『Veganes sommerfest berlin 2019』イベントレポート

こんにちは!ベルリン在住のイラストレーター・KiKiです◎

ベルリンは8月の半ばに少し涼しくなり、もう夏は終わりかなと思っていたのですが、後半からまた気温が30度近くまで上がる真夏日が戻ってきました。
日本も、まだまだ暑い日が続いていますでしょうか?みなさん、水分補給をしっかり、体調にお気をつけくださいね。

さて、そんな真夏日のとある週末。多くの人が集まり、いつも賑わっているベルリンの中心地にある大きな広場”アレクサンダー広場”では
『Veganes sommerfest berlin 2019』という、ヴィーガンをテーマにしたサマーフェスティバルが開催されました。

今回は、そのイベントの様子をご紹介したいと思います!

『Veganes sommerfest berlin 2019』とは??

『Veganes sommerfest berlin』は毎年夏のこの時期に、アレキサンダー広場で開催されています。今年で10周年を迎えるそう!

このイベントは『開放性、寛容性、平和的な共存』をテーマにしています。 動物の権利、自然の保護、および植物に基づいた生活を支持することが、
現代の文明社会にに必要と言う考えから、このイベントを企画されているそうです。

また、イベント主催者は種差別(ヒト以外の生物に対する差別)だけでなく、人種差別、性差別、反ユダヤ主義、同性愛嫌悪、
およびその他のあらゆる差別を受け入れないと表明しています。

訪れている人たちは、人種も国籍も様々で、家族連れも多く、子供達の笑い声もたえないハッピーな空間でした。

わたしは土曜日のお昼過ぎぐらいに訪れたのですが、もうすでに会場のアレキサンダー広場は、ヴィーガンフードを片手に楽しくおしゃべりする人々でたくさん!

そして出店ブース数は、なんと139も!公式サイトでも見ることができる会場マップを片手に、散策しました。

会場にはビーガンフードの屋台の他に、動物の権利、環境保護、持続可能性に関するさまざまな情報を見たり、聞いたりできる、学習スペースも設けられていました。

例えば、こちらの『ASK A  VEGAN』のブース。ここでは実際にベルリンでヴィーガン生活を送っている人たちに、
植物ベースのライフ生活についてお話を聞くことができます。ヴィーガン生活に関する質問の回答と情報交換、始めるためのヒント、経験のシェアなど、様々な相談が可能です。

ブースに立っていたお姉さんに、ヴィーガン生活を始めたきっかけと、お肉を食べない生活に変えてからどういう変化が起こったのかを聞いてみました。

『食肉用の動物たちがどの様にされていくのか…それを知ったことがきっかけよ。1ヶ月ほど、お肉を食べない生活をしてみて、久々に1度食べてみたら、お肉の味をあまり良く感じなくなっていたの。だから今は“お肉を食べないことを意識している”と言うよりも、自然に野菜を食べる生活をしている感覚なの。ベルリンのスーパーやレストランには多くのヴィーガン料理が扱われているし、日常生活で困ることはあまりないわね。』

わたしの周りにも何人かヴィーガン、ベジタリアンの生活をしている友人がいますが、みんな“お肉の味が変わる”と言います。まだわたしは完全ベジタリアンの生活はできていませんが、少しずつお肉の量は減らしています。味の変化はまだ感じられませんが、お肉を食べると“ちょっと重いな…”と感じるようにはなってきました。

そんなお話を聞いていたのは、ちょうどお昼ご飯どき。お腹がすいてきました…。
あたりを見渡すと、座ってみんながご飯を食べられる場所も多く設けられています。

みんな美味しそうなヴィーガン料理片手に、楽しそう。さて、わたしは何を食べようかな!

本当に多くのヴィーガンフードが出店されていて、どれにするか会場を2周するくらい迷ってしまいました。。苦笑

そして、最終的に選んで食べたお料理をご紹介したいと思います!こちらです!!

一番人だかりがすごかった、イスラエルのヴィーガン料理。

サンドイッチ、ハンバーガー、アイス、ドーナッツと定番料理が並ぶ中、様々な国のヴィーガン料理も出店されていました。

そこで目に入ったのが、”イスラエルのヴィーガンフード”!人だかりも、ここのブースが一番多かったように感じます。個人的にイスラエルという国の文化が気になったので、列に並んでみることに。

メニューは3種類。

Katchapuni…ピタと呼ばれるパンに、新鮮な野菜をたくさんサンドしたもの。 

Manakish …”Manikish”とは、ピタパンと呼ばれるパンにオリーブオイルと”ザーター(Za’atar)”というスパイスを塗って焼き上げたもの。新鮮な野菜と一緒に、ハーブとカレーのソースをかけて頂くそうです。

Smoked potatoes…自家製のジャガイモをスモークしたものに、特製スパイスのソースがかかったもの。

わたしは1番目の『Katchapuni』を選んで注文してみました!

お皿めいいっぱいに、野菜が盛り付けされたものをいただきました。これを下にしいてあるピタと呼ばれるパンで包んで食べます。

ちなみに、ソースに使われている”ザーター(Za’atar)”とは、中東で良く使われるスパイスの一つ。お店によってそれぞれ配合は違うそうですが、白ゴマ・タイム・スマックというハーブを混ぜて作られているそう。

そのザーターというスパイスがとても良いお仕事をしていて、お肉はもちろん入っていませんでしたが、ヒヨコ豆・カリフラワー・スモークパプリカをとてもジューシーに感じました。

お店の人に聞いてみるとイスラエルでもヴィーガン生活を送る人が多く、それは宗教上の理由にあると教えてくれました。イスラエル人の多くは、ユダヤ教徒。食事についての決まりの中に、“肉と乳製品を混ぜてはいけない”というものがあり、必然的にベジタリアンやヴィーガンという文化が定着して行ったのだそう。

世界には様々な文化や宗教を持つ人たちが暮らしています。このイベントのテーマのように、『開放性、寛容性、平和的な共存』をしていくためには、植物性生活への理解が必要になってくると感じました。

——————————————————————-

Veganes sommerfest berlin 2019

HP:https://www.veganes-sommerfest-berlin.de/

Instagram: @veganes_sommerfest_berlin

——————————————————————-


KiKi / イラストレーター
西伊豆の小さな限界集落出身。交通機関もない、1番近いお店まで車で1時間。とにかく大自然しかない小さな集落で、紙とペンと空想で無限大に遊べることが、この上ない娯楽で贅沢でした。

2012年京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業。その後、同大学マンガ学科研究室にて副手を3年間務めながらイラストレーターとしての仕事を少しずつ増やしていき、2015年からフリーランスに。居場所を探して旅するように生きていたらベルリンに辿り着き、2016年の夏から移住。

例えば、私のように小さい集落で暮らしている子が、そこから旅立つ時期を迎えたときに、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』って気づけるようなものを残していけたら、最高だなと思いながら絵と文章をかいています。
Portfolio site : http://kiyonosaito.com/
instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/

人生はマインド次第 — 吉良さおり編集長コラム

Switch on your Brain!
人生はマインド次第

数年前からveggyでもアメリカの様々な特集を組んでいますが、ベジィスポットと同時に気になっていたのが、近年の欧米におけるマインドフルネス・ブーム。1960年代のアメリカにおいて、仏教僧のティク・ナット・ハンがマインドフルネス瞑想を普及したり、1970年代になると生物学者であり心理学者でもあるジョン・カバット・ジンが広めたことで、よりマインドフルネスが認知されるようになったそうです。そのメソッドのベースは日本の禅や仏教からなので、日本人には実践しやすいのでは? と感じています。特にジョン・カバット・ジンのマインドフルネス・メソッドは、宗教観、神秘主義、教義的なことが一切含まれないため、より多くの人々が先入観なく取り入れやすかったのかもしれません。

しかし、マインドフルネスをモダンに体系化したジョン・カバット・ジン自身が、自身が体系化したメソッドについて、“自分のメソッドは深いマインドフルネスへ至る最初の段階の入り口”だと言い切っているのです。そう考えると、より深いマインドフルネスによるアウェアネス(気づき)に至るには、やはり神秘的な部分は外せないのでは? と私は感じています。

企業やビジネスマン、アスリートなどが個々のパフォーマンスアップのためにマインドフルネスを取り入れるのは、もはや普通になってきていますが、近年では小中学校で取り入れるケースも増加しています。例えばイギリスでは、ジョン・カバット・ジンのマインドフルネス・メソッドがベースの児童・教師向けプログラムMiSP(マインドフルネス・イン・スクール・プロジェクト)が2009年に発足し、ここで認定された教師が年々増え続け、様々なスクールで実践されているそうです。さらに2017年にはMiSPのアプリも開発され、より手軽に子供たちがマインドフルネスを取り入れやすい環境になってきています。

私が現代の子供たちにマインドフルネスが必要だと感じる大きな理由のひとつにイジメがあります。イジメを行う側の心理は、理由は違えど大なり小なりストレスとコンプレックスが作用し、多くの感情を“恐れ(悲しみ、嫉妬なども含む)”が支配している、とても不安定なココロの状態だからです。たくさん物事を吸収できる貴重な時期に、心がそんなネガティブな感情で支配されていてはとても勿体ないですよね。マインドフルネスの実践によって明晰さが高まるため、自然と子供たちの学力が向上するのは当然ですが、同時に物事の理解力も深まるため、最終的には子供なりの慈しみ(愛)に気づくことができると思うのです。子供たちの思考と行動が愛で満たされれば、放っておいてもスクスク育ち、トラブルもイキイキと乗り越え、社会へ巣立つのも早いのでは? と感じます。さらに近年は、うつ病や引きこもりだけでなく、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の子供たちにも効果があるというレポートもあります。

私たちの思考パターンには何かしらのクセがあると思うのですが、そのクセが私たちのマインドに作用しているのであれば、ネガティブな思考パターンには、より意識して気づかなければならないと思うのです。


2017年4月23日
編集長 吉良さおり

※ティク・ナット・ハン:ベトナム出身の禅僧であり、平和人権活動家、学者、詩人。ノーベル平和賞の候補にもなる。
※ジョン・カバット・ジン:MBSR開発者。大学医学大学院教授であり、同大学のマインドフルネスセンター創設所長。禅思想を学び、ケンブリッジ禅センターを創設したメンバーの一人でもある。

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.52より抜粋

 

聖なる母 サイマーからの ホリスティックメッセージ

2013年11月29‌・‌30日ベルサール半蔵門にて行われたサイマー来日特別講演にて、グル(師)からの最高の贈り物となる「ダルシャン」と日本の女神天照大神の特別な「マントラ(真言)」を日本のために贈ってくれたサイマー。ホリスティック医学等にも造詣の深いサイマーからのメッセージをお伺いしました。

 

口に入れる物は、心と体・魂に影響します

私は、口に入れる物を食べ物とは言いません、「栄養」と言います。口の中に入れるものは、マインド・意識・感情に反映され、身体・肉体につながります。生きた果物や野菜からもらう活力は、死んだ動物からはもらうことが出来ません。

私は人を見るとまずその人のエネルギーが見えます。その人のオーラからその人の以前の状態のことも読み取ります。その人がどんな生活をしていて何に困っているのかもわかります。誤った食生活によって、人間が本来の健康を損ない、病気を発症させていることが非常に多いです。その原因の一つに肉食が挙げられます。

原始の時代には、人間は動物を食べましたが、現代では動物を食する必要はありません。多くの国の畜産業者は、動物にホルモン剤を投与します。動物は食べられるために作られたものではなく、人間の友人となるため、人間の意識の上昇をサポートするためにつくられたものです。ほとんどの動物は無条件の愛を持っており、忠実です。そんな彼らをどうして食べられますか?

 

身体を浄化して、リビングフードを摂り入れて

野菜や植物は、ディーバ(神・妖精)から作られています。ディーバたちは、光として人間を養うために植物を作りました。今はリビングフード(生きている食べ物)を食べる時期です。リビングフードには、脳や血液が必要とする栄養すべてが含まれています。植物は薬の様なものです。チンクチャー(健康維持のためのハーブのお酒)なども作ることもできます。

また、これらの栄養を摂る前には肝臓や大腸を浄化してください。素晴らしい自然界からの栄養を摂取するのに、大腸の壁が厚くなっていると栄養が吸収出来ないからです。健康な身体をつくるためには、常に身体の内部を浄化しておくことが必要になります。

私は、伝統的な病気は存在しない、すべての人が健康な身体を保つことは出来ると信じています。

自分の口に入れるものによって身体がゴミ箱になるか、光をつくるための入れ物になるかが決まります。ひとりひとりが自分の身体を大切にして、健康で豊かな光を身体に取り込んでいってください。


サイマーからのホリスティックフードメッセージ

・年に1〜2回は肝臓のクレンズ(レバークレンズ)が必要です。

・ローフードはとてもお勧めですが、冬は身体の中の熱が足りず、消化しにくくなるので控えてください。

・フルーツがたくさんある夏は2〜3週間フルーツだけの生活をしても良いです。

・夜遅く食事をしないようにしてください。

・朝起きたら一杯の常温の水(冬はぬるま湯)を飲み、身体の毒素を流してください。

・朝はパンを食べない方が良いです。

・完璧な小麦や、遺伝子組み換えされていないとうもろこしはほとんどありません。小麦やとうもろこしは避けましょう。

・朝には、新鮮なベリーがお勧め(暖かい時期)。オメガオイル、フラックスシードオイル(亜麻仁油)、フラックスシードパウダーを加えスムージーにすると良いです。

・オメガオイルを摂ることで関節のサポートにもなります。

・一晩水に浸けたアーモンドを使ったアーモンドミルク入りのジュースもお勧め。

・ジュース(グリーンジュースやスムージーなど)を摂るときは、唾液に消化を開始する要素が入っているので、噛みながら飲んでください。

・グリーンジュース・スプラウト・ビーンズ・食べられるお花などもお勧めです。血液が黒くて重いものでなくなり、髪の毛も肌も呼吸も綺麗にいきいきとして、脳が生命力を持ちます。

