ベルリンのスーパーで発見!本物そっくりヴィーガンミートひき肉『NEXT LEVEL HACK』

こんにちは、ドイツ・ベルリン在住のイラストレーター、KiKiです。

ある日の夕方。近所のスーパーに買い出しに行くと、お肉売り場でこんなものを見つけました。その名も『NEXT LEVEL HACK / VEGANISHE HACK』!!

ドイツ語でひき肉のことを『Hack(ひき) fleisch(肉)』というので、商品名を日本語に訳すなら『次世代のひき肉、ヴィーガンミートひき肉』というところでしょうか。

とても気になって、すぐに購入し早速夕飯にお料理してみました!今回は、そのレポートをお送りしたいと思います。

次世代のひき肉、ヴィーガンミートひき肉!!

こちらがその次世代ヴィーガンミート!

精肉売り場に本物のお肉たちと一緒に並べられていましたが、ぱっとみ見分けがつきませんでした。大きく記載されている『VEGAN(ウィーガン)』マークに目が止まり、商品説明を読み、これがお肉ではないという事実に衝撃を受けました。

エンドウ豆・小麦・大豆など、さまざまな植物性タンパク質から出来ているようです。

価格は2.99ユーロ(約350円)で、こちらの一般的なひき肉の価格と変わりありません。見た目もそっくりで、良心的な価格。ヴィーガンの人はもちろん、ヴィーガンに興味を持っている人でも、抵抗なく購入し、試してみることができるのではないでしょうか。

そしてもう1点、日本の皆さんにお伝えしたいことがあります。それは、このウィーガンミートを購入したお店はオーガニックを意識した高級店などではなく、Lidlというヨーロッパを中心に展開しているスーパーで、商品価格も良心的で、一般庶民の優しい味方であるということです。

以下のLidl公式ページに、今回の商品開発の経緯についてこう書かれています。

8月の初めに、すべてのLidl店舗で自社ブランド「Next Level Meat」の最初の商品であるヴィーガンバーガーパティを発売し、多くの肯定的なフィードバックを受け取りました。

この顧客の応答により、代替肉の消費を簡単かつ魅力的にするために、他のヴィーガン製品を無敵の低価格で提供することが次のステップだと考えました。人気のヴィーガンバーガーパティと比較し、植物ベースのひき肉がどのようなフィードバックを受けるのか、とても興味深いです。私たちは、すでにさらなるアクションに取り組んでいます。

引用)
ヴィーガンハック:Lidlがヴィーガンブランドの「Next Level Meat」の範囲を拡大
9月2日からドイツ全土で植物ベースのひき肉とハンバーガーパテの販売を開始

ベルリンに住む友人たちは、ヴィーガンではなくてもBIO(オーガニック)というマークが記載されていない商品は買わないと決めている人たちが多く、そしてそれが一般の大多数の意見として世の中に浸透しているため、結果として企業はBIO(オーガニック)食品の開発に積極的に取り組み、こちらではお手頃な価格で提供されています。

ベルリンに住んで4年目ですが、今ウィーガン食品も同じ流れで急速的に増加し、さらにどんどん買いやすい値段になってきているように感じます。

日本では、BIO(オーガニック)・ヴィーガン食品は特別なもの、意識が高い人たち、経済的に余裕がある人たちが買うイメージがあるのではないでしょうか。価格も、実際他の食品と比べて高いのも事実です。

しかし、人々が『これが本当に私たちに必要なもので、これらは不要なものだ』と意思表示し、自分が購入したことの先の未来に生まれる影響を考えて行動していけば、少しずつ環境は変化していきます。

その変化の現在進行形を、日々ベルリンで見ることができて感動しています。

いきなり全てを変えていくことは難しいですが、ヴィーガンに限らず、ひとりひとりの小さなことから、できることから、私たちの世界を良い方向に変えていく種を撒いていけたら素敵ですよね。

私はその小さなことの一環として、購入したヴィーガンミートひき肉でのお料理レポートを皆さんにお届けしたいと思います。少しでも自分が食べるものについて興味を持って頂けたら、嬉しいです。

ヴィーガンミートひき肉で、
ドライカレーチャーハンを作ってみよう!!

ヴィーガンミートひき肉と、家にあるもので簡単にドライカレーチャーハンを作ってみました。本当に簡単に作ったお料理なので、あんまり格好の良い出来栄えではないのですが。。

まずは、玉ねぎとニンジンを炒めて、ある程度火が通ったらヴィーガンミートひき肉を投入します!

見た目はお肉ですが、匂いは豆系の匂いがします。通常のひき肉と同じように炒めていってみましょう。

感触は、本物のひき肉と比べると硬い感触がします。でも他に特にきになるところはありません。

炒め続けていきましょう。。

十分な時間炒めたのですが、色は完全に茶色くならず、赤みが残ってしまうようです。少し食べて確認をしましたが、この色合いでも十分火は通っています。見た目は完全にお肉ですが、香りと味は豆系のものです。

ご飯を加え、塩・コショウ・カレーパウダーを入れて味付けをして、調整していきましょう。

そして、完成したのはこちら!!

調理・見た目・食感はお肉ですが、やはりコツは味付けのようです。日頃から薄味が好きなので、少し豆の味が残ってしまいました。今回の場合だったら、もう少しカレーパウダーを多めに入れるなど、調味料でカバーする方法をもう少し研究する必要がありそうです。

こちらのレストランでいくつものビーガンミートを使ったお料理を食べていますが、どれも豆を感じさせることがなく、違和感のない味でした。今度食べるときは、味付けに注目して見てみようと思います!

【結論】
普段通りの料理方法で大丈夫、でも味付けに工夫が必要!

また購入して、他の料理にも挑戦してみようと思います。

以上、本物そっくりヴィーガンひき肉『NEXT LEVEL HACK』のご紹介とお料理レポートでした。

また興味深いヴィーガン食品をスーパーで見つけたら、ご紹介しますね◎

 


KiKi / イラストレーター
西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio site : http://kiyonosaito.com/

instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/

 

植物にも感情がある?! — 吉良編集長コラム

意識しない意識

今やヴィーガン(ベジタリアン)は世界のトレンド!

雑誌veggyも創刊して早10年! 当初は季刊誌でしたが、約2年後には隔月へ。創刊時から比べると、編集部内も様変わりし、近年は世界のトレンドとしてベジタリアン食が迎えられ、ようやくスタート地点に来たような気がしています。

ベジタリアンの中でも、なぜ今ヴィーガンの需要が高まっているのか? 食物アレルギーや環境問題などを置いていえば、地球の一部である私達ひとりひとりのスピリチュアルな進化が進んでいるからだと感じています。

世界中のあらゆる食べものが自由に選択できるようになった先進国において、わざわざ“動物の命を奪う”という食べ方が必要なのかどうか? と考える人々は確実に増えている気がしますし、私達はたった今、何かの命を奪わなければ生きられないような状況下に置かれてはいません。自らが狩りに参加する機会がほぼないであろう現代人においては、食に対する論理的な葛藤もあるのかもしれません。

例えば、あなたは林檎の皮をむくように、牛や豚や鳥の皮を何の躊躇もなくむくことが出来るでしょうか? 魚ぐらいはさばけても、ほとんどの人は想像するだけでもゾッとしますよね。よくお肉好きな人が、“ベジタリアンだって植物を殺しているでしょう”なんていう事がありますが、どれほどの人がりんごをむく事と動物の皮をむく事を同列に考えられるでしょう?

近年、世界中で不自然な糖やあらゆる添加物の摂り過ぎで糖尿病が増加し、糖質制限=パレオ・ダイエットもにわかに人気ではあります。パレオ=原始人食ですが、私自身はもはや原始人食へ戻る必要はないと感じています。ただし私達が忘れてしまった“意識しない意識”は古代の人々の様に取り戻す必要があると感じています。

植物は人間と相性がいい!?

かつて嘘発見器を発明したアメリカの著名な科学者として知られるクリーヴ・バクスター博士が、植物にも感情があるということを発見し、バクスター効果として発表しましたが、当初はそのあまりに超人的な論文が受け入れられなかったそうです。ちなみにこの実験に使用した植物とは、近年になって低GIだとされ人気の高い甘味料アガベシロップの原料である竜舌蘭(リュウゼツラン)だったそうです。博士がリュウゼツランの葉をギュっと強く持った時は、感情の激しい揺れがあり、博士が突如“葉を焼いてみよう!”と思った瞬間には、なんとリュゼツランは恐怖におののき、測定器の針が最上位まで振り切れてしまったそうです。ようするに、植物は私達の感情をエネルギーとして瞬時に読み取ることが出来るのですね。そういった実験から、“植物は人間にはとうてい及ばないような超能力を持ち、さらに植物同士で会話もしている!”とバクスター博士は発表しているそうです。

その後も博士はリュウゼツランの実験を色々と続けたそうですが、植物に対して心から感謝して食べると、植物の気持ちが穏やかになることを発見します。しかし同じ事を動物で実験した際は、殺された動物にどんなに感謝の念を送っても恐怖の感情(針の揺れ)は消えなかったそうです。動物がそうであれば人間もそうでしょう。

“菜食になることは、涅槃(ねはん)へ至る流れへ足を踏み入れることになるのです”という仏陀の言葉が今日も心に響きます。

2016年12月20日
編集長 吉良さおり

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.50より抜粋

ココロや思考は 現実化する!? — 吉良編集長コラム

春になると小学校では目の検査などがありますが、我が家の長男がついに近視でひっかかってしまったのです。ひとたびメガネにすると、どんどん視力が低下していくようですし、どうしたものかと眼科も含め、色んなホリスティック系クリニックに伺いました。私の場合、距離などは関係なく、会いたい方がいればどこへでも飛んでいきますので、色んな専門家の方々から今もアドバイスをいただいている真っ最中ですが、とりあえず授業中は見えないと勉強に支障が出てきますから、まずは軽めのメガネを作り、授業中だけ長男にかけてもらうようにしています。世の中には本当に様々な視力回復トレーニング法があるのだな〜と、私自身がとても勉強になっているところです。

夫や義母は、“まだ小さいのに目が悪いなんて! かわいそうに”と嘆いていましたが、私は最初から回復するという前提でクリニックなどへ相談しに行っているので、どこかの先生や専門家の方に「治るとは保証できないけど……」といわれても“この先生はそういう考え方や見解なのだな”と理解するのみで、悲観することはありません。私達が悲観する時、私達は起こってもいない負の連鎖を自己の勝手な“思い”で決定づけてしまっているのです。よく“思考は現実化する”といいますが、もしそうならば、そういった毎日の“思い”が積み重なった結果が今ここにあるだけなのでは? と私は感じています。

