廃棄食品レスキュースーパー『SIRPLUS』、ベルリンに4店舗目をオープン!

んにちは、ベルリン在住イラストレーターのKiKiです。

みなさん昨年の夏に、ご紹介したちょっと待って、まだそれ食べられます!ベルリンの食品レスキュースーパー『SIRPLUS』を覚えていらっしゃいますでしょうか?

簡単なおさらい:食品レスキュースーパー『SIRPLUS』とは?

毎日大量に廃棄処分されてしまう”まだ食べられる”食品たちを救うために立ち上がった社会的なスタートアップです。

大手スーパーでは、厳しい食品検査をしているため、賞味期限切れの食品の他にも、規格外の野菜、パッケージに傷がついてしまった訳あり食品なども、やむを得ず廃棄処分に回すことになります。

そんなまだ食べられるのに、廃棄処分として認定されてしまった食品たちをSIRPLUSは大救出!実際の価格よりも大幅に安い値段で提供し、廃棄されてしまう食品を減らす活動をしているのです。

そんなSIRPLUSは多くの大手スーパーとパートナー契約を結び、たくさんの優しいスタッフたちに囲まれて、どんどん大きくなっていきました。そして今月の1月3日に4店舗目をオープン!

そして昨年、veggyさんを通して取材させて頂いたご縁で今月14日に行われたキックオフパーティーにご招待頂きました。とても嬉しいご縁です。今回はそのキックオフパーティーの様子と新店舗についてご紹介いたします◎

4店舗目はベルリンの主要駅の1つであるOstbahnhof駅構内!

ベルリンにはすでにSteglitz・Friedrichshain・Neuköllnに3店舗オープンされていますが、4店舗目はとてもアクセスしやすい主要駅の1つであるOstbahnhof駅構内。

ドイツでは通常日曜日スーパーがおやすみなのですが、駅構内という場所もあってか、午前8時から午後8時まで、毎日営業しているそう!

創立者の1人であるRaphael Fellmer氏は、一緒に働いている仲間たちを一人一人丁寧に紹介してくださいました。SIRPLUSのこの大きな成長は、事業自体のアイディアが素晴らしいというのも、もちろんありますが、Raphael氏の人柄がとても素敵すぎるからこその発展なのだなと、お話を聞いて深く感じました。

新しい取り組み”surplusオリジナル商品”とは?

店内を見渡して気になっていた、sirplusオリジナルパッケージの食品たち。

その商品開発の経緯も、お話して下さいました。

今までsirplusは多くの廃棄食材たちを救ってきました。しかし沢山の野菜や果物たちを救っても、彼らには”鮮度”という期限があります。

そこでもっと多くの廃棄食材たちを救うために、野菜や果物たちは”鮮度”の期限が来る前に、独自のsirplus製品の材料として使用することで、彼らの延命を試みたのです。

それはジャムであったり、ジュースであったり。瓶詰めで、長期保存できる加工食品ばかりです。これにより、さらに多くの救出した食材たちが、さらに長くスーパーの棚に並び続けることができるようになりました。

その背景にあるストーリーを聞くと、この商品たちに愛着が湧いて、ほっこりした気持ちになりました◎

パーティーで配られたお料理は、もちろん救出したお野菜たちを使って。


使用されているのは、もちろんsirplusが救出したお野菜たちなのですが、規格外のことに関しては全く気にならないし、とってもみずみずしく光っていました。じゃがいものニョッキがモチモチしていて本当に美味しかったです…!

あとこのお料理、器まで美味しく頂けました!

この時、個人的に体調不良からベジタリアン生活1週間チャレンジをしていたのですが(普段は野菜多めの生活ですが、完全菜食は初めてでした)、素人の自炊菜食料理とプロの菜食料理は、味も満足感もぜんっぜん違うなあと、ただただ感動しました。。

ベジタリアン生活1週間チャレンジを終えて、体調もよくなったので完璧ではなくても、菜食メインの生活にシフトしていきたいと考えています。このお料理を食べて、もっと調理法や栄養のことも勉強しなくてはいけないなあと、改めて感じました。


『誰もが、ちょっとした癖を持っています

最後にみなさんにご紹介したいのが、パーティーで配られていたステッカーです。

デザインが可愛なと思い、手に取ったのですが、書かれていた文章が心にグッと刺ささりました。

『Ne Kleine macke hat doch Jeder』

ー誰もが、ちょっとした癖を持っています。

それは、規定外や賞味期限切れ、パッケージ破損などの”癖”で、まだ食べられるのに弾かれてしまった食べ物たちへの言葉なのかもしれませんが、これは食べ物たちだけじゃなくって、この地球上に生きるみんなも同じだなって、心にじ〜んときました…。

ちょっと癖があるからって、弾かれるのはおかしい。もしかしたら、とっても美味しい料理に生まれ変われる原石かもしれないし、何よりその”癖”こそが魅力的な部分だったりするものですよね。

みんな違って、みんな良い!2020年のスタートは、そんな大切なことをSirPlusさんに教えて頂きました◎ご招待頂き、ありがとうございました!またお買い物に行きます^^

