サスティナビリティ先進国であり、SDGs達成度も高い国として環境保護や持続可能性へのアクションが盛んな国、ドイツ。そんなドイツで生まれたオーガニックチョコレートブランドの「ViVANI」は、クオリティの高さ、おいしさ、洗練されたアートパッケージから世界50ヵ国で愛され、近年日本でも人気は右肩上がりとなっています。
全ての商品にオーガニック認証を持ち、一部商品には「デメター認証」という世界で最も基準の厳しいオーガニック認証で、オーストリアの哲学者・科学者であるルドルフ・シュタイナーが提唱したバイオダイナミック農法の作物や製品に与えられる認証を取得しています。
待望のオーガニックカフェが広尾にOPEN!
環境や自然に配慮し続ける、そんなViVANI chocolateを日本に輸入し、今春の4月、待望のViVANI cafeが広尾にオープン。ViVANIのオーガニックチョコレートをふんだんに使ったドリンクやveganの焼き菓子がいただけます。
抹茶ラテはマイナーフィギアのオーツミルクとVIVANIのホワイトチョコレートをたっぷり入れて、砂糖は添加していません。
これからの季節におすすめのフローズンチョコレートドリンクもおすすめです。コーヒーは栽培や環境配慮にこだわるタイの「The Days」のこだわりのアラビカ種のスペシャリティコーヒー。
オーナーにお話を伺いました。
ViVANI caféを日本に開店した経緯を教えてください。
——ViVANIは、ドイツで生まれたオーガニックチョコレートブランドとして、世界中のチョコレートファンに愛されてきました。その哲学は「アートとしてのチョコレート」。素材の選定から製法、そしてパッケージデザインに至るまで、すべてに芸術性と誠実さを込めています。
日本でも近年、サステナブルで高品質な食品への関心が高まる中、ViVANIの価値観に共感する声が多く寄せられるようになりました。その流れを受けて、日本における初の実験店舗「VIVANI café」をオープンする運びとなりました。このカフェは、日本のお客様との新しい関係を築く第一歩です。
本当に小さな実験的店舗となります。ViVANIの商品を使用して、まずは簡単なスウィーツを店舗で製造販売を初めて、国内の製造者さんとのコミュニケーションの場としても活用したいと思っています。
カフェのコンセプトと込められた想いを教えてください。
——ViVANI のコンセプトは、「アートと自然、そして心が満たされる時間の融合」。チョコレートは単なる嗜好品ではなく、人々の感性に訴える“作品”であるという考えのもと、VIVANIはチョコレート作りに取り組んでいます。その想いはカフェにも引き継いでいきたいと考えています。
今後提供していくチョコレートスウィーツやドリンクは、原料はオーガニックでフェアトレードのものを中心に使用しており、環境や生産者に配慮した「倫理的なおいしさ」も大切にしています。
今後のビジョンや夢はどのように思い描かれていますか?
——ViVANI caféは、ますは小さく、コンパクトなスペースで、日本におけるブランドの実験店舗として、改良を重ねていきます。単なるカフェとしてではなく、チョコレートを通してサステナビリティやフェアトレードの大切さを伝えられる場所でありたいと考えています。
将来的には、共感の共有できる人達と主要地域(都会という意味ではなく思いの繋がり)への出店や、日本ならではの素材を活かしたViVANIとのコラボレーション商品開発も視野に入れています。
「チョコレートで世界を少し優しくしたい」というViVANIの想いを、日本の皆さまと共有していけるよう、歩みを進めてまいります。
“JAPAN”ならではの取り組み
ViVANI cafeがあるのは、広尾にある「HIROO BOX PARK」というコンテナハウス。ビルも建てられないほどの狭い敷地に、コンテナを活用しつくられた建物に入っています。内装はオーナー自ら手掛け、廃材などを生かして作り上げています。
食器はリサイクル陶器の「SSAN」を使用。SSANは、破損した器を微粉末にして30%、新しい粘土をあわせ、再び粘土として練り上げ、成形・乾燥を経て焼成した珍しい再生陶器です。再生陶器でありながらスタイリッシュで美しい。
オーナーは日本のよいものを未来&世界に繋ぐ活動もされていて、日本の信楽焼の再生陶器の輸出も手がけています。また、他にもオーガニックヘンプのアンダーウエアブランドの「ahum:organic」も企画運営されています。
カフェで提供するものは、全てオーガニックであり、こだわりの食材のみを使用しています。昨今の様々な値上げ、地域相場を無視した破格な金額設定! ViVANI cafeでドリンクをオーダーすると、規格外のチョコレートもついてきます。これらすべてに、より多くのお客様に楽しんでもらいたいという思いがあります。
夜のチョコレートBARも
18時から週3日オープンするBARでは、リキュールにViVANIチョコレートを漬けて香り付けし、マティーニやハイボール、厳選されたオーガニックワインなどを楽しめます。お酒のあてにはVIVANIのチョコレート。欧米では当たり前の通な楽しみ方を、ぜひ味わいに行かれてみてください。
5月頃からは八ヶ岳の天然氷のかき氷もスタートします。こちらは、ViVANIのチョコレートを使ったソースの他、フルーツとてんさい糖のみの贅沢なシロップと自家製豆乳練乳をたっぷりかけています。猛暑の予想される今夏、天然氷や素材のおいしさを堪能できて、からだが喜ぶハイクオリティなかき氷やクールドリンクなどをぜひ楽しんでください。
テラス席はドッグ&ペット・フレンドリー。わんちゃん連れの方にはわんちゃんへの天然氷のサービスも。お散歩途中に、ほっと涼みに立ち寄って見てください。
ViVANI café
住所:東京都港区南麻布5-15-22 HIROO BOX PARK101
営業時間:cafe 11:00-17:30、BAR 18:00-22:00
※営業詳細については下記Instagramにてご確認ください
VIVANI Japan
マナマハロ広尾
写真・文/千葉芽弓(ちばみゆみ)
ベジフードプロデューサー/ Tokyo Smile Veggie主宰
「日本の伝統とナチュラルVEGANフードを未来に繋ぐ」をキャッチフレーズに、健康や環境、フードロスなど社会問題の解決や、食の多様性への対応のためのカフェやレストラン、宿泊施設の持続可能なメニュープロデュースや商品開発・コンサルティングならびに教育・普及啓蒙活動を行う。食を通じた復興ならびに地域創生事業、レシピ開発、食養生や食育・料理セミナーやパーティケータリング、ライター、メディア発信、イベント企画など幅広く活動している。
ホームページ:https://www.vegemiyu.tokyo/
Instagram:@vegemiyu
◆「Tokyo Smile Veggie」~トーキョーにベジなおもてなしを