実は先日、ニュージーランドから来日したドイツ出身の“アイ・ボディ”というワークを広めているピーター・グルンワルドさんにお会いしました。ピーターさんは3歳の頃から強度な近視と乱視により、27年間ずっとメガネをかけていたそうです。メガネの度数が強くなるにつれ、吃音や姿勢が悪化していったことで、まず姿勢を良くするメソッドを学び、目を自然に良くするNYの眼科医が開発したベイツ・メソッドを取り入れ、さらにドイツの世界的に著名な視覚教育家のジャネット・グッドリッチ博士の訓練を受け、その18カ月後にはメガネを完全に手放すことができたそうです。これら一連の経験から、視覚システムは人間の体のあらゆる縮図であり、自律神経、感情、思考能力とも密接な繋がりがあることに気づいたそうです。例えばコンタクトレンズはとても便利ですが、私達本来の見ようとする能力を遮断してしまうため、ピーターさんはお勧めしないそうです。眼との距離間のあるメガネの方がまだ治癒する過程に使用するにはいいと話していました。ともかく視覚システムを理解してトレーニングをすれば、最終的にはメガネさえ必要なくなるそうで、今も色んな国の人々がピーターさんのメソッドによって正常に回復しているそうです。この春から本当に何人もの専門家に相談しましたが、“治る”という可能性をちゃんと前向きに伝えてくれたのはピーターさんただ一人でした。

日本は世界的に見ても、視力に何かしらの問題を抱えている人が多く、同時にそれらはうつ病やひきこもり、体の不調にも繋がっているといいます。思考やココロの問題は視力に大きく作用しているそうで、例えば小さな頃、何らかの目を背けたい、見たくないといった感じのトラウマがあった場合、それらは視力低下に関係していくといいます。または代々受け継いできたDNAレベルのことかもしれません。ピーターさんの場合は、ご両親も強度の近視だったらしく、DNAレベルで受け継いできてしまったようですが、それでも回復できるということをご自身で体感されたそうです。

アインシュタインは“光より速いものは存在しない”と説きましたが、それも現代ではまだまだ解明されていないことだらけなのです。もしかしたら、私達の“思い”の方が、よっぽど光よりも速いのでは? と感じています。

Enjoy veggy life!

2016年6月25日
編集長 吉良さおり

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.47より抜粋

いらなくなったものは、必要な人のもとへ。ベルリンのサステナブルな文化をご紹介!– KiKi

こんにちは、ベルリン在住のイラストレーター・KiKiです◎

皆さんは、不要になったものたちをどうしていますか?
わたしは、まだ使えるのにもったいない!と思い、日本にいた頃はリサイクルショップや古本屋さんに持って行っていました。

田舎で子供が少ない地域で育ち、親戚やご近所の方たちに絵本やおもちゃ、お洋服などのおさがりを頂くことが多く、古いものを大切にする習慣が身近だったこともあり、すぐに捨てるということはあまり好きではありません。そして長く大切に愛用されているものの方が優しい魅力を感じます。

でもたまに中古品として販売するほどのものではないし、そんな時間も手間もかけられないし、もっと簡単に誰かに譲りたいと思うときがありました。例えば近所の道端に置いて、通りかかった必要な誰かが持って行ってくれたらいいのに、とか。

なんとベルリンでは、その”道端に放置スタイル”が日常的に行われていたりします。この街では、たくさんのサステナブルな習慣が自然に根付いているのです。

前回の記事で紹介した『食料レスキュースーパーSirplus』のように、ベルリンでは『不要な物を必要な人のところへ届ける』ことをみんな日常的に意識しています。その背景には、様々な人種・様々なバックグランドを持った人たちが暮らしているからだと、日々感じています。

そんなベルリンのサステナブルな習慣を3つ、ご紹介したいと思います。

まるで、道端での宝探し!『zu verschenken』

誰かの不要になったものたちが、本当になんでもない道端にダンボールや紙袋に入った状態でぽんっと放置されているのですが、これを『zu verschenken』といいます。

丁寧な人は『zu verschenken』と張り紙が貼ってありますが、基本ないものばかり。でもベルリンの人たちは、これらを『zu verschenken』なんだろうなあと、街の日常の一部として捉えています。そして欲しいな、と思ったら自由に持ち帰っていいのです!

放置されているものは、本や雑貨、誰かの教科書、ハンガー、服、大きくなると、机に椅子に、ソファー、ベットのマットまで。

『zu verschenken auf die straße stellen』とGoogleで画像検索してみてください。いろんなものが道端に放置されている写真がいっぱいあって、面白いですよ。

よく近所を気分転換に散歩に行くのですが、道端に放置されたダンボールを見つけると、ワクワクして中身を覗いてしまいます。
もちろん状態が良くないものもありますが、中には掘り出し物なんかもありますよ。

私が今まで見つけた掘り出し物ベスト3
・1日以上保温が続く、水筒(コーヒーや紅茶の持ち運びに重宝しています!)

・アンティークの可愛いタッパとお皿!(部屋に飾る以外にも、実際のお料理に大活躍しています!)

・古い昔の絵本たち(ドイツ語の勉強にも!)

ベルリンから、電車で1時間ほど揺られてつくポツダムにある小さな村を探検していたときは、大量の梨が『Verschenken』としてカゴいっぱいに入れられて置かれているのに出会ったことがあります。

そのカゴが置いてあった家のお庭を覗くと、たくさんの梨がなっている木がありました。これは、ご近所さんや通りかかった人たちへのお裾分けだったんですね。4つほど頂いて持って帰り、家で梨ケーキを作りました◎ なんだか、心があったかくなった1日でした。

『古着回収BOX』は、街のいたるところに。


『Verschenken』として、服も放置されていることがありますが、ベルリンには別に『古着回収BOX』もいたるところに放置されています。

街の人たちは、不要になった服たちをここに持ってきます。このBOXに集められた服たちは、発展途上国など、本当に必要としている人たちのところへと届けられるのです。

私はベルリンで何回かお引越しをしているのですが、荷物を減らすために『古着回収BOX』を活用しました。ゴミとして捨てるのではなく、必要な誰かのもとに届けることができると思うと、自分の気持ちもハッピーに。今必要でなくなったとしても、愛用していたものたちなので、それが誰かにまた使い続けてもらえると思うと嬉しいです。

ちなみに『古着回収BOX』を運営している会社が経営している、『HUMANA』と言う古着屋さんがベルリンにあります。もともと古着ファッションが好きだったこともあるのですが、こちらで買い物をすると売上金が発展途上国への支援に寄付されますし、可愛い掘り出し物もあるし、意識的に服はここで買うようにしています。

HUMANA:https://www.humana-second-hand.de/mode/first-class.html

Instargam : https://www.instagram.com/humanasecondhandgermany/

飲み終わった空き瓶は、酒屋さんやスーパーの回収BOXでお金に戻ります。

こちらで飲み物を買う場合、飲み物代と一緒に容器代(Pfand)も強制的に支払う義務があります。それらは飲み終わったと、酒屋さんのカウンターやスーパーに設置してある回収BOXに持っていくと支払った容器代が戻ってくるという仕組みになっています。

こちらが容器代が返ってくるマーク!

容器によって違いますが、値段はだいたい0.25セント(約33円)ほど。塵も積もれば山となる!ちなみに0.25セントあったら、こちらではプリンを1つ買えちゃいます。

この制度のおかげで道端での飲み物の空き容器の放置はなくなり、街の人たちも自主的にお店へ空き瓶を返しに行きます。そうして回収された瓶たちは、リサイクルへと回っていくのです。

昔は日本でも同じようにビール瓶などは酒屋さんに持っていくと、お金と交換してもらえたというお話を聞いたことがあります。ネットで調べたら今でも交換してくれる酒屋さんがあるそうですが、探すのが大変そう。もう一度、日本でもこの制度を復活させて日常化していけたら、いいことばかりなのになあと、こちらの回収BOXにいく度に思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 『Verschenken』なんかは『ご自由にお持ち帰りください』と書いた張り紙を貼って置いておけば、日本でも出来そうですよね。私はこの間、初めて『Verschenken』をしたのですが夕方頃には空になっている箱を見つけて、なんだか嬉しくなりました。

何かを捨てようとしたときに一度『これ、誰かが必要かな?』と考えてみてください。もし誰かの顔が浮かんだのなら、捨てずにその人に連絡をとって小さな循環の輪をつくってみましょう。


KiKi / イラストレーター
西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio site : http://kiyonosaito.com/

instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/

 

 

 

 

夢を叶える 想いの力と言葉の力 — 田中さゆりさんのコラム —

今回の日本のワークショップで、私がビジョンボードを作ったらそのとおりのカフェの場所がみつかったという話から、“想いは叶う”が北海道のワークショップで盛り上がったので、今回はそれについてのお話。いわゆる夢を現実にする方法、引き寄せの法則についてです。

私たちは実は日常で、常に想いを現実化しています。例えばお腹がすいてサンドイッチを食べたいなと思ったら、半時間後にはどこかのお店に行っているか、おうちで作り始めているでしょ。その半時間後には、さっきの想いは現実化しています。

全ての現実は想いから始まります。お家を建てるのも、iPodを手に入れるにも、偉大なる夢を叶えるのも。その想いが具体化すればするほど、その現実は具体性を持つと言われています。まず想いが生まれ、その想いは頭の中で繰り返され、その想いに対する“感情”が生まれます。その感情を繰り返すことでそれは言葉となります。言葉は繰り返され、それは行動となります。行動が繰り返され、具現化されていきます。

新月の願いを書いたのに叶わない、ビジョンボードを作ったのに叶わないっていうのは、どうしてだろう? 宇宙に何かをオーダーするならクリアーでなくては。でも結局、個人は宇宙の反映であるから、今の思考パターンを変え、今の自分を意識して磨くことでいろんなことが変わってくると思う。

ポイントは、バシャールもエイブラハム・ヒックスも言うように、“感情を巻き込む”こと。最初の“想い”を、五感を使って感覚、感情とつなげ、それを意識する。なぜなら感情はとてもパワーをもち、強いバイブレーションを持ちます。だからこそ、ポジティブな感情を抱くことが大切。なぜならネガティブな感情は、もっと強いから。願いが叶わないのは、何かを叶えたいと思っているのに、不安や自信の無さなどがネガティブな感情とエネルギーを持ち、そのネガティブな想いが現実化してしまっているのかもしれません。そしてもちろん、いらないもの、望まないものには関心を向けないこと。さらに意識的に、ポジティブな発言を選ぶこと。すべてが波動であるとすれば、言葉もしかり。ポジティブな言葉はポジティブな現実を引き寄せます。ネガティブな発言はネガティブな現実をもたらします。私たちは、お粗末さまです、たいしたものではございませんが、お役に立てるかわかりませんが、ふつつか者ですが、といった謙遜語を自然と使っていることがあり、それは無意識に、その現実に影響しているかもしれない。

ここで私の友だちに教えてもらった、簡単に実践できる日常の言葉の変え方をご紹介します。ネガティブな言葉をポジティブな言葉に言い換え、自分の意志を強く反映して行動を起こす言葉を選択する方法です。

