廃棄食品レスキュースーパー『SIRPLUS』、ベルリンに4店舗目をオープン!

んにちは、ベルリン在住イラストレーターのKiKiです。

みなさん昨年の夏に、ご紹介したちょっと待って、まだそれ食べられます!ベルリンの食品レスキュースーパー『SIRPLUS』を覚えていらっしゃいますでしょうか?

簡単なおさらい:食品レスキュースーパー『SIRPLUS』とは?

毎日大量に廃棄処分されてしまう”まだ食べられる”食品たちを救うために立ち上がった社会的なスタートアップです。

大手スーパーでは、厳しい食品検査をしているため、賞味期限切れの食品の他にも、規格外の野菜、パッケージに傷がついてしまった訳あり食品なども、やむを得ず廃棄処分に回すことになります。

そんなまだ食べられるのに、廃棄処分として認定されてしまった食品たちをSIRPLUSは大救出!実際の価格よりも大幅に安い値段で提供し、廃棄されてしまう食品を減らす活動をしているのです。

そんなSIRPLUSは多くの大手スーパーとパートナー契約を結び、たくさんの優しいスタッフたちに囲まれて、どんどん大きくなっていきました。そして今月の1月3日に4店舗目をオープン!

そして昨年、veggyさんを通して取材させて頂いたご縁で今月14日に行われたキックオフパーティーにご招待頂きました。とても嬉しいご縁です。今回はそのキックオフパーティーの様子と新店舗についてご紹介いたします◎

4店舗目はベルリンの主要駅の1つであるOstbahnhof駅構内!

ベルリンにはすでにSteglitz・Friedrichshain・Neuköllnに3店舗オープンされていますが、4店舗目はとてもアクセスしやすい主要駅の1つであるOstbahnhof駅構内。

ドイツでは通常日曜日スーパーがおやすみなのですが、駅構内という場所もあってか、午前8時から午後8時まで、毎日営業しているそう!

創立者の1人であるRaphael Fellmer氏は、一緒に働いている仲間たちを一人一人丁寧に紹介してくださいました。SIRPLUSのこの大きな成長は、事業自体のアイディアが素晴らしいというのも、もちろんありますが、Raphael氏の人柄がとても素敵すぎるからこその発展なのだなと、お話を聞いて深く感じました。

新しい取り組み”surplusオリジナル商品”とは?

店内を見渡して気になっていた、sirplusオリジナルパッケージの食品たち。

その商品開発の経緯も、お話して下さいました。

今までsirplusは多くの廃棄食材たちを救ってきました。しかし沢山の野菜や果物たちを救っても、彼らには”鮮度”という期限があります。

そこでもっと多くの廃棄食材たちを救うために、野菜や果物たちは”鮮度”の期限が来る前に、独自のsirplus製品の材料として使用することで、彼らの延命を試みたのです。

それはジャムであったり、ジュースであったり。瓶詰めで、長期保存できる加工食品ばかりです。これにより、さらに多くの救出した食材たちが、さらに長くスーパーの棚に並び続けることができるようになりました。

その背景にあるストーリーを聞くと、この商品たちに愛着が湧いて、ほっこりした気持ちになりました◎

パーティーで配られたお料理は、もちろん救出したお野菜たちを使って。


使用されているのは、もちろんsirplusが救出したお野菜たちなのですが、規格外のことに関しては全く気にならないし、とってもみずみずしく光っていました。じゃがいものニョッキがモチモチしていて本当に美味しかったです…!

あとこのお料理、器まで美味しく頂けました!

この時、個人的に体調不良からベジタリアン生活1週間チャレンジをしていたのですが(普段は野菜多めの生活ですが、完全菜食は初めてでした)、素人の自炊菜食料理とプロの菜食料理は、味も満足感もぜんっぜん違うなあと、ただただ感動しました。。

ベジタリアン生活1週間チャレンジを終えて、体調もよくなったので完璧ではなくても、菜食メインの生活にシフトしていきたいと考えています。このお料理を食べて、もっと調理法や栄養のことも勉強しなくてはいけないなあと、改めて感じました。


『誰もが、ちょっとした癖を持っています

最後にみなさんにご紹介したいのが、パーティーで配られていたステッカーです。

デザインが可愛なと思い、手に取ったのですが、書かれていた文章が心にグッと刺ささりました。

『Ne Kleine macke hat doch Jeder』

ー誰もが、ちょっとした癖を持っています。

それは、規定外や賞味期限切れ、パッケージ破損などの”癖”で、まだ食べられるのに弾かれてしまった食べ物たちへの言葉なのかもしれませんが、これは食べ物たちだけじゃなくって、この地球上に生きるみんなも同じだなって、心にじ〜んときました…。

ちょっと癖があるからって、弾かれるのはおかしい。もしかしたら、とっても美味しい料理に生まれ変われる原石かもしれないし、何よりその”癖”こそが魅力的な部分だったりするものですよね。

みんな違って、みんな良い!2020年のスタートは、そんな大切なことをSirPlusさんに教えて頂きました◎ご招待頂き、ありがとうございました!またお買い物に行きます^^

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取材協力:SIRPLUS

HP : https://sirplus.de/

Instagram : https://www.instagram.com/sirplus.de/

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西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio site : http://kiyonosaito.com/

instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/


1年の終わりを鮮やかに彩る、ドイツのクリスマスマーケット

こんにちは、ドイツ・ベルリン在住のイラストレーター、KiKiです◎

ドイツの12月は、1日からすでにクリスマス一色です。こちらではクリスマスは日本でいうお正月のようなもので、家族みんなでゆっくり過ごすことが一般的です。新年を迎えても、日本のようにお正月という概念がないので、仕事や学校が2日から始まります。ということで12月も後半の今、街はすっかりホリデーシーズンです。

12月はじめから、クリスマスが終わる26日ごろまで(なんとドイツのクリスマスは24・25・26の3日間もあるのです)街の様々な場所で、クリスマスマーケットが行われています。

毎年どこに行こうか迷ってしまいますが、今年はドイツではなく、”北欧”をテーマにしたクリスマスマーケットに行ってみました。今年最後のveggy online様でのコラムは、そちらをご紹介したいと思います◎

北欧クリスマスマーケット『LUCIA WEIHNACHTSMARKT

こちらは古いビール工場を改装した、とても雰囲気のある建物の中庭で開催されています。

平日は15時から22時まで。週末は13時から22時まで。わたしは平日の17時頃に行きましたが、もうクリスマスマーケットを楽しむ人たちで溢れかえっていました!そして、ドイツの冬は16時くらいからすでに日が沈みはじめ、17時には真っ暗です。

『LUCIA WEIHNACHTSMARKT』は、直訳で『ルシアのクリスマスマーケット』という意味。

ルシアとは、北欧の国々のキリスト教の祝日、12月13日『聖ルシアの日』からきています。一家の中の年長の女の子がロウソクに火を灯して、街を練り歩くのだそうです。

マーケットの屋台は、それぞれの国旗が掲げられていて、その国ならではのご飯を楽しむことができます◎

ちょっとした旅行にきた気分になれます!