・脳は糖分を必要としていますが、砂糖という形では要りません。

・デーツ(ナツメヤシの果実)は、脳のための糖分として適しています。

・ビーツ(赤い野菜)は血液を綺麗にし、脳を浄化してくれるので、大脳の活性化に良いです。

・海藻はミネラルやアミノ酸など、身体に必要なものをたくさん含んでいるのでお勧めです。

・カリフラワーやキャベツはあまり食べない方が良いです。キャベツを生で少しスムージーにいれるくらいは大丈夫です。

・しょうがは、免疫にとってとても良いです。

・秋に入る前の一週間、生のにんにく(芽をむいて)を摂ると免疫が高まります。

・ベジテリアンには、たんぱく質を摂取するために豆類が必要です。

・ベジテリアンは、栄養を摂るため、脳を活性化するためにプロテインのシェイクを摂ることが重要です。

・昔ながらの日本の伝統食は健康な身体をつくります。

・若い頃からきちんとした食生活をしていれば、アルツハイマーなどの脳の病気になることはありません。

・血液と肝臓と腎臓をいつも綺麗にしてください。

※サイマーは、英語の発音として、ベジタリアンではなく「ベジテリアン」が正しいとしています。

 

ハー・ホーリーネス・サイマー

フランスにて科学者のご主人と結婚し、二児の母となる。生まれ持ったヒーリング能力と西洋医学を合わせた診療所を開業。政治家としても活躍し、フランス国内の代替医療に関して、健康保険制度改革に努めた。この頃から30数年にわたり、サイババに師事する。事業の成功も幸せの家族生活も持っていたが、グルの恩寵と修行の中で、伝統的な母親としての役割、仕事と政治の生活を後にして、人類全体の意識の向上のために一生を捧げる事を決断。聖なる光を放ち、愛と慈愛の力を持つ、インド5000年の歴史上初の女性のジャガット・グル(インドで最高位にあるグル)。世界を周り、人々に「ワンネス・全体性・真理・愛」について説く、悟りのマスター。スピリチュアルな伝統の大使として、全世界のあらゆる信仰の指導者、グルたちに敬愛されている。オープン・インターナショナル大学から博士号を授与。自然療法、ホメオパシー、オステオパシーの資格を確保。米国在住。著書に『天恵の花びら(Petals of Grace)』、『ポインツ・オブ・ライト〜光の雫〜(Essential Teachings for Self-Mastery and Points of Light)』

お問い合わせ:サイマー・ジャパン www.sai-maa.com/ja

 

 

 

美しさの概念が変わる時 — 吉良さおり編集長コラム

美しさの概念が変わる時

毎日の食事の中で植物性食品の割合が多くなると、まず変化が起こりやすいのは圧倒的に肌ですよね。アトピーの人々はそれが顕著だと思います。実は私自身、パリに住んでいた若い頃、顔に原因不明の発疹や吹き出物が物凄い勢いで出てきた時期がありました。もうそれは外出するのが嫌になるほど酷く、それでも外に出ない訳にはいかないので、頑張ってコンシーラーなどで必死に隠していましたが、もはやそれも追いつかないほど顔全体に出てきてしまい、困りはてていた時に出会ったのがマクロビオティックでした。それからはパリ中の自然食品店を暇さえあれば巡る中、まだインターネットの情報が今の様になかった時代だったので、行く先々で色んな人からの口コミ情報を得ることが多く、オーガニック食材だけではなく、スキンケアやコスメ、洗剤からキッチン用品の何もかも全て変えなければならないのだと気づかされました。

これは私自身の経験からですが、スキンケアやコスメを変える前に、まず食事をしっかり見直す事が重要だと感じています。現代では肌のシミやソバカスの諸悪の根源が全て紫外線であるかの様にされていますが、実際にはそうではありません。むしろ私は適度な太陽光に当たるほうが良いのでは? と考えています。もちろん若い頃は“紫外線=絶対悪”というレッテルに騙され、色んな紫外線対策のオーガニック・コスメを使用していましたが、それらを一切やめた今の方が肌の調子や顔色が良いのです。まず肌を痛めつける最大の原因は、内にも外にも酸化にあります。それは長時間肌につけるファンデーションなどによる油の酸化であり、体内においては動物性脂肪の油による酸化です。もちろん数えきれないほどの添加物や、精製された糖分など、不自然な食品の問題もありますが、酸化した油分ほど危険なものはありません。

そもそも紫外線によるシミは単なるデトックスなのです。体内に不要な老廃物が溜まっている場合、太陽光を浴びることで私達の本来持っている自然癒力が働き、それらを皮膚の表面に押し出して分解しようとします。そんな自浄作用で浮きあがってきたのがシミという訳です。ですから紫外線対策であれば、まず体内に毒を溜めないことが先決なのです。もっというと太陽光(紫外線)が皮膚ガンの原因だというのも、私は巧妙なデマだと感じてしますし、実際に海外の専門家の間ではそれが通説になってきているのが現状です。アメリカでは自然医学のーコーラ博士が健康的な日光浴を提唱しています♪

それからこれはかなり美容業界でも賛否両論あると思いますが、私自身はボトックスやコラーゲン注入など、不自然な美容法は全く必要ないと考えていますし、本来の自分の表情や人間的な深みが消えるのは、とてももったいない事だと感じています。とはいえ女性であればシミやシワはなるべく抑えたいですから、そういう場合は抗酸化力の高い食べ物、コラーゲン生成を促すケイ素やデトックス力のある様々な天然のミネラル類を意識して摂取することです。流行りのスーパーフードは美容に関する必須栄養素が全て含まれていますから、毎日色んな種類を摂取したいものです。私がこんな考え方が出来るようになったのも、多分若い頃にフランスに住んでいたからだと思います。多くのパリジェンヌの日中のメイクは、マスカラとグロスとチークぐらいですからね。


2016年4月23日

編集長 吉良さおり

※マーコーラ博士(Dr. Joseph Mercola):薬害やワクチン問題などに警鐘を鳴らしている自然療法医であり、ホリスティック&統合医療界の改革者と呼ばれている整骨医。

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.46より抜粋

白砂糖と人工甘味料は避けましょう2

世の中色んな情報が溢れていますが、ホールフーズな食事が基本のベジィ読者であれば、やはり“天然の甘味料がなぜいいのか?”という理由は知っておきたいところですよね。まずは始めの一歩として、マクロビオティック・ウェブマガジン『IN YOU』を運営している戸田耕一郎さんに、マクロビオティック的な良い砂糖、悪い砂糖について教えて頂きました。

集中力がなくなり、短気でキレやすくなる!

低血糖が続くと、今度は血糖を上げようとするためにアドレナリンが放出されます。アドレナリンは神経伝達物質であり、興奮した時に大量に血液中に放出されるものですが、アドレナリンが出過ぎると、思力が減退し、集中力がなくなり、短気でキレやすくなると言われています。小さい頃から白砂糖のお菓子を食べ続けている子どもは落ち着きがなくキーキー泣く、または鬱になりやすいという話も聞きます。これを読んでいる皆さんの中にも、試験勉強中に白砂糖が入ったお菓子を食べると急に眠くなったりした経験があると思いますが、これらはとても無関係だとは思えません。

冷えやアレルギーの原因も人工甘味料と白砂糖!

かつて日本に砂糖が渡ってきたときは解熱剤としても使用されていたことからもわかるように、白砂糖は身体を最も冷やす食材とされています。これだけ日本で白砂糖や人工甘味料が食材に添加されている中、冷えに悩む女性が多いのは当然の現象なのかもしれません。さらにこの冷えは、婦人科系の疾患にも悪影響を及ぼします。「妊娠しやすいカラダをつくる」というクラスをやっているヨガインストラクターの友人からは「白砂糖を摂り過ぎると不妊になりやすい」「子宮や卵巣の発育不良、流産や早産の原因にもなる」「生理不順が起こりやすい」という話を聞きました。こういう話は女性だけではなく男性も知っておくべきでしょう。さらにはアレルギーとの関係も指摘されています。白砂糖の摂り過ぎは腸内でカンジタという菌を増やし、アトピーをはじめとしたアレルギー疾患を悪化させる原因とも言われています。 最近の子供はアレルギーが多いと言われますが、実際には母体に原因がある場合がほとんどなのです。

白砂糖の代わりになるもの

これまで散々な言い方をしていますが、では人工甘味料や白砂糖の代わりに何を摂ればいいのでしょうか? 甘味料を利用する場合は、甜菜糖、椰子糖(ココナッツシュガー、キトゥルなど)、本みりん、甘酒(玄米甘酒など)、玄米水飴(米飴)、 ヤーコンシロップ、メープルシロップ、アガベシロップなどが良いとされています。これらの甘味料はどれも天然でGI値が低いため安心と言えるでしょう。詳しくはP34〜35を参照してください。それからこれは宣伝トークですが、私が運営している『Vege&Fork Market』というマクロビオティック指向の方が来るとかなり楽しめるマルシェが毎年開催されています。「白砂糖でないお菓子を食べてみたい」「作っている人・店を知りたい」「もっともっと詳しく聞きたい」という方がいましたらぜひ遊びに来てください。白砂糖を攻撃するようなイベントではもちろんありませんが、素敵な作り手がたくさん集まるイベントです。

血糖値の上昇を示すGI値とは?

GI値とはグリセミック指数(Glycemic Index)の略です。食事をすると、摂取したものは体内で「糖」になり血液中を流れますが、作られた糖は私たちのカラダを動かすエネルギーとなります。先にお伝えしましたが、これが急激に増えるとインシュリンというホルモンが血糖値を下げようとします。このインシュリンの分泌を抑えるためには、血糖値の上昇をゆるやかにする食事が必要となります。そこで目安となるのがこの「GI値」で、その食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計ったものです。このGI値が低ければ低いほど血糖値の上昇が遅くなり、インシュリンの分泌も抑えられるのです。

人工甘味料や白砂糖は「ジェットコースター」と言われるほど急激な反応を引き起こしますが、前述した天然性の甘味料は緩やかなものばかりなので安心です。美容や健康を気にする人々は、極力「白い食材は摂らない」と考えている人がいますが、これは精白された食材(人工的なもの)の多くがGI値比較的高いものが多いためです。例えば白米、白いパン、白砂糖などです。

こういった「砂糖の危険性」は大手メディアではあまり出てくることはありません。大手メディアは広告で成り立っているため、お菓子メーカーや清涼飲料水のメーカーを全て敵に回すことになるからです。この図式が良い方向へとシフトすることはほぼないと考え、個人が参加できるソーシャルメディアで必要な情報を取れる体制に切り替えておく他ないでしょう。こういう情報も男性よりも女性の方がよく知っている印象があり、男性はなぜか無頓着です。

アメリカで進む脱・白砂糖&人工甘味料

米・カリフォルニア州のバークリーでは、2015年1月よりソーダ(炭酸飲料)など砂糖や人工甘味料入り清涼飲料への課税が始まりました。これはいわゆる「ソーダ税」です。狙いは深刻化する肥満対策ですが、糖尿病患者などが減ることで社会的な医療コスト削減にもつながると考えられたものです。オーガニックやスローフードカルチャーが進むバークリー地区というのも、また非常に興味深いところです。我が国では大手メディアが力を持ち過ぎているため、まず考えられない施策だと感じます。

白砂糖と人工甘味料は麻薬!?

白砂糖や人工甘味料は摂れば摂るほど習慣的に甘い物が欲しくなる習慣性があり、増加欲求性、依存性潜在性があり、この性質はまさしく麻薬中毒そのものであり、既にアメリカでは“sugar toxin(砂糖毒)”と呼ばれているほど危険視されています。日本の歯医者でさえキシリトールガムを奨めていますが、日本で使用されているキシリトールの多くが遺伝子組み換えであり、流通しているガムもお菓子も常にアスパルテームなどの他の人工甘味料がセットになっています。人工甘味料に関する害の研究結果に関しても上げるとキリがありませんが、近年ボストンの婦人科病院の科学者による11年間の研究結果では、人工甘味料(アスパルテーム)を使用したダイエット飲料は、腎臓機能障害に深く関わっていることを解明しました。また、異性化糖である果糖ブドウ糖液糖(ハイフルクトース・コーンシロップ)を体内にいれると、強力な活性酸素(フリーラジカル)を大量発生させ、これは白砂糖の20〜30倍と言われ、アメリカでは使用禁止運動が広まっています。

とにかく何にでも人工甘味料や白砂糖が使用されているのが現状ですから、私たち消費者がそのデメリットを知り、伝え、生産者側の意識を変えていくことも必要だと思います。

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.39より抜粋

白砂糖と人工甘味料は避けましょう!

世の中色んな情報が溢れていますが、ホールフーズな食事が基本のベジィ読者であれば、やはり“天然の甘味料がなぜいいのか?”という理由は知っておきたいところですよね。まずは始めの一歩として、マクロビオティック・ウェブマガジン『IN YOU』を運営している戸田耕一郎さんに、マクロビオティック的な良い砂糖、悪い砂糖について教えて頂きました。

精製された白砂糖で思考が停止する!?