1. Be conscious of what you say after “I am”.  (“私は”の後に何を言うかに意識を向けます)

“私は”は、とてもパワフルな表現で、それに続く言葉は、“私”を定義し、その人となりと潜在意識を形作ります。ポジティブな表現だけを選びましょう。必要の無い否定的で限界をつくる表現は選択しません。

2. Use “I choose”, “I can” rather than “I must”, “I need”, “I should”,  “I shouldn’t”

〜しなければならない、〜をするべきでない、〜するべきだ、〜が必要だ、などの表現を、〜を選びます、〜ができます、に変えます。“私”の人生の主導権は、常に“私”自身にあります。強い意志を含んだ表現は、パワフルです。それに比べて、しなければならない等の示唆的な表現は、依存的であり、その効力が薄くなります。“私が〜を選ぶ”や“私は〜”と言った表現は、依存的でなく、“私”を、“私”の人生のマスターとして位置づけます。

3. If you hear yourself saying something negative or limiting, reframe it.

自分が、否定的な言葉や、限界をつくる表現を使ったことに気がついたら、肯定的な表現に言い直しましょう。例えば、“今日は思うようなヨガができなかった”を、“もっとヨガを頑張ろう”と言い直します。“私は人前で話すのが苦手だ”と言ってしまったら、“人前で話すことに自信が持てるよう努力しよう”など。

4. Take the word “try” out of your language.

ボキャブラリーの中から、〜してみよう、してみたい、を無くします。何かをしてみる必要は無く、(その選択が良い悪いではなく)、するのかしないのか、なので、〜します、と言った意志を持った表現に変えます。

単純に、選ぶ言葉を意識して変えていき、意識のレベルを高め、限界をつくらない、潜在性を高める、ポジティブな信念や想いをサポートする表現を使うことで、現実が変わってくるかもしれません。ルイーズ・ヘイが言うように、アファーメーション(肯定的な断言)はとてもパワフルです。カフェ グラチィチュード(Café Gratitude)のメニューは、”I am beautiful”, “I am happy”,などとなっていて、オーダーするときに、アファーメーションしちゃうことになり、そして接客のスタッフがそれを繰り返し、”you are beautiful”, “you are happy”と、 そこでダブルのアファーメーション。

ところで、ニール・ドナルド・ウォルシュも、引き寄せの法則について言及していますが、彼の場合はいたってシンプル。“私は何を(他に)与えることができるか”という問いかけと、それを具体化すること、それによって引き寄せが必然的に起こると。全くその通りだと思う。つまり、“私”自身のギフトを探すこと。人にお料理を作ってあげること、歌を歌うこと、絵を描くこと……、そして、特別なことだけでなく、あなたの今日の笑顔は、とても大きな影響力を与えるパワーを持っているのです。

Be happy!

プロフィール

田中 さゆり
バリ在住、ロー/ビーガンフードシェフ&ローフード講師。
バリ島、“Sayuri Healing Food”カフェを拠点に、バリにて定期的にローフードシェフトレーニングや、リトリートを開催する。
詳細はHPから:www.sayurihealingfood.com
お問い合わせ:info@sayurihealingfood.com

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.48より抜粋

ココロのヨガ — 吉良さおり編集長コラム —

あなたが何を選ぶか、どこへ向かうかは、あなたのココロの状態次第です。

少し体調が優れないな……と感じた時に、まず最初に私が試みるのは、毎日の食事を見直す事でもヨガのアーサナをするでもなく、ココロのヨガと呼ばれるシンプルな瞑想法です。私達は日々の仕事や友人関係、または家族関係などの間で様々な感情を発したり、知らない間にネガティブな感情を受け取り、それらに影響を受けていることがあります。あまり健全とは言えない社会や世の中においては、ついそれらに足を引っ張られてしまう事もあるでしょう。私自身も気づかぬうちに……、という事はよくありますが、それらも自分自身のココロを瞑想で淡々と観察し、洗い流していく事で驚くほど簡単に解決していきます。部屋が片づけられない人は、まず瞑想で心を片付けてからの方がいいでしょうし、パソコンのトップ画面が散乱している人なんかも仕事の効率が上がるのでは? と感じます。近年は大人だけでなく、アメリカ、イギリス、カナダなどの学校教育でもマインドフルネスといった様々な瞑想法が取り入れられたり、子供のうつ病や登校拒否はもちろん、学習力向上にも繋がるとされ注目が高まっています。実際にココロの状態はありとあらゆる全てのモノに関係していますし、人が病気になるのはココロやもっといえば魂の状態が大きく関係していることもありますから、病の根本から癒したければ、まずココロを癒すのが一番確実だと思うのです。

腸の状態が性格を変える?

ココロを真から癒したいならば、瞑想でココロの曇りや老廃物を流した後は、腸内環境を整えること。要するに食を改める事が大切です。なぜなら腸内にポジティブな善玉菌が少なくなると、ネガティブな悪玉菌の影響が強くなって感情がイライラしがちになり、腐敗的思考に陥りやすくなってしまうからです。実は1980年代にアメリカの神経生理学者であるマイケル・D・ガーション博士によって、脳に存在しているはずの神経伝達物が腸にも存在することが発見され、さらに体内のセロトニンの95%が腸で作られることも発見されています。詳しくは博士の著書「セカンドブレイン—腸にも脳がある!」に書いていますが、セロトニンは心を穏やかに健全に保つために欠かせない物質ですから、感情をコントロールしたければ、まずは腸をキレイにすることが大切なのですね。

抗酸化力が強く、腸内環境を整え、さらに免疫力アップに繋がるスーパーフードやコールドプレスジュース、スムージー、植物性乳酸菌飲料のコンブチャやウォーターケフィアなどがこれほど世界中で流行っているのは、腐敗しかけた世の中や地球になんとなく気づきつつも、光ある未来へ多くの人々が向いているからだと思うのです。

2015年10月27日
編集長 吉良さおり

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.43より抜粋

人生はマインド次第 — 吉良さおり編集長コラム

Switch on your Brain!
人生はマインド次第

数年前からveggyでもアメリカの様々な特集を組んでいますが、ベジィスポットと同時に気になっていたのが、近年の欧米におけるマインドフルネス・ブーム。1960年代のアメリカにおいて、仏教僧のティク・ナット・ハンがマインドフルネス瞑想を普及したり、1970年代になると生物学者であり心理学者でもあるジョン・カバット・ジンが広めたことで、よりマインドフルネスが認知されるようになったそうです。そのメソッドのベースは日本の禅や仏教からなので、日本人には実践しやすいのでは? と感じています。特にジョン・カバット・ジンのマインドフルネス・メソッドは、宗教観、神秘主義、教義的なことが一切含まれないため、より多くの人々が先入観なく取り入れやすかったのかもしれません。

しかし、マインドフルネスをモダンに体系化したジョン・カバット・ジン自身が、自身が体系化したメソッドについて、“自分のメソッドは深いマインドフルネスへ至る最初の段階の入り口”だと言い切っているのです。そう考えると、より深いマインドフルネスによるアウェアネス(気づき)に至るには、やはり神秘的な部分は外せないのでは? と私は感じています。

企業やビジネスマン、アスリートなどが個々のパフォーマンスアップのためにマインドフルネスを取り入れるのは、もはや普通になってきていますが、近年では小中学校で取り入れるケースも増加しています。例えばイギリスでは、ジョン・カバット・ジンのマインドフルネス・メソッドがベースの児童・教師向けプログラムMiSP(マインドフルネス・イン・スクール・プロジェクト)が2009年に発足し、ここで認定された教師が年々増え続け、様々なスクールで実践されているそうです。さらに2017年にはMiSPのアプリも開発され、より手軽に子供たちがマインドフルネスを取り入れやすい環境になってきています。

私が現代の子供たちにマインドフルネスが必要だと感じる大きな理由のひとつにイジメがあります。イジメを行う側の心理は、理由は違えど大なり小なりストレスとコンプレックスが作用し、多くの感情を“恐れ(悲しみ、嫉妬なども含む)”が支配している、とても不安定なココロの状態だからです。たくさん物事を吸収できる貴重な時期に、心がそんなネガティブな感情で支配されていてはとても勿体ないですよね。マインドフルネスの実践によって明晰さが高まるため、自然と子供たちの学力が向上するのは当然ですが、同時に物事の理解力も深まるため、最終的には子供なりの慈しみ(愛)に気づくことができると思うのです。子供たちの思考と行動が愛で満たされれば、放っておいてもスクスク育ち、トラブルもイキイキと乗り越え、社会へ巣立つのも早いのでは? と感じます。さらに近年は、うつ病や引きこもりだけでなく、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の子供たちにも効果があるというレポートもあります。

私たちの思考パターンには何かしらのクセがあると思うのですが、そのクセが私たちのマインドに作用しているのであれば、ネガティブな思考パターンには、より意識して気づかなければならないと思うのです。


2017年4月23日
編集長 吉良さおり

※ティク・ナット・ハン:ベトナム出身の禅僧であり、平和人権活動家、学者、詩人。ノーベル平和賞の候補にもなる。
※ジョン・カバット・ジン:MBSR開発者。大学医学大学院教授であり、同大学のマインドフルネスセンター創設所長。禅思想を学び、ケンブリッジ禅センターを創設したメンバーの一人でもある。

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.52より抜粋

 

美しさの概念が変わる時 — 吉良さおり編集長コラム

美しさの概念が変わる時

毎日の食事の中で植物性食品の割合が多くなると、まず変化が起こりやすいのは圧倒的に肌ですよね。アトピーの人々はそれが顕著だと思います。実は私自身、パリに住んでいた若い頃、顔に原因不明の発疹や吹き出物が物凄い勢いで出てきた時期がありました。もうそれは外出するのが嫌になるほど酷く、それでも外に出ない訳にはいかないので、頑張ってコンシーラーなどで必死に隠していましたが、もはやそれも追いつかないほど顔全体に出てきてしまい、困りはてていた時に出会ったのがマクロビオティックでした。それからはパリ中の自然食品店を暇さえあれば巡る中、まだインターネットの情報が今の様になかった時代だったので、行く先々で色んな人からの口コミ情報を得ることが多く、オーガニック食材だけではなく、スキンケアやコスメ、洗剤からキッチン用品の何もかも全て変えなければならないのだと気づかされました。

これは私自身の経験からですが、スキンケアやコスメを変える前に、まず食事をしっかり見直す事が重要だと感じています。現代では肌のシミやソバカスの諸悪の根源が全て紫外線であるかの様にされていますが、実際にはそうではありません。むしろ私は適度な太陽光に当たるほうが良いのでは? と考えています。もちろん若い頃は“紫外線=絶対悪”というレッテルに騙され、色んな紫外線対策のオーガニック・コスメを使用していましたが、それらを一切やめた今の方が肌の調子や顔色が良いのです。まず肌を痛めつける最大の原因は、内にも外にも酸化にあります。それは長時間肌につけるファンデーションなどによる油の酸化であり、体内においては動物性脂肪の油による酸化です。もちろん数えきれないほどの添加物や、精製された糖分など、不自然な食品の問題もありますが、酸化した油分ほど危険なものはありません。

