“Hello Vegan!”と笑顔で迎え入れられる社会を目指して

目次
ヴィーガンって?
ヴィーガン実践のハードル
“Hello Vegan!”な社会へ
日本ヴィーガンコミュニティ
終わりに

veggy onlineをお読みの皆さん、初めまして!今回から毎月連載を担当する、ヴィーガン初心者の味方、工藤柊(@itllbedark)です!

この記事を読んでいる方の中には、ヴィーガンやベジタリアンの人もいれば、ベジタリアンなんて全然興味ない!お肉が好きだ!なんて人もいるかと思います。

ちなみに僕は、2016年からヴィーガンを2年と少しの間続けています。始めた当時は高校三年生の秋でした。今となっては食堂で唐揚げ丼を食べていたことや、友人と焼肉屋で焼肉を頬張っていたことが懐かしいです。

そんな僕が、これから毎月ヴィーガンに関する情報を発信する連載をしていきます。ヴィーガンを始めたきっかけや2年間続けてみて感じること、目指している社会、これまでの活動や今の活動など、僕にしか書けないことを記事にしていくので楽しみにしていてください。

そして第1回目の今回は、僕が目指す『”Hello Vegan!”な社会』についてです。

 

ヴィーガンって?


“Hello Vegan!”についてお話する前に、まずはヴィーガン(vegan)のことを簡単にご紹介します。一言でいうと、ヴィーガンとはベジタリアンの中でも最も制限のあるライフスタイルです。ベジタリアンがお肉や魚介類を食べないのに加えて、ヴィーガンは卵や乳製品などの動物性食品の一切を避けます。さらに、食のみではなく毛皮製品などの動物性の衣類や動物実験を行う商品を避けます。
このようなライフスタイルを選択している理由は、ヴィーガンと一言にいっても様々です。僕はいつも次の4つを紹介しています。
①動物の問題
動物性の食品や衣類、動物実験などによって生じる動物の苦しみを減らそうとする理由

②環境の問題
畜産業によって生じる環境問題を解決し、持続可能な社会を実現しようとする理由

③飢餓の問題
世界中の飢餓状態の人々を思い、生産に大量の穀物が必要な動物性食品を減らそうとする理由

④健康の問題
動物性食品によって生じる健康問題のリスクを考え、植物性のみの食事を取ろうとする理由

このように、ヴィーガンを実践していると言っても、それぞれに異なる理由やきっかけがあります。そもそも、ヴィーガンは1944年の11月1日にイギリスで生まれた概念で、まだ80年の歴史もないとても新しいライフスタイルです。

それにも関わらず、ここ十年ほどでヨーロッパを始め、アメリカなどの先進諸国で注目され、ヴィーガンの人口は右肩上がりで伸び続けています。

では、日本はどうかと言うと、まだまだヴィーガンを実践する人の数も、ヴィーガンを実践しやすい環境も整ってはいません。

 

ヴィーガン実践のハードル


「今日からヴィーガンやってみよう」と思っても、今の日本社会ではヴィーガンを実践するにはハードルが高いと僕は考えています。
2年前、ヴィーガンを始めてすぐは元々食べていた加工食品や料理が使えないことに気がつき、水炊きやおにぎりを1ヶ月食べ続けていました。コンビニやスーパーに行っても原材料に動物性が入っている商品がほとんどで購入できるものも減りました。最初はうまく説明することもできずに、友人にもバカにされるという始末です。

今となってはいい思い出ですが、ヴィーガンを実践しようと思えば、買い物・外食・人付き合いなど、色々な乗り越えるべきハードルがありました。

一方で、ヴィーガンの人口が多く、環境も整っている、ドイツなどの先進諸国では、このようなヴィーガンマークが一般のスーパーに並ぶ商品についていることが多いです。

それに対して、ヴィーガンを実践する環境が整っていない日本ですが、ヴィーガンを実践する人がいないわけではありません。ある調査では、日本人口の1%とも言われています。(vegewel style:日本のベジタリアン・ビーガン・ゆるベジ人口調査より)

2018年に日本各地の300名ほどのヴィーガンやベジタリアン、それに近い生活を送っている方とお会いして話しをすると、ほとんどの人が今の社会はヴィーガンとして生活するのは難しいと言っていました。

そのせいで、ヴィーガンとして生活したいと思っていても完全に実践することは難しく、断念してしまった方もいます。つまり、自分が送りたいと思う生活を選択することができないのです。

 