クリスマスマーケットといえば、まず『グリューワイン』を飲もう!

ドイツのクリスマスマーケットで欠かせない定番の飲みのものが、あったか~い『グリューワイン』。グリューワインとは、赤ワインにシナモンやスパイス、果物を加えて温めたホットワインのことです。

これを飲まないと、12月を終えることができない!というくらい、この時期になるととても恋しくなります。クリスマスマーケットは基本野外で寒いので、これを飲んで、ほっと一息。冷えた体を温めます。

人がいっぱいいすぎて見えないかもしれませんが、真ん中に長い木の机があり、ここでみんなグリューワインを片手におしゃべりを楽しみます。

以前『いらなくなったものは、必要な人のもとへ。ベルリンのサステナブルな文化をご紹介!』の記事内でPfandという制度をご紹介しましたが…

こちらで飲み物を買う場合、飲み物代と一緒に容器代(Pfand)も強制的に支払う義務があります。それらは飲み終わったと、酒屋さんのカウンターやスーパーに設置してある回収BOXに持っていくと支払った容器代が戻ってくるという仕組みになっています。

グリューワインのカップも同様で、購入する際に『カップ代』の1ユーロをプラスして支払います。カップをお店に返すと、支払ったカップ代の1ユーロは帰ってきます。このカップは、また綺麗に洗い、他のお客さんが使い、循環してゆくのです。

もちろん、カップを記念に欲しい人はそのまま持って帰ってもOK。カップの柄は、クリスマスマーケットの会場によって違うので、コレクションしている人もいますよ◎

お肉料理の屋台が多い中、ついに発見したヴィーガンピザ!

基本ドイツの家庭料理はお肉料理が多く、クリスマスという特別なイベントになるとさらに豪華なお肉料理。。さすがにベジタリアンやヴィーガンのお料理はないかな…と諦めかけていたとき、ふと、1番人が並んでいる屋台が気になり、メニューの看板をみてみると…

ベジタリアンとヴィーガンの文字を発見!!しかもベジタリアン、4種類もある!!何屋さんなのかなと、人混みをかき分け見てみると、どうやらピザ屋さん。立派な焼き釜もあり、その場で焼きたてが頂けるみたいです!

『ヴィーガンバージョンもあるけど、15分待ってね』と看板に書いてあるのですが、せっかくなので待ってみることにしました。

並んでやっと注文をする番になったとき、とてもフレンドリーなお兄さんが、『ヴィーガン?ok、5分!5分でできるから待ってて!!』と手際よく焼き始めてくれました。

なので15分も待つことなく、焼きたて熱々のヴィーガンピザを頂くことができました。

それが、こちら!

のっているのは、ニンジン・玉ねぎ・きゅうり・マッシュルーム、オリーブの実。熱々でもっちり、野菜の美味しさもそのままで、とても幸せな気分になれました◎

きっとこの屋台に1番人が多く並んでいたのは、ピザももちろん美味しいし、ピザを焼くお兄さんの明るい人柄もあると思いますが、ヴィーガンやベジタリアンという選択をする人が、この街には多くいるからなのではないかと思います。改めて、この街が受け入れている多様性を感じました。

まとめ

2019年の1月から、veggy online様でのコラムを書かせて頂くようになり、9月からはとても嬉しいことに本誌でも連載させて頂くようになりました。

ベルリンやヨーロッパのヴィーガン事情やサステナブルな情報を取材をする中で、私自身もさらに興味を持ちました。特に、ベルリンのサステナブルな取り組みはとてもストイックで、どんどん新しいアイディアや活動が生まれてきています。

2020年は、どんなものに出会えるのか、今からとても楽しみです!

1年間読んでいただき、本当にありがとうございました!みなさん、良いお年を。そして、来年もどうぞよろしくお願い致します◎

西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

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風邪をひいたら、あったかいハーブティーを飲んで治そう!

こんにちは、ドイツ・ベルリン在住のイラストレーター、KiKiです◎

最近のベルリンの気温は1桁だったり、時々マイナスだったり。とっても寒い冬がやってきました。日本も毎日寒い日が続いていると思いますが、みなさん風邪などはひいていませんか?私は早速、11月末に風邪をこじらせ熱を出してしまっていました。。

ところで、みなさんは風邪をひいたとき、どうしていますか?ドラッグストアで購入できる市販の薬を飲みますか?熱が出たら、とにかく病院に行って点滴を打ってもらって気合いで治していたりしませんか?…実は、これは子供の頃の私のお話です。苦い薬が嫌で、飲んだふりをして隠したり、点滴も血管が出にくい方なので失敗されることも多く、、嫌な思い出がいっぱいです。苦笑

ベルリンに引っ越してきた4年前。最初の1年目はドイツ人ホストファミリーと一緒に暮らしていました。そこで初めて風邪をひいてしまった冬。

当時ドイツ語もろくに話せなかった私は、薬局はどこだろう?どうしたらいいのだろうとオロオロしていると、ホストママが『風邪をひいたの?とにかくお茶を入れるから、それを飲んでぐっすり寝なきゃ』と、あったかいハーブティーを入れてくれたのです。

はじめは、『お茶かあ…体はあったまるだろうけど、薬飲まなきゃ治らないよなあ。。』と思っていたのですが、ホストママが棚から出してくれたハーブティーのパッケージに『Erkältungs tee (風邪のお茶)』の文字が!