そもそも紫外線によるシミは単なるデトックスなのです。体内に不要な老廃物が溜まっている場合、太陽光を浴びることで私達の本来持っている自然癒力が働き、それらを皮膚の表面に押し出して分解しようとします。そんな自浄作用で浮きあがってきたのがシミという訳です。ですから紫外線対策であれば、まず体内に毒を溜めないことが先決なのです。もっというと太陽光(紫外線)が皮膚ガンの原因だというのも、私は巧妙なデマだと感じてしますし、実際に海外の専門家の間ではそれが通説になってきているのが現状です。アメリカでは自然医学のーコーラ博士が健康的な日光浴を提唱しています♪

それからこれはかなり美容業界でも賛否両論あると思いますが、私自身はボトックスやコラーゲン注入など、不自然な美容法は全く必要ないと考えていますし、本来の自分の表情や人間的な深みが消えるのは、とてももったいない事だと感じています。とはいえ女性であればシミやシワはなるべく抑えたいですから、そういう場合は抗酸化力の高い食べ物、コラーゲン生成を促すケイ素やデトックス力のある様々な天然のミネラル類を意識して摂取することです。流行りのスーパーフードは美容に関する必須栄養素が全て含まれていますから、毎日色んな種類を摂取したいものです。私がこんな考え方が出来るようになったのも、多分若い頃にフランスに住んでいたからだと思います。多くのパリジェンヌの日中のメイクは、マスカラとグロスとチークぐらいですからね。


2016年4月23日

編集長 吉良さおり

※マーコーラ博士(Dr. Joseph Mercola):薬害やワクチン問題などに警鐘を鳴らしている自然療法医であり、ホリスティック&統合医療界の改革者と呼ばれている整骨医。

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.46より抜粋

白砂糖と人工甘味料は避けましょう2

世の中色んな情報が溢れていますが、ホールフーズな食事が基本のベジィ読者であれば、やはり“天然の甘味料がなぜいいのか?”という理由は知っておきたいところですよね。まずは始めの一歩として、マクロビオティック・ウェブマガジン『IN YOU』を運営している戸田耕一郎さんに、マクロビオティック的な良い砂糖、悪い砂糖について教えて頂きました。

集中力がなくなり、短気でキレやすくなる!

低血糖が続くと、今度は血糖を上げようとするためにアドレナリンが放出されます。アドレナリンは神経伝達物質であり、興奮した時に大量に血液中に放出されるものですが、アドレナリンが出過ぎると、思力が減退し、集中力がなくなり、短気でキレやすくなると言われています。小さい頃から白砂糖のお菓子を食べ続けている子どもは落ち着きがなくキーキー泣く、または鬱になりやすいという話も聞きます。これを読んでいる皆さんの中にも、試験勉強中に白砂糖が入ったお菓子を食べると急に眠くなったりした経験があると思いますが、これらはとても無関係だとは思えません。

冷えやアレルギーの原因も人工甘味料と白砂糖!

かつて日本に砂糖が渡ってきたときは解熱剤としても使用されていたことからもわかるように、白砂糖は身体を最も冷やす食材とされています。これだけ日本で白砂糖や人工甘味料が食材に添加されている中、冷えに悩む女性が多いのは当然の現象なのかもしれません。さらにこの冷えは、婦人科系の疾患にも悪影響を及ぼします。「妊娠しやすいカラダをつくる」というクラスをやっているヨガインストラクターの友人からは「白砂糖を摂り過ぎると不妊になりやすい」「子宮や卵巣の発育不良、流産や早産の原因にもなる」「生理不順が起こりやすい」という話を聞きました。こういう話は女性だけではなく男性も知っておくべきでしょう。さらにはアレルギーとの関係も指摘されています。白砂糖の摂り過ぎは腸内でカンジタという菌を増やし、アトピーをはじめとしたアレルギー疾患を悪化させる原因とも言われています。 最近の子供はアレルギーが多いと言われますが、実際には母体に原因がある場合がほとんどなのです。

白砂糖の代わりになるもの

これまで散々な言い方をしていますが、では人工甘味料や白砂糖の代わりに何を摂ればいいのでしょうか? 甘味料を利用する場合は、甜菜糖、椰子糖(ココナッツシュガー、キトゥルなど)、本みりん、甘酒(玄米甘酒など)、玄米水飴(米飴)、 ヤーコンシロップ、メープルシロップ、アガベシロップなどが良いとされています。これらの甘味料はどれも天然でGI値が低いため安心と言えるでしょう。詳しくはP34〜35を参照してください。それからこれは宣伝トークですが、私が運営している『Vege&Fork Market』というマクロビオティック指向の方が来るとかなり楽しめるマルシェが毎年開催されています。「白砂糖でないお菓子を食べてみたい」「作っている人・店を知りたい」「もっともっと詳しく聞きたい」という方がいましたらぜひ遊びに来てください。白砂糖を攻撃するようなイベントではもちろんありませんが、素敵な作り手がたくさん集まるイベントです。

血糖値の上昇を示すGI値とは?

GI値とはグリセミック指数(Glycemic Index)の略です。食事をすると、摂取したものは体内で「糖」になり血液中を流れますが、作られた糖は私たちのカラダを動かすエネルギーとなります。先にお伝えしましたが、これが急激に増えるとインシュリンというホルモンが血糖値を下げようとします。このインシュリンの分泌を抑えるためには、血糖値の上昇をゆるやかにする食事が必要となります。そこで目安となるのがこの「GI値」で、その食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計ったものです。このGI値が低ければ低いほど血糖値の上昇が遅くなり、インシュリンの分泌も抑えられるのです。

人工甘味料や白砂糖は「ジェットコースター」と言われるほど急激な反応を引き起こしますが、前述した天然性の甘味料は緩やかなものばかりなので安心です。美容や健康を気にする人々は、極力「白い食材は摂らない」と考えている人がいますが、これは精白された食材(人工的なもの)の多くがGI値比較的高いものが多いためです。例えば白米、白いパン、白砂糖などです。

こういった「砂糖の危険性」は大手メディアではあまり出てくることはありません。大手メディアは広告で成り立っているため、お菓子メーカーや清涼飲料水のメーカーを全て敵に回すことになるからです。この図式が良い方向へとシフトすることはほぼないと考え、個人が参加できるソーシャルメディアで必要な情報を取れる体制に切り替えておく他ないでしょう。こういう情報も男性よりも女性の方がよく知っている印象があり、男性はなぜか無頓着です。

アメリカで進む脱・白砂糖&人工甘味料

米・カリフォルニア州のバークリーでは、2015年1月よりソーダ(炭酸飲料)など砂糖や人工甘味料入り清涼飲料への課税が始まりました。これはいわゆる「ソーダ税」です。狙いは深刻化する肥満対策ですが、糖尿病患者などが減ることで社会的な医療コスト削減にもつながると考えられたものです。オーガニックやスローフードカルチャーが進むバークリー地区というのも、また非常に興味深いところです。我が国では大手メディアが力を持ち過ぎているため、まず考えられない施策だと感じます。

白砂糖と人工甘味料は麻薬!?

白砂糖や人工甘味料は摂れば摂るほど習慣的に甘い物が欲しくなる習慣性があり、増加欲求性、依存性潜在性があり、この性質はまさしく麻薬中毒そのものであり、既にアメリカでは“sugar toxin(砂糖毒)”と呼ばれているほど危険視されています。日本の歯医者でさえキシリトールガムを奨めていますが、日本で使用されているキシリトールの多くが遺伝子組み換えであり、流通しているガムもお菓子も常にアスパルテームなどの他の人工甘味料がセットになっています。人工甘味料に関する害の研究結果に関しても上げるとキリがありませんが、近年ボストンの婦人科病院の科学者による11年間の研究結果では、人工甘味料(アスパルテーム)を使用したダイエット飲料は、腎臓機能障害に深く関わっていることを解明しました。また、異性化糖である果糖ブドウ糖液糖(ハイフルクトース・コーンシロップ)を体内にいれると、強力な活性酸素(フリーラジカル)を大量発生させ、これは白砂糖の20〜30倍と言われ、アメリカでは使用禁止運動が広まっています。

とにかく何にでも人工甘味料や白砂糖が使用されているのが現状ですから、私たち消費者がそのデメリットを知り、伝え、生産者側の意識を変えていくことも必要だと思います。

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.39より抜粋

白砂糖と人工甘味料は避けましょう!

世の中色んな情報が溢れていますが、ホールフーズな食事が基本のベジィ読者であれば、やはり“天然の甘味料がなぜいいのか?”という理由は知っておきたいところですよね。まずは始めの一歩として、マクロビオティック・ウェブマガジン『IN YOU』を運営している戸田耕一郎さんに、マクロビオティック的な良い砂糖、悪い砂糖について教えて頂きました。

精製された白砂糖で思考が停止する!?

甘いもの欲しさに白砂糖食品を多くとると、カラダがボーっとしたり、思考力が落ちたり、体調を崩しやすくなると“マクロビオティック”では言われています。もしあなたにこういった感覚がないならば、既にカラダが白砂糖に馴れてしまい、鈍感になっているのかも知れません。さらに風邪をひいたときに白砂糖食品(陰性のもの)を摂ると、風邪は直りにくくなります。

かくいう私は甘いものが大好きです。おまけにカラダが強烈に特定の食品を欲したときは我慢しないタイプなのでチョコレートを一枚ペロっと食べてしまうことも稀にあります。そのときは明らかにアタマがキュイーンとしてくるんですね。「おぉ、血糖値が急激に上がっているぞ!」という感覚をダイレクトに感じますが、こんな風に血糖値が急激に上がる状態は決していいとは言えません。残念ながら身のまわりには白砂糖がいたるところで使われていますので、意識しなければ過剰に摂取してしまう危険性が大いにあります。

例えば大手飲料メーカーの炭酸ジュースや缶コーヒーには一体どれくらい砂糖が入っているか、という記事(ネタ)を目にした方は少なくないでしょう。四角い白砂糖が積み上げられたその写真は強烈です。しかも白砂糖には中毒性があるので再び欲するわけです。これを毎日飲み続けることで、どれくらいカラダに悪影響を及ぼすか想像するだけでクラクラしてきます。では具体的に、なぜ白砂糖は良くないと言われるのでしょうか。

マクロビオティックが砂糖を“嫌う”理由とは?