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取材協力:SIRPLUS

HP : https://sirplus.de/

Instagram : https://www.instagram.com/sirplus.de/

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西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio site : http://kiyonosaito.com/

instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/


1年の終わりを鮮やかに彩る、ドイツのクリスマスマーケット

こんにちは、ドイツ・ベルリン在住のイラストレーター、KiKiです◎

ドイツの12月は、1日からすでにクリスマス一色です。こちらではクリスマスは日本でいうお正月のようなもので、家族みんなでゆっくり過ごすことが一般的です。新年を迎えても、日本のようにお正月という概念がないので、仕事や学校が2日から始まります。ということで12月も後半の今、街はすっかりホリデーシーズンです。

12月はじめから、クリスマスが終わる26日ごろまで(なんとドイツのクリスマスは24・25・26の3日間もあるのです)街の様々な場所で、クリスマスマーケットが行われています。

毎年どこに行こうか迷ってしまいますが、今年はドイツではなく、”北欧”をテーマにしたクリスマスマーケットに行ってみました。今年最後のveggy online様でのコラムは、そちらをご紹介したいと思います◎

北欧クリスマスマーケット『LUCIA WEIHNACHTSMARKT

こちらは古いビール工場を改装した、とても雰囲気のある建物の中庭で開催されています。

平日は15時から22時まで。週末は13時から22時まで。わたしは平日の17時頃に行きましたが、もうクリスマスマーケットを楽しむ人たちで溢れかえっていました!そして、ドイツの冬は16時くらいからすでに日が沈みはじめ、17時には真っ暗です。

『LUCIA WEIHNACHTSMARKT』は、直訳で『ルシアのクリスマスマーケット』という意味。

ルシアとは、北欧の国々のキリスト教の祝日、12月13日『聖ルシアの日』からきています。一家の中の年長の女の子がロウソクに火を灯して、街を練り歩くのだそうです。

マーケットの屋台は、それぞれの国旗が掲げられていて、その国ならではのご飯を楽しむことができます◎

ちょっとした旅行にきた気分になれます!

クリスマスマーケットといえば、まず『グリューワイン』を飲もう!

ドイツのクリスマスマーケットで欠かせない定番の飲みのものが、あったか~い『グリューワイン』。グリューワインとは、赤ワインにシナモンやスパイス、果物を加えて温めたホットワインのことです。

これを飲まないと、12月を終えることができない!というくらい、この時期になるととても恋しくなります。クリスマスマーケットは基本野外で寒いので、これを飲んで、ほっと一息。冷えた体を温めます。

人がいっぱいいすぎて見えないかもしれませんが、真ん中に長い木の机があり、ここでみんなグリューワインを片手におしゃべりを楽しみます。

以前『いらなくなったものは、必要な人のもとへ。ベルリンのサステナブルな文化をご紹介!』の記事内でPfandという制度をご紹介しましたが…

こちらで飲み物を買う場合、飲み物代と一緒に容器代(Pfand)も強制的に支払う義務があります。それらは飲み終わったと、酒屋さんのカウンターやスーパーに設置してある回収BOXに持っていくと支払った容器代が戻ってくるという仕組みになっています。

グリューワインのカップも同様で、購入する際に『カップ代』の1ユーロをプラスして支払います。カップをお店に返すと、支払ったカップ代の1ユーロは帰ってきます。このカップは、また綺麗に洗い、他のお客さんが使い、循環してゆくのです。

もちろん、カップを記念に欲しい人はそのまま持って帰ってもOK。カップの柄は、クリスマスマーケットの会場によって違うので、コレクションしている人もいますよ◎

お肉料理の屋台が多い中、ついに発見したヴィーガンピザ!

基本ドイツの家庭料理はお肉料理が多く、クリスマスという特別なイベントになるとさらに豪華なお肉料理。。さすがにベジタリアンやヴィーガンのお料理はないかな…と諦めかけていたとき、ふと、1番人が並んでいる屋台が気になり、メニューの看板をみてみると…

ベジタリアンとヴィーガンの文字を発見!!しかもベジタリアン、4種類もある!!何屋さんなのかなと、人混みをかき分け見てみると、どうやらピザ屋さん。立派な焼き釜もあり、その場で焼きたてが頂けるみたいです!

『ヴィーガンバージョンもあるけど、15分待ってね』と看板に書いてあるのですが、せっかくなので待ってみることにしました。

並んでやっと注文をする番になったとき、とてもフレンドリーなお兄さんが、『ヴィーガン?ok、5分!5分でできるから待ってて!!』と手際よく焼き始めてくれました。

なので15分も待つことなく、焼きたて熱々のヴィーガンピザを頂くことができました。

それが、こちら!

のっているのは、ニンジン・玉ねぎ・きゅうり・マッシュルーム、オリーブの実。熱々でもっちり、野菜の美味しさもそのままで、とても幸せな気分になれました◎

きっとこの屋台に1番人が多く並んでいたのは、ピザももちろん美味しいし、ピザを焼くお兄さんの明るい人柄もあると思いますが、ヴィーガンやベジタリアンという選択をする人が、この街には多くいるからなのではないかと思います。改めて、この街が受け入れている多様性を感じました。

まとめ

2019年の1月から、veggy online様でのコラムを書かせて頂くようになり、9月からはとても嬉しいことに本誌でも連載させて頂くようになりました。

ベルリンやヨーロッパのヴィーガン事情やサステナブルな情報を取材をする中で、私自身もさらに興味を持ちました。特に、ベルリンのサステナブルな取り組みはとてもストイックで、どんどん新しいアイディアや活動が生まれてきています。

2020年は、どんなものに出会えるのか、今からとても楽しみです!