“Hello Vegan!”な社会へ


多くのヴィーガンやベジタリアン、それを目指す人たちと関わるようになって、このようなヴィーガンを実践しにくい社会から、誰もがヴィーガンを実践できる社会を創りたいと思うようになりました。
だから僕は、”Hello Vegan!”をコンセプトに活動しています。

“Hello Vegan!”とは、「今日からヴィーガンやってみよう」という人に、”Hello Vegan!”と笑顔で迎え入れられるような環境を創るという意味を込めて使っています。

そして、そのような社会を実現し、ヴィーガンが人々の選択肢の1つになった時、フェアトレードや環境に配慮した商品を購入するように、ヴィーガンを選択する人が少しずつ増えていくと考えています。

そうすれば、更にヴィーガンの商品や情報が増え、認知度も向上することになります。こうして、よりヴィーガンを実践しやすい環境が整い、更にヴィーガンを選択する人も増えるという好循環を生み出したいです。

本当にそんな社会になれば、人々が動物や環境、将来世代の人々を思いやる心を生活に反映でき、平和な世界に近づいていくでしょう。

だから僕は、”Hello Vegan!”な社会を目指して活動をしています。

 

日本ヴィーガンコミュニティ


頭で理想を描き、口だけで語っているだけではなく、実際に行動することで初めて社会に影響を与えることができます。僕は何より自分のできることから始めることが大切だと思っています。
最後に、僕が代表を務める「NPO法人日本ヴィーガンコミュニティ」について簡単にご紹介します。

日本ヴィーガンコミュニティは、昨年2018年11月にNPO法人化し、現在70名以上の全国各地のヴィーガンを実践する、もしくは実践しようとするメンバーによって構成されています。

これまでにない、メンバー自身が抱えるヴィーガンを実践しにくい課題を、メンバー自身で解決することでヴィーガンを実践しやすい社会を共創する、協同組合モデルのNPO法人です。

具体的な活動は、コミュニティの運営や、ヴィーガンの人にフォーカスしたウェブメディアの開発・運営、ヴィーガン版クックパッド「V-COOK」の開発・運営を行なっています。

平和な世界を実現するために、ヴィーガンを実践しやすい社会を共に創るメンバー、寄付によって活動を支援するサポーターを常時募集しています。

詳しくはNPO法人日本ヴィーガンコミュニティ公式HPよりご覧ください。

 

終わりに

今回は僕、工藤柊の目指している誰もがヴィーガンをできる“Hello Vegan!”な社会についてでした。

最後まで読んでくださった皆さんにとって参考になることや、何か少しでも行動が変わることがあれば幸いです。

では、来月もお楽しみに!

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Profile
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工藤柊/kudo shu

2016年、高校3年の秋にぺちゃんこの猫を見てヴィーガンに。神戸大学入学後、誰もがヴィーガンを実践できる“Hello Vegan!”な社会を目指して、大学食堂へのヴィーガンメニュー導入、ヴィーガンカフェの店長などの活動を行う。2018年大学を休学しNPO法人日本ヴィーガンコミュニティを創設。ブログやYouTubeでの情報発信も行う。

ブログ「そうは言っても工藤さん」:
http://kudoshu07.com/

YouTube「ヴィーガン初心者の教科書」:https://www.youtube.com/channel/UCnyHAlvD5qmqYa4SAQ6z2bw?view_as=subscriber

ツイッター:https://twitter.com/itllbedark

日本ヴィーガンコミュニティ公式HP:https://hellovegan.jp/

 

 

 

 

2019年のスタートは1月27日(日)開催 【veggy New Year Festa(ニューイヤーフェスタ)】へGO!

2019年のスタートは1月27日(日)開催
【veggy New Year Festa(ニューイヤーフェスタ)】で決まり!

2018年6月10日に開催した
「veggy 10th Anniversary Festival」が大好評のうちに幕を閉じてから半年。

veggy がおくるフェスティバル第2弾の開催が決定しました!

その名も「eat,drink&veggy New Year Festa」😋 会場を「新宿アイランド アクアプラザ」に移し🏃

*会場は、新宿駅からほど近い新宿アイランドタワーの地下1階にある『アクアプラザ』。

2019年が良い年になるように皆さんとお祝いします🥂 前回同様、#ビーガングルメ祭り も同時開催!
小腹が空いた〜!と立ち寄って下さるだけでも大歓迎ですよ〜🍭🥧🍩11月or1月号veggyについてくるチケットを切り取ってご持参いただければ、入場料はフリー!