そもそもマクロビオティックでは白砂糖を一切使いませんし、厳格に言うとサトウキビで作られたもの全般を奨めていません。精製された白砂糖は“極陰”に分類される食材であり、「体の陰陽のバランスを乱すもの」、「必要とする微量栄養素がない」、「血液を酸性にし、抵抗力を下げる」、「血糖値の数値を狂わせる」、「ビタミンB群を失わせる」というのが理由です。もっとわかりやすく言うと、「カラダを冷やす」というのも大きな理由です。本来は食事療法のひとつでもあるマクロビオティックが、カラダを冷やす要素のあるものを摂り入れるわけがありません。白砂糖のデメリットについてはマクロビオティックがどうこうというよりも、むしろ一般的な健康知識として知っておいた方がいい教養みたいなものだと私は思いますし、今後一般常識化していくと考えています。

白砂糖とは一体何なのでしょう?

そもそも白砂糖の原料はサトウキビですが、このサトウキビから実に人工的に白砂糖は作られます。まずサトウキビの茎を砕き、圧縮して甘い汁を搾り取り、それをさらに何度も加工して純粋な白い結晶になるまで精製します。この精製過程では、石灰、炭酸、亜硫酸などを使い、さらに煮詰め、不純物を取り除きます。続いてホウ酸塩や塩素等で脱色して、透明な液が出来上がります。ここから塩酸、その他の無機酸で砂糖を真っ白く漂白する行程を経て、とても食品とは言えないようなモノが完成するのです。

また、古くからサトウキビは南国で作られますが、基本的にマクロビオティックでは南国のフルーツをお勧めしていません。バナナやマンゴーなどはカラダを冷やす作用がありますから、南国は暑いため、そこへ住む人々であれば適応できますが、四季明瞭な日本はこの限りではありません。ですから四季を気にせずに摂り過ぎれば、慢性的な冷え性へとつながるのです。

人工甘味料と白砂糖で骨と歯が弱くなる!

実は近年、日本人の骨や歯がもろくなってしまったのは“白砂糖の摂り過ぎ”という説もあります。白砂糖は精製過程でミネラルやビタミンといった栄養素をことごとく失った酸性食品ですから、カラダに入れるメリットは全くありません。そもそも人間の体は弱アルカリ性なため、体内に酸性食品が入ると、それを中和するために体内のミネラルが奪われます。その中でもカルシウムが多く消費されますが、白砂糖にはほとんどカルシウムが含まれないため、 必要なカルシウムは体内の骨や歯を溶かして供給されます。昔から虫歯や骨が弱くなる(溶ける)と言い続けられるのはそういうことだったのです。さらに近年、イギリス歯科学会は“キシリトールやソルビトールなどの人工甘味料が歯に悪影響をおよぼし、虫歯を促進させているのではないか”という研究結果を発表し、人工甘味料全般を見直す方向で検討されているようです。

健康や美容のために人工甘味料と白砂糖をさけよう!

もう少し言いますと、糖類は体内で分解される時にビタミンB1が必要となります。ですから砂糖好きな人で日ごろからビタミンB1の摂取量が少ないと、ビタミンB1欠乏症になり、  鬱、疲労、眩暈、貧血、頭痛、浮腫、心疾患、脳疾患などの症状を引き起こしやすくなると言われています。そもそも白砂糖をはじめとした「精製されたデンプン」は、肌のメンテナンスに欠かせないといわれるビタミンB群を消耗させますから、くすみ、シワ、たるみの原因にもなり、特に女性にとっては大敵だといえます。さらに白砂糖は血中に素早く取り込まれるのが特徴で、その結果として血糖値が急激に上昇します。その際にインスリンが大量に放出され、低血糖を引き起こしやすくなります。

低血糖とは、血液中のブドウ糖が少なくなりすぎた状態を言います。血糖値の下降程度によりますが、下がりすぎると異常行動や錯乱、痙攣を起こしたりと、危険な状況を招くこともあります。慢性化すると動脈硬化を招き、高血圧、心筋梗塞・脳卒中などの原因にもなり、さらに最近はアルツハイマーや統合失調症とも関係が深いことが指摘されています。ここまでいくと“白砂糖は危険だ!”のレベルですが、そんな可能性すらあるということを知っておいて損はありません。先にお伝えした製造過程にあるとおり、これらは全て“人口甘味料”に匹敵する怖さでもあります。もちろん人工甘味料に関してはそのほとんどが遺伝子組み換えとセットであり、その害も含めて白砂糖よりもはるかに害が大きいのかもしれませんが、どちらも“避けるべき糖”として今後は認識されていくことでしょう。

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.39より抜粋

チャクラを整えて活性化 — 吉良さおり編集長コラム

なぜ菜食でチャクラが開くのか?

「肉食を禁じないが、避けた方が良い。なぜなら肉食を避けることで、低次の人間本性との戦いが容易になるから」といっていたのは、人智学で知られるルドルフ・シュタイナーですが、これと同じようなことを仏陀、ピタゴラス、ガンジーなど錚々たる覚醒者たちが弟子に伝えています。ただし彼らは頑なに菜食を弟子たちへ押し付けるのではなく、自分自身の意思で選びなさいと説いています。

私自身、幼少時から肉類を自然と避けていましたが、20歳までは乳製品と卵、魚介類はなんの疑問も持たずに摂取していました。その後、ヨガ(アーユルヴェーダ)やマクロビオティック創始者の桜沢如一の本にフランスで出会い、それらを嗜好品として食べる分にはいいけれど、基本的に私には必要ないのだと体感できました。それから早20年以上が過ぎましたが、20歳の頃に手相を見てもらった際、「少し虚弱で胎盤が小さいから、子供を授かりにくいわね」と言われていたのが、オーガニック食に変えて完全にヴィーガン食を実践していた30歳の時に見てもらうと、「凄く健康ね。子供は3人授かるわね」と言われ、40歳を過ぎた今、その通りになっています。今も手相などを見てもらうのは大好きなので、行った先々で手相占い師さんがいるとみてもらいますが、最近は「健康線がキレイね! 物凄く長生きするわね」と驚かれます。実際に老いた自分が想像できないので、長生きすると言われても実感がなく素直に喜べないのですが、手相などは自分の意思で変化していくのだと感じますし、アーユルヴェーダを始めとした東洋医学の望診法(手相、人相、耳相など)で症状を見ていくのは、現代医学よりもかなり正確だと思っています。歯の症状なども、歯の痛む場所で弱っている臓器をみるのが東洋医学やホリスティック医学ですからね。

チャクラの話に戻りますが、シュタイナーは“植物は肉体(有機的な存在)+エーテル体(生命体)”で形成され、動物は〝肉体+エーテル体+アストラル体(感受体)”で形成され、人間は〝肉体+エーテル体+アストラル体+自我(エゴ)”で形成されるといっています。そう考えると、感受性の高い動物を食べることはそれらの動物が発する感情も丸ごと頂く事になります。さらに動物が発する恐れや悲しみはチャクラに大きく作用します。肉を焼く事でこの感情を少し抑えられますが、それは肉の水分に波動(情報)として感情が伝わっているからなのです。食物は全て物質(成分)と水(情報)で形成されていますが、一般的には水の情報は成分表示のように公開されることはありませんし、表示が難しいものです。ただし、これは江本勝さんの研究した“水の波動”から考えると実に納得できます。さらに青汁だけで生きられる人々が増えてきているのも納得がいくのです。また、肉食やカフェイン、アルコール、ドラッグといった覚せい作用のあるものでチャクラが閉じることは既にわかっています。私はかつてヨガのTTCを受けた1ヶ月間、人生で初めてアルコールはもちろん、カフェインも抜くことができ、様々な高次へのアクセスができた経験があります。波動であるプラーナ、マナ、バイオフォトンなどと呼ばれるエネルギーを活性化するには菜食が最も理にかなっていますし、ルイ・ケルブランの発見した体内の元素転換説も菜食の方がスムーズに行われるはずです。

本来、人間は菜食であり、家畜(奴隷)が始まったのはシュメール時代からだと言われています。シュメール時代になぜ肉食がされたかを少し調べれば、多くの人々が“手放すべき”と感じるかもしれません。また、アーユルヴェーダでは人間は生まれ落ちた時に既に大なり小なりカルマを背負っているため、そのカルマを浄化するため、又は増加させないために菜食を勧めます。さらに仏陀の説いた解脱(完全なる自由)に至るには、菜食は単なるウォーミングアップでしかありませんが、精神的(霊的)な生活を送りたい人々にとってはこの土台作りはとても大切です。

霊性を高めるために菜食になる人もいれば、霊性が高まって自然と菜食になる人もいます。どちらが先でもいいと思いますが、菜食で霊性が高い人々は、より高次元へアクセスしやすくなるため、思ったことがすぐ実現していくようになるそうですよ。

Enjoy veggy life!

2015年12月20日
編集長 吉良さおり

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.44より抜粋

4つの約束 — 田中さゆり

veggy連載「Sayuri heeling food 通信」やveggyが発行しているレシピ本でおなじみ、バリ島在住のリトリートシェフ&ローフード講師・田中さゆりさんによるコラムを、バックナンバーからお届けいたします!
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私に座右の銘があるとしたら、1番に思いつくのは、Don Miguel Ruiz(ドン・ミゲル ルイス)の、「The Four Agreements(4つの約束)*」です。著者のドン・ミゲル ルイスは、古代メキシコの叡智、“トルテック”に基づいて、真の自由と幸福のための生き方を教えてくれます。それはとてもシンプルでわかりやすく、どこかにまたは誰かに求めるものではなく、“すべてはすでに私自身の内にある”と、思い出させてくれます。自分の心に正直になること、今、ここにある自分に向き合うことの大切さを教えてくれます。日本語版も出ていますが、私が英語で感じた私なりの解説を以下に記します。正直、本を読まなくても、この4つの約束のタイトルにすべて要約されています。もし下記にピンと来なければ、あなたの恋愛をそれに当てはめてみてはどうでしょう。きっと、“あるある〜!”ってことになると思います。私がそうだから。ほんと恋愛は、“他人”と、一番深い関わりであって、それはつまり、どれだけ深く自分を見つめて関われるかということなので、ものすご〜くありがたい、人生の大きな成長に繋がると思っています。みなさん、いっぱい恋愛しましょ〜!

★1つ目の約束:自分の発する言葉に、100%正直でいよう。

“Be Impeccable With Your Words: Speak with integrity. Say only what you mean. Avoid using the word to speak against yourself or to gossip about others. Use the power of your word in the direction of truth and love.”

impeccableとは、罪のない、潔白な、という言葉なのですが、“自分の発する言葉に、100%正直でいよう”という意味だと思っています。自分自身を責めたり、自分の心に背く言葉、そして他人のグチは避けましょう。言葉は力を持ちます。真実と愛を持ってすべての言葉を発するように心がけましょう。それはきっと、あなたを、真実と愛へ導いてくれます。

★2つ目の約束:何事も、個人的に受け取らないようにしよう。

“Don’t Take Anything Personally: Nothing others do is because of you. What others say and do is a projection of their own reality, their own dream. When you are immune to the opinions and actions of others, you won’t be the victim of needless suffering.”