1年間読んでいただき、本当にありがとうございました!みなさん、良いお年を。そして、来年もどうぞよろしくお願い致します◎

西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

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風邪をひいたら、あったかいハーブティーを飲んで治そう!

こんにちは、ドイツ・ベルリン在住のイラストレーター、KiKiです◎

最近のベルリンの気温は1桁だったり、時々マイナスだったり。とっても寒い冬がやってきました。日本も毎日寒い日が続いていると思いますが、みなさん風邪などはひいていませんか?私は早速、11月末に風邪をこじらせ熱を出してしまっていました。。

ところで、みなさんは風邪をひいたとき、どうしていますか?ドラッグストアで購入できる市販の薬を飲みますか?熱が出たら、とにかく病院に行って点滴を打ってもらって気合いで治していたりしませんか?…実は、これは子供の頃の私のお話です。苦い薬が嫌で、飲んだふりをして隠したり、点滴も血管が出にくい方なので失敗されることも多く、、嫌な思い出がいっぱいです。苦笑

ベルリンに引っ越してきた4年前。最初の1年目はドイツ人ホストファミリーと一緒に暮らしていました。そこで初めて風邪をひいてしまった冬。

当時ドイツ語もろくに話せなかった私は、薬局はどこだろう?どうしたらいいのだろうとオロオロしていると、ホストママが『風邪をひいたの?とにかくお茶を入れるから、それを飲んでぐっすり寝なきゃ』と、あったかいハーブティーを入れてくれたのです。

はじめは、『お茶かあ…体はあったまるだろうけど、薬飲まなきゃ治らないよなあ。。』と思っていたのですが、ホストママが棚から出してくれたハーブティーのパッケージに『Erkältungs tee (風邪のお茶)』の文字が!

そう、ドイツでは風邪をひいたらまず薬を飲むよりもハーブティーを飲んで『自然治癒力』で、ゆっくり治していくことが一般的なのです。

その日は入れてもらったハーブティーを飲んで、暖かい湯たんぽを抱えて、ぐっすり眠りました。それを2、3日繰り返すと、風邪はすっかり治ってしまいました。そのときに、風邪は薬を飲まなくても治るもの、そしてその方が気分もなんだか優しい気持ちになれるということを学びました。

それ以来、私は風邪をひいても薬を飲まず、こちらのドラックストアに売っているハーブティーを飲むようにしています。

今回は、そんな体に優しい味方のハーブティーたちをご紹介したいと思います◎

ドイツのドラッグストアに並ぶ、様々な用途のハーブティーたち

風邪のために調合されたものをはじめ、様々な症状のためのものが、こちらのドラックストアでは沢山並んでいます。この種類と量を見ていただければ、どれだけハーブティーが身近な存在か伝わるかなと思います。

『Erkältungs tee (風邪のお茶)』のように、効能がわかりやすい名前のハーブティーから、使用されているハーブの名前がそのまま書かれたお茶もあります。何か健康面で困っていることがある場合、店員さんに尋ねれば、丁寧にどのハーブティーがいいか教えてくれますよ◎

ここで個人的にオススメのハーブティーを3つ、紹介したいと思います。

風邪をひいたら飲むハーブティー『Erkältungs tee

成分は、柳の樹皮とシナノキの花。

風邪、特に頭痛を伴う発熱に。柳の樹皮が解熱・抗炎症・鎮痛効果があり、シナノキの花は主に発汗を促すそうです。

1日5回、温かくて新鮮なうちに飲みます◎

胃が痛いときに、飲むハーブティー『Fenchel Tee

 ベルリンにお引越ししてから、だいぶ頻度は少なくなりましたが、私は小さい頃から神経系の胃痛持ち。胃薬が手放せませんでした。

『胃痛には、これがいいよ』とホストママが教えてくれたのは、『Fenchel Tee』。日本語では『ウイキョウ』というみたいです。

効能は、神経性胃炎とドンピシャ。そして、女性にはとても嬉しい生理痛を和らげてくれる効果もあるそうです。ちょっと甘い優しい味です。今は胃薬の代わりにこちらのハーブティーを常備しています。安心のBIO(オーガニック)マーク。

子供が寝る前に飲むハーブティー『Gute Nacht Tee

こちらは私は飲んでいないのですが、ホームステイしていた時に子供達が寝る前の”楽しみ”として飲んでいたハーブティーです。『Gute Nacht Tee』は、そのまま『おやすみなさいのお茶』の意味です。

成分は、メリッサ・ラベンダー・オレンジの花。

ぐっすり子供たちが眠れるように、優しいハーブが配合されています。

安心のBIO、ヴィーガン、グルテンフリー。12ヶ月からのお子様が飲むことができます◎

まとめ

いかがでしたでしょうか。日本でも、このようなハーブティーを気軽に購入できるような環境が整えばいいのにな、と願うばかりです。

もし風邪をひいて、近くにハーブティーを買えるようなお店がない場合は、ぜひ生姜とレモンを切って、温かいお湯の入ったティーポットに入れて20分待ったものを、蜂蜜と混ぜて飲んでみてください。(ドイツ人の同居人が教えてくれたレシピです)私の今年の風邪は、それで治しました。

もちろん症状がひどい場合は病院へ行かれることをオススメしますが、軽い風邪の場合は簡単に薬に頼らず、自然と自分の治癒力に頼ることをはじめてみて欲しいです。きっと、体の優しい変化に気づくはずです。

西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

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アメリカのプラント・ベース肉製造会社Beyond Meat ② ~ファストフードチェーンがこぞって使いだした魅力とは~

Clean Living !!
こんにちは。料理家/Cal Vegan和菓子作家のTerumi Kogaです。上白糖を使用せず、オーガニックや自然由来の食材で作る「Cal Vegan和菓子」を考案し、食を通して和文化を発信しています。

“Clean Living”とは清潔な生活というだけでなく、衣食住を通して心身ともにオーガニック、エコ、サスティナブル、ドラッグフリーな生活をめざそう!というヴィーガン達のライフスタイルのことも示しています。

前回に続き、今回はBeyond Meatへのインタビュー内容をご紹介します!

