緑の革命—ヴァンダナ・シヴァ

私たちに必要なものは、 新たな共同体意識
ヴァンダナ・シヴァ博士は頻繁に旅をする。インド国内だけでなく世界各地へ赴き、植物や種子の特許を取って利権を貪ろうという企業に対して裁判を起こし、いくつもの勝利を収めてきた。世界的な有力者とのネットワークを有し、現代における最も重要な有識者の一人とみなされている。原子物理学者としての博士号を持ちながら、前途有望なキャリアを捨て、社会問題や環境問題に打ち込んできた。 そんな博士は「ナヴダンヤ」と名づけた小さなインド式農園で過ごすことで、心身が寛ぐという。揺るぎないベジタリアンである博士は、そこに大規模な種子バンクを作り、インド古来の種子類を保管している。「ナヴダンヤ」という名前は、現在インド各地で活動をしている組織の名前としても知られている。彼女と向き合って話をすれば、だれしも“遺伝子組み換え産業が台頭するこの世の中で、私たちに必要なものは論証に裏打ちされた行動力と勇気と忍耐にほかならない”と確信することができるだろう。

ギィド・バース
–ヴァンダナさん、あなたはもう何度もドイツに来ているのでこの国の情勢をよくご存じだと思われますが、はたしてドイツは民主的な国だと思われますか?

ヴァンダナ・シヴァ
–現在の政権の意図を考えたとき、伝統的な意味では民主的ではないといえる政策が多く見られると思います。例えば、じゃがいもなどの遺伝子組み換え作物がじわじわと導入されつつあります。また、いくつかの原子力発電所の操業期間が延長されようとしていることも、私はよく知っています。しかしこういったことは大衆の希望に沿ったものではありませんから、本当の意味で民主的とは言えません。

これは一国の問題にとどまるものではないですね。

たしかにその通りです。いわゆる民主的とみなされている他の国でも政治判断が行われているわけですが、厳密に言えばそれが問題なのです。変化が必要だということが周知の事実だとしても、実際に変化を起こすことは往々にして難しいものです。正しい行動を起こそうという動きは、現状の維持や権力にしがみつくことにしか関心のない人たちの強力なロビー活動のせいで、失敗に終わることが多い。私から見れば、そういった行為はすべて誤った自由の認識に基づいています。これがアメリカ式の自由です。たとえこのやり方でうまくいくことがあったとしても、もうこれ以上は無理でしょう。これはアフガニスタンやイラク、中央アジアの国々を見れば明らかなことです。なぜなら自由の意味の履き違えこそが、こういった国々の混乱の原因となっているからです。これは現状の環境問題すべてにも関係しています。誤った自由の認識は、環境保護のアプローチに真っ向から逆行するものです。

では、その原因は一体なんなのでしょう?

基本的に原因はひとつしかありません。それは企業の強欲さです。企業による搾取は驚くほど大規模なレベルで行われており、世界中のさまざまな文化や人種が影響を受けています。例えば、モンサント社(※)のような企業がいい例です。インドにやってきて、ニームの木といったインドで最も伝統的に広く使われてきた植物に対する特許文書を私たちにつきつけました。インドではだれでも、料理や、歯磨き、治療薬への利用などなんらかの方法で、何世紀にもわたって、この植物を利用してきました。モンサントは特許によって、そういった用法のすべてを牛耳り、金儲けをしようとしたのです。当然のことながら、私たちは猛反発してすぐに行動を起こし、幸運なことに反対運動は成功を収めました。 こういった成功は珍しいことではありません。断じて許容できないことに対しては、立ち上がらなければならないのです。強欲、拝金主義、金銭的に強力なロビー活動……これらは畜産業界にも見られる要素です。しかし世の中には驚くことに、こういったことに対してまったく関心がなかったり、気づかないふりをしている人があまりにも多いのです。このまま立ち上がらずに、ただぼんやりと見過ごしていれば、地球は実際に滅びてしてしまうという事実を認識しているのにもかかわらずです。私たちは何世紀にもわたって地球の多様性を破壊してきたうえに、毎年何十億もの動物たちをなぶり殺しにしています。そして最終的に、私たちは自ら自分たちを滅ぼそうとしているのですよ。

しかし今、このままではいけないと認識する人たちが増えてきているのではないでしょうか。

そうかもしれません。しかし自分に損失がない限りは、人々は実際に環境や自分自身を変えようという行動を起こさないものです。ですから認識しているだけでは充分ではありません。取り返しがつかなくなってしまったら、その時はもう遅いのです。 食料を例にあげてみましょう。今も続く世界の飢餓問題は、食肉の生産と消費に起因しています。穀類作物の少なくとも50パーセントが動物の飼料として使われています。二酸化炭素をはじめ、その数倍も有害なメタンガスも含めて、温室効果ガス排出量の50パーセントは、この食肉生産業界から生じています。畜産は莫大な敷地を必要とします。食生活を菜食に切り替える人が相当数いれば、動物たちの苦しみを減らすことができるばかりか、世界的な飢餓問題の打開や環境保護の取り組みにおいて大きな前進となります。また、土地を奪われた人々に彼らの土地を戻すことができますし、それと同時に医療システムの負担も軽減するでしょう。