そう、ドイツでは風邪をひいたらまず薬を飲むよりもハーブティーを飲んで『自然治癒力』で、ゆっくり治していくことが一般的なのです。

その日は入れてもらったハーブティーを飲んで、暖かい湯たんぽを抱えて、ぐっすり眠りました。それを2、3日繰り返すと、風邪はすっかり治ってしまいました。そのときに、風邪は薬を飲まなくても治るもの、そしてその方が気分もなんだか優しい気持ちになれるということを学びました。

それ以来、私は風邪をひいても薬を飲まず、こちらのドラックストアに売っているハーブティーを飲むようにしています。

今回は、そんな体に優しい味方のハーブティーたちをご紹介したいと思います◎

ドイツのドラッグストアに並ぶ、様々な用途のハーブティーたち

風邪のために調合されたものをはじめ、様々な症状のためのものが、こちらのドラックストアでは沢山並んでいます。この種類と量を見ていただければ、どれだけハーブティーが身近な存在か伝わるかなと思います。

『Erkältungs tee (風邪のお茶)』のように、効能がわかりやすい名前のハーブティーから、使用されているハーブの名前がそのまま書かれたお茶もあります。何か健康面で困っていることがある場合、店員さんに尋ねれば、丁寧にどのハーブティーがいいか教えてくれますよ◎

ここで個人的にオススメのハーブティーを3つ、紹介したいと思います。

風邪をひいたら飲むハーブティー『Erkältungs tee

成分は、柳の樹皮とシナノキの花。

風邪、特に頭痛を伴う発熱に。柳の樹皮が解熱・抗炎症・鎮痛効果があり、シナノキの花は主に発汗を促すそうです。

1日5回、温かくて新鮮なうちに飲みます◎

胃が痛いときに、飲むハーブティー『Fenchel Tee

 ベルリンにお引越ししてから、だいぶ頻度は少なくなりましたが、私は小さい頃から神経系の胃痛持ち。胃薬が手放せませんでした。

『胃痛には、これがいいよ』とホストママが教えてくれたのは、『Fenchel Tee』。日本語では『ウイキョウ』というみたいです。

効能は、神経性胃炎とドンピシャ。そして、女性にはとても嬉しい生理痛を和らげてくれる効果もあるそうです。ちょっと甘い優しい味です。今は胃薬の代わりにこちらのハーブティーを常備しています。安心のBIO(オーガニック)マーク。

子供が寝る前に飲むハーブティー『Gute Nacht Tee

こちらは私は飲んでいないのですが、ホームステイしていた時に子供達が寝る前の”楽しみ”として飲んでいたハーブティーです。『Gute Nacht Tee』は、そのまま『おやすみなさいのお茶』の意味です。

成分は、メリッサ・ラベンダー・オレンジの花。

ぐっすり子供たちが眠れるように、優しいハーブが配合されています。

安心のBIO、ヴィーガン、グルテンフリー。12ヶ月からのお子様が飲むことができます◎

まとめ

いかがでしたでしょうか。日本でも、このようなハーブティーを気軽に購入できるような環境が整えばいいのにな、と願うばかりです。

もし風邪をひいて、近くにハーブティーを買えるようなお店がない場合は、ぜひ生姜とレモンを切って、温かいお湯の入ったティーポットに入れて20分待ったものを、蜂蜜と混ぜて飲んでみてください。(ドイツ人の同居人が教えてくれたレシピです)私の今年の風邪は、それで治しました。

もちろん症状がひどい場合は病院へ行かれることをオススメしますが、軽い風邪の場合は簡単に薬に頼らず、自然と自分の治癒力に頼ることをはじめてみて欲しいです。きっと、体の優しい変化に気づくはずです。

西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

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アメリカのプラント・ベース肉製造会社Beyond Meat ② ~ファストフードチェーンがこぞって使いだした魅力とは~

Clean Living !!
こんにちは。料理家/Cal Vegan和菓子作家のTerumi Kogaです。上白糖を使用せず、オーガニックや自然由来の食材で作る「Cal Vegan和菓子」を考案し、食を通して和文化を発信しています。

“Clean Living”とは清潔な生活というだけでなく、衣食住を通して心身ともにオーガニック、エコ、サスティナブル、ドラッグフリーな生活をめざそう!というヴィーガン達のライフスタイルのことも示しています。

前回に続き、今回はBeyond Meatへのインタビュー内容をご紹介します!

~ハピネス!ジューシー!~

広報担当のアリソン・アロノフ氏へのインタビューです。

古賀(以下古) 日本初のベジタリアンマガジン『veggy』のインタビューを受けてくださり、ありがとうございます! 早速質問させていただきたいと思います。
まず、Beyond Meat創業の経緯は?
アロノフ(以下ア) こちらこそありがとうございます。
我が社の創業者かつCEOのイーサン・ブラウンは、子供の頃から日常的に動物達と触れ合う生活を送ってきました。彼は次第に「動物から肉を取ることが必要なのか? 植物から肉に替わるものを作れたら、環境にもいいはずではないか?」と思うようになり、代替肉の製造会社を立ち上げることにしたのです。そして2009年、エル・セグンド(カリフォルニア州ロサンゼルス)でBeyond Meatがスタートしました。

 日本で代替肉というと大豆ミートが主流ですが、Beyond Meat製品は大豆も使っていない「大豆フリー」なんですよね。
 例えばハンバーガーであれば、プロテインとしてインゲン豆、ファットとしてココナッツオイルを使っています。食感を出すためにポテトスターチを使い、ビーツで本物のお肉のように色付けしています。全ての食材が、どこでも手に入りやすい、アメリカ人に馴染みのある食材で作られているんですよ。
また、全てグルテンフリー、抗生物質不使用、遺伝子組み換え作物不使用です。ヴィーガンの人はもちろん、食品に色々なアレルギーを持つ人でも心配せず楽しめるのです。
 アリソンさん、日本食はお好きですか?もし日本食にBeyond Meatを使うとしたら、どんな可能性があると思いますか?
 そうですね、私はそこまで日本食に詳しいわけではないけれど、例えばトンカツ、餃子、ラーメン、焼きそばなど、日本食はバラエテイーが豊かなので、その分たくさんのメニューに取り入れられると思います。
 Beyond Meatは、ヴィーガン向けのフェアに積極的に出店していますが、そうした場所で初めてBeyond Meatの製品を試した方は、どんなリアクションをされますか?
 驚きと喜びを伝えてくださいますね。「ハピネス!!ジューシー!!」って。何もサクリファイスしていない(犠牲を伴っていない)という気持ち、地球を救っているという喜びを感じると。
 素晴らしいですね!
 アメリカにはたくさんの糖尿病患者がいますが、Beyond Meatの製品は彼らにとっても安心できるものだと思っています。
 最近は、アスリートの間でも、プラント・ベースのプロテインに替える人が増えているようですね。
 そうなんです。つい最近まで、多くのアスリートが「肉を摂ることで強くなる」と信じていました。しかし、植物性食材は動物性のものよりコレストロールが低く、プロテイン豊富な食材もあることが知れ渡ってきた今、植物性プロテインは絶大の信頼度を誇っています。

