人と大地にオーガニックの輪を〜BIONOWA〜

国内最大級のオーガニックの祭典である「Organic lifestyle EXPO Tokyo」

https://ole.ofj.or.jp/

国内のオーガニック商品が揃い、生産者や活動家たちによるセミナーが行われる本イベント。東京・浜松町で開催され、10周年目となる今年は、”見て、学んで、美味しくて、お買い物ができる”をテーマに約200社以上のさまざまなジャンルの企業や団体がブース出展しています。

 

有機農産物や食品の消費と生産の拡大で、地球や地球上の生き物たちの未来を考える、そんなモノ・コト・ヒトが集うイベントに出展する「アルファフードスタッフ株式会社」のブースに伺いました。また、会期中に開催されたBIONOWA(ビオ(オーガニック)の輪)クルーナイトに参加させていただきました。

BIONOWAとは何か? そこに込められた想いをレポートします。

オーガニック素材を生かし有機JAS認証の自社工場で作る

世界中の有機素材を厳選し、生産者の想いとともにお客様へ届ける、安心・安全で美味しいオーガニック食品シリーズ「BIONOWA(ビオノワ)」。名古屋に本社を構え、今年で創業100周年を迎えるアルファフードスタッフ株式会社が、2018年から作るオーガニックのお菓子「Biokashi」シリーズに加えて今年から打ち出したブランドです。

世界12ヵ国から140種類のオーガニック商品を、循環型、持続可能な生産方法で作る生産者のみから厳選し直輸入したフルーツやナッツなどを自社工場でパッキングしています。

有機素材であることはもちろん、添加物や余計なものは不使用。ほとんどが砂糖も使っていません、

新しいパッケージにはそれぞれのキャラクターと、その裏には生産者コラムを載せ、オーガニックを楽しくもっと身近に手に取ってもらえるようにしたそうです。

2024年3月に四代目社長として就任した現在社長を務める浅井紀洋さん。

浅井社長は、人はものを購入するとき、まずはパッケージの印象でほとんど選ぶから、うんちくより視認性が一番大事だから、とこの新たなパッケージと戦略を打ち出したそうです。

生産者と生活者をつなぎ、”BIO(オーガニック)の輪を広げていきたいと、63種それぞれにかわいいキャラクターを付け「BIONOWAクルー」として視覚からの親しみやすさで手にとってもらうことで、オーガニックな一歩になればという想いがこめられています。

アルファフードスタッフ100年の歩み

アルファフードスタッフは、1925年に名古屋で砂糖問屋として創業。

戦時中は砂糖は配給となり、その後の砂糖不足などを経て、時代の流れとともに安心安全な食を追求するようになり、オーガニック食材を中心とした輸入・製造・卸事業へとシフトしてきました。 

経営理念である「私たちは『食』を通して環境と資源を考えます」のもと、安心安全な食品の安定的な供給を行いつつ、環境に配慮する生産者の商品の普及に努め、循環型の新たな取り組みにチャレンジしつづける姿勢を歴代守り続けています。

あなたも私もビオノワクルー

キャラクターとなったユニークで愉快なビオノワクルーたち。ビオノワクルーのミッションは、オーガニックフード業界に新たなエネルギーをもたらし、オーガニックフードにまつわる様々な課題解決をすること。

地球と人の未来を考え、その輪を広げ活動することで、オーガニックのやさしさ・おいしさ・楽しさがより幅広い層に広がることを目指しています。

そう、ちょっといい選択とアクションで、今日からあなたも私もビオノワクルー!

繋がるビオノワクルーナイト

安心で美味しい衣食住を、これからももっとたくさんの人たちに届けたい、サステナビリティを考えオーガニックの普及と拡大に尽力したい。

志を同じく活動する生産者、企業、活動家などを招いて開催されたBIONOWAクルーナイト。

BIO(オーガニック)の輪を広めるのに、横の繋がりやコミュニケーション、助け合いがとても大切であるという浅井社長の想いに共感して総勢80名ほどが集いました。

会場となったのは、竹芝にあるレストラン「シンガポール・シーフード・リパブリック」。この日特別にBIONOWAシリーズのドライフルーツやナッツ類を使った料理やスイーツをビュッフェスタイルで提供いただきました。

会場内を自由に動けるような形で沢山の方達と交流。始終和やかに笑顔に溢れ、ゲームで盛り上がり、最後は輪になり手締めと、集合写真でお開きに!

お土産には、一人一人に浅井社長手書きの愛と想いのこもったメッセージカードが入っていて、胸が熱くなりました。

イベント会期中お疲れながらも、このような配慮とそしてご縁を大切にする姿勢。

こんな時代だからこそ、人情や想いなど見えないものを大切にすることは、大きな力となり、皆の活動の支えになることでしょう。

日本のオーガニック市場は海外に比べ、まだまだニッチと言われ、発展途上にあります。

しかし、オーガニックは「人・自然環境・生物の健康」に配慮した、地球にやさしい選択であり、持続可能な地球のために重要な欠かせない手段のひとつです。

我々もBIONOWAの取り組みを応援・賛同して共に輪を広げていきたいと思います。

アルファフードスタッフ株式会社

https://www.alpha-food.co.jp/

BIONOWA公式インスタグラム:@bionowa_organic

写真・文/千葉芽弓(ちばみゆみ)

ベジフードプロデューサー/ Tokyo Smile Veggie主宰

「日本の伝統とナチュラルVEGANフードを未来に繋ぐ」をキャッチフレーズに、健康や環境、フードロスなど社会問題の解決や、食の多様性への対応のためのカフェやレストラン、宿泊施設の持続可能なメニュープロデュースや商品開発・コンサルティングならびに教育・普及啓蒙活動を行う。食を通じた復興ならびに地域創生事業、レシピ開発、食養生や食育・料理セミナーやパーティケータリング、ライター、メディア発信、イベント企画など幅広く活動している。

ホームページ:https://www.vegemiyu.tokyo/

Instagram:@vegemiyu

 

◆「Tokyo Smile Veggie」~トーキョーにベジなおもてなしを

https://tokyosmileveggies.com/

この記事がよかったらシェアしてください

latest issue

veggy 最新号

Related posts

最新の投稿

カフェ&レストラン

都心を一望、秋の味覚を楽しむプラントベース・アフタヌーンティー(ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町)

紀尾井町といえば老舗の格式高いホテルが並ぶイメージを持つ方も多いと思います。バブル期に一世を風靡した赤プリこと旧グランドプリンスホテル赤坂の跡地に、2016年に新たにオープンしたザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町は、サ

Read More »