甘いもの欲しさに白砂糖食品を多くとると、カラダがボーっとしたり、思考力が落ちたり、体調を崩しやすくなると“マクロビオティック”では言われています。もしあなたにこういった感覚がないならば、既にカラダが白砂糖に馴れてしまい、鈍感になっているのかも知れません。さらに風邪をひいたときに白砂糖食品(陰性のもの)を摂ると、風邪は直りにくくなります。

かくいう私は甘いものが大好きです。おまけにカラダが強烈に特定の食品を欲したときは我慢しないタイプなのでチョコレートを一枚ペロっと食べてしまうことも稀にあります。そのときは明らかにアタマがキュイーンとしてくるんですね。「おぉ、血糖値が急激に上がっているぞ!」という感覚をダイレクトに感じますが、こんな風に血糖値が急激に上がる状態は決していいとは言えません。残念ながら身のまわりには白砂糖がいたるところで使われていますので、意識しなければ過剰に摂取してしまう危険性が大いにあります。

例えば大手飲料メーカーの炭酸ジュースや缶コーヒーには一体どれくらい砂糖が入っているか、という記事(ネタ)を目にした方は少なくないでしょう。四角い白砂糖が積み上げられたその写真は強烈です。しかも白砂糖には中毒性があるので再び欲するわけです。これを毎日飲み続けることで、どれくらいカラダに悪影響を及ぼすか想像するだけでクラクラしてきます。では具体的に、なぜ白砂糖は良くないと言われるのでしょうか。

マクロビオティックが砂糖を“嫌う”理由とは?

そもそもマクロビオティックでは白砂糖を一切使いませんし、厳格に言うとサトウキビで作られたもの全般を奨めていません。精製された白砂糖は“極陰”に分類される食材であり、「体の陰陽のバランスを乱すもの」、「必要とする微量栄養素がない」、「血液を酸性にし、抵抗力を下げる」、「血糖値の数値を狂わせる」、「ビタミンB群を失わせる」というのが理由です。もっとわかりやすく言うと、「カラダを冷やす」というのも大きな理由です。本来は食事療法のひとつでもあるマクロビオティックが、カラダを冷やす要素のあるものを摂り入れるわけがありません。白砂糖のデメリットについてはマクロビオティックがどうこうというよりも、むしろ一般的な健康知識として知っておいた方がいい教養みたいなものだと私は思いますし、今後一般常識化していくと考えています。

白砂糖とは一体何なのでしょう?

そもそも白砂糖の原料はサトウキビですが、このサトウキビから実に人工的に白砂糖は作られます。まずサトウキビの茎を砕き、圧縮して甘い汁を搾り取り、それをさらに何度も加工して純粋な白い結晶になるまで精製します。この精製過程では、石灰、炭酸、亜硫酸などを使い、さらに煮詰め、不純物を取り除きます。続いてホウ酸塩や塩素等で脱色して、透明な液が出来上がります。ここから塩酸、その他の無機酸で砂糖を真っ白く漂白する行程を経て、とても食品とは言えないようなモノが完成するのです。

また、古くからサトウキビは南国で作られますが、基本的にマクロビオティックでは南国のフルーツをお勧めしていません。バナナやマンゴーなどはカラダを冷やす作用がありますから、南国は暑いため、そこへ住む人々であれば適応できますが、四季明瞭な日本はこの限りではありません。ですから四季を気にせずに摂り過ぎれば、慢性的な冷え性へとつながるのです。

人工甘味料と白砂糖で骨と歯が弱くなる!

実は近年、日本人の骨や歯がもろくなってしまったのは“白砂糖の摂り過ぎ”という説もあります。白砂糖は精製過程でミネラルやビタミンといった栄養素をことごとく失った酸性食品ですから、カラダに入れるメリットは全くありません。そもそも人間の体は弱アルカリ性なため、体内に酸性食品が入ると、それを中和するために体内のミネラルが奪われます。その中でもカルシウムが多く消費されますが、白砂糖にはほとんどカルシウムが含まれないため、 必要なカルシウムは体内の骨や歯を溶かして供給されます。昔から虫歯や骨が弱くなる(溶ける)と言い続けられるのはそういうことだったのです。さらに近年、イギリス歯科学会は“キシリトールやソルビトールなどの人工甘味料が歯に悪影響をおよぼし、虫歯を促進させているのではないか”という研究結果を発表し、人工甘味料全般を見直す方向で検討されているようです。

健康や美容のために人工甘味料と白砂糖をさけよう!

もう少し言いますと、糖類は体内で分解される時にビタミンB1が必要となります。ですから砂糖好きな人で日ごろからビタミンB1の摂取量が少ないと、ビタミンB1欠乏症になり、  鬱、疲労、眩暈、貧血、頭痛、浮腫、心疾患、脳疾患などの症状を引き起こしやすくなると言われています。そもそも白砂糖をはじめとした「精製されたデンプン」は、肌のメンテナンスに欠かせないといわれるビタミンB群を消耗させますから、くすみ、シワ、たるみの原因にもなり、特に女性にとっては大敵だといえます。さらに白砂糖は血中に素早く取り込まれるのが特徴で、その結果として血糖値が急激に上昇します。その際にインスリンが大量に放出され、低血糖を引き起こしやすくなります。

低血糖とは、血液中のブドウ糖が少なくなりすぎた状態を言います。血糖値の下降程度によりますが、下がりすぎると異常行動や錯乱、痙攣を起こしたりと、危険な状況を招くこともあります。慢性化すると動脈硬化を招き、高血圧、心筋梗塞・脳卒中などの原因にもなり、さらに最近はアルツハイマーや統合失調症とも関係が深いことが指摘されています。ここまでいくと“白砂糖は危険だ!”のレベルですが、そんな可能性すらあるということを知っておいて損はありません。先にお伝えした製造過程にあるとおり、これらは全て“人口甘味料”に匹敵する怖さでもあります。もちろん人工甘味料に関してはそのほとんどが遺伝子組み換えとセットであり、その害も含めて白砂糖よりもはるかに害が大きいのかもしれませんが、どちらも“避けるべき糖”として今後は認識されていくことでしょう。

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.39より抜粋

チャクラを整えて活性化 — 吉良さおり編集長コラム

なぜ菜食でチャクラが開くのか?

「肉食を禁じないが、避けた方が良い。なぜなら肉食を避けることで、低次の人間本性との戦いが容易になるから」といっていたのは、人智学で知られるルドルフ・シュタイナーですが、これと同じようなことを仏陀、ピタゴラス、ガンジーなど錚々たる覚醒者たちが弟子に伝えています。ただし彼らは頑なに菜食を弟子たちへ押し付けるのではなく、自分自身の意思で選びなさいと説いています。

私自身、幼少時から肉類を自然と避けていましたが、20歳までは乳製品と卵、魚介類はなんの疑問も持たずに摂取していました。その後、ヨガ(アーユルヴェーダ)やマクロビオティック創始者の桜沢如一の本にフランスで出会い、それらを嗜好品として食べる分にはいいけれど、基本的に私には必要ないのだと体感できました。それから早20年以上が過ぎましたが、20歳の頃に手相を見てもらった際、「少し虚弱で胎盤が小さいから、子供を授かりにくいわね」と言われていたのが、オーガニック食に変えて完全にヴィーガン食を実践していた30歳の時に見てもらうと、「凄く健康ね。子供は3人授かるわね」と言われ、40歳を過ぎた今、その通りになっています。今も手相などを見てもらうのは大好きなので、行った先々で手相占い師さんがいるとみてもらいますが、最近は「健康線がキレイね! 物凄く長生きするわね」と驚かれます。実際に老いた自分が想像できないので、長生きすると言われても実感がなく素直に喜べないのですが、手相などは自分の意思で変化していくのだと感じますし、アーユルヴェーダを始めとした東洋医学の望診法(手相、人相、耳相など)で症状を見ていくのは、現代医学よりもかなり正確だと思っています。歯の症状なども、歯の痛む場所で弱っている臓器をみるのが東洋医学やホリスティック医学ですからね。

チャクラの話に戻りますが、シュタイナーは“植物は肉体(有機的な存在)+エーテル体(生命体)”で形成され、動物は〝肉体+エーテル体+アストラル体(感受体)”で形成され、人間は〝肉体+エーテル体+アストラル体+自我(エゴ)”で形成されるといっています。そう考えると、感受性の高い動物を食べることはそれらの動物が発する感情も丸ごと頂く事になります。さらに動物が発する恐れや悲しみはチャクラに大きく作用します。肉を焼く事でこの感情を少し抑えられますが、それは肉の水分に波動(情報)として感情が伝わっているからなのです。食物は全て物質(成分)と水(情報)で形成されていますが、一般的には水の情報は成分表示のように公開されることはありませんし、表示が難しいものです。ただし、これは江本勝さんの研究した“水の波動”から考えると実に納得できます。さらに青汁だけで生きられる人々が増えてきているのも納得がいくのです。また、肉食やカフェイン、アルコール、ドラッグといった覚せい作用のあるものでチャクラが閉じることは既にわかっています。私はかつてヨガのTTCを受けた1ヶ月間、人生で初めてアルコールはもちろん、カフェインも抜くことができ、様々な高次へのアクセスができた経験があります。波動であるプラーナ、マナ、バイオフォトンなどと呼ばれるエネルギーを活性化するには菜食が最も理にかなっていますし、ルイ・ケルブランの発見した体内の元素転換説も菜食の方がスムーズに行われるはずです。

本来、人間は菜食であり、家畜(奴隷)が始まったのはシュメール時代からだと言われています。シュメール時代になぜ肉食がされたかを少し調べれば、多くの人々が“手放すべき”と感じるかもしれません。また、アーユルヴェーダでは人間は生まれ落ちた時に既に大なり小なりカルマを背負っているため、そのカルマを浄化するため、又は増加させないために菜食を勧めます。さらに仏陀の説いた解脱(完全なる自由)に至るには、菜食は単なるウォーミングアップでしかありませんが、精神的(霊的)な生活を送りたい人々にとってはこの土台作りはとても大切です。

霊性を高めるために菜食になる人もいれば、霊性が高まって自然と菜食になる人もいます。どちらが先でもいいと思いますが、菜食で霊性が高い人々は、より高次元へアクセスしやすくなるため、思ったことがすぐ実現していくようになるそうですよ。

Enjoy veggy life!

2015年12月20日
編集長 吉良さおり

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.44より抜粋

ピープル・ツリー創設者 サフィア・ミニー、インタビュー

ピープル・ツリーのはじまりとは?

吉良(以下、吉)
日本でもようやくフェアトレードといえばピープル・ツリーといったイメージが、オーガニックやエコに関心の高い人々の間で定着してきたと思うのですが、そもそもフェアトレードの会社を立ち上げようと思ったキッカケは何だったのですか?

サフィア(以下、サ)
私は19年前にイギリスから日本へやって来たのですが、当時の日本はまだバブル全盛期でした。そんな中、まだ着られる洋服たちが次々と捨てられている日本の現状を目の当たりにして、とてもショックを受けたんです。私が住んでいたイギリス(ロンドン)では、その当時からフェアトレードのアイテムが手に入りましたし、私自身ロンドンに住んでいた時は当たり前のようにフェアトレードの商品がチャリティショップに売っていたり、、自然食品屋さんでオーガニックの食材などを選ぶといった感じのライフスタイルでした。ですから日本でもそういったネットワークがあるといいな~と思っていたのですが、まずはコミュニケーションをとる為に日本語を勉強しなければいけなかったので、少し時間がかかってしまいました(笑)。その後少しずつ環境活動家や環境に関心の高い人々と知り合うこともでき、ネットワークも広がっていきましたが、まだまだ世の中のエコに対する認識度が低かったことに考えさせられました。そこで最初は英語と日本語で環境、フェアトレード、オーガニックといった情報発信するニュースレターを作り始めたんです。

サフィアさんは確か、結婚する以前は出版社で働いていたんですよね。

そうなんです。私は昔から情報がとても大事だと思っていましたし、そもそも私自身が消費者という立場で、どうせお金を使うのであれば良い方向へ使いたいと常に思っていました。フェアトレードやオーガニックについて関心が高まった人々はみんなそう思うのかもしれませんが、その当時はそういった人々が参加をしたいけれど参加の仕方がわからなかった、そんな時代だったと思うんです。ですから当時の私はとにかく情報が必要だと感じて情報誌を作っていました。と同時にもっと一般的にオシャレなフェアトレードのアイテムが手に入るようになればいいな~という思いで、アジアのバングラデシュ、インド、ネパール、アフリカのケニア、ジンバブエなどの生産者団体を訪ね、少しずつ商品開発に携わるようになりました。そんな感じで当初は「自分のニーズに合う商品が欲しい!」という思いが先行していたので、今の様な会社という形態になるなんて当時は全く考えもしませんでした。

ベジタリアンというライフスタイルについて

環境に意識の高い人々はベジタリアンである事が多く、サフィアさんもその一人だと伺っていたのですが、やはり環境への配慮からベジタリアンへ移行したのですか?

もともと昔からお肉が好きな方ではなかったのですが、完全にやめたのは現在のパートナーであるジェームスと暮らし始めた22歳の頃です。彼がもともとベジタリアンだったので、毎回彼と違う食事をする事に違和感を感じ、私も自然とベジタリアン食になっていきました。もちろんベジタリアン食は環境にも良いと思っています。私には17歳になる息子ジェロームと、14歳になる娘ナタリーがいるのですが、彼らは小さいころからずっとベジタリアン食で育ってきました。でも昔の日本はイギリスと比べるとベジタリアン対応のレストランが少なかったので、やはり家族での外食が難しいという点はありました。

子ども達の出産は日本だったのですか?