“Don’t take it personal”とは、“悪く思わないでね”といった英会話表現ですので、“take it personal”というのは、“批判などを個人への攻撃として受け取る”、つまり、他人が発した言葉に、自己解釈で気に触ること。ここでは、“何事も、個人的に受け取らないようにしよう”、ということです。他人の言葉や行動は、彼らの“夢の”現実の投影に過ぎず、あなたに起因するものではありません。他人の意見や行動に免疫ができると、つまり影響を受けないようになれば、無駄な苦しみの犠牲者にならない、つまり不必要な被害妄想による人生の多くの混乱や怒り、嫉妬、羨望はなくなるでしょう。

★3つ目の約束:思い込みはしないようにしよう。

勝手な思い込みはやめて、ものごとや思いをクリアーにするために“尋ねる”勇気と、自分が本当に望むものを“表現する”勇気を持ちましょう。できるかぎり明確に、誤解の生じないように、他人とコミュニケーションをとることができれば、不必要な誤解や被害妄想、悲しみ、“drama(ドラマ:一方的な解釈での悲劇)”はなくなり、あなたの人生は一変するでしょう。

★4つ目の約束:常にベストを尽くしましょう。

あなたのベストはその時々によって変わります。病気の時、元気いっぱいの時によってそれは違ってきます。どんな状況であれ、その時の最善を尽くすことで、自己批判、自己虐待、後悔を避けることができるでしょう。

プロフィール

田中 さゆり
バリ在住、ロー/ビーガンフードシェフ&ローフード講師。
バリ島、“Sayuri Healing Food”カフェを拠点に、バリにて定期的にローフードシェフトレーニングや、リトリートを開催する。
詳細はHPから:www.sayurihealingfood.com
お問い合わせ:info@sayurihealingfood.com

Sayuri Healing Food Academy(バリ島) スケジュール

8月18〜24日 デザートシェフ・トレーニング・レベル1(英語)
9月16〜22日 発酵ファーメンテーション・トレーニング・レベル1(英語)
10月7〜20日 ローシェフ・トレーニング・レベル1(英語)
10月21〜27日 ローシェフ・トレーニング・レベル1(英語)
2020年2月9〜14日 ローショコラティエ・トレーニング・レベル1(日本人限定日本語通訳付)

“Sayuri Healing Food”
—カフェ、ヨガ教室、料理スクールinバリ島

営業時間:8AM-11PM/定休日なし
場所:Jl. Sukma No. 2, Ubud, Bali
www.sayurihealingfood.com

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.54より抜粋

ライトボディで生きる — 吉良さおり編集長コラム

ベジタリアンが増え続けているワケ

アセンションや次元上昇などが数年前から話題となり、マヤ暦の終わり前後から地球上で再び大きな変化の時期に入ってきたとされていますが、世の中で騒がれているようにこの次元(地球)が勝手にアセンションするわけでもなんでもありません。これをしていれば大丈夫! アセンションできる! といった類のものも、私は一切ないと思っています。そういった考え方に陥ってしまうのは、まだまだ世の中のベースが唯物論だらけだからです。ベジタリアン生活が長くなると、多くの人が精神世界を冒険できるようになります。もちろんベジタリアンの度合いにもよりますが、昔から世界中のスピリチュアルリーダー(宗教家、哲学者、発明家など)と呼ばれる人々の多くがベジタリアン食を意識して取り入れているのは、きっと偶然ではないはずです。もしあなたが何か人生の目的や方向性を見失っているとしたら、それは外にばかり答えを求めているからです。本来、私達はみんなセルフヒーリングができて、自分の内なる声に耳を傾けることで何でも解決できるのです。動物性食品を排除すると、自然とチャクラが開いていくため、そういった事に気づきやすくなるのです。

全ては自分自身から

私はエネルギーレベルで健全な人こそ真に健康だと思っていますが、私達の健全であるべきエネルギーを妨害しているのは、他でもなく私達自身が発する恐れ、躊躇、怒り、悲しみといった感情です。ではエネルギーが健全になるにはどうすればいいのでしょう? ここでいうエネルギーとは、オーラであり、気(プラーナ)でもありますが、一番簡単な方法は苦痛の少ない食べ物を常食にする事です。動物の苦痛や、恐れ、悲しみといったエネルギーはそのまま食べ物に宿り、それを食べる人間も当然それらに感化されます。その動物がオーガニックの餌や牧草だけ食べているとか、そういったレベルの話ではないのです。もちろん遺伝子組み換えやホルモン剤、抗生物質入りの餌を食べさせられている動物達はもっと悲惨ですが、飼育状況がどうであれ、殺される時は必ず恐れや悲しみといった感情を発します。それらを含めて食べるという覚悟がどれほどの現代人にあるのでしょう? 今でもそうですが、古代のネイティブアメリカンたちは移動して生活するため、狩猟が不可欠でしたが、彼らが動物を射止めるときは、「殺してもいいか?」と動物に無言(テレパシー)で確認し、相手が「YES」と答えた時のみ殺していたのです。そしてその動物をカットする時や食べる時には、動物が命を委ねてくれたことへ感謝のお祈りを捧げるのがルールでした。古来、私たちは生き物と共存して生きてきましたから、きっと他の肉食文化の人々も似たような感覚だったと思います。

もっとも日本を含めたアジアのほとんどが古来から農耕民族であり、現代社会においては農作物が豊富に手に入る環境にあり、栄養学的にもバランスをとることが可能ですから、私自身は動物性食品は全く必要ないと感じています。よく「動物が痛みを感じるのなら、植物だって同じ」という方がいますが、実は近年、植物に感情があることが科学的にも解明されてきました。ただし植物には中枢神経がなかったり、動物の感じる痛みとは次元が違うため、それらを同列に扱うのは全くナンセンスでしかないのです。

2015年6月28日
編集長 吉良さおり

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.41より抜粋

食べて笑って癒される日々 -田中さゆり-

veggy連載「Sayuri heeling food 通信」やveggy Booksでおなじみ、バリ島在住のリトリートシェフ&ローフード講師・田中さゆりさんによるコラムを、バックナンバーからお届けいたします!

食べて笑って癒される日々

「リトリートって何ですか?」って時々聞かれれますが、私の提案するリトリートは、思いっきり笑って、いっぱい遊んで、時々泣いて、ヨガをやったり踊ったり、体にいい食べ物をいっぱい食べて、癒されて、新しい出会いと体験でハートがはち切れそうになるくらいたくさんの愛でいっぱいにする1週間です。美味しいものをい〜っぱい食べて、しかもそれは自分たちで学んで作るのだから特別で、さらにみんなと食べるからとびっきり美味しい! チョコレート工場を見学した際は出来たてのローチョコを食べて感動し、あるときは70歳のお母ちゃんが参加してくれたり、そんな彼女にとっての初体験サウンドヒーリング(アボリジニーの楽器ディジュリドを使用)ではカラダとココロの奥の奥に眠っていた波動とエネルギーを感じたり、とっておきのローレストランで、世界一のローシェフからキッチンとシークレットレシピをシェアーしてもらったり、バリの伝統火の浄化の儀式によって不要なものをさっぱり捨てて、「は〜人生はなんとエキサイティングで、人とはなんと魅力的で美しい生き物なのか」と思う今日この頃です。

バリマジックで気づく、私たちの本来の人生

贅沢な大自然と、バリの神々のエネルギーをダイレクトにいただいて、会話も人も物事も全てがうまく必然に繋がっていくバリマジックを目の当たりに感じる1週間。旅、そしてリトリートとは、まさに人生の凝縮だな〜と感じています。さらにリトリートによって自分自身でたくさん“感じ”“経験する”ことで、自分自身の存在が何よりも尊いということ、そして可能性に満ちあふれた存在であるということを思い出させてくれます。せっかくいただいた人生。小学生以来忘れてた、お腹を抱えて笑ったり、子供の頃には表現できたはずの自己の中の悲しみ、怒り、興奮や喜びに気づき、表現してシェアーする、人生をより濃厚な豊かなものにしたいと感じること、それは自分を大切にすることや自愛に結びつき、それが全ての愛の基本であると思うのです。そもそも宇宙のエネルギーに波動を合わせれば、色んなことが上手くいき、願いは叶います。毎日のごはんを食べるという行為はそれに近づく、自然と調和する、いちば〜んシンプルかつ簡単な手段です。ですから良いものを口に入れましょう。それは私たちの血となり思考になり現実となるのですから。

私とこの場所と“リトリート”の役目は、みんなが自由に思い通りに泳げるような、おおき〜な水槽のようになることです。誰だって、何時でも、何だって出来るということ、何にでもなれるということ、私たちが、無限の可能性を秘めていることを思い出させてくれるきっかけとなればいいな、と思っています。I LOVE U ALL.


田中さゆり
リトリートシェフ&ローフード講師
バリ在住、ロー・ビーガンフードシェフ&ローフード講師。バリ島、“Sayuri Healing Food”カフェを拠点に、バリにて定期的にローフードシェフトレーニングや、リトリートを開催する。
詳細はHPから:www.sayurihealingfood.com
お問い合わせ:info@sayurihealingfood.com

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.41より抜粋

田中さゆり&veggyスペシャル・ディナーのお知らせ


Raw & Vegan Italian Dinner
今回は、ロー&ヴィーガンのイタリアンディナーを、さゆりさんと共に楽しみます!
今回の参加者の皆様には、veggy選りすぐり豪華プレゼントを用意しています!
たくさんのご参加、お待ちしています!

【開催概要】
日時:7月16日(火)
開場18:45/開始19:00/終了予定21:00

場所:veggy Kitchen Salon
東京都渋谷区笹塚3-19-2 青田ビル2F

参加費:10,000円
※事前入金制
メニュー内容(5皿)
*ウェルカム・ドリンク (oragnicスパークリングワイン or organicワイン or モクテル) *アミューズブーシュ
*季節のサラダ
*クリーミーマッシュルームスープwith イタリアテッレ&ハーブオイル
*トルテリーニwithカラフルラップ &発酵カシューチーズ&イタリアンソース  注)カラフルラップのみ加熱。
*スペシャルデザート
*コーヒーor紅茶orハーブティー 注)一部、加熱有りです。
さらに豪華スペシャル・プレゼントあり!

定員:20名(仮申し込み&入金先着順)

[お申込み方法]
本パーティーの申込みは、仮申し込み後のご入金を持って完了いたします。

[仮申し込みフォーム]
https://ws.formzu.net/dist/S60074415/

①上記フォームに必要事項を明記の上、送信してください。
②送信後の[送信完了画面]、またはご入力いただいたメールアドレス宛てに[入金先のご案内メール]をお送りいたしますので、1週間以内のご入金をお願いいたします。

※仮申し込み後のキャンセルやご入金が1週間を過ぎる場合、下記事務局にご連絡ください。
※ご入金名義は、必ずフォームに入力したご名義でお願いいたします。

キラジェンヌ・イベント事務局
TEL 03-5371-0041
event@kirasienne.com

甘い生活 — 吉良さおり veggy編集長 コラム

もうすぐ発売の『veggy』65号(2019年7月10日号)では、糖質について特集をします!
veggyの吉良編集長が考える、糖質とは?

