1年の終わりを鮮やかに彩る、ドイツのクリスマスマーケット

こんにちは、ドイツ・ベルリン在住のイラストレーター、KiKiです◎

ドイツの12月は、1日からすでにクリスマス一色です。こちらではクリスマスは日本でいうお正月のようなもので、家族みんなでゆっくり過ごすことが一般的です。新年を迎えても、日本のようにお正月という概念がないので、仕事や学校が2日から始まります。ということで12月も後半の今、街はすっかりホリデーシーズンです。

12月はじめから、クリスマスが終わる26日ごろまで(なんとドイツのクリスマスは24・25・26の3日間もあるのです)街の様々な場所で、クリスマスマーケットが行われています。

毎年どこに行こうか迷ってしまいますが、今年はドイツではなく、”北欧”をテーマにしたクリスマスマーケットに行ってみました。今年最後のveggy online様でのコラムは、そちらをご紹介したいと思います◎

北欧クリスマスマーケット『LUCIA WEIHNACHTSMARKT

こちらは古いビール工場を改装した、とても雰囲気のある建物の中庭で開催されています。

平日は15時から22時まで。週末は13時から22時まで。わたしは平日の17時頃に行きましたが、もうクリスマスマーケットを楽しむ人たちで溢れかえっていました!そして、ドイツの冬は16時くらいからすでに日が沈みはじめ、17時には真っ暗です。

『LUCIA WEIHNACHTSMARKT』は、直訳で『ルシアのクリスマスマーケット』という意味。

ルシアとは、北欧の国々のキリスト教の祝日、12月13日『聖ルシアの日』からきています。一家の中の年長の女の子がロウソクに火を灯して、街を練り歩くのだそうです。

マーケットの屋台は、それぞれの国旗が掲げられていて、その国ならではのご飯を楽しむことができます◎

ちょっとした旅行にきた気分になれます!

クリスマスマーケットといえば、まず『グリューワイン』を飲もう!

ドイツのクリスマスマーケットで欠かせない定番の飲みのものが、あったか~い『グリューワイン』。グリューワインとは、赤ワインにシナモンやスパイス、果物を加えて温めたホットワインのことです。

これを飲まないと、12月を終えることができない!というくらい、この時期になるととても恋しくなります。クリスマスマーケットは基本野外で寒いので、これを飲んで、ほっと一息。冷えた体を温めます。

人がいっぱいいすぎて見えないかもしれませんが、真ん中に長い木の机があり、ここでみんなグリューワインを片手におしゃべりを楽しみます。

以前『いらなくなったものは、必要な人のもとへ。ベルリンのサステナブルな文化をご紹介!』の記事内でPfandという制度をご紹介しましたが…

こちらで飲み物を買う場合、飲み物代と一緒に容器代(Pfand)も強制的に支払う義務があります。それらは飲み終わったと、酒屋さんのカウンターやスーパーに設置してある回収BOXに持っていくと支払った容器代が戻ってくるという仕組みになっています。

グリューワインのカップも同様で、購入する際に『カップ代』の1ユーロをプラスして支払います。カップをお店に返すと、支払ったカップ代の1ユーロは帰ってきます。このカップは、また綺麗に洗い、他のお客さんが使い、循環してゆくのです。

もちろん、カップを記念に欲しい人はそのまま持って帰ってもOK。カップの柄は、クリスマスマーケットの会場によって違うので、コレクションしている人もいますよ◎

お肉料理の屋台が多い中、ついに発見したヴィーガンピザ!

基本ドイツの家庭料理はお肉料理が多く、クリスマスという特別なイベントになるとさらに豪華なお肉料理。。さすがにベジタリアンやヴィーガンのお料理はないかな…と諦めかけていたとき、ふと、1番人が並んでいる屋台が気になり、メニューの看板をみてみると…

ベジタリアンとヴィーガンの文字を発見!!しかもベジタリアン、4種類もある!!何屋さんなのかなと、人混みをかき分け見てみると、どうやらピザ屋さん。立派な焼き釜もあり、その場で焼きたてが頂けるみたいです!

『ヴィーガンバージョンもあるけど、15分待ってね』と看板に書いてあるのですが、せっかくなので待ってみることにしました。

並んでやっと注文をする番になったとき、とてもフレンドリーなお兄さんが、『ヴィーガン?ok、5分!5分でできるから待ってて!!』と手際よく焼き始めてくれました。

なので15分も待つことなく、焼きたて熱々のヴィーガンピザを頂くことができました。

それが、こちら!

のっているのは、ニンジン・玉ねぎ・きゅうり・マッシュルーム、オリーブの実。熱々でもっちり、野菜の美味しさもそのままで、とても幸せな気分になれました◎

きっとこの屋台に1番人が多く並んでいたのは、ピザももちろん美味しいし、ピザを焼くお兄さんの明るい人柄もあると思いますが、ヴィーガンやベジタリアンという選択をする人が、この街には多くいるからなのではないかと思います。改めて、この街が受け入れている多様性を感じました。

まとめ

2019年の1月から、veggy online様でのコラムを書かせて頂くようになり、9月からはとても嬉しいことに本誌でも連載させて頂くようになりました。

ベルリンやヨーロッパのヴィーガン事情やサステナブルな情報を取材をする中で、私自身もさらに興味を持ちました。特に、ベルリンのサステナブルな取り組みはとてもストイックで、どんどん新しいアイディアや活動が生まれてきています。

2020年は、どんなものに出会えるのか、今からとても楽しみです!

1年間読んでいただき、本当にありがとうございました!みなさん、良いお年を。そして、来年もどうぞよろしくお願い致します◎

西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio site : http://kiyonosaito.com/

instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/

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