そうです。二人とも自宅分娩でしたが、助産婦さんの環境はイギリスに比べると日本の方が良いと聞いていたので安心でした。最初は自然出産を促す病院で産もうと思っていたのですが、仕事が忙し過ぎて病院へ定期的に行くことができなかったんです。そしてあるときその病院の分娩室をのぞきに行ったのですが、私はその閑散とした雰囲気の中で出産する気にはとてもなれなかったんです。そのことを院長先生に話すと、親切にある助産婦さんを紹介してくれて自宅分娩することになりました。その助産婦さんは母乳を勧める本を書いている、自然な出産や育児に関してとても意識の高い方でした。その方に毎日どんな食事をしているのかと聞かれて、毎日玄米や無農薬の野菜を食べている事を話すと「そういう食生活だったら自宅分娩でも問題ない! 大丈夫!」って言われたことで、自宅分娩への不安も和らぎました。

日本人でも自宅分娩を選ぶのにはかなりの勇気が必要だと思うのですが、まだ日本での滞在経験が浅い中でそういった選択をされるのは本当に凄いことですよね。サフィアさん自身はもちろんですが、お子さんの食事にもやはり気をつけていたんですか?

そうですね。保育園は毎日お弁当だったので問題はなかったのですが、小学校に上がると給食が始まり、やはり中には食べられないものも出てくるので、子ども達には追加でお弁当を持たせていました。その時の担任の先生が理解のある方だったので、子ども達にお弁当を持たせることに抵抗はありませんでした。

仕事と家族、そして子ども達について

世界中を飛び回っていて常に忙しい日々を送られていると思うのですが、子育てと仕事の両立のバランスをどのように保っているのですか?

家庭や子ども達との関係性にはある程度のルールがあった方が良いと思っているので、朝食と夕食はなるべく子ども達と一緒に食べるようにして、とにかく家族とのコミュニケーションをなにより大切にしています。私が仕事で忙しい時は、いつも息子や夫が夕食などを作ってくれます。

サフィアさんの子ども達はフェアトレードについて関心を持たれていますか。

そうですね関心は高いと思います。実は長男のジェロームは7歳の時にフェアトレードについての本を書いたんです。ジェロームが私と一緒にインドネシアへフェアトレード団体を訪ねて行った時に、学校にも行けずに毎日ネックレスを作り続けている同じ歳ぐらいの女の子をみて、とってもショックを受けたようでした。「彼女が学校に行くには、彼女のお父さんやお母さんにファエトレードの仕事があればいい。彼女のお父さんやお母さんがフェアトレードのネックレスを作って日本で売れば、彼女は学校に行くことができるんだよね!」ってずっと私に言い続けるので困ってしまいましたが、大人に比べて子どもは本当に感覚がストレートで正直なんですよね。でも私自身そんなストレートさが大好きなんです。例えば「何か問題があったら解決しよう。じゃあ解決するために何ができる? コレとコレをすればいい。だったらそうしよう!」みたいな感覚でしょうか。

それでは、お子さんもみんなサフィアさんに協力的だったりするんですか?

私自身、家と仕事が別れているのは健康的ではないと思っていますし、子ども達には親が働く姿を見せた方が良いと感じています。フェアトレードの生産者の中には働くお母さん達も多いのですが、みんな子どもをおんぶして仕事をしています。先進国では忘れられている光景かもしれませんが、昔であれば普通の事だったでしょうし、今でもとても自然なことだと思うんです。ですから私の娘は今ピープル・ツリーの洋服のデザインを手伝ってくれていて、息子はカタログ写真の加工や販売員として手伝ってくれています。イギリスでは16歳から職業訓練校へ行って様々な専門的な技術を勉強することができますが、今はほとんどの子どもたちがあまり目的もなくただ大学に行っている事が多いような気がしています。日本でもそうなってきているのかもしれませんが、それってナンセンスなのでは? と私は感じています。もちろん知識は大切ですが、しっかり体で覚えるという技術もとても大事だと思うんです。

今は日本とイギリスを拠点にしているサフィアさんですが、日本とイギリスでオーガニックやフェアトレードに対する違いなど、何か感じることはありますか?

最近のイギリスではオーガニックのコストが下がってどこのスーパーでも気軽に手に入るようになり、かなり一般的になってきています。例えば私は買いませんが、現在イギリスにおけるベビーフードの7割がオーガニックになっています。イギリスは日本に比べると階級制がまだ残っているので生活レベルの差が激しいのですが、7割であればだれしも手に入るレベルの値段なんです。もちろん日本に比べるとオーガニックの食材などのコストは全体的にはるかに安いと思います。でもイギリスには日本の様にいわゆる大手の有機野菜の宅配会社などは存在しません。あったとしてもとても小規模のコミュニティばかりです。そこが違いますね。そしてフェアトレードへの認知度はイギリスでは70%以上ですが、日本では20%以下です。それは教育や報道、情報の違いから大きな差が生まれていると感じています。もちろんイギリスでみんながいつも政治や環境の話をしている訳ではありませんが、若者であっても社会や環境についての関心は高いと感じています。

ここ数年で、ピープル・ツリーをはじめとするフェアトレード・ファッションやエシカル・ファッションがトレンドになってきているのはうれしいことですよね。最後にサフィアさん自身が大切にしている事を教えてください。

食生活が私にとってはとても大切です。海外での仕事が多いので頻繁に飛行機に乗りますが、ベジタリアンの機内食でもお腹を壊すことがあるので、自分で玄米のお弁当を作っていくことも多々あります。やっぱりできる限りオーガニックな野菜と玄米が一番です。あとは毎日20分ぐらいヨガをする時間が持てるのがベストですね。

仕事と家庭、全てにパワフルでポジティブな女性であるサフィア・ミニーさん。今後の世界的な活躍がますます楽しみな女性の一人です!

Fair Trade  公正な対価払いと途上国生産者の自立支援
途上国で生産された原料や製品に対し、公正な対値を払うことで途上国の生産者の自立を支援する運動。1960年代の欧州で始まり、米国にも広がる。商品は農薬や化学肥料を使わない自然農法で作られているコーヒーや紅茶などの食品、手工芸品や衣服など。近年はファッション界でも注目されている。

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.10(2010/06)より抜粋

環境活動家・きくちゆみさんインタビュー(2010年時点)

南房総にて、家族で自給自足を目指した13年間を経て、2011年3月の福島第一原発事故を機にハワイに移住された環境活動家のきくちゆみさん。
2010年にveggy編集部がインタビューした内容をお届けします!

———-

毎日のように自分たちで育てた野菜を食べ
自分自身も気持ちよく自然の中で循環して生活する
そして地球が戦争を必要としない
そんな世の中になるのが理想です

環境破壊を 目の当たりにして 気づいた様々なこと
米銀行の東京支店で働いていた20代の頃、私は休暇を利用して中央アメリカのベリーズという国に遊びに行きました。そこは全く開発されていない土地だったので、熱帯雨林やサンゴ礁、マングローブといった大自然がそのまま残り、絶滅になりそうなジャガーなどの野生動物たちも楽しそうに共存していました。そんなところが気に入って、気づくと私は休暇が取れる度に通うようになっていました。それから3~4回目に行った時、あんなに豊かだった森が突然見渡す限り無くなっていたんです。当時は80年代後半で、土地が安いせいかアメリカやカナダの資本が参入し、外国人向けのリゾートを作るという目的で森林が次々と伐採され、どんどん開発が進んでいました。当時の私は銀行でディーラーをしている外国資本側の人間だったので、「そうか、私が稼いだお金はこういうところに来てこういう風に使われていくんだな!」と気づいたんです。それは自分のやっていることと目の前で起こっていることとが、明確に結びついた瞬間でした。それから自分なりに調べていくと、世界中の熱帯雨林が実はもの凄いスピードで無くなりつつあり、特に80年代は世界でもっとも日本が森林を伐採していた時代だったと知りました。当時の熱帯丸太貿易の資料を見ると、世界の熱帯丸太の過半数が日本に輸入されていたんです。そのことがとてもショックで、もしかしたら大量生産・大量消費といったいわゆるスクラップ&ビルドの様なシステムに問題があるんじゃないかと感じ、しばらく銀行で働きつつも環境活動を始め、その年に銀行を辞めました。当時は一般的な価値観から見ると、多分とてもいい給料を頂いていましたし、当然ながら親にも猛反対されましたが、とにかく「環境を改善するために何かしたい!」という自分の中の衝動を止めることはできませんでした。そしてその後は、熱帯雨林の森が伐採されないよう保護する為の資金を集める運動を一人で始め、多くの方々のあたたかい協力を得たところ、後に「モンキーベイ自然保護区」を作ることができました。

環境問題は頭で考えず、 まず自分のできることからはじめよう
「モンキーベイ自然保護区」を作るにあたって、最初は金融界の友人に協力してもらえないかと声をかけたのですが、ほとんどみんなリターンのない寄付には興味がなく、相手にされなかったんです。そしてなにも実行できないまま半年ぐらい経った頃、アースデーを立ち上げたデニス・ヘイに出会い、「環境問題は頭で考えてもダメで、まずは小さいことでもいいからあなたが行動することが環境問題の解決に繋がるんだよ」という彼の言葉でやっと目が覚めました。私はそれまで色々な環境問題の本を多分100冊ぐらい読んでいましたが、頭で考えてばかりで何も行動していなかったんですよね。それに気づいてからは、まず自分の持っているブランド品や要らないものを売ることにしました。当時はインターネットもないので、友達に「森を守る為にあなたの要らないものを寄付してください」といった内容の手紙を書きました。そうするとその友達が手紙をコピーしてまた別の友達に送ってくれて、それがどんどん拡大し、なんと1カ月ぐらいで私の家は全国から届く段ボールでいっぱいになってしまいました。そのとき「人が何かに共鳴した時のパワーって凄いな~!」と感じたと同時に、「自然のために何かしたいという人がこんなにいるんだ!」ということに感動しました。その時の感動が今もなお私の中で続いていて、現在の平和活動などにも繋がっている感じです。 そういった私の活動が読売新聞で記事になり、それがキッカケで講演を依頼されるようになって、あれから20年経ってもまだ講演依頼が来ます。

都会の生活で感じた、 食や環境問題への矛盾
結婚して子どもを妊娠してから自宅出産をしたいと思い、「自然に産むには自然な食事をしなければ」と気づいて無農薬の野菜を取り入れるようになり、自然とベジタリアン的生活になりました。でも普通のスーパーでは大根が100円で売っているのに、自然食品店だと300円で売っていたりするので、自分で作りたいな、と思い始めました。当時田園調布に住んでいたのですが、その家の近くの空き地に種を撒いて「土地の代金から言ったらこのトマトは1万円だね!」なんて言いいながら育てていました(笑)。そうしていくうちに、やっぱり都会より田舎で自給したいと思うようになっていました。 当時からリサイクルやコンポストなどをしていたのですが、そんな私が都会の暮らしで真っ先に限界を感じたのは生ごみと糞尿の問題でした。ある時、マンションに住んでキッチンから出た生ゴミでEMぼかし(※)を作り、夜中に公園へ行って埋めるということにストレスを感じるようになったと同時に、毎日のように自分がトイレで流したものが下水処理場に流れていって、強力な薬で処理されて川や水を汚しているという現実に耐えられなくなったてしまったんです。自分がもっと気持ちよく循環して生活するには都会では無理だと感じていました。 最初の夫はいわゆるビジネスマンだったので、子どもが病気になった時に「病院に連れていく、連れて行かない」ともめたりして、だんだん価値観の違いが大きくなって別れました。そして次に出会ったのが今のパートナー玄さんでした。もともと彼も私と同じ都会人ですが、私がここに越してくる10年前からこの場所に住んで自給自足の生活を送っていたんです。そこに私が移り住んできたという感じで、今もありがたいことに畑仕事はほとんど玄さんがしてくれています。

昔ながらの豊かな暮らしをもっと多くの人に伝えたい
ここに来て最初にお米を収穫した時に、約2年分のお米を眺めながら「本当に豊かだな~」と感じたと同時に、これからは本当に好きなことだけやって生きていこうと思いました。お米さえあれば野菜を育てなくても周囲に野草が沢山あるので、味噌、醤油といった最低限の調味料があれば食べていけるんです。私は28歳で銀行を辞めたのですが、その時の年収が1千2百万円でした。でもそれだけ稼いでも「これで充分」という安心感がないんです。同じ銀行の先輩たちは3千万円、5千万円、1億円とか稼いでいましたから、私は最も収入が少ない方でした。そのころの精神状態に比べると、今は焦ることも無く本当に心が豊かになったと思います。今日みたいに風が強かった日の翌朝はみかんなどが食べきれないほど沢山落ちていてるので「みんなに送ってあげよう!」って思ったり、「お金では買えない豊かさってこういうことだな~」としみじみ感じています。 わが家の畑は雑草をあまり抜かない自然農法なので、土づくりと種まき以外は太陽と雨といった自然が全てやってくれています。玄さんは器用なので、コンポスト・トイレなども自分で考えて作りました。こういった生活は本当にほとんどお金がかからないのに、「昔の日本人はどうしてこんな良い暮らしを手放してしまったんだろう?」と不思議でしょうがないですね。多分戦前までは7割の日本人がこういった生活をしていたんじゃないでしょうか。とはいえ風が強い日などは、天井から煤が落ちてきて次の日掃除が大変です(笑)。昔の家はどこも囲炉裏で火を焚いていましたから、天井に大量のすすが溜まっていて、それが二百年分なのでもう凄いことになっていると思います。本当は天井裏もキレイにしたいんですけど、まだまだリフォームが追いついていないんです。今は納屋も改装中ですが、この現場を多くの方に見てもらって「漆喰の壁なども自分達で塗れるんだ!」ということを知って欲しいんです。ここでは定期的にリトリートを開催していますが、みんなでローフードを食べたり快医学を教えたりしています。体の事を理解しておくとラクだし、病気は自分で予防し、直すことができるってわかると楽しいですよ。 私自身、最初はマクロビオティックを取り入れていたのですが、最近はローフード率が高くなりました。ローフードのおかげで驚くほどサイズダウンしましたが、子どもたちはローフードを食べたがらないので、おみそ汁と玄米ご飯は毎日みんなで食べています(笑)。