− From Editor in Chief

甘い生活

昔はカフェでコーヒーや紅茶などを注文すると必ず砂糖を入れていましたが、20歳ぐらいでマクロビオティックを知り、その関連の本で人工甘味料や白砂糖の害毒を知り、それからは意識して避けるようになりました。まだフランスに住んでいた頃、街中のカフェでちょっとお茶をするにも人工甘味料か白砂糖のチョイスしかなかったので、小さなケースに入れたラカントをバッグに常備し、カフェに行った際はそれを使うようにしていました。そんな時、決まって友人に「それなに?」と聞かれていましたが、説明すると長くなるので、興味のありそうな人以外には「アレルギーで普通の砂糖が摂れないの」と流していましたが、後にこの自分の適当な言い訳があながち間違いではなかったと痛感したのです。そして最近はココナッツシュガー、メープルシロップ、ドライフルーツ(特にデーツ)、生の果物などの甘さが中心ですが、甘味料を変えてからは自然とコーヒーや紅茶に甘味料を入れなくなっていました。マクロビオティックでは野菜や穀物から自然な甘さを引き出すレシピも多いので、それによって本来の味覚が戻ったのだと思います。

そんな私も若いころは“カロリーゼロ”に惑わされ、人工甘味料タップリのチョコレートなどに手を出したこともあります。しかも当時はそれが体に良いと思っていたのですから、本当に無知ほど怖いものはありません。まだ糖質チェンジしていなかった当時はとにかく気分にムラがあり、アップダウンが激しく、自己中心的でいつも不機嫌だったり、飽きっぽかったり、今思うと自覚のない低血糖症やシュガーホリックだったのでは? と感じます。たまに機嫌が良いときがあると「どうしたの? 珍しいね!」と友人に言われていたほどです。食を意識しはじめてから体調はもちろん性格まで変化しましたが、その中でも糖質を変えた影響はとても大きかったと感じています。

今でこそ色んな専門家の方々が白砂糖などの危険性を訴えていますが、砂糖そのものについては既に17世紀ぐらいから世界中の良心的な専門家たちがその危険性を訴えていたようです。近年は不自然な糖があまりにも増えすぎていますが、今のところ私が避けたほうが良いと思っているのは、異性化糖、人工甘味料、白砂糖(コーヒーシュガー、三温糖などのうっすら茶色いものも全て)の3種類です。よく人工甘味料を摂るぐらいなら白砂糖の方がまだマシだと云いますし、私自身も人工甘味料だけは子供に摂らせたくないので注意していますが、加工食品やお菓子の多くには人工甘味料よりも悪質だと云われる異性化糖が入っていますから、私の知らないところで子供たちが食べている可能性は確実にあると思います。外食などではわからないことも多いので、まずできることは加工食品も含め、家中の糖を全て変えてみることです。その次は手作りのお菓子やおやつを作ってみる事。そしてなぜたった今甘いものが欲しいのか自分を観察してみる事。甘いものが欲しくなったときは何か満たされない思いがあったり、緊張を緩めたい時であったりもします。甘いものが好きではなくてもお酒が好きな男性は多いですが、これも甘いものが欲しくなるのと原因は同じですから、適度に心身をリラックスさせるために質の良いものを摂る分には何ら問題はないと思うのです。

最後に、甘い生活を送りたい方は、まず不自然な糖を避けることから始めてみましょう!


2015年2月27日
編集長 吉良さおり
veggy vol.39(2015年3月号)より抜粋

食が変われば世界が変わる — 吉良さおりveggy編集長コラム

− From Editor in Chief

食が変われば世界が変わる

食を見直す事は、生きる本質を見直すシンプルな方法です

子どもの頃に“おいしい!”と思って食べていた食べ物を、大人になってふと思い出して食べてみたものの、当時の“おいしい!”とはなんだか違うな〜と違和感を覚えた経験はありませんか? 子どもの頃に“おいしい!”と感じた食べ物はもちろん本当にその食べ物自体がおいしかった場合もあるかもしれませんが、多くが当時のシチュエーションや空気感が楽しかったり幸せだったりすることから“おいしい!”と感じている事が多いそうです。またラットにストレスを与える実験では、ストレスの多いラットほど過食に走るというデータがあり、これは他の動物や人間にも当てはまるようです。良くも悪くも“食べる”という行為には心理的な部分が大きく関わっているようです。

食が変われば世界が変わる

慌ただしい現代では“サザエさん一家”のように常に一家団欒で食卓を囲むというケースが珍しくなってきている中、少し残念なデータを紹介します。これは厚生労働省が2007年に発表した調査結果ですが、子どもが朝食を誰と一緒に食べるかについて「子どもだけで食べる」と回答した比率が小中学生共に増加傾向にあり、2006年には小学生においても40%を超えていたそうです。仮に残りの60%弱の人々が家族で食事をしていたとしても、そこにお互いの会話はなく、お母さんは慌ただしくキッチンへ、お父さんや子どもは本・新聞・テレビ・携帯などに夢中といった其々が向き合うことなく孤立した状況だとしたら、決して健全だとは言えません。 些細な日々の家族間の交流は子どものコミュニケーション能力を育み、同時に精神を安定させますから、食卓から子どもの人格が形成されていくといっても過言ではないのかもしれません。かく言う私も時間のない朝に毎日子ども達と向き合っているかといわれると、そう完璧には出来ていないのが現状ですが、こういった統計を目の当たりにすると、色々と考えさせられてしまいます。

“いただきます”と“ごちそうさま”

日本では食事のあいさつとして子どもが真っ先に覚えるのが“いただきます”“ごちそうさま”ですが、そもそも“いただきます”には“あなたの命を頂いて私の命に代えさせて頂きます”という意味があります。そして昔は今のように1カ所で全てが揃うスーパーなどが無かった為、食事を作るために様々な場所へ走り回って用意していたことから“ごちそうさま(御馳走様)”という言葉に“走る”という意味の漢字が二つ並び、前後に作り手への敬意を表す“御”と“様”がつくようになったそうです。さらには古来から農耕民族だった日本人には八百万の神という考え方が根付き、仏(神)を意味する右手と自分自身を意味する左手を合わせて“合掌”することでさらに“一体になり繋がる”といった意味合いがあるそうです。

食から感謝の気持ちをみんながシェアできる、たとえ一人でも宇宙の繋がりを感じられる、そんな世界的にも他に例のない日本独特のスピリチュアルなこの文化を少し意識してみませんか? 私たち本来の“様々な生き物の命が繋がり合って自らが生かされている”という自然意識に戻りveggyな食事を愉しめば、ミラクルは誰にでも起こりえると思うのです。

*八百万の神 自然界全てに神が宿っているという考え方


編集長 吉良さおり
veggy vol.31(2013年11月号)より抜粋

あらゆる生命の花“フラワー・オブ・ライフ” — 吉良さおりveggy編集長コラム

− From Editor in Chief

あらゆる生命の花“フラワー・オブ・ライフ”

一説によると太古からある神聖な幾何学模様は、全てフラワー・オブ・ライフから始まっているとされ、この宇宙もフラワー・オブ・ライフから創造されたといわれています。そしてこの形は“無条件の愛の象徴”だとされ、私たちのDNAやRNAもここから生まれたといい、さらに私たちのカラダの原子細胞の好粒子は、まさにこのフラワー・オブ・ライフの形と同じだというのです。要するに誰しも無条件の愛を、カラダの中に既に持っているという事なのでしょうか。私自身は子供を出産した事で、この無条件の愛というものが自分の中にも存在すると気づかされましたが、自己愛が強く自己中心的だった若い頃から比べると自分の変容ぶりが実に面白いのです。ただしこれは今現在のまだまだ未熟な私にとっては、子供に対してのみに湧き出る感情であり、同じ家族でも夫に対してはなかなかこの感情を抱くのは難しいものです(笑)。きっと自分の両親も同じように自分の事をそう捉えていただろうと考えると、本当に守られていたんだな〜と幸せな気持ちになります。それと同時に、自分と同じようにパートナーに対してはこの無条件の愛がなかなか難しいものだったのだろうと察することができ、私が小さい頃に二人が離婚したことに対して、今となってはなんの疑問も感じなくなってしまいました。

ちなみに私が若い頃住んでいたフランスは2組に1組以上の離婚率だそうですが、今や日本でも3組に1組の離婚率ですし、ガンも二人に一人がなる時代だといわれています。こういった世の中の傾向をみると、離婚する人・しない人、ガンになる人・ならない人には、ある種のトラウマからなるパターンなども関係しているような気がするのです。毎月のようにトップニュースに上がる胸の痛くなるような児童虐待を始めとした様々な事件なども、個々のある種のパターンからなるものであれば、実は案外簡単にそのパターンをポジティブな方向に変換できるような気もするのです。私たちは通常言葉であれ行動であれ、ネガティブな感情を相手に発すると、自分自身にも同じようにそれが降りかかってきます。私達が宇宙に投げかけたものは、エネルギーであれ何であれ、どんなに些細なことでも戻ってくるという法則があります。

話をフラワー・オブ・ライフに戻しますが、この形はエジプトのオシリス神殿に刻まれ、イスラエルではガリラヤやメサダの古代ユダヤ教会にも見られ、日本においては神社の狛犬の足元や着物の柄、切子模様の柄、麻の葉模様など実に多く見られます。他にもインドの寺院、アイルランド、トルコ、イギリス、中国、チベット、ギリシャ、オーストラリアなど世界中でフラワー・オブ・ライフが刻まれた場所やモノがあるそうですから、共通の何かがあるのでは? と考えたくもなりますよね(笑)。

世界中で言語は違えど、ほぼ似た意味合いで呼ばれているフラワー・オブ・ライフは、生命のサイクルや果樹のサイクルを象徴しているそうです。種をまき、その種が芽吹き、さらには花を咲かせ、最後には種を含んだ果実を実らせ、再び地に落ちて新しい生命を生むというこの5つのサイクルに、私は全ての気づきがあるような気がしています。


2014年6月26日
編集長 吉良さおり

veggy vol.35(2014年7月号)より抜粋

縄文時代はみんな“ゆるベジ”だった。– 吉良さおりveggy編集長コラム

縄文時代はみんな“ゆるベジ”だった。

 ここ最近会った方々から“縄文”というメッセージを良くいただいていたので、自分でも気になって色々と調べていたのですが、なんと世界において一度も戦争などの争い事がなかった文明は、日本の縄文時代しかないそうなのです。いわゆる武器とみられるものが縄文土器からは一切出土されていないのが理由の一つらしいのですが、精霊信仰や自然信仰が重要視されていたという平和で争いごとのない時代は、かれこれ2万年も続いたといわれています。たった今も各地で紛争が起こっている現代社会からはとても信じられないような縄文時代ですが、歴史的に争いごとの絶えない欧米ではこの縄文時代への興味がとても高いらしく、需要があるのか各国で様々な縄文関係の書物が翻訳されているそうです。

 そしてveggy読者が一番気になるのはやっぱり縄文時代の食事ですよね。貝塚などからもわかるように当時は魚介を食べていたものの、魚介や狩猟にしても毎日採れるものではないので基本的には穀類と野菜や木の実が中心で、おそらく食事の80%ぐらいはプラントベース(植物性)だったと推測されています。当時からパンの様な食べ物が焼かれていた跡が残っているようですし、おやつにはドングリや栗などをベースにしたクッキーなども食べられていたそうですから、案外モダンな食生活だったような気もします。そういえばイタリアでは栗の粉でよく焼き菓子をつくりますよね。ともかく様々な出土品から推測するかぎり、現代でいう超自然食とあまり変わらないような気もしますし、なんだかおうちでも大いに実践できそうですよね!

