起業をして一番最初に手掛けたのが、当時まだ日本では馴染みがあまりなかった2×4のハウスキットやログハウスの輸入でした。その仕事に2年ほど携わっていたため、建築については普通の人より知識が豊富かもしれません。
その後、北欧の家具やインテリア、照明などを輸入する仕事に携わったことから、心地よい住まい、機能的な生活空間、そしてクオリティーオブライフを高めてくれるアイテムなども勉強するようになりました。
そんな中で『生体エネルギー』というものに出会いました。この『生体エネルギー』のコンセプトを広めている生体エネルギー研究所では、私たち人間の生態や機能を含め、環境全体を良くするさまざまな装置の開発も行っています。
5年前に現在の自宅を建設する際に、この『生体エネルギー』研究所で中心的役割を担い、かつ一級建築士である大野さんという方にお願いして、可能な限り自宅の環境が良くなる装置を入れて自宅を建設したいとご相談しました。
土壌、電気、水、電波と、いろいろな装置を入れた新しい家では不思議なことが多々起こります。
まず一つに、植物がものすごくよく成長します。(しかも規格外のサイズ感にまで!)
一階入り口にある植物は引越しの際に枝が折れて落ちてしまったもので、あまりに立派な枝をかわいそうに思ってバケツの水につけておいたら根っこが出てきたので鉢に植えたところ、すごく大きく成長!

来る人来る人がドアを開けて入った途端に「あ〜とってもいい気持ち」と開口一番発言されます。
私自身、どんなに疲れて帰ってきても、一晩この家で寝ると、リセットします。
そんななかで驚くのが、この家でパーティーをすると、普段より多くのお酒を飲んでも酔いにくいということで、これは仲間の間では有名な話になりました。
そして昨日は女子会でした。そこにいらした昌美さんは注射の前のアルコール消毒でも肌が赤くなるくらいのアルコールアレルギー。その彼女が、何を思ったのか、実験してみたいと言い出して赤ワインに手を伸ばしたのです。そして3cmほど飲んでも、美味しく感じ、全く酔わずにパーティーを終えたのです。


生まれてからこのかた、アルコールをちょっとでも飲めば、頭痛と吐き気で大騒ぎをしていたのに、この家だと全く反応が出ないと大喜びで写真を記念に撮ったくらいです。
私が昨年出版した『北欧流幸せになるためのウエルビーング』は、この生体エネルギーの原理を用いた技術で印刷されています。
印刷をするときに、以下の目的を入れました。*注
(1)本の内容が読者により伝わりやすくなること
(2)読む人の心と体のバランスを良い状態に保つこと
この本に本当にそんな力があるのか? ちょっと疑わしいと感じた方は、次のことを試してみてください。
例えば苦味のあるコーヒーや酸味の強い柑橘類などを、この本の上に5秒ほど置いてもらうと、苦味や酸味がまろやかになります。
反対に、ビールなどの炭酸は、上に乗せると気が抜けます。
つまり、中庸な状態に近づけてくれるのです。
よく眠れない人はこの本を抱いて寝てもらうと良く眠れます。
また不安な人はしばらく胸のところにあの本を抱いていただくと、ドキドキがおさまるでしょう。
生体エネルギーの不思議な力、みなさんもぜひ試してみてください。
*注)生体エネルギー技術を導入した工場で印刷されたのは、カバーと帯部分になります。ただ常に接していることで、書籍全体に同じ力が宿っています。

写真・文/芳子ビューエル
株式会社アルトスター・株式会社アイデン 代表取締役。ウェルビーイングアドバイザー。北欧流ワークライフデザイナー
1998年にJERTOから派遣されて以来北欧とゆかりが深く、デンマークのライフスタイル「ヒュッゲ」をいち早く日本に紹介。テレビや雑誌でも、ヒュッゲの第一人者として日本での取り入れ方を紹介しているほか、世界幸福度ランキングにまつわる「幸せ」についての各種講演なども行う。その後コロナ禍を経て、各個人の心の健康や心理的な満足、そして社会的に良好な状態にあることが重要だと考えるようになり、「ウェルビーイング」の概念に共感。「ウェルビーイングアドバイザー」としての活動も開始した。著書に、『世界一幸せな国、北欧デンマークのシンプルで豊かな暮らし』(大和書房)、『fika(フィーカ) 世界一幸せな北欧の休み方・働き方』(小社刊)、『経営者のゴール~M&Aで会社を売却すること、その後の人生のこと~』 (あさ出版)など。