東京・港区麻布十番に新規オープンしたおにぎり専門店「越後平野」。
代表の平野さんの故郷である新潟・越後平野で育ったお米を主役に、厳選した食材でメニューを展開しています。
お米の価格が上がっている中、リーズナブルで出来立ての手作りおにぎりを購入できるということで今月オープンしたばかりですが既に人気店。
メニューを監修しているのは、心と体のバランスを整え、自然治癒力と個性が目覚める食事法を提案する「一般社団法人日本ヒーリングフード協会」。
おにぎりを通して日本の伝統的な食文化を伝えたい
日本人の主食である「米」をおいしくいただけるおにぎりを広めることで、日本の伝統的な食文化を伝えていきたいというのが平野さんの想い。
おいしさに繋がる原材料にこだわり、塩や味噌などは古くから日本に伝わる製法で作られたものを選んでいます。
食べた人がほっと癒されるおにぎりを目指しているそうです。
日本人の食を支えてきたお米おを美味しく食べられるメニュー

現在、ベジタリアンメニューは「塩」・「酵素玄米」・「小松菜」の3種類。

スタッフの方たちが一つひとつ丁寧に作っている様子が見えるお店で、開店時間の10時30分から出来立てのおにぎりが次々にカウンターに並べられます。

「塩」
お米と塩だけで作ったシンプルなおにぎり。ほんのり塩気を感じる塩加減でお米本来の味を味わえます。
「酵素玄米」
玄米に小豆と天日塩を加えて発酵・熟成させる酵素玄米は、仕上がりまで3日程度かかります。通常の玄米より消化しやすく、栄養成分の吸収が良くなるそうです。
食感もモチモチと柔らかくなるので玄米が苦手な方にもおすすめ。中にはお味噌が入っていてしっかりとした味わいです。

「小松菜」
個人的に特におすすめのメニュー。白米とほどよく塩気が効いた小松菜が絶妙なバランス。
使用している小松菜は、「有機JAS認証」&「グローバルG.A.P認証」を取得している「プレマ・オーガニック・ファーム」で栽培されたものを取り寄せています。
「越後平野」では日本人が食してきた青菜である日本在来の小松菜をおにぎりで美味しく食べてほしいという思いから、小松菜を使ったおにぎりを季節や日替わりで展開しています。
栄養豊富で生命力の高い小松菜を使ったおにぎりは試す価値ありです!

オプションで購入できる有明産の海苔は、食べる前に自分で巻くスタイル。
来店は午前中がおすすめ
閉店時間は完売次第終了なので日によって違います。
オープンしたばかりでホームページやSNSがまだないのですが、お昼前から出来立てのおにぎりを求めてくるお客さんが多く、14時頃には売り切れてしまうそうです。種類豊富に揃っている早めの時間に行くのがおすすめです。
日本のお米について改めて考えさせられるニュースが多い中、おにぎり専門店はここ数年で増えているそう。
「越後平野」のおにぎりは、古くから日本にあるものを大切にして、丁寧に作っているので、おにぎりを通して日本の良さを感じることができます。

越後平野(えちごへいや)
※テイクアウト専門店
住所:東京都港区麻布十番1-5-3
営業時間:10:30〜
定休日:土・日・祝日
写真・文/渡邉 小百合(わたなべ さゆり)
身体を壊したことをきっかけに、様々な食事法を学び食の大切さに気づく。
その中でRawフードと出会い、Rawスイーツ教室やイベントを主宰、レシピ開発を行う。
また豆腐の普及活動に携わり、日本の伝統食である豆腐の素晴らしさを伝えている。