~ハピネス!ジューシー!~

広報担当のアリソン・アロノフ氏へのインタビューです。

古賀(以下古) 日本初のベジタリアンマガジン『veggy』のインタビューを受けてくださり、ありがとうございます! 早速質問させていただきたいと思います。
まず、Beyond Meat創業の経緯は?
アロノフ(以下ア) こちらこそありがとうございます。
我が社の創業者かつCEOのイーサン・ブラウンは、子供の頃から日常的に動物達と触れ合う生活を送ってきました。彼は次第に「動物から肉を取ることが必要なのか? 植物から肉に替わるものを作れたら、環境にもいいはずではないか?」と思うようになり、代替肉の製造会社を立ち上げることにしたのです。そして2009年、エル・セグンド(カリフォルニア州ロサンゼルス)でBeyond Meatがスタートしました。

 日本で代替肉というと大豆ミートが主流ですが、Beyond Meat製品は大豆も使っていない「大豆フリー」なんですよね。
 例えばハンバーガーであれば、プロテインとしてインゲン豆、ファットとしてココナッツオイルを使っています。食感を出すためにポテトスターチを使い、ビーツで本物のお肉のように色付けしています。全ての食材が、どこでも手に入りやすい、アメリカ人に馴染みのある食材で作られているんですよ。
また、全てグルテンフリー、抗生物質不使用、遺伝子組み換え作物不使用です。ヴィーガンの人はもちろん、食品に色々なアレルギーを持つ人でも心配せず楽しめるのです。
 アリソンさん、日本食はお好きですか?もし日本食にBeyond Meatを使うとしたら、どんな可能性があると思いますか?
 そうですね、私はそこまで日本食に詳しいわけではないけれど、例えばトンカツ、餃子、ラーメン、焼きそばなど、日本食はバラエテイーが豊かなので、その分たくさんのメニューに取り入れられると思います。
 Beyond Meatは、ヴィーガン向けのフェアに積極的に出店していますが、そうした場所で初めてBeyond Meatの製品を試した方は、どんなリアクションをされますか?
 驚きと喜びを伝えてくださいますね。「ハピネス!!ジューシー!!」って。何もサクリファイスしていない(犠牲を伴っていない)という気持ち、地球を救っているという喜びを感じると。
 素晴らしいですね!
 アメリカにはたくさんの糖尿病患者がいますが、Beyond Meatの製品は彼らにとっても安心できるものだと思っています。
 最近は、アスリートの間でも、プラント・ベースのプロテインに替える人が増えているようですね。
 そうなんです。つい最近まで、多くのアスリートが「肉を摂ることで強くなる」と信じていました。しかし、植物性食材は動物性のものよりコレストロールが低く、プロテイン豊富な食材もあることが知れ渡ってきた今、植物性プロテインは絶大の信頼度を誇っています。

 最後に日本の『veggy』読者へメッセージをお願いします。
 Beyond Meatの製品は「肉を食べたい」と思う人のために作られたものです。あなたがハンバーガーやソーセージを食べたいとき、普通のお肉の代わりにプラント・ベースのお肉を選択することによって世界の環境問題に貢献できますし、健康的にも安心して食べることができるでしょう。
Beyond Meatはシンガポール、台湾をはじめとするアジア各国にも拡大しているので、皆さんも今後食べる機会があるかもしれませんが、きっと気に入っていただけると信じています!
これからもグローバルに、美味しくてサステナブルな商品開発にチャレンジし続け、イノベーションを起こしていきたいと思います。

~これからの私たちが歩む道~

私が初めてBeyond Meatのお肉を食べたのは、ヴィーガン専門のファストフードチェーン店でした。その店のハンバーガーやバッファローウイングを食べたとき「これだったらもう普通のお肉は必要ないかもしれない!」と感じるほど満足感がありました。それに、日本人は元々「和食」という尊い食文化を育んできた、菜食に馴染み深い人種なのです。

30年ほど前に「ベジタリアン」という言葉が日本で出回り始めた頃は、ファッション性の方が強かったかもしれません。しかし現在は「ヴィーガン」という言葉も頻繁に聞かれるようになり、日本人の意識も確実に変わってきていると思います。それは受け入れ側が柔軟になったからというより、世界的に環境・気候問題が深刻化しているため、状況を認めざるを得ないからというのが大きいでしょう。
日本人の多くは健康や環境問題に興味を持ってはいますが、日常生活においてはいまいち消極的です。コンビニのビニール袋、お箸やスプーン、デパートの過剰ラッピングなど、日本ならではのサービスですが、少々度を越しているように思います。これを「おもてなし」とみなして今後も続けていくのだとしたら、いつか大変なしっぺ返しをくらってしまうでしょう。