縄文時代の女性は
みんなシャーマンだった!

 かつてイギリスに留学していた時に興味本位でストーンサークルを見に行った事がありますが、最近になってストーンサークルが既に日本の縄文時代にあったのだと知り、この摩訶不思議な女性性を主軸にした社会についてもっと知りたくなってしまいました。傾向としては女性がピアスをしたり様々な装飾品を身につけていた跡が残っていることから、女性がとても元気な時代だったという事は明確なようです。社会の中で女性性が虐げられることなく、のびのびといかせられる環境があれば、醜い争いごとや愚かな奪い合いなんて一瞬でなくなるような気がしますよね。

 そして沢山出土されている土偶の多くが妊婦や女性を形どったものであることから、女性崇拝も伺えますが、本来の妊婦や女性は霊感・直観力が鋭く、当時はそれに加えて自然と調和して生きていたことが精神性の高さに関係していたような気がします。現代でも女性は妊娠すると、その差はあれど五感が敏感になりますよね。私自身は次男と長女の妊娠中は金属で調理した食事に耐えられなくなり、重くて洗うのが面倒でも全て土鍋で調理していました。その時に初めて土鍋フライパンも購入したぐらい、ステンレスのフライパンのエネルギーでさえ拒絶反応を起こしてしまったのです。この金属アレルギーは出産後になくなりましたが、やはりピュアな土鍋で調理をすると、確実に旨味が違うのを実感しています。そういったことからも土鍋しか使用していなかった縄文時代の人々のエネルギーは、確実に豊かなものであっただろうと感じています。


2014年2月26日
編集長 吉良さおり

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.33より抜粋

縄文に関するveggy booksはこちら↓↓

縄文ネイティブ

「私たちはなぜ縄文に魅かれるのか?」
自然と共生し独自の文化を開花させ、豊かで平和な社会を1万年以上維持していた世界。
現代日本と真逆ともいえる縄文の世界。
それは、ネイティブ・アメリカンやアボリジニやアフリカ、アジアにもある
ネイティブとしての共通の記憶だ。
そして日本列島にも、人びとに引き継がれてきた縄文ネイティブとしての記憶がある。
それは一見、消えてしまったように見えるが、現代の日本に形を変えながら生き続けている。
縄文とは何のつながりも見えない暮らしの中に生き続けている。
縄文土器の自然観や宗教観、山岳信仰や風習、海洋縄文人などのキーワードの中から、
私たちの持つ縄文の共通イメージを探ってゆく。
「僕らは何者で、一体どこへいけばいいのだろう?」
多くの日本人が今、悩んでいる。
本書では、陶芸家や画家、宗教家、弁護士、冒険家など、様々な人と対話し、
場所を訪れることで、縄文の精神性や美意識について考察してゆく。
縄文文化を探ることで、読者のこれからの生き方の指針になればと思っている。

縄文ネイティブ
著者/長吉秀夫
定価:本体1,500円+税
ISBN:978-4-906913-86-2
C0021
[Amazonから購入]

カルマが軽くなる食べ方・生き方 — 吉良さおり veggy編集長コラム

− From Editor in Chief

カルマが軽くなる食べ方・生き方

いつもベジタリアンになった理由を聞かれるのですが、そもそも私は子供の頃からほぼベジタリアンでした。特に家庭の嗜好や宗教上の理由ではなく、ただ単に家族の中で私だけがお肉を嫌っていたため、家では普通に動物性の食事もありましたが、例えばカレーやシチューにお肉が入っていれば、お肉だけ最初から自分のお皿にはよそわないようにしていました。給食などでも嫌いなものは全て残すか、最初から給食当番に断るか、食欲旺盛な男子にそっとおすそ分けするなど、その時々で頓智を働かせて柔軟に対応していました(笑)。ですからあまり苦労せず、大きくなるまでお肉を避けることが出来ていました。そしてその後イギリスに留学することになった時、イギリスの家庭ではよく食事にラム肉が出ると知り、断わる状況になる前に避けようと思い、ベジタリアンのお家へホームステイを決めます。その時のホストマザーは、子育てが終わって自由を謳歌している一人暮らしのアーティストでした。そこではキッチンを自由に使え、お肉の代わりに豆を使ったイギリス料理のシェファーズパイ(ミートパイ)を教えてもらったりと、一緒によく食事を作ったり、面白い現代アートの個展を見に行ったりと、とても健康に過ごせていました。そんな感じでベジカフェも多く、自然食品屋さんも多いイギリスでは難なくベジタリアン生活を過ごせていたのですが、その後に留学したフランスで一人暮らしを始め、少し体調を崩してしまいます。その時、日本人を含む有色人種が牛乳に含まれるラクトースを分解する酵素をあまり持っていないことを知り、毎日摂取していた乳製品を控えました。するとすぐに症状がひいたのです。他にも“なぜ植物性食品を多く摂る方が健康でいられるのか”という知識の大半は、その時に自分で本を読んだり、パリで色んな教室やヨガに通うことで理解できました。ただその頃に知ったマクロビオティックの陰陽の法則が、フランス語を通してでは本質を理解できなかったため、日本へ戻るたびにマクロビオティックの日本語の本を買い求めフランスへ舞い戻っていました(笑)。もう20年ぐらい前の話ですが、当時でも青山の“ブッククラブ回”あたりへ行けば、一通りその手の本が手に入ったのです。

そんな感じで特に20代後半はストイックにマクロビオティックを取り入れ、数年は徹底したヴィーガンの時期もありましたが、32歳で結婚してからはローフードやアーユルヴェーダも取り入れ始め、ハチミツやギーも摂取し、時には普通のケーキも食べますし、本当にごく時々ですが魚も外で振舞ってもらえばいただきますから、最近はかなり柔軟なベジタリアンです。ただし今でもお肉だけは食べることがありませんし、お肉もどきも苦手です。ここまであの固まりが嫌いなのは、何かのカルマかな? とも感じます(笑)。

世の中にはあまり食べなくともプラーナで生きられる人がいるようですが、ほとんどの人は食べなければ生きられません。ベジタリアンでも植物を食べますから、私たちは大なり小なり直接的に又は間接的に、何かを犠牲にしなければ生きてはいけないものです。ですからその犠牲やカルマをなるべく軽く出来る食べ方や生き方を、今後も“veggy”で提案できればと思います。


2014年12月24日 編集長 吉良さおり
veggy vol.38(2015年1月号)より抜粋

ヨガから始める手放し上手 — 吉良さおり編集長コラム

− From Editor in Chief

ヨガから始める手放し上手

私が思い出したようにヨガや瞑想をするのは、特に意識はしてないけれど、多分何かモヤモヤなどをリリース(手放す)したい時だと思います。大体はまだ子供が寝静まっている早朝か、眠りについた夜、しかもかなり時間にゆとりがある時しか気が向きませんから、今は週に1度ぐらいそんな時間が作れればいいかな、という程度です。多くのママがそうであるように、小さな子供がいると、自分と向き合える時間を作るのは難しいもの……、そう思っていました。それはとてもごく最近まで。それが本当にふとした時に、“もしかしたら、時間軸は自由に動かせるかも!?”と思ったのです。

そもそも私がいつも何かを思いついたり、気づいたりするのは、決してヨガや瞑想をしている時ではありません。かつて仏陀が“瞑想では何も悟れなかった”と云ったのは、もしかしたらそういう事だったのかな? とも感じています。ですから私にとってヨガや瞑想とは、単にココロをクリーンに透明にするためだけのものなのかもしれません。例えばダイビングなどで海の中に潜った時、海の水が濁った状態では周りはほとんど見えませんが、透明な海の中では、実に遥か遠くのものまで見渡せますよね。ですから人間のココロというものも、きっとそんな海と同じような仕組みなのでは? と思うのです。昔の様々な国の先住民たちは、“自然の中には全ての気づきがある”とよく云ったものですが、本当にそうだな〜とつくづく感じています。

そうそう、この号は年末年も挟みますが、みなさん様々な神社仏閣に参拝する際はどんなことを願いますか? 私はいつからか、どこの神社仏閣であっても、どんな国の宗教的な建物を訪ねた時であっても、さらに先祖のお墓参りであっても、いつも感謝の気持ちだけを贈り、願い事などは一切しません。“欲望は執着を生み、執着は不幸をもたらす”と仏陀は説きましたが、この説は確かに一理あるかもしれないと感じています。意外かもしれませんが、願い事だからこそ、まずはリリースする必要があると思うのです。他にも例えば、嫌なことをされた相手、又は自分にとって“敵”であるかのような相手を許すことは、気持ち的に難しいとされているのかもしれませんが、そんな事こそリリースにつきますし、それが楽に自然とできるようになると、人生が本当に楽しくなると思うのです。

私はヨガと瞑想のプラクティスのおかげでリリースしやすい体質になったせいか、自然と色んな物事について執着がなくなってきましたが、それでも人間なので、全く無くならないという事はないのかもしれません。今でも無に近づきたいという思いはありますが、それは別に出家するわけではなく、ごく普通に人生を歩みながら誰もができることだと思うのです。


2014年10月27日 編集長 吉良さおり
veggy vol.37(2014年11月号)より抜粋

 

 “デトックス”に関する『veggy』のバックナンバー 

veggy vol.64 →最新号!!!
「デトックス」

veggy vol.24
「デトックス&免疫力UP!玄米と味噌汁」

veggy vol.28
「アンチエイジング&デトックス!こころがはずむフルーツの魔法」

veggy vol.47
「酵素・発酵・デトックス」

veggy vol.51
「おいしいデトックス」

デトックスに関するveggy booksの一部はこちら

焙煎玄米粉でつくる デトックスおやつ
定価:1,296円

心のデトックス?!
ハタ照らすヨーガ
定価:1,728円

酵素の力でデトックス!
無理せず理想のボディメイクを目指す
スーパーフードファスティングダイアリー
定価:1,080円

 

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