動物を虐待することなくハッピーな生き方を選びたいーーエミリー・デシャネル

*エミリー・デシャネル(Emily Deschanel)
1976年10月11日LA生まれ。父はアカデミー賞候補にもなった撮影監督のキャレブ・デシャネル、母は女優のメアリ、妹は女優のズーイ・デシャネルという芸能一家に育つ。1994年「あなたに降る夢」で映画デビュー。以降、様々な作品に出演し注目されている。

-べジィ編集部
ベジタリアンになったキッカケを教えてください。

-エミリー
私がまだ13歳の頃、学校の授業で「ダイエット・フォー・ニュー・アメリカ」というドキュメンタリー映画を見たの。その映画は、動物達がどういった行程を経て私達の食卓に上がるのか、という内容を綴ったもので、私はその時とてもショックを受けた事を今でも良く覚えているわ。その後しばらくして、その映画の原作を何故か読みたくなったの。夏休みだったかしら、その本を読み終わる時には、もう動物を間接的にでも虐待する様な事はしたくないって強く思ったわ。それからはお肉を一切食べなくなって、少しずつピュア・ベジタリアンになっていって、2年後にはごく自然に完全なヴィーガンになっていたのよ。

-べジィ編集部
周りの親しい人達は どうですか?

-エミリー
私の友達にはベジタリアンが多いし、全米には普通に沢山いるわよ。主要都市をはじめニューヨークやロサンゼルスには、色んな種類のベジタリアン・レストランやカフェが至る所にあるから、外食で困ることはまず無いわね。動物愛護の団体も多いから、自分と同じ考え方をした人々が自然と多いのよ。  そうそう、親しい人達と「ヴィーガン・ポット・ラック」もよくしてるわ。ヴィーガンの知人や友達がそれぞれ何か1品料理を作ってきて、何処かに集まって一緒に食事をするんだけど、同じ価値観を共有出来る時間はとっても楽しいわよ。是非やってみて! アメリカ人はとにかく流行が好きなのよ。ローリー・フリードマンという人が「スキニー・ビッチ」というベジタリアン向けのダイエット本を出してベストセラーになったら、普通の人達にもヴィーガン・スタイルが急に流行ったりしたわね。他にはいつだったかしら、全米で大人気の名キャスター、オプラ・ウィンスリーが、大ベストセラーになったヴィーガン向けの本「クワンタン・ウェルネス」をテレビで紹介した後、「私はこれからヴィーガンになるわ」ってテレビの前で言ったのよ。アメリカでは彼女がテレビで薦めたものは何でも流行っちゃうの。それくらい影響力のある人なのよね。だからそれを見た普通の人達にも、その頃ヴィーガン層がかなり増えたんじゃないかしら。確かに彼女自身しばらくヴィーガンを続けていたみたいだけれど、今はどうだかわからないわね(笑)

-べジィ編集部
ヴィーガンという生活の中で、ファッションの選択に困ることはありませんか?

-エミリー
それも食事と同じで全く無いわよ。だって今はオーガニックコットン製品やヘンプや竹布のアイテムが普通に手に入るもの。特に肌触りの良い竹布製のアイテムが気に入ってるわ。私は毛皮や革製品はもちろん、シルクさえ身に付けないのよ。今日着ているワンピースはヴィンテージなの。遠い昔に忘れ去られた服達にまた命を吹き込む、ファッションでもリユースやリサイクルする様にしているわ。

本誌を手に取り、「ベジィ・ステディ・ゴー!?(笑)素敵なネーミングね、これからが愉しみな雑誌だわ!」とうれしい一言を頂きました。

雑誌『veggy』Vol.2 掲載

ブルーグリーンアルジーのふるさとを訪ねて

ネイティブアメリカンの聖地「シャスタ」を通って

日本から飛行機でアメリカ・ロサンゼルス空港を経由してカルフォルニア州レディング空港へ飛び、そこから車で北へ約3時間ほど走ったところに、ブルーグリーンアルジー(AFA)のふるさとアッパークラマス湖はあります。