知識だけでは充分でないとしたら、私たちはどうすればいいのでしょうか。

今までの単なる営利志向の考え方を完全に捨て、思いやりや助け合いといった価値観を生活の中心に取り戻すのです。そして私たちは互いのやり取りの仕方も変えていかなければなりません。つまり、お金を主な共通基準とするやり方をやめるのです。もしそうすることができたとしたら、人々の公正性に対する意識が高まり、民主的行動とは何なのかが、本当の意味で認識できるようになっていくでしょう。そういった観点からこそ、私たちは地球を守り、救うことができる能力を養っていくことができるのです。私たちの行動様式に基本的なパラダイム変化がない限り、私たちは間違いなく失敗し、人類だけでなく他の種も全て滅びてしまいます。

民主的な国において、どのようにして政治的権力が政治的マイノリティーを踏みにじっているのでしょうか。

国民の常識や信念による力を過小評価してはいけません。インドの独立を例にあげてみましょう。インド国家の独立は民衆からの強い要求として、植民地政府全体を揺るがすようなものでした。種子の所有権や特許などといったものは、独占されてよいものではありません。インドでは女性が伝統的に種子類の扱いを任されているということを、企業側は充分に承知しています。企業は遺伝子組み換え技術をもって、そこに足を踏み入れ、同時に女性の役割をも根本から奪おうとします。そうやって不調和を生み出し、社会全体を壊していきます。私たちはいつもこういったことを、国内のみならず世界各地で政府に繰り返し説明しています。もちろん効果はありますが、当然のことながらこれは骨が折れ、時間のかかる仕事です。しかしひとつ成功するたびに、より多くの人々がこの世界的な取り組みを応援してくれるようになるので、私にはまだ希望があるのです。

実際にそういった企業で働きながら、現状に責任を負っていない人々はどういった人たちなのでしょうか。

それは興味深い質問ですね。“こんなことをする人たちはいったいどんな人間なんだろう?”とつい考えてしまいがちですが、実際に彼らに会ってみると、それぞれ家庭を持った普通の人間であり、家には愛する家族がいて、社会的にも積極的な人たちが多いものです。モンサントを例にあげると、社員は食堂で最高級の有機栽培食品を使った料理を食べているような人たちです。ただ問題は、彼らがそういった会社からお金をもらう立場にいるということであり、ほとんどの人が仕事をするために、自らの感覚を麻痺させてしまっているということです。
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ヴァンダナ・シヴァ/Vandana Shiva
1952年インド生まれ。1978年に科学哲学で博士号を取得。
1982年に設立した「科学・技術・自然資源政策研究財団」を主宰。
環境保全、女性の人権を守る運動に深くかかわる思想家・活動家であり、
世界的なオピニオン・リーダーのひとり。
1993年にもうひとつのノーベル賞として知られている
「ライト・ライブリフッド賞」を受賞。著書に『緑の革命とその暴力』、
『アース・デモクラシー』、『食料テロリズム』など多数。 http://www.vshiva.net
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ギィド・バース/Guido Barth
ベジタリアン歴20年、ヴィーガン歴9年のドイツ人ジャーナリスト。
ドイツ・ベジタリアン協会に所属。趣味は合気道。
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雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.11より抜粋

veggyレシピ「ラッサム」

南インドを代表するタマリンドの酸味と唐辛子などの辛みが効いたスープ。
南インドでは通常ご飯とともに、もしくは軽食のティファンと一緒に食べるのが主流。

材料(4人分)
トマト…大3個
ツール豆…大さじ3~4
水…4カップ
ギー(または植物油)…大さじ1
A
赤唐辛子…2個
青唐辛子(みじん切り)…1個
マスタードシード…小さじ1/2
アサフェティダ(ヒング)…小さじ1/2
B
カレーリーフ…4~5枚
にんにく(すりおろし)…2かけ
しょうが(みじん切り)…少々
黒コショウパウダー…小さじ 1 ½
クミンパウダー…小さじ1
レッドチリパウダー…小さじ1/2
ターメリック…小さじ1/2

タマリンド(浸水させてペースト状にしておく)
…少々
塩…小さじ1
コリアンダーの葉…少々

作り方
1、トマトを湯むきにして適当に潰す。
2、鍋に軽く茹でたツール豆と水4カップを入れて沸騰させる。
3、フライパンを熱してギー(または植物油)を入れ、Aを入れ、スパイスがはじけてきたらBを入れ、少し炒めて1のトマトを加える。
4、3とタマリンドを2の鍋に入れ、蓋をして中火で2~3分煮る。全体に火が通ったら、塩で味付けし、適当に切ったコリアンダーの葉を入れる。

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南インド料理に欠かせない食材
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1.ツール豆(樹豆)
ヒヨコ豆やレンズ豆に似たホクホクと柔らかい食感。インドではヒヨコ豆に次いで多く生産されている。スープやカレーに最適。
トゥールダル(1kg) 630円(税込)
アンビカトレーディング株式会社

2.フェヌグリークパウダー
インドではフェヌグリークの種はカレーのスパイスに、若芽はサラダや炒め物などに使用する。種を粗く挽いてハーブティーにすると、強壮・消化促進などに効果的だといわれている。
オーガニックフェネグリークパウダー(40g) 420円(税込)
株式会社ヴォークス・トレーディング

3.タマリンド
インドでは酸味料、ピクルス、シロップなどと広く使われているタマリンドを、ペースト状にしたもの。ペーストにする手間が省ける便利な食材。
タマリンドペースト(200g) 420円(税込)
アンビカトレーディング株式会社

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Mira Mehtaミラ・メータ

ムンバイ(ボンベイ)出身のインド料理研究家。ムンバイ大学で科学を専攻し、卒業後に料理学校で料理とテーブルセッティングを学ぶ。1974年、ご主人の仕事の関係で来日し、1979年からインドのスパイス等の効果を教えながら料理教室を開く。雑誌、新聞、テレビなどで本場のインド料理を紹介しつつ、南青山にインド家庭料理の店「ビンディ」を20年間営む。お店を閉めた現在は、インターナショナル・スクールで学校給食のアドバイザーとして携わるかたわら、毎週土日に料理教室を開いている。
お問い合わせ先 miramehta@bindi.org

