こんにちは、ベルリン在住・イラストレーターのKiKiです。
1月が早くも終わってしまいますね。本当に月日が流れるのは、あっという間で焦ってしまいます。皆さんは2020年の目標は立てましたでしょうか?
私はいくつかあるのですが、そのうちの1つに『ベジタリアン生活にチャレンジする』という目標があり、1月の半ばに早速”1週間”という期間を決めてトライしてみました!
もともと野菜多めの食生活でしたが、完全なベジタリアン生活にチャレンジしたいと考えたきっかけは、実はずっと体調・精神ともに不安定なのが続いていて悩んでいて、その原因が昨年末にわかったことでした。それは病気というよりも、ずっと付き合っていかなくちゃいけないものだということもわかったので、その対策の1つとして有効かな…?と試してみたかったからです。
結果としては、だいぶ気持ちも体もすっきりして、軽やかになりました。へなちょこ自炊ですが、毎回何を作ろうか考えることも、とても楽しかったです!
とても良い感じなので、ベジタリアン寄りの野菜中心生活は続けていて、お肉に関しては柔軟に(友人とご飯を食べる時や、栄養バランスも考えて)また少し取り入れています。
今回は、そんな初めてのベジタリアン生活チャレンジレポートをお届けしたいと思います!お料理家さんではなく素人自炊なので、ご紹介するのが素敵なお料理ではないことが申し訳ないのと、もともと少食でもあるのでご紹介できるお料理の種類が少ないですが、趣味がスーパー調査と家計簿なので笑、一般庶民目線のベルリンスーパー事情なんかも交えてお届けできたらなと思っております。どうぞよろしくお願いします!
ベジタリアン生活チャレンジ1日目(土曜日)
初日の朝ごはんは、とりあえずファラフェルをつくって、簡単にトマトと一緒に食べてみました。ファラフェルとは、潰したひよこ豆やそら豆に香辛料を混ぜ合わせ丸めて食用油で揚げた中東の料理です。
こちらではベジタリアン用のケバブにお肉の代わりに入っているのをよく見かけます。満腹感もあるし、スパイシーで大好きな食べ物の1つです。写真のものはREWEという大手スーパーで売っているファラフェルの素(1.19ユーロ、約143円)で、お湯と混ぜてフライパンで焼くだけで簡単に作れます。
REWEは独自のBIO(オーガニック)食品自社ブランドを展開していて、お値段もお手頃なのでBIOのものはREWEによく買いにいきます◎
30年続く、ライフスタイルを促進する高品質のオーガニック製品だそうです。
さらに詳しくは、以下のページをご覧ください。
お昼は少し買い出しをしてきて、ココナッツカレーをつくってみました!
こちらも大手スーパー。価格はREWEよりも少し安い気がします。
・veggyさんの記事でも何回かご紹介しているヴィーガンミート『NEXT LEVEL
HACK』(1.99ユーロ、約239円)
・マッシュルームが安かったので(0.99セント、約119円)も購入。
・ココナッツミルク (0.99セント、約119円)
・生姜(0.15セント、約18円)
・お米・Spitzenreisというのが1番量が多く入ってお買い得なのでいつもこれを購入しています。(0.99セント、約119円)
・BIO人参(なんと1袋これだけ入って0.99セント、約119円)
カレーパウダーなどは、前に購入して常備しているのでいくらだったかは忘れてしまいました…。でも全体的に安いと思いません??マッシュルームとBIO人参はお買い得の時を狙って購入しましたが、ベルリンの食品の値段は基本的にこんな感じ。とても家計に優しくて助かっています◎
1日目食費(買い出し分):7.39ユーロ、約886円
ココナッツカレーには、以前購入して冷蔵庫に入っていた、ネギも入れて具沢山に。1日目は、野菜をたっぷり食べることができたのと、ヴィーガンミートもあり、お肉がなくても不満感はありませんでした◎良い感じのスタートです!
