【世界のヴィーガン放浪記】VOL.1 ベルギー・ブリュッセル

こんにちは、ヨーロッパのヴィーガン文化の首都と呼ばれているベルリン在住・イラストレーターのKiKiです◎

私は完全ベジタリアンではなく、野菜多めの食生活を好む柔軟主義者です。ベジタリアンやヴィーガンの文化にとても興味を持ちはじめたのは、ベルリンに引っ越してきた3年前から。

こちらのカフェやレストランに入ると、必ずと言っていいほど『ベジタリアン・ヴィーガン用メニュー』が用意されていています。

その理由としては、国際色豊かで、それぞれの個性を尊重することが自然と根付いているベルリンでは、どんな宗教・主義を持っていても、友人たちとみんなで美味しい食事を囲んでおしゃべりすることができる環境をづくりをしている、ということが挙げられます。

移住当初、日本では見かけたことがなかった『ベジタリアン・ヴィーガンメニュー』に、とても興味を惹かれました。

まず、野菜のそのままの味や色を生かしたアーティスティックな料理が多く、その見た目の美しさに魅了されました。どちらかというと私はお肉が好きな方なのですが、それがなくても全く気にならないくらい美味しい料理が多いということに驚きました。また環境問題に対する意識がとても高く、食べ物や物を自然と大切にしている様子に、とても居心地の良さを感じました。

それ以来、入ったお店にベジタリアンメニューを見つけると、注文してみることが多くなりました。

ヨーロッパ国内の移動が格安でしやすい、ベルリン。他のヨーロッパの国のベジタリアン・ヴィーガン文化はどうなっているのだろう…?友人を訪ねたり、アートイベントのために近隣諸国を訪れることも多いこの夏。『旅のついでに、その国のベジタリアン・ヴィーガンレストランにも寄ってみよう!』と思いついたのが、この企画です。

もちろんベルリンにも素敵なカフェがたくさんあるのですが、とりあえず第1回目は先日フランス人のイラストレーター友達Leaを訪ねて訪れたベルギーはブリュッセル編をご紹介したいと思います!

ベルギー・ブリュッセル



ベルギーの首都・ブリュッセル。EU本部があるこの街では、フランス語・オランダ語・ドイツ語の3つの言語が公用語として共存している、公用語が一つしかない私たち日本人から見ると、とても不思議な街です。

住んでいる人たちはベルギー人はもちろん、3つの公用語がある関係で他の国からの移民が多く暮らす、ベルリン同様国際的な都市です。フランス人の友人も、通っていたイラストスクールがブリュッセルにある関係で、こちらに移住してきました。街ではフランス語が多い印象でしたが、もちろん英語で話しかけると英語で返してくれます。

フランス人の友人に『オススメのヴィーガンレストランってある?』と聞いてみると…

『う〜ん、いろんな国の人や宗教を持つ人が住んでいるから、基本どこのお店でもベジタリアンやヴィーガンメニューはあるわよ』とのこと。

例えば、彼女自身も友人と集まって家でパーティーをするとき、様々なバックグラウンドを持った人たちが集まるので、ベジタリアンメニューは必須とのこと。これはベルリンで生活していても、よくあるお話です。

ちなみに彼女のボーイフレンドは、アフガニスタン人。宗教はイスラム教、ムスリムです。私が遊びに行った時は、ちょうどラマダン中で(イスラム教徒に課せられた五つの義務「5行」の一つで、30日間の断食を行う聖なる月のこと)深夜から早朝までの限られた時間内でしか飲食できず、終始疲れた様子でした。

滞在中、彼女はフランスの家庭料理・キッシュをつくってくれたのですが、『ムスリムの人がいるから、ベーコンは鳥のものを使うけどいい?(ムスリムは豚を食べることができません)』という会話が。こういう気遣いが日常的なのが、こちらでの生活です。

さて、彼女もどこのレストランがオススメなのかわからない!ということで、googleさんに尋ねてみました。そこで1件、目に止まったお店の名前が。『AMIだって!フランス語で友達って意味よ。きっと美味しいんじゃないかしら?』素敵な名前だね!と彼女と意気投合し、『AMI』に行ってみることに。

『AMI』に、行ってみました!



トラムに揺られ、15分ほど。『AMI』にやってきました!お店の外観も素敵。

開店時間の12時ちょうどに到着してしまったのですが、『まだ準備中なの〜、ちょっと待っててくれる?』と店員さんが。のんびり友人とおしゃべりしていたら、『OKよー!』との声。

Amiでは、ベジタリアンのヘルシーで美味しい料理をすべての人に届けるために、愛と情熱を込めた自家製のものを提供しているそうです。ベジタリアン、ビーガン、グルテンフリー。すべてオーガニックで安心な食べ物ばかりです。

店員のお姉さんに、オススメのメニューを尋ねると『AMIバーガーの”Veggie”がうちの看板メニューよ!』とのこと。早速注文してみました!

そしてやってきた、とてもカラフルで美味しそうなバーガーは、こちら !!!

まず驚いたのは、ハンバーガーのパン。自然で甘い味が、口の中に広がりました。そして、お肉が入っていないはずなのに、とってもジューシーで満足感がある野菜たっぷりのウィーガンパティ。お豆や人参などがミックスされて、つくられているそうです。特製ケチャップとマスタードも、お野菜と合って、本当に美味しい…!

一緒に添えられていた野菜チップスも、野菜そのものの甘さと、かかっているお塩が絶妙のコンビネーションでした。

店員のお姉さんに、ブリュッセルのベジタリアン・ヴィーガン文化について聞いてみると、
『この街では、とても有名なカルチャーよ。たくさんベジタリアン・ヴィーガンのお店もあるしね。あの角を曲がったところにも、数件お店があるわよ。…でも1番美味しいのは、うちだけどね!』と素敵な笑顔とともに、教えてくれました。笑

確かに、インターネットで探したらたくさんお店が出てきたけれど、私はこのフレンドリーな店員のお姉さんがいる『AMI』が好きです。店員さんともAMI(友達)になれるし、きっとベジタリアン・ヴィーガンAMI(友達)も見つけられるはず…?
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AMI
Address : Rue Lesbroussart, 13 Ixelles
HP : https://ami-veggie.be/

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KiKi / イラストレーター

西伊豆の小さな限界集落出身。交通機関もない、1番近いお店まで車で1時間。とにかく大自然しかない小さな集落で、紙とペンと空想で無限大に遊べることが、この上ない娯楽で贅沢でした。

2012年京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業。その後、同大学マンガ学科副手を3年間務めながらイラストレーターとしての仕事を少しずつ増やしていき、2015年からフリーランスに。居場所を探して旅するように生きていたらベルリンに辿り着き、2016年の夏から移住。

例えば、私のように小さい集落で暮らしている子が、そこから旅立つ時期を迎えたときに、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』って気づけるようなものを残していけたら、最高だなと思いながら絵と文章をかいています。
Portfolio site : http://kiyonosaito.com/
instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/

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