主な著書
「はじめてのインド料理」「もっと食べたいインド料理」「インド、カレーの旅」他、素晴らしい料理本が多数
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雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.11より抜粋

veggyレシピ「スパイシーキャベツロール」

材料(4人分)
<ロールの中身>
キャベツ…6枚の葉
長ネギ又玉葱…1/2分(みじん切り)
お好みの野菜…カップ1(みじん切り)
ニンニク…1片(みじん切り)
生姜…少々(すりおろす)
トマトピューレ…大さじ2
レーズン…大さじ2
お好みのナッツ又は豆…大さじ2
クミンシード…小さじ1
シナモン粉…小さじ1/2
赤唐辛子粉…小さじ1/4
ご飯(玄米又白米)…カップ2
塩…適量
パセリ又はコリアンダーの葉…大さじ2(みじん切り)
野菜スープ…カップ1/2
オリーブオイル…大さじ2

<ソース>
ヨーグルト…カップ3/4
クミンパウダー…小さじ1/2
ミント…大さじ1(みじん切り)
塩…少々

作り方
1、オーブンを200℃に温め、グラタン皿にバター又は油をぬっておく。
2、キャベツの葉をお湯にくぐらせ、少し柔らかくなるまで火を通す。芯の部分を薄く切っておく。
3、フライパンに油を入れ、クミンシードを入れてはじけてきたら、ねぎを入れて少し炒める。続いて野菜を入れて炒め、ロール中身の残りの材料を入れてよく混ぜる。
4、キャベツの葉を開いて、ロール中身をのせて、春巻きの様に包む。
5、グラタン皿にのせ、野菜スープを入れて蓋をしてからオーブンで20分焼く。
6、盛り皿にロールのせて,上にお好みのチャツネなどのソースをかける。(写真はマンゴー・チャツネ)

【Point】
*巻く前のキャベツは火を通し過ぎないよう注意しましょう。
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キャベツ:Cabbage【英】
ビタミンCが多く葉部分にはビタミンAも含まれ、芯の部分にもビタミンが豊富なので、できる限り捨てずに料理に使いましょう。 胃腸を整えることから古代ギリシャ・ローマでは健康食とされ、今でも週一回位は食べたほうが良いと云われています。がん予防をはじめ、ビタミンKも含まれているため骨相しょう症予防などにも期待が高まっています。 そしてキャベッツとハーブの相性も抜群で、殺菌効果のあるタイムと組み合わせることで消化を促します。特にお腹が張る時には、上手に色んなハーブを使うことをオススメします。
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Mira Mehtaミラ・メータ
ムンバイ(ボンベイ)出身のインド料理研究家。ムンバイ大学で科学を専攻し、卒業後に料理学校で料理とテーブルセッティングを学ぶ。1974年、ご主人の仕事の関係で来日し、1979年からインドのスパイス等の効果を教えながら料理教室を開く。雑誌、新聞、テレビなどで本場のインド料理を紹介しつつ、南青山にインド家庭料理の店「ビンディ」を20年間営む。お店を閉めた現在は、インターナショナル・スクールで学校給食のアドバイザーとして携わるかたわら、毎週土日に料理教室を開いている。
お問い合わせ先 miramehta@bindi.org

主な著書
「はじめてのインド料理」「もっと食べたいインド料理」「インド、カレーの旅」他、素晴らしい料理本が多数
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雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.9より抜粋

veggyレシピ「リブレフラワー・ライスコロッケ」

簡単に、美味しく玄米の栄養を摂り入れることができる「リブレフラワー」

私たち日本人は古代から、お米とともに生きてきました。お米には神様がいるといわれるほど神秘的なもので、私たちの身体へも大きな影響を与えています。とくに玄米はビタミン、ミネラル、食物繊維など、現代人に不足しがちな栄養をバランスよく含んでいる完全食に近い食べもの。デトックス・美肌・アンチエイジングなど女性にも嬉しい効果も期待されます。 しかし玄米は、炊飯が面倒だったり、また食べずらいことから苦手な人も多いのではないでしょうか? ですが、簡単に、しかも美味しく玄米の栄養を摂り入れることができるアイテムがあるんです。それが玄米の栄養はそのままに、食べやすいパウダー状になったリブレフラワーなんです。 リブレフラワーの特長。それはまず消化しやすい25ミクロン(お米を約30回ほど噛むぐらいの大きさ)のパウダー状であること。また焙煎してあるから香ばしい風味で美味しくいただけます。小麦粉の代わりにパンにリブレフラワーを入れるとモチモチっとした食感と甘みが生まれます。だから砂糖も必要ありません。麺類、ピザ、パスタ、お菓子づくりにも大活躍のアイテム。またリブレフラワーは水分にも溶けやすいので、乳幼児の離乳食として。また咀嚼が難しい老人の方にも気軽に食べていただけます。 健康を求めすぎて美味しくないのもストレスになりませんか? リブレフラワーは使い方次第で、美味しく食べられる方法が沢山あります。まさに私たちの健康生活を楽しませてくれる、魅力的な健康食なのです。