多くの人に知ってほしい平和の話
もし子どもがいて戦争になってしまったら、赤ちゃんを抱えたまま急には逃げられないし、逃げても限界があります。9・11事件後、対テロ戦争が起こってスグ、私はいてもたってもいられなくなって、グローバルピースキャンペーンを始めました。そして調べていくうちに、戦争とは実は一部の資本家たちが起こしているんじゃないか? ということに気づいていきました。大義名分がないと戦争はできないからこそ、それ相応の理由がたとえ強引であっても必要になります。9・11事件に関しては、米国政府が関与しているという説があり、詳しいことは私の著書やDVDなどを参考にしてください。 私はもっと多くの人々が真実に気づいてくれることが平和に繋がっていくと思っているので、今後も半・農業、半・講演、書き物、平和活動といった感じで、多くの人々に平和を創る生き方や情報を伝えていきたいと思っています。

*「EMぼかし」 生ゴミを食べてエネルギーに変えるバクテリアが集まったグループをEM菌という。それらを米ヌカなどにいれて、EM菌を大量にふやした粉をEMぼかしという。

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.10より抜粋

4つの約束 — 田中さゆり

veggy連載「Sayuri heeling food 通信」やveggyが発行しているレシピ本でおなじみ、バリ島在住のリトリートシェフ&ローフード講師・田中さゆりさんによるコラムを、バックナンバーからお届けいたします!
————————————————————————————————-

私に座右の銘があるとしたら、1番に思いつくのは、Don Miguel Ruiz(ドン・ミゲル ルイス)の、「The Four Agreements(4つの約束)*」です。著者のドン・ミゲル ルイスは、古代メキシコの叡智、“トルテック”に基づいて、真の自由と幸福のための生き方を教えてくれます。それはとてもシンプルでわかりやすく、どこかにまたは誰かに求めるものではなく、“すべてはすでに私自身の内にある”と、思い出させてくれます。自分の心に正直になること、今、ここにある自分に向き合うことの大切さを教えてくれます。日本語版も出ていますが、私が英語で感じた私なりの解説を以下に記します。正直、本を読まなくても、この4つの約束のタイトルにすべて要約されています。もし下記にピンと来なければ、あなたの恋愛をそれに当てはめてみてはどうでしょう。きっと、“あるある〜!”ってことになると思います。私がそうだから。ほんと恋愛は、“他人”と、一番深い関わりであって、それはつまり、どれだけ深く自分を見つめて関われるかということなので、ものすご〜くありがたい、人生の大きな成長に繋がると思っています。みなさん、いっぱい恋愛しましょ〜!

★1つ目の約束:自分の発する言葉に、100%正直でいよう。

“Be Impeccable With Your Words: Speak with integrity. Say only what you mean. Avoid using the word to speak against yourself or to gossip about others. Use the power of your word in the direction of truth and love.”

impeccableとは、罪のない、潔白な、という言葉なのですが、“自分の発する言葉に、100%正直でいよう”という意味だと思っています。自分自身を責めたり、自分の心に背く言葉、そして他人のグチは避けましょう。言葉は力を持ちます。真実と愛を持ってすべての言葉を発するように心がけましょう。それはきっと、あなたを、真実と愛へ導いてくれます。

★2つ目の約束:何事も、個人的に受け取らないようにしよう。

“Don’t Take Anything Personally: Nothing others do is because of you. What others say and do is a projection of their own reality, their own dream. When you are immune to the opinions and actions of others, you won’t be the victim of needless suffering.”

“Don’t take it personal”とは、“悪く思わないでね”といった英会話表現ですので、“take it personal”というのは、“批判などを個人への攻撃として受け取る”、つまり、他人が発した言葉に、自己解釈で気に触ること。ここでは、“何事も、個人的に受け取らないようにしよう”、ということです。他人の言葉や行動は、彼らの“夢の”現実の投影に過ぎず、あなたに起因するものではありません。他人の意見や行動に免疫ができると、つまり影響を受けないようになれば、無駄な苦しみの犠牲者にならない、つまり不必要な被害妄想による人生の多くの混乱や怒り、嫉妬、羨望はなくなるでしょう。

★3つ目の約束:思い込みはしないようにしよう。

勝手な思い込みはやめて、ものごとや思いをクリアーにするために“尋ねる”勇気と、自分が本当に望むものを“表現する”勇気を持ちましょう。できるかぎり明確に、誤解の生じないように、他人とコミュニケーションをとることができれば、不必要な誤解や被害妄想、悲しみ、“drama(ドラマ:一方的な解釈での悲劇)”はなくなり、あなたの人生は一変するでしょう。

★4つ目の約束:常にベストを尽くしましょう。

あなたのベストはその時々によって変わります。病気の時、元気いっぱいの時によってそれは違ってきます。どんな状況であれ、その時の最善を尽くすことで、自己批判、自己虐待、後悔を避けることができるでしょう。

プロフィール

田中 さゆり
バリ在住、ロー/ビーガンフードシェフ&ローフード講師。
バリ島、“Sayuri Healing Food”カフェを拠点に、バリにて定期的にローフードシェフトレーニングや、リトリートを開催する。
詳細はHPから:www.sayurihealingfood.com
お問い合わせ:info@sayurihealingfood.com

Sayuri Healing Food Academy(バリ島) スケジュール

8月18〜24日 デザートシェフ・トレーニング・レベル1(英語)
9月16〜22日 発酵ファーメンテーション・トレーニング・レベル1(英語)
10月7〜20日 ローシェフ・トレーニング・レベル1(英語)
10月21〜27日 ローシェフ・トレーニング・レベル1(英語)
2020年2月9〜14日 ローショコラティエ・トレーニング・レベル1(日本人限定日本語通訳付)

“Sayuri Healing Food”
—カフェ、ヨガ教室、料理スクールinバリ島

営業時間:8AM-11PM/定休日なし
場所:Jl. Sukma No. 2, Ubud, Bali
www.sayurihealingfood.com

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.54より抜粋

ちょっと待って、まだそれ食べられます!ベルリンの食品レスキュースーパー『SIRPLUS』

こんにちは、ベルリン在住・イラストレーターのKiKiです。

みなさん、賞味期限が切れた食品について考えたことはありますか?もし、賞味期限切れの食品をすぐに捨ててしまっているのなら、ちょっと今回の記事を是非読んでみてほしいです。

わたしが賞味期限切れ食品について考えるようになったきっかけは、日本食品でした。こちらで日本食品を購入すると輸入品になるので、2倍、3倍のお値段になります。ヨーロッパの国々から見ると遠い国であることや、日本食ブームもあり、こちらでは日本食品は高価なもの、という印象です。

そこでベルリンに引っ越してから、日本から持参したものや友人からのお裾分けで頂いた日本食品は、多少賞味期限が切れていても、『もったいない…!』の精神で気にせず食べるようになりました。

それは最初、1ヶ月、そして2ヶ月。パッケージされているものは、封を開けなければ結構問題ないことがわかりました。最近は夏になり、去年頂いてそのまましまっておいた賞味期限が1年前の麦茶をつくって飲んでいますが、特に何も問題はありません。(ただし、個人の判断にお任せします…!)

そんな生活を送る中、賞味期限切れの食品をすぐに処分することをやめたら、廃棄食品の量を減らせるのではないかと、ぼんやり考えていました。

そして最近、わたしがぼんやり考えていた一方で、ベルリンではとっくに『食品レスキュースーパー』として実行し、活動しているスーパーがあることを知りました。

それが『SIRPLUS』です。今回、ベルリン・ノイケルン地区にある店舗を取材してきましたので、ご紹介いたします。

食品レスキュースーパー『SIRPLUS』とは?

SIRPLUSは、毎日大量に廃棄処分されてしまう”まだ食べられる”食品たちを救うために立ち上がった社会的なスタートアップです。

大手スーパーでは、厳しい食品検査をしているため、賞味期限切れの食品の他にも、規格外の野菜、パッケージに傷がついてしまった訳あり食品なども、やむを得ず廃棄処分に回すことになります。

そんなまだ食べられるのに、廃棄処分として認定されてしまった食品たちをSIRPLUSは大救出!実際の価格よりも大幅に安い値段で提供し、廃棄されてしまう食品を減らす活動をしているのです。

SIRPLUSを立ち上げた、創立者の1人であるRaphael Fellmerは、フードシェアリングの活動家。

ベルリンでは、難民など様々な事情を抱えて生活をしている人たちが多く、カフェやレストランで余り、処分に回される食料を必要な人たちにシェアしよう!という活動が盛んに行われています。わたしも電車に乗っていたときに、フードシェアリングの活動をしているお兄さんたちに声をかけられ、『廃棄されるパンだけど、まだ全然食べられるんだよ、食べる?』とパンを頂いたことがあります。もちろん全く問題なく、美味しく頂きました。

Raphael氏は2010年から5年半、お金を全く使わない生活を送りました。その生活の中で、多くのまだ食べることができる食料たちが廃棄されているという現状を知り、『SIRPLUS』のアイディアを閃きます。そしてクラウドファンディングで資金を募り、実現させたのです。

SIRPLUSの目標は、食品レスキューを通し、食品廃棄物を大幅に減らしていくこと。すべての食べ物を大切にし、生活のサイクルへの道を切り開くこと。売上金から、発展途上国の給食支援費に寄付するなどの”平和の循環”活動にも力を入れています。

気になる賞味期限切れの食品を販売することについてですが、SIRPLUSのウェブサイトにはこう書かれています。

賞味期限は消費期限ではありません。消費者が賞味期限切れであることを確認し、その食品に”楽しさ”を感じたのなら、それらを販売することは合法です。

つまり、消費者の判断に任せます、ということ。確かにその通り…

そんなSIRPLUS、お客さんたちの反応はどうなのでしょうか?

ベルリン・ノイケルン店内の様子。

開店時間の朝10時にお店にお邪魔したのですが、続々と若い子から年配の方まで、幅広い年齢層のお客さんがやってきました。

価格が大幅に安いことはもちろん、日頃から環境問題について意識が高いドイツ人たちの間で話題になり、とても注目されているのです。

品揃えは、野菜・缶詰・瓶詰め・飲料水・お菓子など、パッケージされて未開封のものなら、なんでも!パスタエリアに、うどんも発見しました。笑

そして、やっぱりみんなが気にしているのは賞味期限です。わたしも気になります、さっそく見ていきましょう!

BIO(オーガニック)食品も、多く並んでいます。こちらのPotato Fix (ポテトに味付けをするもの)の、元の販売価格は1.04ユーロ(約126円)が、SIRPLUSでは半額以下の0.55ユーロ(約67円)!!

気になる賞味期限は…

2019年の6月19日。取材日が2019年7月16日なので約1ヶ月前。わたしの経験から、1ヶ月くらいは全然平気だと思います。(でも個人の判断にお任せます!)

並んでいる商品と賞味期限をいくつか見てみましたが、2、3ヶ月前のものが多く、中には2018年7月18日のものも!約1年前ですね。

面白いなと、ちょっと笑ってしまったのは、このサンタさんチョコレート軍団。

ドイツではクリスマスはお正月のように、家族と過ごすとても大切な行事なので、毎年シーズンになるとクリスマス商品でスーパーの棚はいっぱいになります。しかしシーズンを終えると、姿をコツゼンと消すのです。。彼らは救出されて、夏の今でも子供達に夢を与え続けているんですね。

お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、商品の値札も工夫されていて、商品の名前・賞味期限・元の販売価格・SIRPLUS価格がきちんと記載されています。

消費者がすぐに、その食品を購入することについて考えることができるように配慮されているのです。

わたしは、試しにこのヴィーガン表示のある『ヘーゼルナッツとモリンガのスーパーチョコバー(賞味期限2019年3月12日)』を購入してみました。

この原稿を書きながら、美味しく頂いています。賞味期限も、全然気にならないお味です。チョコレートパワーで、原稿も楽しく進みました◎

さて、如何でしたでしょうか。もし食料棚や冷蔵庫を開けて、未開封の賞味期限切れ食品を見つけたら、すぐに捨てず、SIRPLUSのように『たのしさ』を感じるか、1度考えてみてください。
きっとまだまだ美味しくて、空腹のあなたを元気にしてくれるはず!

※この記事はSIRPLUS創立者の1人Raphael Fellmer氏に、取材・撮影許可を得て執筆しています。ありがとうございました!