プラスチック製品の使用、必要以上の肉や魚の捕獲、車や飛行機からの排気、森林伐採、ゴミ処理等によって起きている気候変動や食料問題、人々の健康や動物保護のことまでを描いた映画『不都合な真実』(2006年)は、ショッキングなドキュメンタリーとして世界中に広まりました。その公開から今年で14年。私たちが他人事のように映画を見て、何もせずに過ごしていた結果の深刻さを、今目の前に突き付けられています。
イーサン・ブラウン氏は起業家であり、食品業界の革命家であり、ビジネスマンでもありますが、それ以前に地球や家族や動物を愛する一人の人間であることを、同世代として嬉しく思っています。彼のようなイノベーターにただ託すばかりではなく、自らも積極的に関わっていくことが私たちのミッションではないでしょうか。

Clean Living!!
一つずつ、少しずつ。

*Beyond Meat https://www.beyondmeat.com/

Terumi Koga
料理家、「Cal Vegan和菓子」作家。カリフォルニアを拠点に料理教室、レシピ開発など幅広く活動。ヴィーガンで身体に優しい和菓子「Cal Vegan和菓子」(2019年商品登録取得)はスーパーフードなどを使用した和洋のエッセンスが楽しいお菓子。
料理、和菓子を通して海外に和文化を発信している。
http://www.terumikoga.com/

veggy vol.68 地球食

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●Features

Perfect Whole Earth Food
地球食
伊勢谷友介インタビュー
未来を選択するために挑戦し続けること
世界のサステナビリティ事情
拡がり続ける気候変動へのアクション
日本初!「ゼロ・ウェイスト宣言」の町、上勝32
元農林水産省大臣・山田正彦さんに聞いた
時代と“逆行”する日本の「食」の話
Perfect Whole Earth Recipe
/へるし〜どい
星野リゾート リゾナーレ那須
ココ ガーデンリゾート オキナワ
ホテル日航アリビラ
ヘルスコンシャスな人に聞く、
ベジィな暮らし
四角大輔/ブリアンウエスト/阪口竜也/森敏/椋林裕貴/外岡瑞紀
白木夏子/鎌田安里紗/ルイスロビン敬/ERIKO/武本匡弘

●Regulars

GO! VEGGY GO! ロンドン/オーストラリア/日本
本格マクロビスイーツを伝授! 「ピタゴラ通信」 最終回
カヒミ カリィのベジタリズモ vol.60
「Sayuri healing foodカフェ」通信 vol.19
やさしいアーユルヴェーダ vol.6
ベジィ編集部の社員食堂 新連載vol.1
RINA’s healthy&yogi LIFE Vol.11
ハーバリストはははるなのハーブ漫画エッセイ
見たり・聞いたり・試したりvol.10
NATURAL & ORGANIC 日本の農家さんを訪ねて vol.3
熊谷真実のホリスティック・ビューティー・ライフ 第22回
マクロビマウスの日本ベジカフェガイド vol.34
教えて! ぴーぽーくん vol.7
ホリスティック・スペシャリスト・インタビュー Vol.10
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輝く女性を支えるジャパニーズスーパーフード
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「麻の実」が、注目されるワケ
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人に、地球にやさしいヴィラロドラのヘアケア
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夫婦の絆から生まれた万能調味料「ベジーネ」
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Natural&Vegan Chocolate Brings Joy and Happiness
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待望のヴィーガンホワイトチョコが日本上陸!
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ヴィーガンチョコの美味しさ楽しさ再発見!
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LET’S EAT OUT TODAY!! 東海編
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環境に配慮された紙パッケージを採用!進化が止まらないドイツのヴィーガンミート『NEXT LEVEL MEAT』シリーズ

環境に配慮された紙パッケージを採用!進化が止まらないドイツのヴィーガンミート『NEXT LEVEL MEAT』シリーズ

こんにちは、ドイツ・ベルリン在住のイラストレーター、KiKiです。

今回は、以前にご紹介したベルリンのスーパーで発見!本物そっくりヴィーガンミートひき肉『NEXT LEVEL HACK』の他の商品を発見したので、ヴィーガンミート『NEXT LEVEL MEAT』続編をお送りしたいと思います!

ヴィーガンミート『NEXT LEVEL MEAT』とは?
以前の記事をまだ読んでいらっしゃらない方もいるかも知れないので、少しおさらいをしましょう。

『NEXT LEVEL MEAT』とは、Lidlというヨーロッパを中心に展開しているスーパーが販売しているヴィーガン肉ブランド。

特徴は、圧倒的に庶民向けにつくられていること。
Lidl自体が、もともと一般庶民向けの低価格スーパーであるということもありますが、そのスーパーがヴィーガン食品の需要が今後ますます需要拡大していくことに気づいたのです。

ーーーーーーーーーーーーー
8月の初めに、すべてのLidl店舗で自社ブランド「Next Level Meat」の最初の商品であるヴィーガンバーガーパティを発売し、多くの肯定的なフィードバックを受け取りました。

この顧客の応答により、代替肉の消費を簡単かつ魅力的にするために、他のヴィーガン製品を無敵の低価格で提供することが次のステップだと考えました。人気のヴィーガンバーガーパティと比較し、植物ベースのひき肉がどのようなフィードバックを受けるのか、とても興味深いです。私たちは、すでにさらなるアクションに取り組んでいます。

引用)
ヴィーガンハック:Lidlがヴィーガンブランドの「Next Level Meat」の範囲を拡大
9月2日からドイツ全土で植物ベースのひき肉とハンバーガーパテの販売を開始

ーーーーーーーーーーーーー

これは、消費者たちが自分たちにとって何が必要なのかを考え、選択したことの結果に生まれた未来です。

これにより、ヴィーガン生活が庶民でも手の届きやすい価格で、気軽に試してみることが可能になったのでした。

今回購入してみたのは『NEXT LEVEL MEAT』第一弾として登場した、ハンバーガーパティ!