クリーミーで深いコクがクセになる! リブレフラワー・ライスコロッケ

材料(4人分)
<たね>
リブレフラワー(ホワイト)…大さじ2
豆乳…100cc
ご飯…100g
玉ねぎ…1/2個
人参…2cm(約20g)
マッシュルーム…2個(約30g)もしくは好みのきのこ
パセリ…適量
塩……小さじ1/2
車麩…適量(フードプロセッサーでパウダー状にしたもの。もしくはパン粉でも可)
地粉…適量
揚げ油…適量

<トマトソース>
トマト…1個
玉ねぎ(みじん切り)…大さじ1
ドライトマトパウダー…大さじ1/2(ドライトマトをフードプロセッサーもしくミルでパウダー状にする)
塩・コショウ……適量

<豆腐タルタルソース>
絹豆腐…1/4丁
オリーブオイル…小さじ1
梅干し…1/4個

作り方
1、トマトソースをつくる。トマト、玉ねぎをみじん切りにして、他の材料と混ぜ合わせる。
2、豆腐タルタルソースをつくる。梅干しを包丁でたたき、すべての材料をクリーム状になるまで混ぜ合わせる。
3、たねを作る。リブレフラワーに豆乳を少しずつ加えてなめらかなクリーム状にする。人参、玉ねぎ、マッシュルーム、パセリをみじん切りにする。
4、鍋に菜種油(分量外)を入れて熱する。玉ねぎを入れ塩ひとつまみを入れて炒める。大さじ1の水を加えて、玉ねぎが柔らかくなるまで蒸煮にする。さらに人参を入れて炒め、大さじ1の水を加えて蒸し煮する。きのこを加えて炒める。
5、4にリブレフラワーに豆乳をといたもの、ご飯、塩を加えて混ぜ合わせる。水分がとんだらパセリを加え冷ます。※たねを完全に冷まさないと揚げる時にパンクするので注意。
6、たねが冷めたら8等分して俵型にして地粉をつける。次に地粉を水で溶いたもの(地粉大さじ1:水大さじ3の濃度)をつけてパウダー状にした車麩をつける。
7、6を160℃に熱した油で揚げる。
8、器に、1をひいて、コロッケをのせる。上から2をかけてパセリ(分量外)を飾る。

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雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.10より抜粋

世界で注目されるローフーディスト — ジェニファー・コーンブリート

ローフードとは、Raw(生の)Food(食べ物)のことをいいます。今回は美しく手軽なレシピで人気を集めるジェニファーさんに、 ローフーディストである「セサミ・キッチン」の清水さんがインタビューしてくれました。

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PROFILE
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Jennifer Cornbleet
ジェニファー・コーンブリート
世界的にも知名度の高いローフードシェフ及びインストラクターであり、米国全土にわたり、講演、料理教室、ワークショップを行いながらコンサルタントとしても活躍。また、カリフォルニア北部フォートブラッグにある、ローフードシェフの養成校リビング・ライト・カリナリー・アート・インスティトュートでもインストラクターとして世界各国からの多くの生徒を指導。ジェニファーの初のレシピ本、『Raw Food Made Easy for 1 or 2 People』は既に10万部を突破。本のほかにもDVD『 Raw Food Made Easy』にもホスト出演。ジェニファーの二冊目のレシピ集である『 Raw For Dessert 』は2009年8月に出版された。
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Interviewer PROFILE
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清水志麻
(米国Living Light Culinary Art Institute公認シェフ&インストラクター/公認グルメシェフ&ローフード栄養学インストラクター)
「食べ物・体・心」の不思議な関係に気付いて以来、ヘルシー&デリシャスを日々追求。米国でローフードを学んだ後にタイのRAWカフェにて7ヶ月間シェフとして働く。現在はその経験を活かし、ローフードをより多くの人に楽しんでもらえるよう情報発信をしながら、アジアの風土に馴染んだローフード開発がこれからのプロジェクト。
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今回は美しく手軽なレシピで人気を集めるジェニファーさんに、 ローフーディストである「セサミ・キッチン」の清水さんがインタビューしてくれました。

ジェニファーさん、『 Raw For Dessert 』の出版おめでとうございます。

ありがとうございます。この本の作成には2年という歳月をかけたので、やっと皆様に私のレシピを紹介できるのがとてもうれしいの。出版までのはじめの1年は企画とアイディアまとめに費やし、2年目は実際に全てのレシピを試しながらの最終調整。とても、細かい作業が多く大変なこともあったけど、私自身デザートが大好きなので、全く苦にはならなかったわ。

一冊目の『Raw Food Made Easy for 1 or 2 People』は健康を意識する人々の間で大変人気があったことは聞いていますが、このたびはどのような想いで二冊目を出版することにしたのでしょうか?

一冊目を書いたときには、誰もが家庭で簡単にそしてすぐにできるローフード・レシピの紹介がしたくて出版に踏み切ったの。実は今回のデザート・レシピも同じ思いで書いたの。みんな誰しもデザートが大好きじゃないかしら? だからこそ誰でも簡単にできるローデザートのレシピ集を作りたかったの。全てのレシピが本当にとっても簡単なのよ。前回のレシピ集に比べるとややグルメな要素が入ってきてはいるけど、それでもどのレシピも30分以内にできるものばかりなのよ。

ところで、ジェニファーさんのレシピではディハイドレーターを使っていないですよね。それには何か理由があるのですか?

