイエムは、前回の記事(vol.20)にある「だとしたら、どう生きる?」という問いに重なる背景として、私にはもう一つの尊い問いかけのように聞こえるのであります。

 


写真・文/おひさまファームズ

ヒデキ

サンフランシスコ生まれ。東京育ち。ホノルル在住。広告代理店、旅行代理店、豪州クィーンズランド州政府、ハワイ州政府農務省、イギリスの経営大学院、ハワイの大手銀行勤務を経て独立。コンサルティング、不動産、米国農務省統計局の調査員の仕事の傍ら農業に従事。著書に「小さな会社でもできる海外取引」「グローバル職人になろう!」「漂流アロハ」などがある。

ユキ

絵と音楽と物語の創作家、宇宙の神秘を読む夢想家。米国の大学を卒業後、神授的な創作の仕事に長く携わる。芸術分野の他、神秘哲学、占星術、数秘術、各種卜術、古代史、神話学、宗教学、図像学、色彩学などに明るく、食や代替療法も探究。タロットチャンネル「雪猫座 Hawaii」をYouTubeにて開始中。

HP: www.ohisamafarms.com

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