 最後に日本の『veggy』読者へメッセージをお願いします。
 Beyond Meatの製品は「肉を食べたい」と思う人のために作られたものです。あなたがハンバーガーやソーセージを食べたいとき、普通のお肉の代わりにプラント・ベースのお肉を選択することによって世界の環境問題に貢献できますし、健康的にも安心して食べることができるでしょう。
Beyond Meatはシンガポール、台湾をはじめとするアジア各国にも拡大しているので、皆さんも今後食べる機会があるかもしれませんが、きっと気に入っていただけると信じています!
これからもグローバルに、美味しくてサステナブルな商品開発にチャレンジし続け、イノベーションを起こしていきたいと思います。

~これからの私たちが歩む道~

私が初めてBeyond Meatのお肉を食べたのは、ヴィーガン専門のファストフードチェーン店でした。その店のハンバーガーやバッファローウイングを食べたとき「これだったらもう普通のお肉は必要ないかもしれない!」と感じるほど満足感がありました。それに、日本人は元々「和食」という尊い食文化を育んできた、菜食に馴染み深い人種なのです。

30年ほど前に「ベジタリアン」という言葉が日本で出回り始めた頃は、ファッション性の方が強かったかもしれません。しかし現在は「ヴィーガン」という言葉も頻繁に聞かれるようになり、日本人の意識も確実に変わってきていると思います。それは受け入れ側が柔軟になったからというより、世界的に環境・気候問題が深刻化しているため、状況を認めざるを得ないからというのが大きいでしょう。
日本人の多くは健康や環境問題に興味を持ってはいますが、日常生活においてはいまいち消極的です。コンビニのビニール袋、お箸やスプーン、デパートの過剰ラッピングなど、日本ならではのサービスですが、少々度を越しているように思います。これを「おもてなし」とみなして今後も続けていくのだとしたら、いつか大変なしっぺ返しをくらってしまうでしょう。

プラスチック製品の使用、必要以上の肉や魚の捕獲、車や飛行機からの排気、森林伐採、ゴミ処理等によって起きている気候変動や食料問題、人々の健康や動物保護のことまでを描いた映画『不都合な真実』(2006年)は、ショッキングなドキュメンタリーとして世界中に広まりました。その公開から今年で14年。私たちが他人事のように映画を見て、何もせずに過ごしていた結果の深刻さを、今目の前に突き付けられています。
イーサン・ブラウン氏は起業家であり、食品業界の革命家であり、ビジネスマンでもありますが、それ以前に地球や家族や動物を愛する一人の人間であることを、同世代として嬉しく思っています。彼のようなイノベーターにただ託すばかりではなく、自らも積極的に関わっていくことが私たちのミッションではないでしょうか。

Clean Living!!
一つずつ、少しずつ。

*Beyond Meat https://www.beyondmeat.com/

Terumi Koga
料理家、「Cal Vegan和菓子」作家。カリフォルニアを拠点に料理教室、レシピ開発など幅広く活動。ヴィーガンで身体に優しい和菓子「Cal Vegan和菓子」(2019年商品登録取得)はスーパーフードなどを使用した和洋のエッセンスが楽しいお菓子。
料理、和菓子を通して海外に和文化を発信している。
http://www.terumikoga.com/

veggy vol.68 地球食

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●Features

Perfect Whole Earth Food
地球食
伊勢谷友介インタビュー
未来を選択するために挑戦し続けること
世界のサステナビリティ事情
拡がり続ける気候変動へのアクション
日本初!「ゼロ・ウェイスト宣言」の町、上勝32
元農林水産省大臣・山田正彦さんに聞いた
時代と“逆行”する日本の「食」の話
Perfect Whole Earth Recipe
/へるし〜どい
星野リゾート リゾナーレ那須
ココ ガーデンリゾート オキナワ
ホテル日航アリビラ
ヘルスコンシャスな人に聞く、
ベジィな暮らし
四角大輔/ブリアンウエスト/阪口竜也/森敏/椋林裕貴/外岡瑞紀
白木夏子/鎌田安里紗/ルイスロビン敬/ERIKO/武本匡弘

●Regulars

GO! VEGGY GO! ロンドン/オーストラリア/日本
本格マクロビスイーツを伝授! 「ピタゴラ通信」 最終回
カヒミ カリィのベジタリズモ vol.60
「Sayuri healing foodカフェ」通信 vol.19
やさしいアーユルヴェーダ vol.6
ベジィ編集部の社員食堂 新連載vol.1
RINA’s healthy&yogi LIFE Vol.11
ハーバリストはははるなのハーブ漫画エッセイ
見たり・聞いたり・試したりvol.10
NATURAL & ORGANIC 日本の農家さんを訪ねて vol.3
熊谷真実のホリスティック・ビューティー・ライフ 第22回
マクロビマウスの日本ベジカフェガイド vol.34
教えて! ぴーぽーくん vol.7
ホリスティック・スペシャリスト・インタビュー Vol.10
KiKi’s SUSTAiNABLE LiFE No.3

●Beauty, Health, Trip, and more……

サラヤとボルネオ、そしてウガンダとの関係
羅漢果生まれの「ラカントS」レシピ
一物全体で栄養素を丸ごと吸収!「千坂メソッド」
スーパーフード「ゴジベリー」の圧倒的可能性
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「濃いアーモンドミルク」を使った担々麺が新登場‼︎
輝く女性を支えるジャパニーズスーパーフード
酵素ドリンク×腸内環境
「麻の実」が、注目されるワケ
冬を元気に乗り切る「スーパー酵素」
人に、地球にやさしいヴィラロドラのヘアケア
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お肌も健やかに整える『マヌカハニーマスク』新登場
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Natural&Vegan Chocolate Brings Joy and Happiness
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待望のヴィーガンホワイトチョコが日本上陸!
地球とヒトに優しいビーントゥバーチョコレート
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ヴィーガンチョコの美味しさ楽しさ再発見!
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Plant based Chocolate 2020
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LET’S EAT OUT TODAY!! 東海編
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The Green Market Berlin: “Winter Edition 2019” イベントレポート

こんにちは、ベルリン在住イラストレーターのKiKiです。

夏にも訪れ、veggy onlineでもレポート記事を書かせていただいたイベント『The Green Market Berlin』。 今回 『Winter Edition 2019』が開催されたので、またお邪魔してきました!

ちなみに『Summer Edition 2019』のレポート記事は、こちらです。 ぜひ、こちらも合わせて読んで頂けたら嬉しいです◎

『The Green Market Berlin』とは?

