アロハ!ハワイの夫婦「おひさまファームズ」代表のヒデキです。前半は私の記事、後半は妻ユキの記事になります。
先日、私が住む東ホノルル地区のRep. Joe Gedeon州議員による住民集会があったので行ってきました。テーマは「サステイナブル(持続可能)農業」について。パネリストはハワイ州農務省の元同僚で現在は副長官のDean Matsukawa、昔からハワイで農業を営むハワイ農業財団会長のDean Okimoto、私が修了したハワイ大学就農プログラムGoFarmの後輩でありハワイカイ地区でFarmers Marketを主催するSandra Ouye、そして同じくハワイカイで農業を始めたDevin Murphyです。全員が私の知り合いで、旧交を温めました。
現在、この地区に残された少ない農地が地主であるカメハメハ・スクール財団のリース満期による存続の危機に晒されています。もし農地が接収され、ここに住宅が建設されるとなると人口増加による渋滞や治安に対する不安もあります。さらにハワイの自給率低下に拍車がかかるかもしれません。
ハワイは太平洋に浮かぶ島であり一番近いアメリカ大陸でさえ4千キロ以上離れています。自然災害、戦争、港湾ストライキなどが起きた場合に、本来いる住民に加え、滞在中の観光客を含む140万人近くを養う食糧備蓄は 3日間で尽きてしまうと言われています。
この問題を打破するべくハワイ州知事の公約で現在10〜15%ほどの食料自給率を2030年までに30%へ、2050年までに50%にするとしています。しかし、この目標は絵に描いた餅とも言われています。ハワイ州で一般世帯が普通に暮らすのに最低$100,000必要と言われている昨今、農民一人当たりの年間平均収入が$50,000ということで兼業農家はおろか専業農家を続ける農家も急減しています。
パネリストの一人であるDean Okimotoの経営するNalo Farmはレタスを学校給食用などに生産供給していますが、需要の6%しか供給できず、残りはアメリカ本土からの輸入に依存しているのが実情です。農業をやりたい、という後継者がいない問題は日本だけでなくハワイも同様です。
また、最近では農作物を作ってくれる農家さんへ向ける敬意のような意識も薄くなっているようです。この集会に参加していた地元小学校の先生が嘆いていましたが、子供達は給食で出される超加工食品である菓子パンやゼリーなどは残さないのに、それ以外は食べずに捨ててしまうことも多いそうです。
西洋文明に侵食される前のハワイ王国は今とほぼ変わらない人口なのに食料自給率が100%を上回っていました。農地と農業従事者を増やすのが喫緊の課題です。Dean Okimoto曰く、25万エーカーもあればハワイ州の食料需要に十分応えることができるそうです。これから10年後、25年後のハワイ、本当に自給率が上がっているのか、ドラえもんのタイムマシンがあれば見に行ってみたいものです。
次号に続きます……ここからは妻ユキの記事をお楽しみ下さい。
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夫ヒデキに引き続き、おひさまファームズのユキです。年が明け、初めて書く記事になります。これを書いている現在は、まだ新暦でのお正月が過ぎたばかり。そんな今年の幕開けは、やや異質というか摩訶不思議なものでした。といっても、この徒然日記の私のパート自体が「摩訶不思議日記」と言えなくもないので、こちらをご覧頂いている方には通常運転に見えるかもしれません。ただ今回の体験は、そんな私にとっても「超常現象?」と呼べそうなものだったのです。
それは大晦日の出来事でした。毎年の恒例として、私もヒデキも元旦0時には目を覚まします。なぜなら、外で一斉に花火が打ち上げられるから。よって今年も爆音で私たちは飛び起き、カメラ片手にそれぞれが花火の記念撮影に勤しみました。ただ今年は、例年よりも静かで、その理由はここオアフで昨年起きた悲しい花火事故にあるのだろうと思いつつ、私たちはベッドに戻りました。
が、その5分後、近所で再度バチバチと花火が始まったので、私はもう一度起き上がり外を確認しました。隣で寝ているヒデキに、「あの家の庭で花火やってる!」と告げて1~2分後でしょうか。一部を網戸にして開け放っていた窓のすぐ外に、半透明で30センチ程の丸い光が音もなく現れ、超高速で筆記体を描くように下降していったのです。「今の何っ!?」と驚く私と、寝たままで視界に入らなかったヒデキ。よって私が説明したところ、「鳥じゃないの~?」といとも簡単に吐き捨てたため、真夜中に喧嘩が勃発(笑)。
喧嘩と言っても私の一方通行ですからそれはさておき、私は自分が見たものが鳥であれば、鳥だと言います。しかし私が見たのは、薄いアプリコット色で半透明の光る球。確かに、鳥の翼に似た動きはありました。ただ、この世の鳥は半透明の光ではないし、無音でも超高速でもない。例えば、もし手塚治虫が「それは火の鳥の子供だね」とでも言ったなら、納得できる物体とでも申しましょうか。
それに、あの球が暗闇で描いた筆記体を私は見逃していません。実は一瞬で「謎の3文字」を読み取っていますが、冷静に考えるとそんな芸当は物理的に不可能。つまりこれは、過去記事vol.10で初登場した、私が「雪」と称している事象にも近い。ともあれ、この年明け直後の現象が2026年に無関係とは思えないので、続報があればまたアップデートしたいと思います。今のところは、異次元からの?ありがたい新年の挨拶だったと思っておきます。
写真・文/おひさまファームズ
ヒデキ
サンフランシスコ生まれ。東京育ち。ホノルル在住。広告代理店、旅行代理店、豪州クィーンズランド州政府、ハワイ州政府農務省、イギリスの経営大学院、ハワイの大手銀行勤務を経て独立。コンサルティング、不動産、米国農務省統計局の調査員の仕事の傍ら農業に従事。著書に「小さな会社でもできる海外取引」「グローバル職人になろう!」「漂流アロハ」「Drifted Aloha」などがある。
ユキ
絵と音楽と物語の創作家、宇宙の神秘を読む夢想家。米国の大学を卒業後、神授的な創作の仕事に長く携わる。芸術分野の他、神秘哲学、占星術、数秘術、各種卜術、古代史、神話学、宗教学、図像学、色彩学などに明るく、食や代替療法も探究。タロットチャンネル「雪猫座 Hawaii」をYouTubeにて開始中。



