マクロビオティック Microbiotic
故桜沢如一氏が日本に古くから伝わる食養生と東洋思想の「易」の原理を取り入れ、独自に発展させた食事法。macro(大きい)、bio(生命の)、tique(法)という言葉にも表わされるよう、生命を大きな視点から捉え、自然のリズムに即した生き方を目指す健康法ともいえます。素材の持ち味を生かした穀物菜食を基本に、身土不二や一物全体、陰陽の調和を大切にしています。
根菜の歯ごたえとコクを楽しめる
ごぼうのキーマカリー
材料(2人分)
玄米ごはん…300g
ごぼう(フードプロセッサーでフレーク状にする。または、みじん切り)…100g
玉ねぎ(みじん切り)…50g
トマト(みじん切り)…40g
にんにく(みじん切り)…1/2かけ
クミンシード…ひとつまみ
ローリエ…1/2枚
オリーブオイル…適量
あわせだし(昆布・しいたけ)…40〜50cc
カシューナッツ(ローストして粗く砕く)…10g
自然塩…適量
こしょう…少々
カレーペースト(またはカレー粉)…10g
クコの実(水で戻しておく)…適量
作り方
1.厚手の鍋にオイルを敷き、にんにく、クミンシード、ローリエを入れ弱火にかける。
2.クミンのまわりがクツクツしてきたら、ごぼうを入れて混ぜ、蓋をして弱火のまま、ごぼうの生臭い香りが消えるまで約5〜10分火を通す。※途中焦げ付かないよう数回混ぜる。
3.玉ねぎを加えて混ぜ、しんなりするまで5分程度蒸し、トマト、だし、カシューナッツを加えて、さらに15分位蒸し煮にし、汁気を飛ばす。
4.カレーペーストを溶き入れ、塩・こしょうで味を調える。
5.器にごはんを盛り付け、4を盛り、クコの実を飾る。
Point
カレーは日持ちするので(冷蔵庫で4〜5日)、
レシピの5倍の分量で作った方が美味しくいただけます。
野菜のうまみを堪能できるシンプルなおかず
いろどり野菜の塩マリネ
材料(2人分)
お好みの季節の野菜(にんじん、黄にんじん、かぶ、れんこん、紅しぐれ大根、ブロッコリーなど)…適量
自然塩…適量
オリーブオイル…適量
作り方
野菜は火の通りにくい順に蒸すか、鍋に少なめの水を入れ蒸し煮にする。火が通ったら熱いうちに塩とオリーブオイルをまぶす。
このレシピを教えてくれたのは・・
佐々木 昭彦(ささき あきひこ) さん
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雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.20より抜粋