夏の記事を読んでいらっしゃらない方もいるかもしれないので、少しおさらいです。

The Green Market Berlinは、ヴィーガンシーンの新しいヒーロー達にとって理想的なプラットフォームの設立を目指し、2014年にスタートしたイベント。夏と冬の年2回開催されています。今回で5周年を迎えるそうです。おめでとうございます!

出展者と来場者の間でアイディアを交換する機会を提供し、『持続可能な消費は意識的に楽しめることを証明すること』がこのイベントの目的です。出展者を選ぶ際は、持続可能なプロダクトであることを非常に重視しています。

会場では、食べ物の屋台、音楽、ファッション、化粧品、クッキングショー、DYIワークショップ、講演会、そしてギフトなど、アイデアのカラフルな組み合わせに出逢うことができます◎

出展者の方にスムーズに取材するためにも、人が少ないと予想されるイベント開始時間(正午12時)に向かったのですが、会場はあっという間にたくさんの来場客でいっぱいに。ベルリン市民のヴィーガンとサステナブルの注目の高さを改めて実感しました。

それでは今回も気になったブースを2つ、ご紹介したいと思います!

サーモンの代用は”ニンジン”!? 『ヴィーガンサーモンパン』

最初に目が止まったのは”veganes Lachsbrötchen”の文字。直訳すると、”ヴィーガンサーモンの(小さい)パン”。今まで大豆などの植物性タンパク質からつくられた代替肉を使用した料理を多く見てきましたが、お魚は初めてかも!

気になって、早速購入。

サーモンの代わりに使われていたのは、なんとニンジン!

ちなみにこれは、The Green Market Berlinのために考えた最新作なのだそう。

食べてみると、美味しい…そしてニンジンなのになぜかほんのりサーモンの味がするような…?聞いてみると、調理法に秘密があるそうです。

まずニンジンをオーブンで焼いてから冷燻します。

その後ニンジンをサーモンに見立てたかたちのように薄切りし、冷間圧搾したアマニ油のマリネ液、ヒマラヤの塩、メープルシロップ、コショウ、乾燥ディル、レモンジュース、剥いた海苔に数日間漬け込んだのだそう。

「魚の味は亜麻仁油と海苔に由来しているんだよ」と教えてくれました!すごいアイディア!!

すべて植物性なのに視覚と味付けの魔法で、海の香りがする不思議で、とっても美味しいパンでした◎

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VeganOstъ

HP:https://www.facebook.com/VeganOst/?fref=ts

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Don’t just eat plants. Grow plant. (植物をただ食べるだけでなく、育てよう!)アプリで植物をサポート『bosque』

次に目が止まったのは、このポスター。

『Don’t just eat plants. Grow plant. (植物をただ食べるだけでなく、育てよう!)』

ヴィーガン関係のイベントに足を運ぶと、多くが”お肉の代わりに野菜を食べること”のユニークなアイディアが目白押しで、それがもちろんワクワクして面白いのですが、このポスターの文字が目に入ったときに、ハッとしてしまいました。

たしかに。植物との共存、そして育てていくこと。そもそもこれが真理ですよね。

このキャッチコピーと共に紹介されていたプロダクトは、『Bosque』というサステナブルをテーマに開発された新しい形の植物デリバリーアプリ。

『Bosque』で大切に育てられた植物たちを購入すると、アプリを通してデジタル植物アシスタントのメアリーが、何か植物たちのことでも待った困ったことがあるとすぐ質問に答えてくれるのだそう。

リサイクルが可能なもののみを使用した梱包で、植物たちの健康のために箱の中の滞在時間も考慮。安全に依頼主へ届けるために時間指定の相談にも柔軟に対応してくれます。

いくつか植物たちが一緒に会場に来ていましたが、その中でも気になったのはこちら。

植物たちには、それぞれ名前がつけられていて、彼女は”キャシー”というそうです。

彼女の紹介文も、とてもユニーク。

【キャシー】

黒とピンクの葉で覆われた彼女は、特にあなたのフラットの暖かくて影のある場所でポーズをとるのが好きです。ただし、直射日光は避けてください。 彼女は夜行性にもかかわらずスポットライトを楽しみ、葉を光源に1分ごとに合わせます。彼女は濡れた足に耐えることができないため、土が乾いた場合にのみ水やりをする必要があります。 彼女は歌姫かもしれませんが、完全に無毒です。

親しみやすい紹介文から、植物たちへの深い愛が伝わってきますよね◎

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Bosque

HP :  https://www.bosque.berlin/

Instagram : @bosqueplants

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ベルリンでは、どんどんヴィーガンやサステナブルをテーマにした食品やプロダクトが増えてきていている印象です。

次のThe Green Market Berlinは、来年の夏。今度はどんなものに出逢えるのか、今からとても楽しみです!

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The Green Market Berlin

HP:http://greenmarketberlin.com/

Instagram:@greenmarketberlin

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西伊豆の小さな美しい村出身。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio site : http://kiyonosaito.com/instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/

環境に配慮された紙パッケージを採用!進化が止まらないドイツのヴィーガンミート『NEXT LEVEL MEAT』シリーズ

環境に配慮された紙パッケージを採用!進化が止まらないドイツのヴィーガンミート『NEXT LEVEL MEAT』シリーズ

こんにちは、ドイツ・ベルリン在住のイラストレーター、KiKiです。

今回は、以前にご紹介したベルリンのスーパーで発見!本物そっくりヴィーガンミートひき肉『NEXT LEVEL HACK』の他の商品を発見したので、ヴィーガンミート『NEXT LEVEL MEAT』続編をお送りしたいと思います!

ヴィーガンミート『NEXT LEVEL MEAT』とは?
以前の記事をまだ読んでいらっしゃらない方もいるかも知れないので、少しおさらいをしましょう。

『NEXT LEVEL MEAT』とは、Lidlというヨーロッパを中心に展開しているスーパーが販売しているヴィーガン肉ブランド。

特徴は、圧倒的に庶民向けにつくられていること。
Lidl自体が、もともと一般庶民向けの低価格スーパーであるということもありますが、そのスーパーがヴィーガン食品の需要が今後ますます需要拡大していくことに気づいたのです。

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8月の初めに、すべてのLidl店舗で自社ブランド「Next Level Meat」の最初の商品であるヴィーガンバーガーパティを発売し、多くの肯定的なフィードバックを受け取りました。

この顧客の応答により、代替肉の消費を簡単かつ魅力的にするために、他のヴィーガン製品を無敵の低価格で提供することが次のステップだと考えました。人気のヴィーガンバーガーパティと比較し、植物ベースのひき肉がどのようなフィードバックを受けるのか、とても興味深いです。私たちは、すでにさらなるアクションに取り組んでいます。

引用)
ヴィーガンハック:Lidlがヴィーガンブランドの「Next Level Meat」の範囲を拡大
9月2日からドイツ全土で植物ベースのひき肉とハンバーガーパテの販売を開始

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これは、消費者たちが自分たちにとって何が必要なのかを考え、選択したことの結果に生まれた未来です。

これにより、ヴィーガン生活が庶民でも手の届きやすい価格で、気軽に試してみることが可能になったのでした。

今回購入してみたのは『NEXT LEVEL MEAT』第一弾として登場した、ハンバーガーパティ!