前回のイベント会場より倍近く広い会場には、
Veggy誌面でもお馴染みの商品(会社)が35店舗が出店参加!

ビーガングルメ祭りも同時開催で
美味しいベジタリアンミール(ヴィーガンミール)が会場内で楽しめます!

そのほか、健康美容意識の高い著名人、健康啓蒙家によるトークイベントもあり!

クリスタルボウルやバイオリンなどによる、チルアウトで心地よいヒーリングミュージックのライブもありますよ♬

ベジィ&ピースフルな新年を
みんなでお祝いしましょう!

ぜひ、皆さんお越しくださいね!

〔会場情報〕
新宿アイランド内 アクアプラザ
東京都新宿区西新宿6-5-1 地下1階
http://www.shinjuku-i-land.com/aqua_plaza.html

〔アクセス〕
東京メトロ丸ノ内線西新宿駅C10出口直結

〔出演者情報〕

豪華ゲストが駆けつけてくださいます🤩

#長谷川理恵 さん (タレント&ヴィーガン・パティシエ)
#吉村リナ さん(モデル・タレント)

#noma さん (モデル)
#勝田小百合 さん(アムリターラ代表)
#増川いづみ さん(栄養学・バイオ電子工学博士)

スペシャルライブ

SOUND8(今井弦一郎)

出店者情報も随時アップしますのでお見逃しなく!😉 Happy vegitalian life!

拡散も大歓迎です!😊
一緒に盛り上げ宜しくお願いします🤗
#ベジィ #2019年#新年 #ホリスティック #ホメオパシー # スーパーフード #ヴィーガン #ビーガン #ローフード #マクロビオティック #チョコレート #veggy #vegan #vegetarian #organic #natural #ethical#fairtrade #happyvegetarianlife #新宿 #アイランド #アクアプラザ#festival #tokyo

白鳥哲監督最新作 映画『蘇生Ⅱ~愛と微生物~』が今夏公開予定!!

常に時代の先を見据え、数々の感動作を世に送り出してきた白鳥哲監督の最新作『蘇生Ⅱ~愛と微生物~』が今年の夏に公開されます。

2015年に公開された『蘇生』は、地球蘇生への道筋を描いたドキュメンタリー。福島第一原発事故を皮切りに広がり続ける地球汚染の解決の糸口として、“有用微生物群”に注目した本作は、6ヶ国語に翻訳され、国内外で上映されてきました。作中には琉球大学名誉教授・比嘉照夫農学博士をはじめとする数々の研究者・著名人が出演し、微生物の未知なる可能性について言及しています。比嘉博士の回想シーンでは、微生物の力が科学的に証明できるようになるまでの困難な道程もリアルに描かれています。

 

続編となる『蘇生Ⅱ』は、果たしてどんな内容になっているのでしょうか?11月都内で行われた撮影現場に足を運び、出演者の前田耕陽さんと中村繁之さん、白鳥監督にインタビューをさせていただきました。

(取材・文/酒井悠)

 

 

前田耕陽さん

 

——前作では比嘉先生が微生物の力を世の中に広めるまでの過程を演じていらっしゃいました。

 

「自分の追い求めているもののために、身体を壊してまでもひたむきに研究し続ける姿勢、農薬中毒になり身体に激痛が走って動かないような状態になってしまってもなおやり続けるところは、本当にすごいなと思いました。その先には、皆の幸せがあって……っていう話になるわけですから。」

 

——特定の誰かのためというより、地球のため、人類のためという壮大な想いがあったからこそできたのかもしれないですね。

 

「そうだと思います。自らの研究によって、あんなにも汚染された土壌を蘇らせることができるって、とてつもないことですよね。でもまだこのことがあまり知られていないというのは、僕的にはちょっと残念だなと思います。『蘇生』という映画を通してもっと多くの人に微生物の力を知っていただきたいですね。」

 

 

中村繁之さん

 

——中村さんは今作からのご出演ですが、この作品に対してどのような印象を持たれましたか?

 

「僕らが演じている実在の人物は、立ち入り禁止区域に足を踏み入れて命がけで街や人々を救おうとしているわけですが、自分がもしその立場になったら果たしてその勇気と覚悟を持てるのか? というのは台本を見たとき強く感じました。でも、持たないとできないことで。ならばお芝居ではあるけど、その覚悟を持ってやらなければと。」

 

——命がけ、かつ孤独との闘いでもありますよね。

 

「撮影現場にはカメラがあってスタッフさんもたくさんいますが、実際は1人か2人、周りには何もなく、東京ドーム二つ分の土地に微生物を撒き続けるわけですよ。これはものすごい精神力です。そんな浮世離れした状況で、“絶対に大丈夫だ”と、信じるしかなかったんでしょうね。できるだけそういった精神状態を感じながら演じるよう心がけています。」

 

 

白鳥哲監督

 

——今回『蘇生Ⅱ』を制作することは3年前から考えていらっしゃったのですか?

