日本人の知恵が詰まった万能食材、乾物。
乾物と聞くと、面倒なものと思われがちですが、昔の日本の家屋では当たり前のように大根や柿などが干してありました。旬の時期に食物を乾燥させることで保存性もさることながら、栄養価が高くなり、うまみも凝縮されるのです。作物の採れない時期には貴重な栄養源としても活用されてきました。乾物の調理方法は水で戻したり、絞ったりと手間がかかるイメージがありますが、時間のないときにはお湯で戻したり、水でさっと洗ってそのまま調理することも可能です。時間のないときにこそ乾物は活躍してくれます。無添加のインスタントフードといっても過言ではありません。
乾物と聞くと、面倒なものと思われがちですが、昔の日本の家屋では当たり前のように大根や柿などが干してありました。旬の時期に食物を乾燥させることで保存性もさることながら、栄養価が高くなり、うまみも凝縮されるのです。作物の採れない時期には貴重な栄養源としても活用されてきました。乾物の調理方法は水で戻したり、絞ったりと手間がかかるイメージがありますが、時間のないときにはお湯で戻したり、水でさっと洗ってそのまま調理することも可能です。時間のないときにこそ乾物は活躍してくれます。無添加のインスタントフードといっても過言ではありません。
乾物のメリット
1.長期保存ができる
2.即席メニューがつくれる
3.うまみと栄養がアップ
今回のレシピで使用するのは、コレ!
こがね麩
家庭に馴染みの深い焼き麩のひとつ。麩には脳を活性化する働きをもつグルタミン酸が多く含まれており、「麩を食べるとあたまがよくなる」とも言われている。車麩と同様に必ず外気が直接触れない、密閉容器などに入れて、涼しく風通しのよい場所に保存します。
*レシピ応用
さっと戻して、汁ものに浮かばせたり、焼いたり揚げたりするとまるでパンのような食感が楽しめる。崩れやすいので煮込み料理には向かない。しかし、崩しやすので、ダシ汁やつなぎになるものと合わせてスフレのように使うこともできる。
ふわふわ食感が美味しい
コーヒースフレ
材料(2人分)
こがね麩…10個
[A]
メープルシロップ…大さじ1
豆乳…大さじ1
水…大さじ1
穀物コーヒー…小さじ2
みりん…小さじ2
[B]
絹豆腐…1/2丁
りんご酢…大さじ2
メープルシロップ…小さじ1
塩…ひとつまみ
ココアパウダー…適量
ミント…適量
作り方
1Aの材料をよく混ぜ合わせ、こがね麩に浸ける。
2ボウルにBの材料を入れ、スパチュラなどで潰しながらなめらかになるまで混ぜ合わせる。※フードプロセッサーやミキサーなどでかくはんしてもよい。
3器に1と2を順に重ね、上からココアパウダー(無加糖)を振り、ミントをのせる。
Point
レシピでは甘さ控えめの味付けなので、お好みで甘みを調整してみましょう。シロップタイプの甘みを使うと、なめらかな食感を損ないません。
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雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.18より抜粋