海外での新生活！いちご狩りへ｜サステナブルな暮らしinカナダ Vol.1

2024-09-25

今年からカナダで新生活をはじめたveggy onlineアンバサダーのみほさん。本連載では、みほさんに自然が豊かでオーガニックや地球・環境問題への関心も高いカナダから現地の情報を届けていただきます。

カナダ在住のみほです。この度、veggy onlineのアンバサダーをさせて頂くことになりました。よろしくお願いします。今回は自己紹介を兼ねて私が現在の食生活に辿り着いた経緯をお話ししたいと思います。

妊娠、出産を機に食生活が一変！

私は兵庫県で生まれ育ち、今年6月から夫の仕事の都合でカナダに引っ越しました。最近の趣味は読書。たまにサーフィンもします。1歳の子育て中です。私の現在の食生活はほぼヴィーガンですが、誰かのお家に招待された時などは美味しく何でもいただきます。〜タリアン的に表現するとフレキシタリアンですね。

皆さんはヴィーガンにどんなイメージがありますか？私が初めてヴィーガンを知ったのはアリアナ・グランデがヴィーガンであるという記事をみた時です。その時は『へぇー、だからアリアナ・グランデってキレイなんや〜』とどこか他人事で、ヴィーガンとは動物愛護と美しくなるための食生活だと思っていました。

その頃の私は20代。食には無頓着で満腹になれば何でも良し。自炊はほぼした事がなくジャンクフード、外食、毎日コンビニ食が当たり前という感じでした。しかし30代になりコロナ禍、肌トラブル（今まで日焼けしたきたので……）妊娠、出産を経て食生活はガラっと変化しました。

はじめは免疫力アップ、美肌の為に腸活が良いと知ったのがきっかけでした。腸内環境に良くないと言われている、動物性食品やグルテンや添加物を控えるようになりました。しばらくすると、妊娠していることがわかりました。“自分一人の身体ではない、ベビーの為に”とオーガニックスーパーでせっせと買い物をする日々でした。

その頃はたまにスーパーでお肉や乳製品、お寿司を買ったりしていました。

無事に元気なベビーが産まれ、育休中は食に関するドキュメンタリーを何本か観ました。そこで菜食は自身の健康のためだけではなく、地球環境に配慮できるということを改めて知りました。

veggy読者の皆さんなら知っている事ばかりかもしれませんが、工業型畜産の環境に及ぼす影響として牛のゲップが温室効果ガスの排出になっている事が挙げられます。しかもその量は車、飛行機など全ての乗り物から排出される温室効果ガスの量に匹敵するとのこと！ゲップが？！と驚きました。

またこの家畜のエサを育てる畑を作るために広大な面積の森林破壊が行われています。食料生産における水の過剰使用も問題になっており、ハンバーガー1個分のパテを作るためにに必要な水は大人が2ヶ月シャワーを浴びる水の量に相当するとのこと。その他にも水質汚染など環境に及ぼす問題はたくさんあります。

ベビーが産まれてから、地球に居る全てのかわいい子供たちの未来の為に環境についての考え方が変わりました。自分の選択したヴィーガン生活が環境保護に繋がると思うと嬉しいですね。

動物性のものを食べないと、タンパク質が摂れない、スタミナがつかないなどと思われがちですね。私も以前はそう思っていました。しかし牛も豚も鶏も肉は食べません。ゴリラも草食です。私が観たドキュメンタリー『ゲームチェンジャー』では、ヴィーガンのアスリート達が活躍していました。タンパク質は野菜や豆など植物性食品からも摂ることができます。

また、動物性食品が人間の体に及ぼす悪影響として、心疾患、糖尿病などの生活習慣病が挙げられます。動物性食品は血管内にプラークを形成するのです。これらの事を知って、私は現在のほぼヴィーガン食に至ります。

以前に比べると食べ物にとても感謝していただくようになりました。動物だけではなく植物も生きているので、命をいただきますという気持ちです。またお米や野菜を丹精込めて育ててくださった農家の方々、それを売り場へ運んでくださる方々への感謝です！動物性食品もたまにいただく時がありますが、その時も美味しく楽しく感謝していただきます。

家族でのカナダ生活がスタートし、近所にお気に入りのオーガニックスーパーを見つけました。またご紹介できたらと思います。

カナダに来てすぐお義母さん、義理妹さんとみんなでいちご狩り(オーガニックファームです)に行きました。季節によってラズベリーやアップル狩りもできます。駐車場を降りた瞬間からいちごの良い香りが広がっていました♡