 

「実は、映画という形では考えていませんでした。『蘇生』を制作するにあたり、原発事故直後から微生物を使ってボランティア活動をしている人たちを取材したわけですが、彼らのそうした活動をもっと伝えなくちゃいけないと思ってその後も取材をし続けたというのが大きなきっかけです。そしてその中で、微生物の力というのがますますわかってきたんですね。放射能をエネルギー源に変え、生き物たちも豊富になる。汚染が酷かった区域にモリアオガエルや鳥たちが還ってきて、当然そこには放射能がなくなるという現象が起きている。これは大きな希望だと思ったし、世の中に伝えなくちゃいけないということで、『蘇生Ⅱ』という映画になったんです。」

 

——なるほど。今作では、地球環境とスピリチュアリティとの関係に踏み込んで語られているとお聞きしました。

 

「私は『蘇生』の前に『祈り~サムシンググレートとの対話~』という作品も作ったのですが、そのときのお客さんの中には『蘇生』の観客にならなかった方もいらっしゃいました。スピリチュアルな意識を持つことと、地球環境の問題についての関心が直接結びつかない方もいらっしゃるのですが、この2つは実はすごく関係しています。小さな微生物たちに対して愛の想いで接すると、とても良い発酵をして環境を浄化させ、地球全体によい影響を与えてくれます。逆に“微生物なんて……”と分離意識を持ってしまうと、発酵はうまくいかないんですよ。

それから、この7年間福島でボランティアをし続けてくださっている方たちは、見返りを求めない精神を持っている。これはまさしく愛の気持ちですよね。愛の気持ちで人や生き物、地球と接することが、これからの地球を良い方向に導くカギとなります。

 

——『蘇生』にあまり馴染めなかった方にも、是非見ていただきたいですね。

 

「そうですね。スピリチュアルというとどうしてもファンタジックな印象を与えがちですが、“意識”というものが、地球環境をはじめとする“現実”にこんなにも影響しているということが、『蘇生Ⅱ』を見ていただくとよくわかると思います。」

 

——数々の素晴らしい作品を作られてきた監督ですが、最後に今後のビジョンを教えてください。

 

「私はやっぱり地球が好きなので、地球を救っていけるような作品作りをもっとしていきたいと思っています。こんなに生き物たちが豊富にいて、美しい海と空があって……宇宙から見たら本当に青く輝く星ですよ。この星を守ることが地球に生きる一人ひとりの使命であり、責任だと思うんです。その責任を、映画というものを通して私なりに果たすために、常に“今必要なテーマは何なのか?”という視点を持つようにしています。ジャンルとしてはとても幅が広いので、今も同時進行で4つほど話を進めていて。それが実際に映画になるかどうかかは、今後の世相で決まっていくという感じなんですね。

地球を救うというのは、私たち一人ひとりが健康であること、健全な心・意識であることが大前提ですから、ベジィさんが推奨しているよう食生活もとても大切ですよね。身体・心・魂が全体として健全な方向に向かっていけるような作品をこれからも作りたいと思っています。」

映画について詳しくはコチラ

veggy的台湾ガイド ~台湾を日常に/台湾が日常に?~

1回 「60日に一度、台湾に滞在するということ」

<プロフィール>

大崎暢平

veggy副編集長

1977年、兵庫県生まれ。関西大学社会学部卒業後、『関西ウォーカー』の編集に従事。2008年にキラジェンヌ株式会社に入社。「veggy」の編集業務のかたわら、トークショーやイベントの司会者としても活躍。写真のポージングはプロインタビュアーの吉田豪氏リスペクト。民家に忍び込んで撮影したものではなく、台北にある出版社を尋ねた時のもの。

<イントロダクション>

大家好!

「veggy ONLINE」をご覧の皆さま、はじめまして!

『隔月台湾プロジェクト』が5年目に突入してしまったveggy副編集長の大崎暢平と申します。

“なんじゃそりゃ?”

