美しさの概念が変わる時 — 吉良さおり編集長コラム

美しさの概念が変わる時

毎日の食事の中で植物性食品の割合が多くなると、まず変化が起こりやすいのは圧倒的に肌ですよね。アトピーの人々はそれが顕著だと思います。実は私自身、パリに住んでいた若い頃、顔に原因不明の発疹や吹き出物が物凄い勢いで出てきた時期がありました。もうそれは外出するのが嫌になるほど酷く、それでも外に出ない訳にはいかないので、頑張ってコンシーラーなどで必死に隠していましたが、もはやそれも追いつかないほど顔全体に出てきてしまい、困りはてていた時に出会ったのがマクロビオティックでした。それからはパリ中の自然食品店を暇さえあれば巡る中、まだインターネットの情報が今の様になかった時代だったので、行く先々で色んな人からの口コミ情報を得ることが多く、オーガニック食材だけではなく、スキンケアやコスメ、洗剤からキッチン用品の何もかも全て変えなければならないのだと気づかされました。

これは私自身の経験からですが、スキンケアやコスメを変える前に、まず食事をしっかり見直す事が重要だと感じています。現代では肌のシミやソバカスの諸悪の根源が全て紫外線であるかの様にされていますが、実際はそうではありません。むしろ私は適度な太陽光に当たるほうが良いのでは? と考えています。もちろん若い頃は“紫外線=絶対悪”というレッテルに騙され、色んな紫外線対策のオーガニック・コスメを使用していましたが、それらを一切やめた今の方が肌の調子や顔色が良いのです。まず肌を痛めつける最大の原因は、内にも外にも酸化にあります。それは長時間肌につけるファンデーションなどによる油の酸化であり、体内においては動物性脂肪の油による酸化です。もちろん数えきれないほどの添加物や、精製された糖分など、不自然な食品の問題もありますが、酸化した油分ほど危険なものはありません。

そもそも紫外線によるシミは単なるデトックスなのです。体内に不要な老廃物が溜まっている場合、太陽光を浴びることで私達の本来持っている自然癒力が働き、それらを皮膚の表面に押し出して分解しようとします。そんな自浄作用で浮きあがってきたのがシミという訳です。ですから紫外線対策であれば、まず体内に毒を溜めないことが先決なのです。もっというと太陽光(紫外線)が皮膚ガンの原因だというのも、私は巧妙なデマだと感じてしますし、実際に海外の専門家の間ではそれが通説になってきているのが現状です。アメリカでは自然医学のーコーラ博士が健康的な日光浴を提唱しています♪

それからこれはかなり美容業界でも賛否両論あると思いますが、私自身はボトックスやコラーゲン注入など、不自然な美容法は全く必要ないと考えていますし、本来の自分の表情や人間的な深みが消えるのは、とてももったいない事だと感じています。とはいえ女性であればシミやシワはなるべく抑えたいですから、そういう場合は抗酸化力の高い食べ物、コラーゲン生成を促すケイ素やデトックス力のある様々な天然のミネラル類を意識して摂取することです。流行りのスーパーフードは美容に関する必須栄養素が全て含まれていますから、毎日色んな種類を摂取したいものです。私がこんな考え方が出来るようになったのも、多分若い頃にフランスに住んでいたからだと思います。多くのパリジェンヌの日中のメイクは、マスカラとグロスとチークぐらいですからね。


2016年4月23日

編集長 吉良さおり

※マーコーラ博士(Dr. Joseph Mercola):薬害やワクチン問題などに警鐘を鳴らしている自然療法医であり、ホリスティック&統合医療界の改革者と呼ばれている整骨医。

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.46より抜粋

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