理由はいたってシンプルよ。ディハイドレーターを使うと30分以上かかっちゃうからなの(笑)。私自身、クラッカーやラップの生地を作るのにディハイドレーターを使うことがあるけど、まだまだ多くの人がディハイドレーターを持っていないでしょう? だからこそあえて私の本のレシピでは使わないようにしているの。それ以外でレシピを作るときに意識したのは、なんといっても材料ね。手軽な値段で、どこのスーパーマーケット(米国内)でも手に入れられる食材で作れるレシピに仕立てたのがポイントよ。

家にある道具だけでこんなにも多くのレシピが作れちゃうなんて本当にすごいですよね。しかも全てのレシピが砂糖と小麦粉を使っていないなんて、信じられません。

そうなのよ! 今回のレシピ集では、思いつく限りほとんどのデザート・レシピを網羅したつもりよ。ケーキ、パイ、プリン、アイスクリームetc……。これだけあれば、もう市販されているデザートを買わなくて済むから健康的な選択ができるでしょ!

いつもジェニファーさんは甘味料には何を一番よく使いますか?

デーツなどできるだけ自然の甘味料を使うようにしているわ。アガベネクターを使うことがあっても可能な限り少量に抑えているのよ。普段はだいたい大さじ2~3杯、多くても60 mlくらいに抑えているわ。

減量を考えている人にも、ローのデザートをお奨めしますか?

場合によるわ。その人が毎日主に緑の生野菜を食べて普段から糖分の低い食事のスタイルをとっているのならば、その答えは「ノー」ね。でもその人が普段から市販の白砂糖と白い小麦粉を使ったデザートを食べている人ならば、ローデザートへの置き換えには「イエス」と言えるわ。私のレシピ自体は健康的なオプションであるとは言えるけれど、決してローカロリーではないの。だからカロリーを気にしている人には、その点はとても注意しているのよ。

ジェニファーさんは毎日どんなローフードを食べているのですか?

私は100%ローじゃないのよ。時々加熱した豆類やキヌアをサラダと一緒に食べることもあるわ。でももし私が100%ローな食事をしたのならば、まず朝は季節の緑野菜をたっぷり使ったグリーンスムージーね。スムージーの材料は季節ごとに変わるし、体調にも合わせるようにしているの。たんぱく質をしっかり取りたいときには、スピルリナやヘンプシード、そしてフラックスシードもスムージーに入れるわね。ランチは大盛りのサラダにアボガド、そしてシード類やナッツパテを添えてね。それにグリーンスムージーをプラスするときもあるわ。私って、夕食にもグリーンスムージーを作っちゃうの。レタスで野菜巻きを作ってそれと一緒にナッツのディップやスプラウトも一緒に食べちゃうわ。それでも物足りないときにはケールサラダをプラスしちゃうかな。 ザッとこんな感じよ。

ジェニファーさんからアジアのローフードファンの皆さんにメッセージをお願いします。

ここ数年、アジアからアメリカへローフードを学びに来る生徒さんが増えてきていて、私もとっても嬉しく思っています。私が教えてきたリビング・ライトでの授業でも、中国、シンガポールやそのほか多くのアジアの国々、そして特に日本からは毎回多くの生徒さんを迎え、指導させていただきました。私はアジアの文化に詳しくはないのですが、私の受ける印象としては皆さんの食文化にローフードは抵抗なく溶け込んでいるような気がします。アジアからの生徒の皆さんはとっても興味を持って熱心にローフードを学んでくれるのです。私が思うに、アジアの料理は目の料理と言われるように、視覚的にアピールしてくるものが多いと思うのです。その点から説明をすると、ローフードは色鮮やかで美しい料理に仕上げることができるので、アジアの食文化に馴染むのではないでしょうか。私自身、“ロー味噌汁”、“ズッキーニの坦々麺もどき”、“寿司ロール”などのアジア料理のレシピをつくりましたが、ローとアジア風味のコンビネーションはとっても楽しめると思いますし、アジアでもローフードはさらに注目されるようになると思っています。また多くのアジア人は乳糖不耐症の素因のある方が大半を占めていると聞いています。ですからより多くのアジアの方に、乳製品も白い小麦粉も白いお砂糖も使われていない、ローフードのデザートを試していただきたいですね。そんな思いを込めて私のデザートレシピを楽しんできただければと思っています。 志 今日は本当にありがとうございました。

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雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.10より抜粋

veggyレシピ「キャベツともやしの炒め物」

キャベツともやしの炒めもの
材料(4人分)
緑豆…1/8カップ
キャベツ…1/4個
生姜…少々(千切り)
青唐辛子…1個(みじん切り)
ターメリック…小さじ1/4
コリアンダーパウダー…小さじ1
クミンパウダー…小さじ1
赤唐辛子パウダー…小さじ1/4
塩…小さじ1/2
油…大さじ2

作り方
1、キャベツを小さく切っておく。緑豆スプラウトを軽く蒸す。
2、フライパンに油を入れて、熱し、生姜と青唐辛子を入れて、キャベツを入れて、軽く炒める。蓋をして、弱火で蒸し煮する。
3、キャベツが軽く柔らかくなったら、スパイス類と塩を入れて混ぜておく。
4、蒸した豆スプラウトを入れて混ぜ、1~2分蒸す。
5、お皿に盛って、上にシードのスプラウトを飾っても良い。
*食べる時にレモン汁をかけるともっと美味しい!