そんな反応は至極ごもっとも。ですが、それはもう読んで字のごとくのこのプロジェクト。振り返れば2014年が幕を明けた年初に「奇数月には必ず台湾に滞在する」というとてつもなくざっくりした目標を立て、実行すること年6回。それを4年に渡ってやってきて、ついに5年目に入ったというだけの話です。どこにでもありふれた話です、はい。

……。嘘をつきました。こんなバカなことをやっている人は僕以外に聞いたことありません(むしろ同胞がいるなら名乗り出てほしい!)。喜びと苦労を誰かと分かち合うこともできない、とてつもなく孤独なプロジェクトです。

(筆者注:こんな風に書き出したものの、雑誌三つの締切が連続してしまったことで、この偉大なる記録は4年と9ヶ月で途絶えてしまうことに。またゼロからのリスタートです)

<かつての台湾観光の真実>

2009年9月、本誌7号で実施した台湾素食取材で初めて訪れた台湾での体験は、僕の人生を確実に変えてしまいました。その時の模様は「ベジ旅 台湾」という16ページの小冊子に結実し、さらに雑誌企画による台湾素食ツアーも実施。実は、それが日本初の台湾素食をテーマにしたものとなりました。

今からは想像もつかないかもしれませんが、「台湾へ旅行する」という選択は、当時の日本人にとってそれほど優先順位が高いものではありませんでした。日本人の旅行先ランキングでは7位前後を推移し、台湾政府が「どうにかもっと台湾に来てくれる日本人を増やすことができないものか」と頭を捻らせていたくらいです。それが今やタイとの3位争いを常に続けているのですから(1位は韓国、2位はハワイ。これは不動の2トップ)。

だからこそ、僕たちは「台湾には世界に誇る素食文化があるじゃないですか! それを特集すべきですし、それを食べるツアーを組んだら喜んでもらえるはずです。台北は間違いなく世界に誇るアジアでナンバー1のベジタリアンシティです」と熱弁したものでした(この時点で台湾に行ったことはおろか、飛行機にすら乗ったことがなかったのに、どの口が言うって感じですが……)。

「そうなんですか? 小籠包とかの方が日本人には喜ばれるのではないですか?」

「いや、僕たちはベジタリアン雑誌ですから、小籠包は無理なんです・苦笑」

「でも、あまりにもローカルすぎて、素食を日本人の方が喜んでいただけるなんて、想像もできないですよ……」

「日本各地でベジタリアンレストランが増えてきた今こそ、台湾素食という唯一無二の食文化の素晴らしさをアピールするべきなんです!」

そんなやり取りをしたことを、今でも鮮明に記憶しています。当時の台湾における日本人の観光は、主要な名所旧跡以外では、小籠包や足裏マッサージやSPA、占い等をメイン訴求にしていました。かの九份に行っても、ほとんど人がいなかったのですから。そんなこと信じられます? そして時代は変わり、あれだけ難色を示された素食店も、どのガイドブックを読んでも必ず掲載されています。そして、何よりも海外の流れを汲んだヴィーガンレストランの充実度は、まさにアジア随一であると断言できるのです。

こちらが2009年に制作した小冊子「ベジ旅 台湾」と、東日本大震災における台湾からの多大なる義捐金を受け、感謝の意味合いも込めて作られたその続編「ベジ旅  台南&高雄」。どちらも今では入手困難。ちなみに、最初の小冊子ではこの小冊子の内容が味わえる「台湾素食ツアー」も実施しました。大崎はツアーガイドとして参加。

<台湾を日常にするということ>

僕自身も、初台湾からの約10年間で、かの地を訪れた回数はのべにして37回にのぼります(2018年11月現在)。これは、好きやマニアを自称するには十分なくらいで、人に何かを伝えることができるだけの情報量を持つくらいにはなる回数だとは思います。

そんなわけで、この連載は、veggy副編集長の大崎が、台湾を愛する理由やガイドブックにもあまり載らないことや、ベジタリアン&オーガニックなレコメンドショップを気ままに書き綴るものであり、これを読んだ方が一人でも台湾に興味を抱いてくれて、あまつさえかの地を訪れてくれたらいいなと思い描くものなのです。さらに、一度行ったことがある人がリピート計画を立ててくれたら、僕のミッションはコンプリート。

