こんにちは、ベルリン在住・イラストレーターのKiKiです。先日とても興味深い食品をスーパーで見つけてしまいました…!
その名も、”ZauberEi Vegan” !
”Zauberei”とはドイツ語で魔法、”Ei”は卵。これは造語で”魔法の卵”という意味。何が魔法なのかというと、そう!これはヴィーガン卵なのです!パッケージには『野菜ベースの卵代替品』との文字が…!
魚代替食品に続き、今度は卵代替食品を見つけた…!と発見したときはドキドキしました。。
気になる卵代替食品の成分は?
成分に関しては、こう記載されていました。
コーンスターチ・ひよこ豆粉・ヒマワリ種子粉・マルトデキストリン・カボチャ粉末・塩・増粘剤(イナゴマメ)、ウコン、アセロラ粉末 ※全て管理された有機栽培から
卵を結合や素材を緩めるために使用するのなら、代替食品として何のお料理でも使用できるそう。注意書きとして、『※ただし、目玉焼きの製造には適していません。』と書かれていて、笑ってしまいました。笑
商品詳細はこちらの公式サイトにも詳しく掲載されています。
早速この魔法の卵を使って何かをつくってみたい…!悩みましたがルームメイトに『どら焼き食べたい』とリクエストを頂いていたので、どら焼きをつくってみることにしました!
ヴィーガンどら焼きをつくってみよう!
準備した材料は、こちら◎まずはアンコの材料、あずき!
こちらでも”Azuki”という名前で販売されています。BIO(オーガニック)のものです。
そして生地の材料は、こちら!
左から小麦粉(BIO)、ベーキングパウダー、Zauberei2袋、アロエシロップ(はちみつ代用品として)。
どら焼きをつくること自体も初めてなので、うまくできるか心配なのですが、とにかくやってみましょう!
まず、炊飯器であんこをつくってみる…
あんこをつくるのも、人生で初めて。どのように作るのか調べてみると、炊飯器で簡単に作れるのだそう。
こちらの家庭では炊飯器は一般的ではないのでいつもお鍋で白米を炊いていたのですが、以前友人に『新しいのを買ったから』と、古い炊飯器を頂いていました。せっかくなので、活用してみました!2度炊きをしましたが、とっても簡単に甘くてふっくらしたつぶあんをつくることができました。
どら焼きの生地をつくってみよう!
遂にZauberEiの出番です!
卵が2つ必要なので、ZauberEi2袋と、スプーン大さじ2杯分のお水を混ぜていきます。
すると、こんな感じに…
少しどろっとした卵の黄身のようになりました…。この黄色は、おそらく成分のウコンからきているものだと思います。
小麦粉、砂糖、アロエシロップ、ZauberEi2を加えて出来上がった生地がこちら。
全く違和感ありません。。焼いたら、一体どうなるのでしょう…
早速、焼いてみよう!
どら焼きをつくること自体初めてなのでコツをつかむまで少し時間がかかってしまいましたが。。あの丸く綺麗なきつね色の生地を焼き上げることって、実際にやってみると結構難しいということを学びました。勉強のために、綺麗に素早く焼き上げていらっしゃる動画をyoutubeでいくつも見ましたが、それはとても美しい職人技でした。。
そうして、悪戦苦闘し何とか上手に焼けたものたちがこちら!
…ちょっと形はいびつですが、ご愛嬌と見ていただけましたら幸いです。笑
横から見てみると、こんな感じです。
本物の卵を入れたような綺麗な黄色に焼けています。
さらに割ってみると…
形はいびつですが生地のふっくら加減は、バッチリです!
気になるお味の方ですが、生地の方は若干ウコンの香りがするものの、どら焼き全体の味にはそんなに影響を与えるほ度ではありません。
あんこの甘さと、ふっくらと焼けた生地のどら焼きで、久々に食べた和菓子の味に懐かしさで胸がいっぱいになってしまいました。
結論!
説明書に『卵を結合や素材を緩めるために使用するのなら、代替食品として何のお料理でも使用可能』とありましたが、それは本当でした。。卵ではないのに、卵を使ったようなお菓子ができてしましました。本当に不思議です。
代替食品は工夫が詰まった魔法の食べもの!
これから地球環境や、動物たち、わたしたち自身の健康を考えて食生活をベジタリアンに移行していくことを考える人たちが増えてくと思います。日本でも、そういう意識を持った人たちが増えてきているように感じます。
きっとこれからどんどん前回紹介したような魚や、今回の卵のように、魔法のような代替食品が生まれてくるでしょう。
少し不思議な印象を受けますが、こちらで出逢った代替食品は成分表を見てみても、添加物などは使用されておらず、自然の素材だけで出来ています。
また面白い代替食品に出逢ったら、お料理レポートをお届けしたいと思います!
西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。
Portfolio site : kiyonosaito.com instagram: @kikiiiiiiy