前回はヴィーガンミートのひき肉に衝撃を受け、思わずそちらを購入しましたが、今回は『NEXT LEVEL MEAT』の第一弾として登場した、ハンバーガーパティを購入してみました。お値段は1ユーロ99セント(約239円)

こちらもひき肉と同様に、エンドウ豆・小麦・大豆など、さまざまな植物性タンパク質からできているようです。

…でも私が気になっていたのはヴィーガンミートよりも、実はパッケージ。公式サイトに、以下のように記載されていたからです。

ーーーーーーーーーーーーー
「Next Level Meat」の製品は、今後持続可能な梱包にも取り組んでいきます。例えば、初めの取り組みとしてハンバーガーのパティは、厚紙トレイの上にのり、薄い可剥性フィルムで密封されています。すべての材料は分離可能で、大部分がリサイクル可能です。
引用)Lidl公式サイト
ーーーーーーーーーーーーー

工夫がいっぱいの持続可能なパッケージ!

可能な限り、プラスチックを減らしたパッケージ。

ということで、ワクワクしながら開封していきます。。蓋の薄いプラスチックフィルムをはがすと、全体はこんな感じ。

パッケージの底に、丁寧に分別の仕方が図と一緒に書かれていました。蓋だけかと思ったのですが、説明を読むと厚紙の上にも薄いフィルムが貼られているようです。そちらも剥がしていきましょう。

ペリっ

これで、パッケージの分別作業は終わりです。大部分は古紙で出来ていて、またリサイクルに回すことができます。

残念ながら、蓋部分とパッケージ上をコーティングしていた部分はプラスチックですが、どちらもとても薄いつくりで、プラスチックを減らす工夫が見られます。

ベルリンではこのヴィーガンミート以外にも、プラスチックを減らす取り組みをしているプロダクトを多く見かけるようになりました。その努力も、もちろん素晴らしいのですが、私はそのアイディアが面白いなあと…!といつも興味深く観察してしまいます。笑

オーガニックでヴィーガンなハンバーガーを、お家で気軽につくってみた!

最後に、もちろんパッケージだけでなく、お料理レポもお届けします◎
お料理家ではないので、今回も庶民的な簡単バージョンでお送りします。笑
ちなみに今回ハンバーガー用に購入したパンは、こちら。

BIO(オーガニック)のものを選んでみました。これは特にハンバーガー用ではなく、普通のサンドイッチ用なのかな…?ライ麦パンで、少し固めでした。

すぐ近くに、BIOではないハンバーガー用のパンも並んでいたのですが、お値段は0.78セント(約94円)。BIOのものは、0.99セント(約119円)。たったの数十セントの差なら、自分の健康のためにも、未来の食品産業への投資のためにも、BIOを選ぼうという気持ちになりますよね。

では、早速パティを焼いていきましょう。

パッケージから出すと、ひき肉のときとは違う、なんだかスパイシーな香りが。でも近くに鼻を近づけて匂いを嗅いでみると、やっぱり豆系の匂いがします。ハンバーガーは、ひき肉より香りに工夫がされている印象です。見た目は、こちらもお肉と区別がつきません。

パティを焼くのは実は初めてです。肉厚なので、全体に火が通るように少し水を加え蒸し焼きにしてみました。うん…、ますますお肉です。調理方法も、普段のお肉を料理するのと特に変わったことをする必要はなさそうです。

パンに、冷蔵庫にあったお野菜を乗せてみます。今回はルッコラと、マッシュルームと、にんじんです。

前回のひき肉では、味付けが薄く、豆感が残ってしまった反省を生かして、ケチャップをてんこ盛りに。

蓋をします。はい、とっても簡単バージョンです。すみません!!

でも横から見ると、なかなか肉厚で、美味しそうじゃないですか??

断面は、こんな感じ。ビジュアルは完璧に、お肉です。

味は、ケチャップの活躍もありましたが、ひき肉よりも、もともと塩気があったようで(1パックに2つ入っていたので、1つ焼いただけのものを何もつけずに食べてみました)今回は、なかなかお肉でした!!

肉厚なので、歯ごたえもボリュームも大満足。元々少食な私は、これだけで大分お腹いっぱいになりました。

ハンバーガーだけでなく、カットして他の料理にも応用できそうです◎カレーとか、シチューとか…

そしてこの間、また新商品を見つけました…!

『CEVAPCICIとは…?』と謎に思い調べてみたら、東南ヨーロッパの伝統料理みたいです。味もチリ・ガーリック……美味しそう……

進化が止まらないドイツのヴィーガンミート!今後の展開が、とても楽しみです!!

西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

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ヨーロッパで初めてオープンしたヴィーガンドーナツ屋さん 『brammibal’sdonuts』

ヨーロッパで初めてオープンしたヴィーガンドーナツ屋さん 『brammibal’sdonuts』

こんにちは、ベルリン在住・イラストレーターのKiKiです◎

今まで『世界のヴィーガン放浪記』として国単位で素敵なヴィーガンのお店を紹介していましたが、他の国に行くのも不定期なのと、何よりベルリンにはまだまだ素敵なヴィーガンのお店があるので、気になったお店をどんどん紹介して行くことにしました!