前回はヴィーガンミートのひき肉に衝撃を受け、思わずそちらを購入しましたが、今回は『NEXT LEVEL MEAT』の第一弾として登場した、ハンバーガーパティを購入してみました。お値段は1ユーロ99セント(約239円)

こちらもひき肉と同様に、エンドウ豆・小麦・大豆など、さまざまな植物性タンパク質からできているようです。

…でも私が気になっていたのはヴィーガンミートよりも、実はパッケージ。公式サイトに、以下のように記載されていたからです。

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「Next Level Meat」の製品は、今後持続可能な梱包にも取り組んでいきます。例えば、初めの取り組みとしてハンバーガーのパティは、厚紙トレイの上にのり、薄い可剥性フィルムで密封されています。すべての材料は分離可能で、大部分がリサイクル可能です。
引用)Lidl公式サイト
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工夫がいっぱいの持続可能なパッケージ!

可能な限り、プラスチックを減らしたパッケージ。

ということで、ワクワクしながら開封していきます。。蓋の薄いプラスチックフィルムをはがすと、全体はこんな感じ。

パッケージの底に、丁寧に分別の仕方が図と一緒に書かれていました。蓋だけかと思ったのですが、説明を読むと厚紙の上にも薄いフィルムが貼られているようです。そちらも剥がしていきましょう。

ペリっ

これで、パッケージの分別作業は終わりです。大部分は古紙で出来ていて、またリサイクルに回すことができます。

残念ながら、蓋部分とパッケージ上をコーティングしていた部分はプラスチックですが、どちらもとても薄いつくりで、プラスチックを減らす工夫が見られます。

ベルリンではこのヴィーガンミート以外にも、プラスチックを減らす取り組みをしているプロダクトを多く見かけるようになりました。その努力も、もちろん素晴らしいのですが、私はそのアイディアが面白いなあと…!といつも興味深く観察してしまいます。笑

オーガニックでヴィーガンなハンバーガーを、お家で気軽につくってみた!

最後に、もちろんパッケージだけでなく、お料理レポもお届けします◎
お料理家ではないので、今回も庶民的な簡単バージョンでお送りします。笑
ちなみに今回ハンバーガー用に購入したパンは、こちら。

BIO(オーガニック)のものを選んでみました。これは特にハンバーガー用ではなく、普通のサンドイッチ用なのかな…?ライ麦パンで、少し固めでした。

すぐ近くに、BIOではないハンバーガー用のパンも並んでいたのですが、お値段は0.78セント(約94円)。BIOのものは、0.99セント(約119円)。たったの数十セントの差なら、自分の健康のためにも、未来の食品産業への投資のためにも、BIOを選ぼうという気持ちになりますよね。

では、早速パティを焼いていきましょう。

パッケージから出すと、ひき肉のときとは違う、なんだかスパイシーな香りが。でも近くに鼻を近づけて匂いを嗅いでみると、やっぱり豆系の匂いがします。ハンバーガーは、ひき肉より香りに工夫がされている印象です。見た目は、こちらもお肉と区別がつきません。

パティを焼くのは実は初めてです。肉厚なので、全体に火が通るように少し水を加え蒸し焼きにしてみました。うん…、ますますお肉です。調理方法も、普段のお肉を料理するのと特に変わったことをする必要はなさそうです。

パンに、冷蔵庫にあったお野菜を乗せてみます。今回はルッコラと、マッシュルームと、にんじんです。

前回のひき肉では、味付けが薄く、豆感が残ってしまった反省を生かして、ケチャップをてんこ盛りに。

蓋をします。はい、とっても簡単バージョンです。すみません!!

でも横から見ると、なかなか肉厚で、美味しそうじゃないですか??

断面は、こんな感じ。ビジュアルは完璧に、お肉です。

味は、ケチャップの活躍もありましたが、ひき肉よりも、もともと塩気があったようで(1パックに2つ入っていたので、1つ焼いただけのものを何もつけずに食べてみました)今回は、なかなかお肉でした!!

肉厚なので、歯ごたえもボリュームも大満足。元々少食な私は、これだけで大分お腹いっぱいになりました。

ハンバーガーだけでなく、カットして他の料理にも応用できそうです◎カレーとか、シチューとか…

そしてこの間、また新商品を見つけました…!

『CEVAPCICIとは…?』と謎に思い調べてみたら、東南ヨーロッパの伝統料理みたいです。味もチリ・ガーリック……美味しそう……

進化が止まらないドイツのヴィーガンミート!今後の展開が、とても楽しみです!!

西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio site : http://kiyonosaito.com/
instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/

ヨーロッパで初めてオープンしたヴィーガンドーナツ屋さん 『brammibal’sdonuts』

ヨーロッパで初めてオープンしたヴィーガンドーナツ屋さん 『brammibal’sdonuts』

こんにちは、ベルリン在住・イラストレーターのKiKiです◎

今まで『世界のヴィーガン放浪記』として国単位で素敵なヴィーガンのお店を紹介していましたが、他の国に行くのも不定期なのと、何よりベルリンにはまだまだ素敵なヴィーガンのお店があるので、気になったお店をどんどん紹介して行くことにしました!