1年間の滞在日数は、すでに「台湾>実家」となって久しく、トータルすると年間1ヶ月以上は台湾に滞在していることになります(数えてみたら昨年の滞在日数は36日間でした)。あまりにも台湾に行き過ぎることから社内で疑惑の目を持たれてしまったこともあり、最近は“いやぁ、実は祖父が台湾人なんですよ。だから里帰りみたいなもんです。大のおじいちゃん子だったんで、僕(笑)”と平然と嘘をついています。死人に口なしを言いことに、家系図を勝手に書き換えてしまったのだけれど、言霊って不思議なもので、台湾を訪れるたびに「実家に帰ってきたなぁ」という気分になるのです。そして東京にいる時間は、省エネモードに切り替えて極力やり過ごすという生き方を実践中。

連載タイトルは「台湾を日常に/台湾が日常に?」。多くの人は海外への旅について、非日常を感じるために行くのかもしれませんが、僕は日常を求めて足を運んでいます。つまり、東京での生活をそっくりそのまま向こうで行うということ。本屋や美術館へ行ったり、映画を観たり、ライブを観たり、服を買ったり、散歩したり、図書館で原稿を書いたり、そんな毎日を過ごしています。

ちなみにコンプレックスは、37回も行っている癖して、中国語がまだ話せないということです。

こんな僕ですが、皆さんよろしくお願いいたします。

請多多指教!

9月の滞在時は、台中へ足を伸ばして、台湾プロ野球を観戦してきました。場所は台中洲際国際棒球場(インターコンチネンタル野球場)。見事なボールパークです。数多ある台湾のガイドブックの中でも一度も紹介されたことがない(断言)、台湾プロ野球を地元のサポーターたちとゆるく観戦って、本当にオススメです。日本人も誰もいないしね。この話はまた別の回にでも。

veggyレシピ「ヴィーガン・キャロット・マフィン」

アメリカの定番スウィーツもニンジンとレーズンで優しい甘さに。

材料(4人分)

A
全粒粉薄力粉…2カップ
コーンミール・‥1カップ
ベーキングパウダー…大さじ1
シナモンパウダー…大さじ3
塩…小さじ1/2

B
豆乳…1カップ
メープルシロップ…大さじ3
アガベシロップ…大さじ2
なたねサラダオイル…大さじ3
塩…少々

ニンジン…100g
レーズン…1/2カップ

トッピング
グラノラ…1カップ
なたねサラダオイル…大さじ1
メープルシロップ…大さじ2
塩…少々

Préparation 作り方


1、有機ニンジンは皮付きのまま使うので、水でよく洗う。


2、ニンジンをフードプロセッサーにかけて細切りスライスにする。


3、空気を含ませるようにAを泡だて器で混ぜる。


4、Aによく混ぜ合わせたBを少しずつ加えて、切るようにまぜ合わせる。


5、レーズンとニンジンを加えて混ぜ合わせる。


6、マフィンの形にカップをひいて種を入れていく。最後にトッピングを上にのせて、180℃に予熟したオーブンで25~30分焼いて出来上がり(電気オーブンの場合は190℃で焼く)

 

ベスト・ヴィーガンアイス&パフェ in Japan Vol.3

Let’s eat out today!今日はどこへ行く?

ヴィーガンやベジタリアンの人々はもちろん、
ダイエット中の方でもOKな罪悪感のないアイスクリーム!
さらに乳製品アレルギーが心配なお子様にも安心・安全! 
ヘルシーでからだにやさしく、とびきり美味しい!! 
そして心もしっかり・ちゃっかり満たしてくれる、
ピースフルなヴィーガンアイス&パフェのあるお店を
全国各地からveggy編集部がセレクトしました!

スリランカに伝わるブッダの教え、幸せな心の育て方

お釈迦様の教えが純粋に受け継がれてきたスリランカの仏教。それはいつの時代もどんな人の心にも役立つ、実践的な教えです。感情に振りまわされず、真の豊かな心を持って生きていくために、私たちに必要なことは何なのか。数々の著作をもつスリランカ出身の僧侶・スマナサーラ長老のもとを訪れ、お話を伺いました。

ベスト・ヴィーガンアイス&パフェ in Japan Vol.1

Let’s eat out today!今日はどこへ行く?

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さらに乳製品アレルギーが心配なお子様にも安心・安全! 
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種を知る旅〜Seeds of Life〜インド発!ヴァンダナ・シヴァのオーガニック革命

インド経済を支えるコットン産業の中にも少しずつオーガニックの大きな流れができ、貧しい人々をサポートしたり、伝統工芸を支えるフェアトレードなども少数派ながら点在するインド。そんな今日の流れのキッカケは、マハトマ・ガンディの唱えた非暴力の精神からだったのでした。

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