今回ご紹介するのは、ヨーロッパで初めてオープンしたヴィーガンドーナツ屋さん『brammibal’sdonuts』です。

お店のイメージカラーは”ピンク”!ドーナツたちもカラフルで可愛くて味ももちろん最高、みんなが笑顔になるハッピーなドーナツ屋さん。なぜヴィーガンドーナツ屋をオープンしようと思ったのか、その経緯やヴィーガンドーナツを通して伝えていきたいことなども、教えてもらいました◎

brammibal’sdonuts

『brammibal’sdonuts』のオーナーでパートナーのジェシカとブラムは、12年以上ヴィーガン生活を送っています。今から4年前、彼らはヴィーガンドーナツを切望していましたが、残念ながらヨーロッパでヴィーガンドーナツを買えるお店がありませんでした。そこで、彼らは自分たちでつくろうと考えました。

さらに自分たちのためだけでなく、ベルリン市民に良質で優しいヴィーガンドーナツを届けようと、2015年初めに『brammibal’sdonuts』を立ち上げます。

立ち上げのの1年目、様々なフードマーケットやイベントに出店すると早期売り切れが続出。翌年の2016年5月、時が来た!と判断し、ヨーロッパ初のヴィーガンドーナツショップをオープンしたのです。

優しいドーナツとお客さんたちの笑顔に囲まれた、暖かい空間。

店内に入ると、ショップのテーマカラーである”ピンク”で統一された内装に一目惚れ。私がお店に訪れた日は土曜日で、友人同士・カップル・家族などたくさんの人たちで店内は常に賑やか。

ショーケースに並んだドーナツを見た小さな子供が、目をキラキラに輝かせてこう言いました。

『Wow, toll !! Ganz viele Donuts !! (わお、すごい!! とてもたくさんのドーナツ!!』

君のその気持ち、とてもよくわかるよ!!と、心の中で思っていました。笑
ドーナツのデザインも遊び心をくすぐり、見ているだけでワクワクしてきます。

『brammibal’sdonuts』は、”ヴィーガン”としてだけでなく、工業的につくられたドーナツに代わる優しくて誠実な代替品を提供する、という想いも込めて活動をしているそうです。

すべてのドーナツは安全で高品質の材料のみを使用し、パン職人によって新鮮につくられています。通常の6種類のドーナツに加えて、毎月新しい味を追加。季節ごとの味を楽しむことができるのです。

どのドーナツたちもとても魅力的で、どれにするか数分間迷ってしまいました。そして最終的に選んだのは、こちら!チョコレートのクッキー&クリームとストロベリーのドーナツ!

通常のドーナツより、少し大きめのサイズ。2つ食べて、幸せでお腹がいっぱいになるくらい!ドーナツは、ふわふわで、コーティングのチョコやストロベリーも甘さ控えめで、とても優しい味でした。

この日友人と訪れた私は、ドーナツの美味しさと店内の居心地の良さに、気づくと長い時間滞在していたのでした。

ヴィーガンドーナツを通して、”ヴィーガン”という選択肢をポジティブに伝えていきたい。

後日また訪れた際に頂いたアップルパイドーナツも、とても美味しかったです!

オーナーのジェシカはこう言います。
『私たちは多くの理由からヴィーガン生活を選びましたが、その主な理由は倫理的な動物たちの権利の保護です。ヴィーガンのイメージは近年徐々に変わってきましたが、まだヴィーガン食は退屈だと考える人たちがいます。ドーナツは親しみやすくて、ハッピーで、多様性のある、みんなが大好きな素晴らしい食べ物です。私たちはヴィーガン生活が退屈なものではなく、とても楽しいことであるということを、ヴィーガンドーナツを通してポジティブに伝えていきたいと考えています。』
そんな優しくてポジティブなドーナツの輪はどんどん広がり、現在はベルリン市内に3店舗あります。今回はプレンツラウアーベルク地区にある店舗にお邪魔し、取材させて頂きました。お忙しい中、本当にありがとうございました!

・・・・

日本でも、徐々に認識され始めている『ヴィーガン』という言葉。生活に取り入れたり、挑戦することを難しいと抵抗を感じる人たちもいると思います。私もそうでした。何か難しい食べ物なのかな、という印象をずっと持っていました。でも『ウィーガン』!と特に意識せず、とりあえず食べてみることをお勧めしたいです。とても美味しくて、様々な工夫をこらされた料理にきっと興味を持つと思います。まずはその興味から、考えることをはじめてみてほしいです。

日本でも、続々と美味しいヴィーガン料理屋さんがオープンしてきています。これを読んでくださった読者の方と、素敵なヴィーガン料理屋さんの出逢いが生まれることを祈っています◎

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『brammibal’s donuts』
取材先 
Address : Danziger Straße 65 Berlin Germany
他、2店舗ベルリンにあります。
Address : Maybachufer 8
Address : Alte Potsdamer Straße 7
URL:https://www.brammibalsdonuts.com/
Instagram : @brammibalsdonuts
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KiKi / イラストレーター
西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio site : http://kiyonosaito.com/
instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/

アメリカのプラントベース肉製造会社Beyond Meat ① ~ファストフードチェーンがこぞって使いだした魅力とは~

Clean Living !!
こんにちは。料理家/Cal Vegan和菓子作家のTerumi Kogaです。上白糖を使用せず、オーガニックや自然由来の食材で作る「Cal Vegan和菓子」を考案し、食を通して和文化を発信しています。