今回ご紹介するのは、ヨーロッパで初めてオープンしたヴィーガンドーナツ屋さん『brammibal’sdonuts』です。

お店のイメージカラーは”ピンク”!ドーナツたちもカラフルで可愛くて味ももちろん最高、みんなが笑顔になるハッピーなドーナツ屋さん。なぜヴィーガンドーナツ屋をオープンしようと思ったのか、その経緯やヴィーガンドーナツを通して伝えていきたいことなども、教えてもらいました◎

brammibal’sdonuts

『brammibal’sdonuts』のオーナーでパートナーのジェシカとブラムは、12年以上ヴィーガン生活を送っています。今から4年前、彼らはヴィーガンドーナツを切望していましたが、残念ながらヨーロッパでヴィーガンドーナツを買えるお店がありませんでした。そこで、彼らは自分たちでつくろうと考えました。

さらに自分たちのためだけでなく、ベルリン市民に良質で優しいヴィーガンドーナツを届けようと、2015年初めに『brammibal’sdonuts』を立ち上げます。

立ち上げのの1年目、様々なフードマーケットやイベントに出店すると早期売り切れが続出。翌年の2016年5月、時が来た!と判断し、ヨーロッパ初のヴィーガンドーナツショップをオープンしたのです。

優しいドーナツとお客さんたちの笑顔に囲まれた、暖かい空間。

店内に入ると、ショップのテーマカラーである”ピンク”で統一された内装に一目惚れ。私がお店に訪れた日は土曜日で、友人同士・カップル・家族などたくさんの人たちで店内は常に賑やか。

ショーケースに並んだドーナツを見た小さな子供が、目をキラキラに輝かせてこう言いました。

『Wow, toll !! Ganz viele Donuts !! (わお、すごい!! とてもたくさんのドーナツ!!』

君のその気持ち、とてもよくわかるよ!!と、心の中で思っていました。笑
ドーナツのデザインも遊び心をくすぐり、見ているだけでワクワクしてきます。

『brammibal’sdonuts』は、”ヴィーガン”としてだけでなく、工業的につくられたドーナツに代わる優しくて誠実な代替品を提供する、という想いも込めて活動をしているそうです。

すべてのドーナツは安全で高品質の材料のみを使用し、パン職人によって新鮮につくられています。通常の6種類のドーナツに加えて、毎月新しい味を追加。季節ごとの味を楽しむことができるのです。

どのドーナツたちもとても魅力的で、どれにするか数分間迷ってしまいました。そして最終的に選んだのは、こちら!チョコレートのクッキー&クリームとストロベリーのドーナツ!

通常のドーナツより、少し大きめのサイズ。2つ食べて、幸せでお腹がいっぱいになるくらい!ドーナツは、ふわふわで、コーティングのチョコやストロベリーも甘さ控えめで、とても優しい味でした。

この日友人と訪れた私は、ドーナツの美味しさと店内の居心地の良さに、気づくと長い時間滞在していたのでした。

ヴィーガンドーナツを通して、”ヴィーガン”という選択肢をポジティブに伝えていきたい。

後日また訪れた際に頂いたアップルパイドーナツも、とても美味しかったです!

オーナーのジェシカはこう言います。
『私たちは多くの理由からヴィーガン生活を選びましたが、その主な理由は倫理的な動物たちの権利の保護です。ヴィーガンのイメージは近年徐々に変わってきましたが、まだヴィーガン食は退屈だと考える人たちがいます。ドーナツは親しみやすくて、ハッピーで、多様性のある、みんなが大好きな素晴らしい食べ物です。私たちはヴィーガン生活が退屈なものではなく、とても楽しいことであるということを、ヴィーガンドーナツを通してポジティブに伝えていきたいと考えています。』
そんな優しくてポジティブなドーナツの輪はどんどん広がり、現在はベルリン市内に3店舗あります。今回はプレンツラウアーベルク地区にある店舗にお邪魔し、取材させて頂きました。お忙しい中、本当にありがとうございました!

・・・・

日本でも、徐々に認識され始めている『ヴィーガン』という言葉。生活に取り入れたり、挑戦することを難しいと抵抗を感じる人たちもいると思います。私もそうでした。何か難しい食べ物なのかな、という印象をずっと持っていました。でも『ウィーガン』!と特に意識せず、とりあえず食べてみることをお勧めしたいです。とても美味しくて、様々な工夫をこらされた料理にきっと興味を持つと思います。まずはその興味から、考えることをはじめてみてほしいです。

日本でも、続々と美味しいヴィーガン料理屋さんがオープンしてきています。これを読んでくださった読者の方と、素敵なヴィーガン料理屋さんの出逢いが生まれることを祈っています◎

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『brammibal’s donuts』
取材先 
Address : Danziger Straße 65 Berlin Germany
他、2店舗ベルリンにあります。
Address : Maybachufer 8
Address : Alte Potsdamer Straße 7
URL:https://www.brammibalsdonuts.com/
Instagram : @brammibalsdonuts
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KiKi / イラストレーター
西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio site : http://kiyonosaito.com/
instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/

veggy vol.67 マクロ&ミクロミネラル

11/9発売!veggy vol.67 マクロ&ミクロミネラル

veggy vol.67 マクロ&ミクロミネラル

■1
Features

12 日本人に不足しがちな
植物性・微量ミネラル
マクロ&ミクロミネラル

14アクアメディカルクリニック 石黒伸先生インタビュー
健康の鍵を握る4つのミネラル
「鉄」「亜鉛」「銅」「マグネシウム」

18 ~生命エネルギーをも取り込む「生薬」の力~
漢方から読み解くミネラル論/張輝先生

20 アーユルヴェーダ式あまーいミネラル補給!
ヤシの糖蜜キトゥルとジャガリー/パーリタ・セラシンハ先生

22 フル―タリアン中野瑞樹先生インタビュー
10年の「果実食生活」でわかったミネラルの話

24 私たちの体を守ってくれる
マクロミネラルとミクロミネラル

30 旅するように作る!ミネラル豊富な世界のメニュー
/姫野理南子

42ミネラルたっぷり!グルテンフリー&ヴィーガンスウィーツ
/安藤千英

52ヘルスコンシャスな人に聞く、ベジィな暮らし
国光美佳/羽田賀恵/松本敏/岡清華/齋藤ミミ
森澤祐介/石井拓/中川美奈子/宮本航/薫美/田中明日美

■2
Special
SRENDIP TRAVEL

107 世界の自然療法、ホリスティック医療を訪ねて
108 緑の楽園スリランカに伝わるアーユルヴェーダ
114 チェコの美と健康の伝統を知る

■3
Regulars

7GO! VEGGY GO! イタリア/ドイツ/日本
120 本格マクロビスイーツを伝授! 「ピタゴラ通信」Vol.2
122カヒミ カリィのベジタリズモ vol.59
124「Sayuri healing foodカフェ」通信vol.18
128 NATURAL & ORGANIC 日本の農家さんを訪ねてvol.2
130RINA’s healthy&yogi LIFE Vol.10
131ハーバリストはははるなのハーブ漫画エッセイ見たり・聞いたり・試したりvol.9
134熊谷真実のホリスティック・ビューティー・ライフ第21回
136マクロビマウスの日本ベジカフェガイドvol.33
教えて! ぴーぽーくんvol.6
138ホリスティック・スペシャリスト・インタビューVol.9
142 KiKi’s SUSTAiNABLE LiFE No.2