————————————————————————-
SIRPLUS
HP : https://sirplus.de/
Instagram : https://www.instagram.com/sirplus.de/
————————————————————————-

KiKi / イラストレーター
西伊豆の小さな限界集落出身。交通機関もない、1番近いお店まで車で1時間。とにかく大自然しかない小さな集落で、紙とペンと空想で無限大に遊べることが、この上ない娯楽で贅沢でした。

2012年京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業。その後、同大学マンガ学科研究室にて副手を3年間務めながらイラストレーターとしての仕事を少しずつ増やしていき、2015年からフリーランスに。居場所を探して旅するように生きていたらベルリンに辿り着き、2016年の夏から移住。

例えば、私のように小さい集落で暮らしている子が、そこから旅立つ時期を迎えたときに、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』って気づけるようなものを残していけたら、最高だなと思いながら絵と文章をかいています。
Portfolio site : http://kiyonosaito.com/
instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/

 

ライトボディで生きる — 吉良さおり編集長コラム

ベジタリアンが増え続けているワケ

アセンションや次元上昇などが数年前から話題となり、マヤ暦の終わり前後から地球上で再び大きな変化の時期に入ってきたとされていますが、世の中で騒がれているようにこの次元(地球)が勝手にアセンションするわけでもなんでもありません。これをしていれば大丈夫! アセンションできる! といった類のものも、私は一切ないと思っています。そういった考え方に陥ってしまうのは、まだまだ世の中のベースが唯物論だらけだからです。ベジタリアン生活が長くなると、多くの人が精神世界を冒険できるようになります。もちろんベジタリアンの度合いにもよりますが、昔から世界中のスピリチュアルリーダー(宗教家、哲学者、発明家など)と呼ばれる人々の多くがベジタリアン食を意識して取り入れているのは、きっと偶然ではないはずです。もしあなたが何か人生の目的や方向性を見失っているとしたら、それは外にばかり答えを求めているからです。本来、私達はみんなセルフヒーリングができて、自分の内なる声に耳を傾けることで何でも解決できるのです。動物性食品を排除すると、自然とチャクラが開いていくため、そういった事に気づきやすくなるのです。

全ては自分自身から

私はエネルギーレベルで健全な人こそ真に健康だと思っていますが、私達の健全であるべきエネルギーを妨害しているのは、他でもなく私達自身が発する恐れ、躊躇、怒り、悲しみといった感情です。ではエネルギーが健全になるにはどうすればいいのでしょう? ここでいうエネルギーとは、オーラであり、気(プラーナ)でもありますが、一番簡単な方法は苦痛の少ない食べ物を常食にする事です。動物の苦痛や、恐れ、悲しみといったエネルギーはそのまま食べ物に宿り、それを食べる人間も当然それらに感化されます。その動物がオーガニックの餌や牧草だけ食べているとか、そういったレベルの話ではないのです。もちろん遺伝子組み換えやホルモン剤、抗生物質入りの餌を食べさせられている動物達はもっと悲惨ですが、飼育状況がどうであれ、殺される時は必ず恐れや悲しみといった感情を発します。それらを含めて食べるという覚悟がどれほどの現代人にあるのでしょう? 今でもそうですが、古代のネイティブアメリカンたちは移動して生活するため、狩猟が不可欠でしたが、彼らが動物を射止めるときは、「殺してもいいか?」と動物に無言(テレパシー)で確認し、相手が「YES」と答えた時のみ殺していたのです。そしてその動物をカットする時や食べる時には、動物が命を委ねてくれたことへ感謝のお祈りを捧げるのがルールでした。古来、私たちは生き物と共存して生きてきましたから、きっと他の肉食文化の人々も似たような感覚だったと思います。

もっとも日本を含めたアジアのほとんどが古来から農耕民族であり、現代社会においては農作物が豊富に手に入る環境にあり、栄養学的にもバランスをとることが可能ですから、私自身は動物性食品は全く必要ないと感じています。よく「動物が痛みを感じるのなら、植物だって同じ」という方がいますが、実は近年、植物に感情があることが科学的にも解明されてきました。ただし植物には中枢神経がなかったり、動物の感じる痛みとは次元が違うため、それらを同列に扱うのは全くナンセンスでしかないのです。

2015年6月28日
編集長 吉良さおり

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.41より抜粋

食べて笑って癒される日々 -田中さゆり-

veggy連載「Sayuri heeling food 通信」やveggy Booksでおなじみ、バリ島在住のリトリートシェフ&ローフード講師・田中さゆりさんによるコラムを、バックナンバーからお届けいたします!

食べて笑って癒される日々

「リトリートって何ですか?」って時々聞かれれますが、私の提案するリトリートは、思いっきり笑って、いっぱい遊んで、時々泣いて、ヨガをやったり踊ったり、体にいい食べ物をいっぱい食べて、癒されて、新しい出会いと体験でハートがはち切れそうになるくらいたくさんの愛でいっぱいにする1週間です。美味しいものをい〜っぱい食べて、しかもそれは自分たちで学んで作るのだから特別で、さらにみんなと食べるからとびっきり美味しい! チョコレート工場を見学した際は出来たてのローチョコを食べて感動し、あるときは70歳のお母ちゃんが参加してくれたり、そんな彼女にとっての初体験サウンドヒーリング(アボリジニーの楽器ディジュリドを使用)ではカラダとココロの奥の奥に眠っていた波動とエネルギーを感じたり、とっておきのローレストランで、世界一のローシェフからキッチンとシークレットレシピをシェアーしてもらったり、バリの伝統火の浄化の儀式によって不要なものをさっぱり捨てて、「は〜人生はなんとエキサイティングで、人とはなんと魅力的で美しい生き物なのか」と思う今日この頃です。

バリマジックで気づく、私たちの本来の人生

贅沢な大自然と、バリの神々のエネルギーをダイレクトにいただいて、会話も人も物事も全てがうまく必然に繋がっていくバリマジックを目の当たりに感じる1週間。旅、そしてリトリートとは、まさに人生の凝縮だな〜と感じています。さらにリトリートによって自分自身でたくさん“感じ”“経験する”ことで、自分自身の存在が何よりも尊いということ、そして可能性に満ちあふれた存在であるということを思い出させてくれます。せっかくいただいた人生。小学生以来忘れてた、お腹を抱えて笑ったり、子供の頃には表現できたはずの自己の中の悲しみ、怒り、興奮や喜びに気づき、表現してシェアーする、人生をより濃厚な豊かなものにしたいと感じること、それは自分を大切にすることや自愛に結びつき、それが全ての愛の基本であると思うのです。そもそも宇宙のエネルギーに波動を合わせれば、色んなことが上手くいき、願いは叶います。毎日のごはんを食べるという行為はそれに近づく、自然と調和する、いちば〜んシンプルかつ簡単な手段です。ですから良いものを口に入れましょう。それは私たちの血となり思考になり現実となるのですから。

私とこの場所と“リトリート”の役目は、みんなが自由に思い通りに泳げるような、おおき〜な水槽のようになることです。誰だって、何時でも、何だって出来るということ、何にでもなれるということ、私たちが、無限の可能性を秘めていることを思い出させてくれるきっかけとなればいいな、と思っています。I LOVE U ALL.


田中さゆり
リトリートシェフ&ローフード講師
バリ在住、ロー・ビーガンフードシェフ&ローフード講師。バリ島、“Sayuri Healing Food”カフェを拠点に、バリにて定期的にローフードシェフトレーニングや、リトリートを開催する。
詳細はHPから:www.sayurihealingfood.com
お問い合わせ:info@sayurihealingfood.com

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.41より抜粋

田中さゆり&veggyスペシャル・ディナーのお知らせ


Raw & Vegan Italian Dinner
今回は、ロー&ヴィーガンのイタリアンディナーを、さゆりさんと共に楽しみます!
今回の参加者の皆様には、veggy選りすぐり豪華プレゼントを用意しています!
たくさんのご参加、お待ちしています!

【開催概要】
日時:7月16日(火)
開場18:45/開始19:00/終了予定21:00

場所:veggy Kitchen Salon
東京都渋谷区笹塚3-19-2 青田ビル2F

参加費:10,000円
※事前入金制
メニュー内容(5皿)
*ウェルカム・ドリンク (oragnicスパークリングワイン or organicワイン or モクテル) *アミューズブーシュ
*季節のサラダ
*クリーミーマッシュルームスープwith イタリアテッレ&ハーブオイル
*トルテリーニwithカラフルラップ &発酵カシューチーズ&イタリアンソース  注)カラフルラップのみ加熱。
*スペシャルデザート
*コーヒーor紅茶orハーブティー 注)一部、加熱有りです。
さらに豪華スペシャル・プレゼントあり!

定員:20名(仮申し込み&入金先着順)

[お申込み方法]
本パーティーの申込みは、仮申し込み後のご入金を持って完了いたします。

[仮申し込みフォーム]
https://ws.formzu.net/dist/S60074415/

①上記フォームに必要事項を明記の上、送信してください。
②送信後の[送信完了画面]、またはご入力いただいたメールアドレス宛てに[入金先のご案内メール]をお送りいたしますので、1週間以内のご入金をお願いいたします。

※仮申し込み後のキャンセルやご入金が1週間を過ぎる場合、下記事務局にご連絡ください。
※ご入金名義は、必ずフォームに入力したご名義でお願いいたします。

キラジェンヌ・イベント事務局
TEL 03-5371-0041
event@kirasienne.com

甘い生活 — 吉良さおり veggy編集長 コラム

もうすぐ発売の『veggy』65号(2019年7月10日号)では、糖質について特集をします!
veggyの吉良編集長が考える、糖質とは?

− From Editor in Chief

甘い生活

昔はカフェでコーヒーや紅茶などを注文すると必ず砂糖を入れていましたが、20歳ぐらいでマクロビオティックを知り、その関連の本で人工甘味料や白砂糖の害毒を知り、それからは意識して避けるようになりました。まだフランスに住んでいた頃、街中のカフェでちょっとお茶をするにも人工甘味料か白砂糖のチョイスしかなかったので、小さなケースに入れたラカントをバッグに常備し、カフェに行った際はそれを使うようにしていました。そんな時、決まって友人に「それなに?」と聞かれていましたが、説明すると長くなるので、興味のありそうな人以外には「アレルギーで普通の砂糖が摂れないの」と流していましたが、後にこの自分の適当な言い訳があながち間違いではなかったと痛感したのです。そして最近はココナッツシュガー、メープルシロップ、ドライフルーツ(特にデーツ)、生の果物などの甘さが中心ですが、甘味料を変えてからは自然とコーヒーや紅茶に甘味料を入れなくなっていました。マクロビオティックでは野菜や穀物から自然な甘さを引き出すレシピも多いので、それによって本来の味覚が戻ったのだと思います。

そんな私も若いころは“カロリーゼロ”に惑わされ、人工甘味料タップリのチョコレートなどに手を出したこともあります。しかも当時はそれが体に良いと思っていたのですから、本当に無知ほど怖いものはありません。まだ糖質チェンジしていなかった当時はとにかく気分にムラがあり、アップダウンが激しく、自己中心的でいつも不機嫌だったり、飽きっぽかったり、今思うと自覚のない低血糖症やシュガーホリックだったのでは? と感じます。たまに機嫌が良いときがあると「どうしたの? 珍しいね!」と友人に言われていたほどです。食を意識しはじめてから体調はもちろん性格まで変化しましたが、その中でも糖質を変えた影響はとても大きかったと感じています。

今でこそ色んな専門家の方々が白砂糖などの危険性を訴えていますが、砂糖そのものについては既に17世紀ぐらいから世界中の良心的な専門家たちがその危険性を訴えていたようです。近年は不自然な糖があまりにも増えすぎていますが、今のところ私が避けたほうが良いと思っているのは、異性化糖、人工甘味料、白砂糖(コーヒーシュガー、三温糖などのうっすら茶色いものも全て)の3種類です。よく人工甘味料を摂るぐらいなら白砂糖の方がまだマシだと云いますし、私自身も人工甘味料だけは子供に摂らせたくないので注意していますが、加工食品やお菓子の多くには人工甘味料よりも悪質だと云われる異性化糖が入っていますから、私の知らないところで子供たちが食べている可能性は確実にあると思います。外食などではわからないことも多いので、まずできることは加工食品も含め、家中の糖を全て変えてみることです。その次は手作りのお菓子やおやつを作ってみる事。そしてなぜたった今甘いものが欲しいのか自分を観察してみる事。甘いものが欲しくなったときは何か満たされない思いがあったり、緊張を緩めたい時であったりもします。甘いものが好きではなくてもお酒が好きな男性は多いですが、これも甘いものが欲しくなるのと原因は同じですから、適度に心身をリラックスさせるために質の良いものを摂る分には何ら問題はないと思うのです。

最後に、甘い生活を送りたい方は、まず不自然な糖を避けることから始めてみましょう!


2015年2月27日
編集長 吉良さおり
veggy vol.39(2015年3月号)より抜粋

The Green Market Berlin: “Summer Edition 2019” ーー KiKi

6月を迎えたベルリンは、例年よりも暑くてとても驚いています。私がこちらに来た3年前の夏は太陽がとても美しくって、光に当たっても暑苦しいということはなく、心地よい感覚でした。

でも、年々日差しが強くなってきていて、この間の木曜日は37度だったかな。こんなお天気、ベルリンでは初めてで、日陰に避難しても暑い。そして、今までそんな夏を迎えてこなかったから、基本冷房という機能がベルリンの公共施設にはないのです。電車もバスも、あまりの暑さに窓を全開にしてくれているけれど、入ってくる風は生暖かいもの。。地球のことが心配になってきます。

さて今回はそんな暑いベルリンで6月末に開催された、持続可能な消費をテーマに開催されている『The Green Market Berlin: “Summer Edition 2019″』の様子をご紹介したいと思います。

The Green Market Berlin: “Summer Edition 2019”』とは?