車で向かう途中には、思わず歓声をあげてしまうような美しい山が見えてきます。それは世界でも最高峰のパワースポットといわれるマウント・シャスタとマウント・シャスティータのふたつの山。ふもとの町はシャスタシティと呼ばれていますが、カルフォルニア州北部に位置するこの地域には、古くからネイティブアメリカンの部族が暮らしており、マウント・シャスタは「聖なる山」として崇められ、周辺にはネイティブアメリカンの人たちが大切に守ってきた「聖なる土地」が点在しています。美しい湖や森、滝や清流なども多く、四季を通じて色とりどりの自然を楽しむことができ、観光地としても人気です。

火山に囲まれたオレゴン州最大の淡水湖

シャスタシティからさらに北へ2時間、オレゴン州の南部まで移動するとようやくアッパークラマス湖が見えてきます。アッパークラマス湖はオレゴン州最大の淡水湖で標高1200メートルの寒冷地にあり、西には火山群で知られるカスケード山脈が連なっています。アッパークラマス湖には地下水が豊富に湧き出し、周辺の山々の地層によって濾過された雪解け水や清らかな河川の水が流れ込み、その水はクラマス川から流れ出しています。こうして水が常に入れ替わることによって高い透明度が保たれているのです。

アッパークラマス湖の湖底には周辺の火山が噴火した際に噴出した火山灰が10メートル以上も堆積しており、ミネラル分が豊富に含まれた湖底の土壌は、AFAの栄養源となっています。AFAに含まれる成分は200種類以上(現地ハーベスト会社分析)もあるといわれていますが、こうした独特の自然環境が成せる業なのでしょう。

一般的に、藻類は水の流れが停滞しているところに多く見られますが、アッパークラマス湖は例外です。AFAが豊富に育つだけではなく、それをエサとする魚などの水生生物、水鳥、タカなどの捕食性の鳥類も多く生息しています。周辺には広大な国立公園や野生動物保護区があり、産業活動などによる汚染の心配もありません。AFAだけではなく、多くの動植物にとって住みやすい環境が整い、豊かな生態系のバランスが保たれているのです。

AFAの収穫期と低温乾燥方法

AFAの収穫期は6〜10月で、もっとも質のよいものが収穫できるのは6〜7月です。その年によって収穫できる質は多少異なります。同じ会社の製品でも微妙に色の違いがあるのは、収穫時期の違いによるものです。

AFAの加工で重要なのは、乾燥方法です。「バイオアクティブ・ディハイドレーション製法」と「ハイドロドライ製法」の2種類がありますが、どちらも低温で乾燥させる方法です(24ページ参照)。なぜ低温が重要かというと、高温で加工すればAFAに含まれる酵素が壊れて酸化が激しくなり、せっかくの栄養素が失われてしまうからです。

低温で乾燥させたAFAの粉末に水を加えると、収穫されたてのときと同じ風味、香り、栄養を得ることができます。今ではほとんどの会社が低温乾燥を実施していますが、AFA製品を選ぶ際には製造方法を確認すると安心です。

製造方法や成分をしっかりとチェックして、本物のAFAのすばらしさをぜひ体感していただきたいと思います。

シャスタには他にも訪れるべき場所が沢山

①バーニー・フォールズ

ネイティブアメリカンの聖地とされてきた。全長40 メートルで迫力がある。

②キャッスル・レイク

キャンプやハイキングも楽しめ、観光地としても人気。

③シスキュー・レイク

マウント・シャスタを一望できる。地域住民の生活水としても使われている。

④サクラメント・リバーの原水

おいしいと評判で、遠くからも水を汲みにくる人が絶えない。

⑤マウント・シャスタ

聖なる山としてネイティブアメリカンに崇められ、セドナなどと並ぶパワースポットとしても注目を集めている。

⑥プルート・ケイブ

シャスタシティ周辺にはパワースポットが点在している。この洞窟もそのひとつ。ネイティブアメリカンが出産の場に使ったとされ、「聖なる地」といわれている。

⑦アッパークラマス湖

琵琶湖より少し小さい位の大きさで透明度が高く、ブルーとグリーンのコントラストがあり、グリーンの部分に一面AFA が生息しているのが見てとれる。

⑧クレーター・レイク

アッパークラマス湖の水源となっている。美しい紺碧の火山湖。

ぜひ訪れてみては。

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