ライトボディで生きる — 吉良さおり編集長コラム

ベジタリアンが増え続けているワケ

アセンションや次元上昇などが数年前から話題となり、マヤ暦の終わり前後から地球上で再び大きな変化の時期に入ってきたとされていますが、世の中で騒がれているようにこの次元(地球)が勝手にアセンションするわけでもなんでもありません。これをしていれば大丈夫! アセンションできる! といった類のものも、私は一切ないと思っています。そういった考え方に陥ってしまうのは、まだまだ世の中のベースが唯物論だらけだからです。ベジタリアン生活が長くなると、多くの人が精神世界を冒険できるようになります。もちろんベジタリアンの度合いにもよりますが、昔から世界中のスピリチュアルリーダー(宗教家、哲学者、発明家など)と呼ばれる人々の多くがベジタリアン食を意識して取り入れているのは、きっと偶然ではないはずです。もしあなたが何か人生の目的や方向性を見失っているとしたら、それは外にばかり答えを求めているからです。本来、私達はみんなセルフヒーリングができて、自分の内なる声に耳を傾けることで何でも解決できるのです。動物性食品を排除すると、自然とチャクラが開いていくため、そういった事に気づきやすくなるのです。

全ては自分自身から

私はエネルギーレベルで健全な人こそ真に健康だと思っていますが、私達の健全であるべきエネルギーを妨害しているのは、他でもなく私達自身が発する恐れ、躊躇、怒り、悲しみといった感情です。ではエネルギーが健全になるにはどうすればいいのでしょう? ここでいうエネルギーとは、オーラであり、気(プラーナ)でもありますが、一番簡単な方法は苦痛の少ない食べ物を常食にする事です。動物の苦痛や、恐れ、悲しみといったエネルギーはそのまま食べ物に宿り、それを食べる人間も当然それらに感化されます。その動物がオーガニックの餌や牧草だけ食べているとか、そういったレベルの話ではないのです。もちろん遺伝子組み換えやホルモン剤、抗生物質入りの餌を食べさせられている動物達はもっと悲惨ですが、飼育状況がどうであれ、殺される時は必ず恐れや悲しみといった感情を発します。それらを含めて食べるという覚悟がどれほどの現代人にあるのでしょう? 今でもそうですが、古代のネイティブアメリカンたちは移動して生活するため、狩猟が不可欠でしたが、彼らが動物を射止めるときは、「殺してもいいか?」と動物に無言(テレパシー)で確認し、相手が「YES」と答えた時のみ殺していたのです。そしてその動物をカットする時や食べる時には、動物が命を委ねてくれたことへ感謝のお祈りを捧げるのがルールでした。古来、私たちは生き物と共存して生きてきましたから、きっと他の肉食文化の人々も似たような感覚だったと思います。

もっとも日本を含めたアジアのほとんどが古来から農耕民族であり、現代社会においては農作物が豊富に手に入る環境にあり、栄養学的にもバランスをとることが可能ですから、私自身は動物性食品は全く必要ないと感じています。よく「動物が痛みを感じるのなら、植物だって同じ」という方がいますが、実は近年、植物に感情があることが科学的にも解明されてきました。ただし植物には中枢神経がなかったり、動物の感じる痛みとは次元が違うため、それらを同列に扱うのは全くナンセンスでしかないのです。

2015年6月28日
編集長 吉良さおり

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.41より抜粋

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