Green Market Berlinは、ビーガンシーンの新しいヒーロー達にとって理想的なプラットフォームの設立を目指し、2014年にスタートしたイベントです。夏と冬の年2回開催されています。

出展者と訪問者の間でアイディアを交換する機会を提供し、持続可能な消費を意識的に楽しめることを証明することが、このイベントの目的です。出展者を選択する際は、”持続可能”なプロダクトであることを非常に重視しているそうです。

会場では、食べ物の屋台、音楽、ファッション、化粧品、クッキングショー、DYIワークショップ、講演会、そしてギフトなど、アイデアのカラフルな組み合わせに出逢うことができます。

3月に行われた『VEGGIE WORLD in Berlin 2019』と比べると、大きな企業ブースなど説明的なものは少なくて、もっとラフに身近に、ビーガンライフをみんなで楽しもうよ!という雰囲気が漂っていました。

ブースを覗くと、”持続可能”を意識したプロダクトが多く見つけられました。例えば、何度も使用できる竹で作られたストローだったり、持ち運び可能なフォーク・ナイフセットだったり。素敵だなあと感じたのは、そのような商品パッケージを現地のアーティスト達とコラボしていること。ブースのお姉さんが1つ1つ丁寧に教えてくれました。私も絵を描く人として、何かこういう形でお手伝いできたらなと刺激を受けました。

それから掃除用・洗濯用などの洗剤を果物などから作るレシピ本も見つけました。いくつかレシピを読んでみたのですが、身近にあるもので、材料もおそらく市販の物をドラッグストアで購入するよりも格段に安く、簡単につくることができるものばかりでした。もしこのことを多くの人が知ったら、ケミカルのものを買わず、手作りする人たちも増えるのではないでしょうか。

私のルームメイトも、環境保護にとても敏感で、洗剤類はいつも全て手作りをしています。この間、市販の洗濯用洗剤を使い切ったので、今度ルームメイトに作り方を教えてもらう予定です。これも、veggy onlineさんでシェアできたらなと考えています◎

日本では近年、ビーガンであったり、”持続可能”を考えたプロダクトだったりが話題になってきていると思いますが、こちらではもう日常で、地球環境に配慮していない商品であれば購入しないと意思表示している人が多く、『VEGAN』『BIO』の表記がある商品の方が消費者に信頼されています。そのため、多くの企業が『VEGAN』『BIO』のプロダクトを積極的に開発しているという循環が、日本でももっと活発に行われていけばいいのになと願うこの頃です。私の記事が、誰かが気づく何かのきっかけになればいいなと思いながら執筆しています。

少し熱くなってしました!イベントレポートに戻ります!
会場を散策していると、こんな可愛いBarを発見しました。

「犬と一緒に会場に遊びに来ることは大歓迎です!でも犬達が、たくさんの人、音楽、匂いのストレスにさらされているのを忘れないで。私たちは主催者として、犬達が何かを飲むことができるように、小さな給水所を設置します。」

こういう気遣い、とても心があたたかくなります。会場では、飼い主と一緒にイベントを楽しむワンちゃんたちをたくさん見かけました◎

さて、私もお腹がすいてきました。美味しいビーガンフードを探しに行きましょう!

スパイシーなお野菜が、ぎっしり!モロッコの伝統料理。

本当にたくさんの美味しそうなビーガンフードの中から、迷いに迷って気になったのが、こちら。

この丸く包まれたものたちは、一体なんなんだろう…?う〜ん、いい匂い!気になっ
て、店員の兄さんに聞いてみました。

「これは、モロッコの伝統料理だよ。春巻きのような皮で、野菜を包んで焼くんだ。」

なるほど!モロッコ料理は食べたことがないので、メニューの『Moroccan vegetable plate』を注文してみました。

春巻きの皮のようなもので包まれた中には、独特のスパイスで味つけられた野菜がぎっしり。ちょっと辛いけれども、夏にぴったりな味でした!

デザートは、カラフルな100%植物ベースのアイスクリーム!

ボリューミーなモロッコ料理に、お腹がいっぱいになりましたがデザートは別腹です。こんな暑い日は、アイスクリームが食べたい!!と、目に付いたのはカラフルなアイスクリーム。

『Tribeca ice cream』は、栄養について意識するアイスクリーム愛好家に向けて作られた、スペシャルなアイスクリームなのだそう。

ベースはココナッツオイル・ナッツミルク・ココアバターで、 人工的な味や添加物、精製された砂糖は未使用。 その結果、グルテンと大豆を含まないスーパークリーミーなビーガンオーガニックアイスクリームが完成したのだそう!

悩んで、贅沢にピーナッツチョコレートチップ味・ラズベリーココナッツ味・ブルーココナッツ味の3つをチョイス。

どれもとてもクリーミーな優しい味で、暑い夏を鮮やかな思い出に変えてくれました。

Tribeca ice cream
HP: https://www.tribecaicecream.com/
Instagram : @tribecaicecream

次のGreen Marketは、冬!また違った、冬の料理や新しいプロダクトに出会えることを楽しみにしています◎
———————————————
Green Market Berlin
HP:http://greenmarketberlin.com/
Instagram: @greenmarketberlin
———————————————

 


KiKi / イラストレーター

西伊豆の小さな限界集落出身。交通機関もない、1番近いお店まで車で1時間。とにかく大自然しかない小さな集落で、紙とペンと空想で無限大に遊べることが、この上ない娯楽で贅沢でした。

2012年京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業。その後、同大学マンガ学科研究室にて副手を3年間務めながらイラストレーターとしての仕事を少しずつ増やしていき、2015年からフリーランスに。居場所を探して旅するように生きていたらベルリンに辿り着き、2016年の夏から移住。

例えば、私のように小さい集落で暮らしている子が、そこから旅立つ時期を迎えたときに、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』って気づけるようなものを残していけたら、最高だなと思いながら絵と文章をかいています。

Portfolio site : http://kiyonosaito.com/
instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/

 

食が変われば世界が変わる — 吉良さおりveggy編集長コラム

− From Editor in Chief

食が変われば世界が変わる

食を見直す事は、生きる本質を見直すシンプルな方法です

子どもの頃に“おいしい!”と思って食べていた食べ物を、大人になってふと思い出して食べてみたものの、当時の“おいしい!”とはなんだか違うな〜と違和感を覚えた経験はありませんか? 子どもの頃に“おいしい!”と感じた食べ物はもちろん本当にその食べ物自体がおいしかった場合もあるかもしれませんが、多くが当時のシチュエーションや空気感が楽しかったり幸せだったりすることから“おいしい!”と感じている事が多いそうです。またラットにストレスを与える実験では、ストレスの多いラットほど過食に走るというデータがあり、これは他の動物や人間にも当てはまるようです。良くも悪くも“食べる”という行為には心理的な部分が大きく関わっているようです。

食が変われば世界が変わる

慌ただしい現代では“サザエさん一家”のように常に一家団欒で食卓を囲むというケースが珍しくなってきている中、少し残念なデータを紹介します。これは厚生労働省が2007年に発表した調査結果ですが、子どもが朝食を誰と一緒に食べるかについて「子どもだけで食べる」と回答した比率が小中学生共に増加傾向にあり、2006年には小学生においても40%を超えていたそうです。仮に残りの60%弱の人々が家族で食事をしていたとしても、そこにお互いの会話はなく、お母さんは慌ただしくキッチンへ、お父さんや子どもは本・新聞・テレビ・携帯などに夢中といった其々が向き合うことなく孤立した状況だとしたら、決して健全だとは言えません。 些細な日々の家族間の交流は子どものコミュニケーション能力を育み、同時に精神を安定させますから、食卓から子どもの人格が形成されていくといっても過言ではないのかもしれません。かく言う私も時間のない朝に毎日子ども達と向き合っているかといわれると、そう完璧には出来ていないのが現状ですが、こういった統計を目の当たりにすると、色々と考えさせられてしまいます。

“いただきます”と“ごちそうさま”

日本では食事のあいさつとして子どもが真っ先に覚えるのが“いただきます”“ごちそうさま”ですが、そもそも“いただきます”には“あなたの命を頂いて私の命に代えさせて頂きます”という意味があります。そして昔は今のように1カ所で全てが揃うスーパーなどが無かった為、食事を作るために様々な場所へ走り回って用意していたことから“ごちそうさま(御馳走様)”という言葉に“走る”という意味の漢字が二つ並び、前後に作り手への敬意を表す“御”と“様”がつくようになったそうです。さらには古来から農耕民族だった日本人には八百万の神という考え方が根付き、仏(神)を意味する右手と自分自身を意味する左手を合わせて“合掌”することでさらに“一体になり繋がる”といった意味合いがあるそうです。

食から感謝の気持ちをみんながシェアできる、たとえ一人でも宇宙の繋がりを感じられる、そんな世界的にも他に例のない日本独特のスピリチュアルなこの文化を少し意識してみませんか? 私たち本来の“様々な生き物の命が繋がり合って自らが生かされている”という自然意識に戻りveggyな食事を愉しめば、ミラクルは誰にでも起こりえると思うのです。

*八百万の神 自然界全てに神が宿っているという考え方


編集長 吉良さおり
veggy vol.31(2013年11月号)より抜粋

あらゆる生命の花“フラワー・オブ・ライフ” — 吉良さおりveggy編集長コラム

− From Editor in Chief

あらゆる生命の花“フラワー・オブ・ライフ”

一説によると太古からある神聖な幾何学模様は、全てフラワー・オブ・ライフから始まっているとされ、この宇宙もフラワー・オブ・ライフから創造されたといわれています。そしてこの形は“無条件の愛の象徴”だとされ、私たちのDNAやRNAもここから生まれたといい、さらに私たちのカラダの原子細胞の好粒子は、まさにこのフラワー・オブ・ライフの形と同じだというのです。要するに誰しも無条件の愛を、カラダの中に既に持っているという事なのでしょうか。私自身は子供を出産した事で、この無条件の愛というものが自分の中にも存在すると気づかされましたが、自己愛が強く自己中心的だった若い頃から比べると自分の変容ぶりが実に面白いのです。ただしこれは今現在のまだまだ未熟な私にとっては、子供に対してのみに湧き出る感情であり、同じ家族でも夫に対してはなかなかこの感情を抱くのは難しいものです(笑)。きっと自分の両親も同じように自分の事をそう捉えていただろうと考えると、本当に守られていたんだな〜と幸せな気持ちになります。それと同時に、自分と同じようにパートナーに対してはこの無条件の愛がなかなか難しいものだったのだろうと察することができ、私が小さい頃に二人が離婚したことに対して、今となってはなんの疑問も感じなくなってしまいました。

ちなみに私が若い頃住んでいたフランスは2組に1組以上の離婚率だそうですが、今や日本でも3組に1組の離婚率ですし、ガンも二人に一人がなる時代だといわれています。こういった世の中の傾向をみると、離婚する人・しない人、ガンになる人・ならない人には、ある種のトラウマからなるパターンなども関係しているような気がするのです。毎月のようにトップニュースに上がる胸の痛くなるような児童虐待を始めとした様々な事件なども、個々のある種のパターンからなるものであれば、実は案外簡単にそのパターンをポジティブな方向に変換できるような気もするのです。私たちは通常言葉であれ行動であれ、ネガティブな感情を相手に発すると、自分自身にも同じようにそれが降りかかってきます。私達が宇宙に投げかけたものは、エネルギーであれ何であれ、どんなに些細なことでも戻ってくるという法則があります。

話をフラワー・オブ・ライフに戻しますが、この形はエジプトのオシリス神殿に刻まれ、イスラエルではガリラヤやメサダの古代ユダヤ教会にも見られ、日本においては神社の狛犬の足元や着物の柄、切子模様の柄、麻の葉模様など実に多く見られます。他にもインドの寺院、アイルランド、トルコ、イギリス、中国、チベット、ギリシャ、オーストラリアなど世界中でフラワー・オブ・ライフが刻まれた場所やモノがあるそうですから、共通の何かがあるのでは? と考えたくもなりますよね(笑)。

世界中で言語は違えど、ほぼ似た意味合いで呼ばれているフラワー・オブ・ライフは、生命のサイクルや果樹のサイクルを象徴しているそうです。種をまき、その種が芽吹き、さらには花を咲かせ、最後には種を含んだ果実を実らせ、再び地に落ちて新しい生命を生むというこの5つのサイクルに、私は全ての気づきがあるような気がしています。


2014年6月26日
編集長 吉良さおり

veggy vol.35(2014年7月号)より抜粋

薬になる食べ物 — 吉良さおりveggy編集長コラム

− From Editor in Chief

薬になる食べ物

今回の特集でもある世界的なムーブメントとなっている“スーパーフード”ですが、なぜここ近年で急速に注目されるようになり、取り入れる人々やお店が増え、さらに専門家も注目し始めて様々な研究が進んでいるのでしょうか? ずっと前の号でも同じような事を書いた気がしますが、本来の自然なムーブメントには必ず集合体意識というものが関係しています。この集合体意識とは意識のネットワークであり、それは身近な家族や友人・知人から始まり、学校、会社、社会、国、地球、宇宙へと広がっていきます。この広がるという部分だけを陰陽の法則で捉えれば、拡散する力は陰性(女性性)の力です。地球が水瓶座の時代に入ってからは女性性の時代と言われていますが、これからは陰性の女性的なマインドが重要な鍵となってくるような気がします。私たちは過去の様々な歴史から、もはや陽性(男性性)で暴力的な社会や風潮は望んでいないでしょうし、そのおかげでここまで自然が何もかも崩されていったのですから、これからは癒す、育むといった女性性がテーマになって当然の様な気がします。とはいえ男性性が必要ない訳ではありません。スパイラル(渦巻き)で拡散する力は陰性(女性性)ですが、それを力強く巻き込んでいく力は陽性(男性性)ですから、どんな時も両方のバランスが健全に作用していることが最も健康的であり自然な状態だと思うのです。

そんなことから考えると、古代から“薬になる食べ物”として食べられてきたスーパーフーフードがこれほど取り沙汰されるのは、私たちが自然回帰したいという意識があるからなのでは? と感じるのです。今でこそオーガニックの食べ物も増えてきましたが、私たちはもう軍需産業(戦争)の副産物である農薬、化学肥料、枯葉剤を使用した破壊的な食べ物には正直ウンザリしているのだと思います。真に自分や地球が癒される食事は、本誌のテーマである“植物性を中心とした自然な食べ物”だと思いますが、もしあなたが毎日の食事を全て自然な食べ物に変えるのが困難であれば、必ずデトックス力のある食材やスーパーフードを何かしら取り入れることです。私に関していうと、外食を除けばほぼオーガニックの食事にすることは十分可能ですし、実際に家で食べるものは90%以上がオーガニック&植物性です。それでも外食はしますし、様々なシーンにおいて多少の毒は避けられないでしょうから、毎日スーパーフードを摂取しつつ様々なデトックス法を取り入れています。

もうオーガニックが体に良いという事は本誌veggyを手に取ってくれている皆さんであれば十分理解されていると思いますし、ベジタリアンは単に野菜(ベジタブル)を食べる人という意味ではなく、本来は “バイタル(生命力)の強いものを食べる人”だという真の意味をしっかり理解されている事と思います。そもそも古代の人々は、お肉を食べて生命力を感じることはなく、野菜を食べることでイキイキとした生命力を感じていたのですから、今こそ本来の平和でバイタリティ溢れる自分を取り戻すために、食について少し本気で考えてみてもいいのではないでしょうか。薬になる食べ物といえば、“汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ”という言葉を残した医学の父と呼ばれたヒポクラテスも、やっぱり動物性はお勧めしないベジタリアンでしたからね。



2015年4月27日
編集長 吉良さおり

veggy vol.40(2015年5月号)より抜粋

【世界のヴィーガン放浪記】VOL.3 ドイツ・ベルリン

こんにちは、ヨーロッパのヴィーガン文化の首都と呼ばれているドイツはベルリン在住・イラストレーターのKiKiです◎

友人を訪ねたり、アートイベントのために近隣諸国を訪れることも多いこの夏。『旅のついでに、その国のベジタリアン・ヴィーガンレストランにも寄ってみよう!』と思いついた企画、『世界のヴィーガン放浪記』。今月は旅から戻り、ベルリンが1番楽しい季節の夏を楽しんでいます。

ということで第3回目の今回は、本当は最初にご紹介するべきだった大好きな街『ドイツ・ベルリン編』をご紹介したいと思います!