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Mira Mehtaミラ・メータ

ムンバイ(ボンベイ)出身のインド料理研究家。ムンバイ大学で科学を専攻し、卒業後に料理学校で料理とテーブルセッティングを学ぶ。1974年、ご主人の仕事の関係で来日し、1979年からインドのスパイス等の効果を教えながら料理教室を開く。雑誌、新聞、テレビなどで本場のインド料理を紹介しつつ、南青山にインド家庭料理の店「ビンディ」を20年間営む。お店を閉めた現在は、インターナショナル・スクールで学校給食のアドバイザーとして携わるかたわら、毎週土日に料理教室を開いている。
お問い合わせ先 miramehta@bindi.org

主な著書
「はじめてのインド料理」「もっと食べたいインド料理」「インド、カレーの旅」他、素晴らしい料理本が多数
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雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.11より抜粋

veggyレシピ「アジアン風野菜炒め」

アジアン風野菜炒め
材料(4人分)
かぼちゃ…小1/4個
厚揚げ…1枚
ピーマン…1個
赤ピーマン…1個
もやし…1/2個パック
ちんげん菜…1束
千切り生姜…少々
にんにく…一片
サラダ油…大さじ2
ごま油…少々
ターメリック…小さじ1/4
コリアンダーの葉…適量

作り方
1、かぼちゃ、ピーマン、赤ピーマンは薄切りにして大きさを大体そろえておく。厚揚げもやや薄切りにし、ちんげん菜をバラバラにほぐしておく。
2、熱したフライパンにサラダ油を入れて、生姜、にんにくを入れて、香りがでてきたらもやしを入れて混ぜる。続いてかぼちゃを入れて少し炒め、蓋をして蒸し煮にする。
3、ピーマンを入れて炒め、また蓋をして、かぼちゃに3/4位火が通ったら、醤油、スウィートチリソース、豆板醤、酢、を加えてサッと炒める。次に厚揚げを入れて混ぜ、ごま油を少し入れる。
4、別のフライパンでちんげん菜を少し油で炒めて、火が通ったらお皿に並べ、その上に野菜を盛りつけ、お好みでコリアンダーの葉をトッピングする。

*Point
スパイシーな味付けが好みならば、チリパウダーを少し加えてください。

*クスクスとは・・・
一般的には、デュラムセモリナ粉を原料とした小さな粒状のパスタをクスクスと呼んでいます。モロッコをはじめとする北アフリカでは主食として定着しているクスクスは、日本でも比較的手に入りやすく、輸入食材を扱うスーパーのパスタコーナーではどこでも見かけるようになりました。お湯につけて3分ぐらいで食べられるので、お米を炊く時間がない時にとても重宝します!

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南瓜(カボチャ):PumpkinまたはSquash【英】
鮮やかなオレンジ色が特徴のカロチン(ビタミンA)豊富なカボチャには、ビタミンC、B1、B2、E、食物繊維も多く、動脈硬化の予防や老化防止になると言われています。 そしてカボチャの種にも、もちろんビタミンやミネラルが豊富で、コレステロールを下げてくれる働きがあるそうです。 インドでは一般的に様々な料理に入れて煮込んだり、焼いたり、料理のトッピングとして飾ったりすることが多く、大人から子供までみんなが大好きなスナックなどのおやつとしても親しまれています。
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Mira Mehtaミラ・メータ
ムンバイ(ボンベイ)出身のインド料理研究家。ムンバイ大学で科学を専攻し、卒業後に料理学校で料理とテーブルセッティングを学ぶ。1974年、ご主人の仕事の関係で来日し、1979年からインドのスパイス等の効果を教えながら料理教室を開く。雑誌、新聞、テレビなどで本場のインド料理を紹介しつつ、南青山にインド家庭料理の店「ビンディ」を20年間営む。お店を閉めた現在は、インターナショナル・スクールで学校給食のアドバイザーとして携わるかたわら、毎週土日に料理教室を開いている。
お問い合わせ先 miramehta@bindi.org

主な著書
「はじめてのインド料理」「もっと食べたいインド料理」「インド、カレーの旅」他、素晴らしい料理本が多数
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雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.7より抜粋

veggyレシピ「豆とかぼちゃの温かいサラダ」

豆とかぼちゃの温かいサラダ

材料(4人分)
ひよこ豆(ガルバンゾー)…1/2缶
赤いんげん豆…1/2缶
いんげん豆…3~4本
かぼちゃ…小1/4個
モロッコインゲン…4個
赤ピーマン…1個
千切り生姜…少々
ターメリック…小さじ1/4
ガラムマサラ…小さじ1/4
ブラックペッパー粉…小さじ1/4
チリパウダー…小さじ1/4
クミンパウダー…小さじ1/4
レモン汁… 大さじ1~2
塩…小さじ1
レーズン…少々
サラダ油…小さじ2
プチトマト…5~6個
サラダ菜…数枚

作り方
1、かぼちゃの皮をむき、2cm角に切る。ひよこ豆と赤いんげん豆の水気をきっておく。いんげん豆を斜め切りにして半茹でしておく。 2、かぼちゃを鍋に入れて、大さじ1~2の水を入れて、弱火で蒸し煮する。
3、フライパンに油を入れて、はじけてきたら生姜と赤ピーマンを入れて炒め、続いて豆とインゲンを入れて1分炒める。塩、ターメリック、ガラムマサラ、ブラックペッパー粉、チリパウダー、クミンパウダーを入れて混ぜ合わせて火を止める。
4、続いてかぼちゃの形を壊さないように、レーズン、レモン汁を入れて優しく全体を混ぜ合わせる。
5、お皿にサラダ菜をのせ、その上にサラダを盛り、4等分に切ったプチトマトを飾る。

*Point
ひまわりの種、かぼちゃの種、刻んだくるみ、アーモンドスライスなど、 お好みのナッツをトッピングするとよりおいしくいただけます。

*クスクスとは・・・
一般的には、デュラムセモリナ粉を原料とした小さな粒状のパスタをクスクスと呼んでいます。モロッコをはじめとする北アフリカでは主食として定着しているクスクスは、日本でも比較的手に入りやすく、輸入食材を扱うスーパーのパスタコーナーではどこでも見かけるようになりました。お湯につけて3分ぐらいで食べられるので、お米を炊く時間がない時にとても重宝します!