ベジタリアン生活チャレンジ2日目(日曜日)
今私はベルリンでドイツ人女性と3人でルームシェアして生活しています。この日はルームメイトが借りている畑でつくった”HOKKAIDO”という品種のかぼちゃを使って日本食をつくってほしとリクエストをもらっていたので、日本食を作る日でした。写真、全体的に茶色くてすみません。。苦笑
定番のかぼちゃの甘煮をつくってみたのですが、日本で良く売っている皮が緑のかぼちゃとやはりちょっと違うみたいで、同じ要領でつくってみたら汁が多めになってしまいました。研究が必要そうです。
茶色い汁物は、野菜たっぷりの醤油スープです。人参、ネギ、玉ねぎ、生姜、ごまが入っています。かつおだしが使えないということに気づいて、ネットで調べて、初めて野菜の皮などから出汁をとってみました!なんだか実験をしているみたいで面白かったです。コクのある出汁が取れて、写真の見た目よりも、味は美味しかったです。笑 ルームメイトも、全部食べてくれたので安心しました◎
ご飯は、”ミルクライス”というお米を炊いています。その名前の通り、ドイツではご飯を甘い牛乳で煮込んで食べる、という日本人には衝撃的な”ミルクライス”というお料理があるのですが、それ用のお米が実は1番日本のお米に似ていて、価格も安いので(1袋0.59セント、約71円)、日本食のときはこちらを購入しています。
ちなみに気になる”ミルクライス”のお味ですが、ご飯としてではなく、”ミルクライス”という食べ物だ、という認識で食べると、なかなかいけます!とっても甘いです!
ベジタリアン生活チャレンジ2日目(月曜日)
平日は基本、家でお仕事作業なので1度に大量につくり、お腹が空いたらキッチンにつまみに行くスタイルです。土日につくった残り物もまだあるので、簡単に冷蔵庫の中に残っている野菜を切って、ヴィーガンミートをのせ、オリーブオイルと塩・コショウを変えたものをオーブンに入れてみました。とても簡単なものですが、野菜がホクホクで美味しかったです◎
ヴィーガンミートは、オーブンで焼くと一番お肉に似た食感と味になるということもわかりました!
ベジタリアン生活チャレンジ3日目(火曜日)
引き続き、残っている野菜たちを切って、ヴィーガンミートも入れて具沢山の醤油チャーハンをつくってみました。
ちなみに、お醤油はこちらでも日本のものが購入できるのですが、輸入品でやはり割高になってしまうので、最近REWEで見つけた、こちらのお醤油を使っています。
BIOとVEGANマークもあり、安心、味も美味しく問題ありません◎日本食は、こちらでもとても人気で、最近では普通のスーパーでも日本の調味料が比較的安いお値段で買えるようになってきていて、とても嬉しいです。
気になる体調の方ですが、3日目あたりから、体の中のものがすっかり消化された気分になり、軽くなってきた反面、食べてもすぐに消化されてしまって満腹感が続かなくなってきました。。
そんな3日目の夜は、前回の記事でご紹介した『廃棄食品レスキュースーパー『SIRPLUS』、ベルリンに4店舗目をオープン!』、SIRPLUSのキックオフパーティーにお邪魔してきました。
そこで振る舞われた、廃棄食材を使ったヴィーガン料理をいただきましたが、素人の自炊菜食料理とプロの菜食料理は、味も満足感もぜんっぜん違うなあと、ただただ感動しました。
そして真剣にベジタリアン生活を続けていくのなら、ただ野菜だけを食べればいいというわけではない、栄養のことも、調理方法のことも、きちんと勉強していかなくてはいけないんだということに気づきました。
そんな大切なことに気づいたベジタリアン生活1週間チャレンジ半ば。後半の食生活と体の変化については、次の記事でお伝えしたいと思います◎
※ちなみに、前編3日間の食費(常備調味料はのぞく)は合計7.98ユーロ、約961円でした。
西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。
Portfolio site : http://kiyonosaito.com/instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/