ドイツ・ベルリン

ドイツの首都・ベルリン。首都と言っても、日本の東京とイメージは正反対。自然との距離感が近く、ゆったりとした空気感が流れています。

個人的に、もちろん気候や雰囲気は全然違いますが、7年間住んでいた京都にちょっと似ているかなとも感じています。例えば、オフィス街やショッピングモールなどは、ある地域に集中していて、そこから離れればすぐに自然に出逢えるところや、芸術が盛んなところとか。みんな自転車で移動するのが大好きで、それも気持ちがいいことを知っているところとか。

ベルリンでは夏になると、友人たちとビールや食べ物を持って、公園や湖沿いにピクニックに出かけるのですが、それをしていると時々、鴨川で友人とチューハイ片手に語り合ったことを懐かしく思い出します◎

ここはドイツですが本当にいろんな国の人たちが住んでいる国際都市で、世界地図をぎゅっと凝縮させたような街です。3年住んでいますが、魅力が尽きず、全然飽きません。

多様なバックグラウンドを持っている人たちが住んでいる街だから、もちろんヴィーガン文化も日常生活で選択できるように配慮されています。

そんなベルリンにある、1つのヴィーガンカフェをご紹介したいと思います。

ヴィーガンケバブ屋『Vöner』

 1番に目につくのは、きっとお店の看板モンスター(?)のイラストでしょうか。私も可愛くて大好き。お店のドアもステッカーだらけ。でも結構こんな感じのお店はベルリンでは通常運転。

ベルリンには2大ファストフードというものがあります。『カリーブルスト』というソーセージにケチャップとカレーパウダー、そしてお好みでマヨネーズをかけて食べるものと、『ケバブ』です。

ケバブ屋さんが多いのは、トルコ系移民が多いことが関係しています。通常のケバブでも、もちろんお野菜たっぷりですが、牛か鳥のお肉が一緒に使われています。

『Vöner』は、お肉を一切使わないヴィーガンのケバブ屋さん。ケバブのことをこちらでは『Döner』といい、お店の名前は『Vegan(ヴィーガン)+Döner(ケバブ)』を文字って『Vöner』と名付けたそうです。すべてのメニューで、もちろんお肉と乳製品を扱っていません。

東側にあるこのお店。ベルリンに移住した1年目、ドイツ人ファミリーの家に言語と文化の勉強をかねてホームステイしていたのですが、このご近所に住んでました。ホストママに『ちょっとタトゥとか髪の毛が派手な人とかいて怖いかもしれないけれど、美味しいから是非行ってみて!』とおすすめされて、初めて行ったのがもう3年前。本当に美味しくて、それ以来大好きなお店の1つです。

当時もタトゥや髪の毛の色が派手な人に関して、偏見は一切なかったのですが(タトゥはしていませんが、学生時代自分も髪色がピンクだったり青だったりしていたので苦笑)、ベルリンは本当に気にしない、その人がしたいように、そのままの姿で生活しているように感じます。驚いたのは、現地の幼稚園の先生も、ゴリゴリにタトゥが入っていたり、夏はキャミで出勤していたり、小学校には大きな輪っかのピアスが空いてる先生もいました。それでも、全く問題がないんです。仕事はもちろんしっかりしているし、みんな口を揃えて言っていたのは『自分らしくいることが大切だから』。ちょっと話がずれましたが、これが私がベルリンを好きな理由の1つです。

さて、ヴィーガンケバブのお話に戻りましょう!お姉さんに、『Dönerを1つ!』とお願いします。そうすると、このカウンターですぐに作ってくれます。

お肉の代わりに、大豆タンパク質、野菜、スパイスやハーブなどをミックスしたもので代用しています。ちょっと上の写真が見にくいかもしれませんが、本物のケバブのように回転するロースターにセットされていて、くるくる回っています。かわいい。笑

ソースは、『豆乳ヨーグルトとハーブ』・『ごまペーストとニンニク』・『チリトマト』・『ピーナッツソース』の4種類から選べます。私は、『豆乳ヨーグルトとハーブ』をチョイス。

カウンターには、お店のショップカードと、お持ち帰り自由のステッカー。そして小さくてかわいい缶バッチは1ユーロ。ちょっとしたベルリン土産にもおすすめです。このキャラクター、見れば見るほど愛くるしい。

さてお姉さんが持ってきてくれた完成したヴィーガンケバブは、こちら!!

溢れんばかりの、今にもこぼれ落ちそうな野菜たち!いつも食べるのが難しくて、フォークとナイフを店員さんにもらうことができますが、結局一生懸命かぶりつくスタイルに落ち着きます。笑 ヴィーガンミートも、言われなければわからないくらい味もしっかりしているし、ボリューミー。1つ食べ終わる頃には、本当にお腹いっぱいで幸せな気持ちになります。

今日は友人と、開店時間ちょうどの12時にきましたが、どんどんお客さんは増え、食べ終わる頃には店内は満員に。お客さんは、外の席で愛犬とゆっくり食べている人、PCを持って集中している人、友達とおしゃべりする人、様々。そして人種もファッションも様々。店内に常備されている雑誌やフライヤーも、ヴィーガンに関するものはもちろん、政治やフェミニズムに関するものなど、自由について考える素材がたくさん。

太陽のエネルギーをたくさん浴びた生き生きとしたヴィーガンケバブを頬張りながら、いつも来るたびに“世界”について考えてしまう、不思議な空間です。

—————————————————————–
『Vöner』

Address : Boxhagener Str. 56, 10245 Berlin Germany

URL:https://www.facebook.com/Voener/
—————————————————————–


西伊豆の小さな限界集落出身。交通機関もない、1番近いお店まで車で1時間。とにかく大自然しかない小さな集落で、紙とペンと空想で無限大に遊べることが、この上ない娯楽で贅沢でした。

2012年京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業。その後、同大学マンガ学科研究室にて副手を3年間務めながらイラストレーターとしての仕事を少しずつ増やしていき、2015年からフリーランスに。居場所を探して旅するように生きていたらベルリンに辿り着き、2016年の夏から移住。

例えば、私のように小さい集落で暮らしている子が、そこから旅立つ時期を迎えたときに、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』って気づけるようなものを残していけたら、最高だなと思いながら絵と文章をかいています。

Portfolio site : http://kiyonosaito.com/

instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/

もう料理に困らない!ヴィーガンレシピアプリ「V-cook」が7月リリース!

NPO法人日本ヴィーガンコミュニティ代表の工藤柊さんの連載!
今回は第7回目です!


Hello Vegan!
みなさん、こんにちは。ヴィーガン生活3年目の、工藤柊(@itllbedark)です。

これまでに500名ほどのヴィーガンの人と出会ってきました。そして、ヴィーガンやベジタリアンを実践する上で、いくつかの課題があることに気がつきました。

その一つが、「ヴィーガン料理のレシピが少ない」ということです。僕自身もヴィーガンを実践し始めて1ヶ月ほどは、何を食べられるのかがわからず、水炊きや塩むすびばかりを食べていました。

今回の記事では、そんな悩めるヴィーガンやベジタリアンの実践者に、7月にリリースされる、ヴィーガンレシピ投稿アプリ「V-cook」をご紹介します。

ヴィーガンって?

ヴィーガンという言葉を聞いたことはあるでしょうか。ベジタリアンがお肉や魚介類を食べないことに加え、卵や乳製品などの動物性食品を全て避けるのが、ヴィーガンというライフスタイルです。また、食事のみではなく、ファッションでも、毛皮やファーなどの動物を利用したものの消費を避ける人たちを言います。

ヴィーガンやベジタリアンを実践する理由は、主に「動物愛護」や「環境保全」、「健康」など、さまざまです。もともとは、ヴィーガニズム(veganism)という、動物を利用せずに生きることを目指す主義を実践する方や、そのライフスタイルを指す言葉でしたが、近年は色やファッションなどにおいて動物製品を避けるライフスタイルを呼ぶことが多いです。

ヴィーガンって何食べてるの?

みなさんが「ヴィーガンなんだ」と話した時、どのような反応が返ってくるでしょうか。

その一つが「何を食べているの?」です。実際、僕自身もヴィーガンを実践しようと思い、最初に直面した課題も「何を食べられるかわからない」というものでした。

そのため、冒頭の通り1ヶ月もの間、水炊きや塩むすびで生き延びることになってしまったのです。しかし、調べてみればネットにもヴィーガンレシピが掲載されているサイトがあったり、たまに本屋さんにヴィーガン料理本があったりと、少しずつヴィーガン料理の幅が広がっていきました。そのおかげで、今では水炊き生活とはお別れすることができています。

ただし、ネット上のヴィーガンレシピの情報が散在していることや、レシピアプリにはヴィーガンという名前が付きながら動物性の食材が使われているなど、まだまだ課題があります。また、美味しいヴィーガン料理が作られるようになったとしても、料理の幅を広げるのは難しく、単調になってしまうことも多いです。

ヴィーガンレシピ投稿アプリ「V-cook」

「美味しいヴィーガン料理を作れない」「ヴィーガン料理の幅が狭い」という課題を持つ、ヴィーガンやベジタリアンに朗報があります。

ヴィーガンレシピ投稿アプリ「V-cook」が、2019年7月リリースが決定しました!

V-cookは、NPO法人日本ヴィーガンコミュニティが運営する、日本初のヴィーガンレシピ投稿アプリです。V-cookでは、無料で登録して、ヴィーガンレシピの投稿や検索、タイムラインや保存機能などを使うことが可能です。

「みんなでつくるヴィーガンレシピ集」というコンセプトで、登録者がみんなで協力し合い、ヴィーガン料理のレシピを投稿し、一緒に作り上げていくオンライン上のレシピ集を目指します。みんなでつくることで、既存のレシピサイトやレシピ集を圧倒するレシピ数や、これまでになかった料理アイデアとの出会いが生まれるでしょう。

既に、NPO法人日本ヴィーガンコミュニティのメンバーをはじめとした、先行利用者50名が利用を開始しており、日々新しいレシピの投稿がタイムラインに掲載されています。さらに、インスタグラムには、投稿されたレシピを毎日1つずつ紹介しています。1月から始めたインスタグラムも、今では4,500名がフォローしてくださるほどになっています。ぜひフォローしてください。

インスタグラム「V-cook」

7月のリリースは、インスタグラムや、NPO法人日本ヴィーガンコミュニティの公式SNSにて報告するので、お見逃しのないよう、お気をつけください!

NPO法人日本ヴィーガンコミュニティ

日本ヴィーガンコミュニティは、今回紹介した「V-cook」を開発・運営しているNPO法人です。全国の100人のベジ・ヴィーガンの当事者から構成される、協同組合モデルのNPOとして2018年11月から運営されています。

誰もがヴィーガンを実践できる“Hello Vegan!”な社会を目指し、他人任せではなく、メンバーが出資・運営・利用を行なっています。7月にリリースされる「V-cook」も、メンバー一人一人の出資や、運営への参加によって実現できました。

NPO法人日本ヴィーガンコミュニティへのメンバー加入や、サポーターとしての寄付などを承っていますので、下記のリンクよりご確認ください。共に、誰もがヴィーガンを実践できる社会を創っていきましょう!

メンバーになる

サポーターになる

ま と め

これまで、500人のベジ・ヴィーガンと会って、レシピに困っている人が非常に多かったです。今回7月にリリースする「V-cook」を通して、その課題を解決できればと思います。そして、ヴィーガンでも、ヴィーガンでなくても笑顔で食卓を囲めるよう、今後も開発・運営に尽力していきます。

では、皆さん楽しみにしていてください!

インスタグラム「V-cook」


工藤柊/kudo shu

高校3年にぺちゃんこの猫をきっかけにヴィーガンへ。神戸大学入学後、誰もがヴィーガンを実践できる”Hello Vegan!”な社会を目指して、大学食堂へのヴィーガンメニュー導入、ヴィーガンカフェの店長などの活動を行う。2018年大学を休学し、NPO法人日本ヴィーガンコミュニティを創設。自身のブログを始め、ライターとしても情報発信を行う。

ブログ「そうは言っても工藤さん」:http://kudoshu07.com/

ツイッター:https://twitter.com/itllbedark

NPO法人日本ヴィーガンコミュニティHP:https://hellovegan.jp/

 

Translate »