みなさんこんにちは、編集部の西田です。
3月10日に発売された最新号『veggy vol.75 ファイトケミカル』もうゲットしていただけましたか？？
「今号のあとがき、なにを書こうかな〜」なんて考えているうちに4月になってしまいました（汗）。先週末は都内の各地で桜が満開になっていましたが、ちょうど『vol.75 ファイトケミカル』の編集作業をしていた1月頃から、野菜や花、植物を見るたびに、その「色」が気になってしまい、どんなファイトケミカルが含まれているのかを考えるようになりました。
ファイトケミカルは、タンパク質や炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの必須栄養素とは違い、人間が生命を維持するために必ずしも必要なものではないと云われているのですが、「第七の栄養素」と呼ばれるほど私たちにとって重要で、強い抗酸化作用や抗菌作用を有するものが多いため、とりわけ美容や免疫力の維持には欠かせないのです。
今号の大きなテーマは「色を食べる！」ですが、ファイトケミカルの主成分である色素や苦味、辛味、香りなどは、そもそも自らの意思で移動することができない植物が、紫外線や天敵から身を守るために作り出したものです。それを私たち人間は健康のために享受しているわけですから、植物のチカラや自然の叡智というものをリスペクトせずにはいられません。 ちなみに、ファイト（Phyto）とはラテン語で“植物”を意味する言葉であるように、ファイトケミカルは植物性の食材からしか摂取できない栄養素なんです。だからこそ、野菜や果物をもっと食べようという話にもなるのですが、この辺りは普段プラントベースな生活をしていると意外と忘れがちですよね。
昨年はソイミートやプラントミルクを使用した加工食品、レディミールなどが一気に市場に流通し、一消費者として大いに喜んではいたのですが、やはり新鮮な野菜・果物をバランスよく食べることが健康への鍵なんだな〜と改めて感じたのでした。
文／編集部