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南瓜(カボチャ):PumpkinまたはSquash【英】
鮮やかなオレンジ色が特徴のカロチン(ビタミンA)豊富なカボチャには、ビタミンC、B1、B2、E、食物繊維も多く、動脈硬化の予防や老化防止になると言われています。 そしてカボチャの種にも、もちろんビタミンやミネラルが豊富で、コレステロールを下げてくれる働きがあるそうです。 インドでは一般的に様々な料理に入れて煮込んだり、焼いたり、料理のトッピングとして飾ったりすることが多く、大人から子供までみんなが大好きなスナックなどのおやつとしても親しまれています。
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Mira Mehtaミラ・メータ
ムンバイ(ボンベイ)出身のインド料理研究家。ムンバイ大学で科学を専攻し、卒業後に料理学校で料理とテーブルセッティングを学ぶ。1974年、ご主人の仕事の関係で来日し、1979年からインドのスパイス等の効果を教えながら料理教室を開く。雑誌、新聞、テレビなどで本場のインド料理を紹介しつつ、南青山にインド家庭料理の店「ビンディ」を20年間営む。お店を閉めた現在は、インターナショナル・スクールで学校給食のアドバイザーとして携わるかたわら、毎週土日に料理教室を開いている。
お問い合わせ先 miramehta@bindi.org

主な著書
「はじめてのインド料理」「もっと食べたいインド料理」「インド、カレーの旅」他、素晴らしい料理本が多数
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雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.7より抜粋

veggyレシピ「クスクスの野菜煮込み添え」

クスクスの野菜煮込み添え
材料(4人分)
玉ねぎ…小1個
かぼちゃ…小1/4個
ズッキーニ…2本
人参…中1本
じゃがいも…中1個
シナモンスティック…2cm
ひよこ豆(ガルバンゾー)…1/2缶
野菜スープ…1と1/2カップ
ターメリック…小さじ1
チリペッパー…小さじ1/4
おろし生姜…小さじ1
コリアンダーの葉(パセリでもOK) …大さじ2(みじん切り)
塩…小さじ1/2
オリーブオイル…大さじ3
クスクス…1カップ
お湯…1カップ
バター …大さじ1(ヴィーガンはオリーブオイル大さじ1で代用)
カボチャの種…少々

作り方
1、フライパンにオリーブオイル大さじ2を入れて熱し、シナモンと1cm角に切った玉ねぎを入れて透明になるまで炒め、ターメリック、チリペッパー、おろし生姜を入れて少し炒める。
2、続いて5mm半円に切った人参、2cm角に切ったじゃがいも、野菜スープを入れて沸騰させ、柔らかくなるまで煮る。
3、さらに2cm角に切ったかぼちゃ、カリフラワー、5mm半円に切ったズッキーニを入れて、弱火で10分煮る。
4、ひよこ豆、コリアンダーの葉、塩を入れて混ぜ、蓋をせずに弱火で5分煮る。
5、クスクスをボールに入れ、お湯を注ぎ2~3分おいておく。オリーブオイル大さじ1とバターを入れて、軽く混ぜる。*ヴィーガンはオリーブオイル大さじ2にかえる。
6、お皿にクスクスと野菜の煮込みを盛り付け、最後にかぼちゃの種をトッピングする。

*Point!
野菜はお好みの野菜を組み合わせてOK。お好みでトマトの角切りかレモン汁をかけて食べるのがおススメ。クスクスにターメリック1/4とシナモンパウダー1/4を混ぜてからお湯をいれると、風味が高まります。

*クスクスとは・・・
一般的には、デュラムセモリナ粉を原料とした小さな粒状のパスタをクスクスと呼んでいます。モロッコをはじめとする北アフリカでは主食として定着しているクスクスは、日本でも比較的手に入りやすく、輸入食材を扱うスーパーのパスタコーナーではどこでも見かけるようになりました。お湯につけて3分ぐらいで食べられるので、お米を炊く時間がない時にとても重宝します!

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南瓜(カボチャ):PumpkinまたはSquash【英】
鮮やかなオレンジ色が特徴のカロチン(ビタミンA)豊富なカボチャには、ビタミンC、B1、B2、E、食物繊維も多く、動脈硬化の予防や老化防止になると言われています。 そしてカボチャの種にも、もちろんビタミンやミネラルが豊富で、コレステロールを下げてくれる働きがあるそうです。 インドでは一般的に様々な料理に入れて煮込んだり、焼いたり、料理のトッピングとして飾ったりすることが多く、大人から子供までみんなが大好きなスナックなどのおやつとしても親しまれています。
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Mira Mehtaミラ・メータ
ムンバイ(ボンベイ)出身のインド料理研究家。ムンバイ大学で科学を専攻し、卒業後に料理学校で料理とテーブルセッティングを学ぶ。1974年、ご主人の仕事の関係で来日し、1979年からインドのスパイス等の効果を教えながら料理教室を開く。雑誌、新聞、テレビなどで本場のインド料理を紹介しつつ、南青山にインド家庭料理の店「ビンディ」を20年間営む。お店を閉めた現在は、インターナショナル・スクールで学校給食のアドバイザーとして携わるかたわら、毎週土日に料理教室を開いている。
お問い合わせ先 miramehta@bindi.org