“Clean Living”とは清潔な生活という意味だけでなく、衣食住を通して心身ともにオーガニック、エコ、サスティナブル、ドラッグフリーな生活をめざそう! というヴィーガン達のライフスタイルのことも示しています。

さて、オリンピック開幕が本格的に迫った頃から盛んに叫ばれ始めた、「ヴィーガン」や「グルテンフリー」という言葉。今や聞かない日はないほど。
私の住む南カリフォルニアにはアメリカの2大代替え肉製造・販売業社の一つである、Beyond Meatの本社があります(もうひとつはImpossible Foods社)。
今回は、Beyond Meatの紹介とスタッフへのインタビュー記事を、2回に渡ってご紹介します。


~食品業界の革命~

2009年イーサン・ブラウン氏によって設立されたBeyond Meatは、プラントベースの代替肉を作る食品製造を主としています。2013年にアメリカ全土で商品の販売を開始し、2016年にはプラントベースのハンバーガー・パテの販売も始めました。
Beyond Meatの全ての商品は、大豆、添加物、グルテンがフリー。大豆アレルギーの多いアメリカでは、大豆ミートも敬遠されがちな現状なのです。
大豆ミートに慣れている日本のヴィーガンの方々にとって、Beyond Meatの商品は触感も味も新たな発見があることでしょう。今後、日本でも広まりうる食品だと思います。

もう一つの特徴は、その販売方法。Beyond Meatの商品は、ヴィーガン食品のコーナーにあるわけではなく、スーパーの極普通の精肉コーナーに置いてあるんです。これはBeyond Meatのこだわりの一つと言っていいのではないでしょうか。

現在Beyond Meatは、前述のハンバーガー・パテの他、ビーフ挽肉、ビーフあら挽き肉、ソーセージ(オリジナルとホットイタリアン風味)を製造販売しています。冷凍食品に至っては、鶏胸肉や牛ミートソース、タコス用の牛ひき肉などバラエティーに富んでいます。これらの全てがヴィーガンやベジタリアンが行く特別なスーパーマーケットではなく、私の住む南カリフォルニアの近所のスーパーで手に入るのです!


ご存知のようにアメリカ人はBBQ大好き! 毎日BBQなんていうお宅も珍しくありません。これ、冗談かと思われると思いますがホントの話。
プラントベースの肉をグリルで焼く。10年前には考えられなかったことでしょう。それに男子がBBQピットの前でトング片手に料理している姿ってカッコいい!! そう思いませんか?(笑)

 

~ファストフードとBeyond Meat社~


現在、Beyond Meatが提携しているファストフードチェーン店は、ダンキンドーナツ、デルタコ、A&W、カールスジュニア、ベジーグリル、TGI FRIDAYS。そして、つい最近KFCも「ケンタッキー・フライド・ミラクルチキン」としてBeyond Meatの製品を使った新商品を発売開始。さらにはマクドナルドまでもが、Beyond Meatのパテで試験販売を開始したのです。
創業者のイーサン・ブラウン氏は“マクドナルドでプラントベースのバーガーが買えるようになることは、長年の夢だった”とコメントしています。

 

~ファストフードがプラントベースに注目する訳~


何故ファストフード店がプラントベースに注目するのでしょうか?

私がアメリカに渡った28年前と比べると、西部や東海岸の人々の食に関する意識は相当変わったと思っています。しかし、それはまだ一部の州都に限っているのかも知れません。未だに食を要因とする子供の肥満率や糖尿病などの問題も深刻です。そしてこれらの問題は、低所得者(なんとサンフランシスコでは、所得1,700万円以下は低所得とされています)の家で起こりやすい傾向があります。価格が安く、手軽に買えるファストフードは低所得家族の主食となっていることが多いからです。

ファストフード=不健康、肥満、成人病などのイメージはなかなか払拭されるものではありません。そんな中、Beyond Meatは、ファストフードの不健康なイメージに光を与え、この先のアメリカ国民の食生活を一気に変えるぐらいの革命を起こしたのではないか? と大げさではなくそう感じるのです。食生活に制限のある人でも、ファストフードで食べることができる! ヴィーガンやベジタリアンと、そうでない人々が、ファストフード店で食を共にできるということを叶えたのです。

Beyond Meatは、同じくプラントベースの肉を製造、開発しているImpossible Food同様、ビル・ゲイツやレオナルド・デカプリオなど多くのセレブリティや実業家に投資を受けています。


そんな波にのるBeyond Meatですが、アメリカで知名度を得られるようになるまでに
は、10年という年月がかかりました。これからは、これまでよりずっと加速しながら、世界中の人々に影響を与えて行くのでないでしょうか。

今回はアメリカの代替肉製造&販売社・Beyond Meatとは? をご紹介しました。
次回はインタビュー記事です。スタッフの声をお楽しみに!!

*Beyond Meat https://www.beyondmeat.com/

Terumi Koga
料理家/Cal Vegan和菓子作家。カリフォルニアを拠点に料理教室、レシピ開発など幅広く活動。ヴィーガンで身体に優しい和菓子、Cal Vegan和菓子(2019年商品登録取得)はスーパーフードなどを使用した和洋のエッセンスが楽しい菓子である。
料理、和菓子を通して海外に和文化を発信している。Clean Living !!
http://www.terumikoga.com/

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