白砂糖と人工甘味料は避けましょう!

世の中色んな情報が溢れていますが、ホールフーズな食事が基本のベジィ読者であれば、やはり“天然の甘味料がなぜいいのか?”という理由は知っておきたいところですよね。まずは始めの一歩として、マクロビオティック・ウェブマガジン『IN YOU』を運営している戸田耕一郎さんに、マクロビオティック的な良い砂糖、悪い砂糖について教えて頂きました。

精製された白砂糖で思考が停止する!?

甘いもの欲しさに白砂糖食品を多くとると、カラダがボーっとしたり、思考力が落ちたり、体調を崩しやすくなると“マクロビオティック”では言われています。もしあなたにこういった感覚がないならば、既にカラダが白砂糖に馴れてしまい、鈍感になっているのかも知れません。さらに風邪をひいたときに白砂糖食品(陰性のもの)を摂ると、風邪は直りにくくなります。

かくいう私は甘いものが大好きです。おまけにカラダが強烈に特定の食品を欲したときは我慢しないタイプなのでチョコレートを一枚ペロっと食べてしまうことも稀にあります。そのときは明らかにアタマがキュイーンとしてくるんですね。「おぉ、血糖値が急激に上がっているぞ!」という感覚をダイレクトに感じますが、こんな風に血糖値が急激に上がる状態は決していいとは言えません。残念ながら身のまわりには白砂糖がいたるところで使われていますので、意識しなければ過剰に摂取してしまう危険性が大いにあります。

例えば大手飲料メーカーの炭酸ジュースや缶コーヒーには一体どれくらい砂糖が入っているか、という記事(ネタ)を目にした方は少なくないでしょう。四角い白砂糖が積み上げられたその写真は強烈です。しかも白砂糖には中毒性があるので再び欲するわけです。これを毎日飲み続けることで、どれくらいカラダに悪影響を及ぼすか想像するだけでクラクラしてきます。では具体的に、なぜ白砂糖は良くないと言われるのでしょうか。

マクロビオティックが砂糖を“嫌う”理由とは?

そもそもマクロビオティックでは白砂糖を一切使いませんし、厳格に言うとサトウキビで作られたもの全般を奨めていません。精製された白砂糖は“極陰”に分類される食材であり、「体の陰陽のバランスを乱すもの」、「必要とする微量栄養素がない」、「血液を酸性にし、抵抗力を下げる」、「血糖値の数値を狂わせる」、「ビタミンB群を失わせる」というのが理由です。もっとわかりやすく言うと、「カラダを冷やす」というのも大きな理由です。本来は食事療法のひとつでもあるマクロビオティックが、カラダを冷やす要素のあるものを摂り入れるわけがありません。白砂糖のデメリットについてはマクロビオティックがどうこうというよりも、むしろ一般的な健康知識として知っておいた方がいい教養みたいなものだと私は思いますし、今後一般常識化していくと考えています。

白砂糖とは一体何なのでしょう?

そもそも白砂糖の原料はサトウキビですが、このサトウキビから実に人工的に白砂糖は作られます。まずサトウキビの茎を砕き、圧縮して甘い汁を搾り取り、それをさらに何度も加工して純粋な白い結晶になるまで精製します。この精製過程では、石灰、炭酸、亜硫酸などを使い、さらに煮詰め、不純物を取り除きます。続いてホウ酸塩や塩素等で脱色して、透明な液が出来上がります。ここから塩酸、その他の無機酸で砂糖を真っ白く漂白する行程を経て、とても食品とは言えないようなモノが完成するのです。

また、古くからサトウキビは南国で作られますが、基本的にマクロビオティックでは南国のフルーツをお勧めしていません。バナナやマンゴーなどはカラダを冷やす作用がありますから、南国は暑いため、そこへ住む人々であれば適応できますが、四季明瞭な日本はこの限りではありません。ですから四季を気にせずに摂り過ぎれば、慢性的な冷え性へとつながるのです。

人工甘味料と白砂糖で骨と歯が弱くなる!

実は近年、日本人の骨や歯がもろくなってしまったのは“白砂糖の摂り過ぎ”という説もあります。白砂糖は精製過程でミネラルやビタミンといった栄養素をことごとく失った酸性食品ですから、カラダに入れるメリットは全くありません。そもそも人間の体は弱アルカリ性なため、体内に酸性食品が入ると、それを中和するために体内のミネラルが奪われます。その中でもカルシウムが多く消費されますが、白砂糖にはほとんどカルシウムが含まれないため、 必要なカルシウムは体内の骨や歯を溶かして供給されます。昔から虫歯や骨が弱くなる(溶ける)と言い続けられるのはそういうことだったのです。さらに近年、イギリス歯科学会は“キシリトールやソルビトールなどの人工甘味料が歯に悪影響をおよぼし、虫歯を促進させているのではないか”という研究結果を発表し、人工甘味料全般を見直す方向で検討されているようです。

健康や美容のために人工甘味料と白砂糖をさけよう!

もう少し言いますと、糖類は体内で分解される時にビタミンB1が必要となります。ですから砂糖好きな人で日ごろからビタミンB1の摂取量が少ないと、ビタミンB1欠乏症になり、  鬱、疲労、眩暈、貧血、頭痛、浮腫、心疾患、脳疾患などの症状を引き起こしやすくなると言われています。そもそも白砂糖をはじめとした「精製されたデンプン」は、肌のメンテナンスに欠かせないといわれるビタミンB群を消耗させますから、くすみ、シワ、たるみの原因にもなり、特に女性にとっては大敵だといえます。さらに白砂糖は血中に素早く取り込まれるのが特徴で、その結果として血糖値が急激に上昇します。その際にインスリンが大量に放出され、低血糖を引き起こしやすくなります。

低血糖とは、血液中のブドウ糖が少なくなりすぎた状態を言います。血糖値の下降程度によりますが、下がりすぎると異常行動や錯乱、痙攣を起こしたりと、危険な状況を招くこともあります。慢性化すると動脈硬化を招き、高血圧、心筋梗塞・脳卒中などの原因にもなり、さらに最近はアルツハイマーや統合失調症とも関係が深いことが指摘されています。ここまでいくと“白砂糖は危険だ!”のレベルですが、そんな可能性すらあるということを知っておいて損はありません。先にお伝えした製造過程にあるとおり、これらは全て“人口甘味料”に匹敵する怖さでもあります。もちろん人工甘味料に関してはそのほとんどが遺伝子組み換えとセットであり、その害も含めて白砂糖よりもはるかに害が大きいのかもしれませんが、どちらも“避けるべき糖”として今後は認識されていくことでしょう。

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.39より抜粋

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