主な著書
「はじめてのインド料理」「もっと食べたいインド料理」「インド、カレーの旅」他、素晴らしい料理本が多数
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雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.7より抜粋

ローフード界のスーパーヒーロー – デヴィッド・ウルフ

ローフードとは、Raw(生の)Food(食べ物)のことをいいます。沢山ある食事法の中で歴史はまだ短いローフードですが、長年続けるとどうなるのか気になるところです。 そんな中、デヴィッド・ウルフの存在は『ローフーディストの実像』であり、 ローフードをバランス良く正しく続けた結果のロールモデルと言えるでしょう。
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PROFILE
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David Wolfe
デヴィッド・ウルフ 栄養学の修士号を取得し、ナチュラルヘルス、美の栄養学、ハーブ、チョコレート、スーパーフードの専門家。『ローフード』、『スーパーフード』、『ローチョコレート』といえば、まずデヴィッド・ウルフの右に出るものはいないと言われ、23歳で100%ローフーディストになってから16年、その道を極めている彼は、『地球上で最も健康で元気な人』と言えるでしょう。
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Interviewer PROFILE
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松田すみれ/Sumire∞Matsuda
ファッション、音楽、イベント界から、ローフードに出逢って食の道へ。海外でのシェフ経験、カフェ運営を経て、現在東京に在住。ローチョコレート<cacao∞magic>を主宰するショコラティエ、ローフードシェフ、ライターとして、ローフードの素晴らしさとマジックを伝える。 http://cacaomagic.exblog.jp
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栄養が行き渡った体とスピリット、周りの人々を全て魅了する様な爽快なエナジー、頭の回転の速さを物語るボキャブラリーの多さと明晰な知識、地に足の付いた感じが一緒にいる者をリラックスさせ、ユニークさとセクシーさを同時に兼ね備えたデヴィッド。今回は彼がオーストラリア~ニュージーランド~バリでのツアーを終え、ハワイの家へ戻るトランジットの最中、インタビューに応じていただきました。

あなたにとって ローフードとは?

母なる自然によってもたらされた、48℃以上に加熱されない食物のことです。食物に含まれている水分を内包する細胞は、加熱調理によって破壊され、ダメージを受けます。人は食物を色々な方法で加熱、加工して、自然を破壊しているようなものです。自然のまま食べたらどうかな? 人間以外の全ての生き物はローフードを食べている。もし本当に自然に健康的になりたければ、ローフードを食べるのが好ましいでしょう。

あなたの食事で一番重要視している ことは何ですか?

スーパーフードです。スーパーフードは何千年もの歴史の中で、偉大なる文明を経てその知的な本質が実証されてきた食物です。ポリネシアンがノニを、中国の人々がゴジベリー(くこの実)を、インカの人々がマカを、北米とアマゾニアンがカカオを、エジプシャンがアロエベラを大切にしてきました。スーパーフードは、ビタミン、ミネラルが非常に豊富な食物で、加えて抗酸化性、オメガ3、脂肪酸、完全たんぱく質などが含まれます。スーパーフードから完全たんぱく質を摂取することができるので、動物から命を奪う必要もなく、とても倫理に叶っています。現在人々が食べているものは、栄養の点において中身が空っぽであるのに対して、スーパーフードは栄養素に富み、また「マナ=気」と言われるエネルギー源も豊富に含んでいます。

人々が食べる理由

長年ローフーディストでいると健康のバランスが取れ、代謝システムの効率が良くなってあまり食べずに済むようになります。ミネラルが欠如すると、体内の血糖値が安定せず、そのバランスを取る為に何かを食べなくてはならなくなります。食べたくなるのは感情的な理由や社交的な理由を超えて、単純に血糖値の問題なのです。食べる目的はカロリーの摂取ではなく、栄養の摂取です。そしてローであるということは、食物に栄養素が豊富であるということ。それを私は実践しています。

ローフードを始めたキッカケ

『フィット・フォー・ライフ / ハーヴィー&マリリン・ダイアモンド著)』で、ローフードというものを知り、初めて「ローフーディスト」という言葉を目にしました。そしてローフードを70〜80%実践し、23歳頃から100%ローフーディストになりました。それからもう16年になります。ローフードには加熱食に比べてとても強いエナジーがあります。植物界、きのこ界、そして動物界からも何かを摂取するという様に、バランスには十分気をつけて下さい。私は39歳ですが、もう動物界からのものはほとんど必要ありません。もし私が2歳なら、ヤギのミルクなども飲む必要があると思います。子供の頃はしっかりした体を作るために、動物界のエナジーも必要です。食事は人生の全体像で見る事が重要です。私はその全体像から、皆さんが自分自身でより安全に健康に近づける様にガイドできればと思っています。 日本にも、オーガニックでハイクォリティな素晴らしいフルーツや野菜が沢山あると思います。まだ私は日本の食事情を良く知りませんが、きっと沢山の発見ができると確信しています。日本はプロバイオティックや酵素についての研究が世界で最先端と言われています。日本の研究が世界をリードしているのです。特に酵素はローフードを始め、若さ、消化、老廃物、癒しといった面でも重要ですね。その最高の技術が日本にはあるのです。本当に素晴らしいことですね。

世界中を旅して、食物を栄養学の観点から研究し、人々が美しく健康な生活を送れる様に有益な知識と情報を伝えるデヴィッド・ウルフ。アメリカでは16年前に2軒だったローフードレストランが、現在150軒になるまで、1800もの講演や教室を開き、ローフードの素晴らしさと価値を伝えてきました。(2010年時点)

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雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.10より抜粋

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