■4
Beauty, Health, Trip, and more
58 「のむシリカ」が私たちに奇跡を。
60健康維持とミネラルの関係
62 ミネラル補給で体の隅々まで活性化!「千坂メソッド」
64 万能ふりかけ!“?奇跡の藻”のヒーリングパワーを体感せよ!
65 石黒伸先生が手がける
アクアメディカルクリニックとHARU JUiCE
66 ALISHAN ORGANIC LIFE TIMES NOVEMBER
67 ベジィなお取り寄せ VEGAN GIFT & OTORIYOSE
71 クリスマスケーキのお取り寄せ
74 ヴィーガンコースでベジィな休日
78 はじめよう!腸によい米糠習慣
80 発酵飲料「コンブチャ」手づくりワークショップレポート
84 ファスティング後はクロレラで栄養素をチャージ!
86 『富士の湧水』で健やかな毎日を
88 「NEOZYU」陶器の「お重」が料理を変える!
90赤ちゃんのためのベビーサインとブレインフード
92 羅漢果が紡ぐストーリー
98 今季おすすめのヘアスタイルは、ヴィラロドラでつくる
102 ジャパニーズスーパーフードで叶える持続可能な未来
104 ママにも、赤ちゃんにも優しい「筑後産クロレラ」
105 現代日本で自分らしく生き抜くためのCBD
106 「ミエリツィア」のハチミツの魅力
126 Films of the Month
132 イベント情報
135BOOK
139INFORMATION
140veggy JOURNAL

▶︎AMAZONで購入

ベルリンのスーパーで発見!本物そっくりヴィーガンミートひき肉『NEXT LEVEL HACK』

こんにちは、ドイツ・ベルリン在住のイラストレーター、KiKiです。

ある日の夕方。近所のスーパーに買い出しに行くと、お肉売り場でこんなものを見つけました。その名も『NEXT LEVEL HACK / VEGANISHE HACK』!!

ドイツ語でひき肉のことを『Hack(ひき) fleisch(肉)』というので、商品名を日本語に訳すなら『次世代のひき肉、ヴィーガンミートひき肉』というところでしょうか。

とても気になって、すぐに購入し早速夕飯にお料理してみました!今回は、そのレポートをお送りしたいと思います。

次世代のひき肉、ヴィーガンミートひき肉!!

こちらがその次世代ヴィーガンミート!

精肉売り場に本物のお肉たちと一緒に並べられていましたが、ぱっとみ見分けがつきませんでした。大きく記載されている『VEGAN(ウィーガン)』マークに目が止まり、商品説明を読み、これがお肉ではないという事実に衝撃を受けました。

エンドウ豆・小麦・大豆など、さまざまな植物性タンパク質から出来ているようです。

価格は2.99ユーロ(約350円)で、こちらの一般的なひき肉の価格と変わりありません。見た目もそっくりで、良心的な価格。ヴィーガンの人はもちろん、ヴィーガンに興味を持っている人でも、抵抗なく購入し、試してみることができるのではないでしょうか。

そしてもう1点、日本の皆さんにお伝えしたいことがあります。それは、このウィーガンミートを購入したお店はオーガニックを意識した高級店などではなく、Lidlというヨーロッパを中心に展開しているスーパーで、商品価格も良心的で、一般庶民の優しい味方であるということです。

以下のLidl公式ページに、今回の商品開発の経緯についてこう書かれています。

8月の初めに、すべてのLidl店舗で自社ブランド「Next Level Meat」の最初の商品であるヴィーガンバーガーパティを発売し、多くの肯定的なフィードバックを受け取りました。

この顧客の応答により、代替肉の消費を簡単かつ魅力的にするために、他のヴィーガン製品を無敵の低価格で提供することが次のステップだと考えました。人気のヴィーガンバーガーパティと比較し、植物ベースのひき肉がどのようなフィードバックを受けるのか、とても興味深いです。私たちは、すでにさらなるアクションに取り組んでいます。

引用)
ヴィーガンハック:Lidlがヴィーガンブランドの「Next Level Meat」の範囲を拡大
9月2日からドイツ全土で植物ベースのひき肉とハンバーガーパテの販売を開始

ベルリンに住む友人たちは、ヴィーガンではなくてもBIO(オーガニック)というマークが記載されていない商品は買わないと決めている人たちが多く、そしてそれが一般の大多数の意見として世の中に浸透しているため、結果として企業はBIO(オーガニック)食品の開発に積極的に取り組み、こちらではお手頃な価格で提供されています。

ベルリンに住んで4年目ですが、今ウィーガン食品も同じ流れで急速的に増加し、さらにどんどん買いやすい値段になってきているように感じます。

日本では、BIO(オーガニック)・ヴィーガン食品は特別なもの、意識が高い人たち、経済的に余裕がある人たちが買うイメージがあるのではないでしょうか。価格も、実際他の食品と比べて高いのも事実です。

しかし、人々が『これが本当に私たちに必要なもので、これらは不要なものだ』と意思表示し、自分が購入したことの先の未来に生まれる影響を考えて行動していけば、少しずつ環境は変化していきます。

その変化の現在進行形を、日々ベルリンで見ることができて感動しています。

いきなり全てを変えていくことは難しいですが、ヴィーガンに限らず、ひとりひとりの小さなことから、できることから、私たちの世界を良い方向に変えていく種を撒いていけたら素敵ですよね。

私はその小さなことの一環として、購入したヴィーガンミートひき肉でのお料理レポートを皆さんにお届けしたいと思います。少しでも自分が食べるものについて興味を持って頂けたら、嬉しいです。

ヴィーガンミートひき肉で、
ドライカレーチャーハンを作ってみよう!!

ヴィーガンミートひき肉と、家にあるもので簡単にドライカレーチャーハンを作ってみました。本当に簡単に作ったお料理なので、あんまり格好の良い出来栄えではないのですが。。

まずは、玉ねぎとニンジンを炒めて、ある程度火が通ったらヴィーガンミートひき肉を投入します!

見た目はお肉ですが、匂いは豆系の匂いがします。通常のひき肉と同じように炒めていってみましょう。

感触は、本物のひき肉と比べると硬い感触がします。でも他に特にきになるところはありません。

炒め続けていきましょう。。

十分な時間炒めたのですが、色は完全に茶色くならず、赤みが残ってしまうようです。少し食べて確認をしましたが、この色合いでも十分火は通っています。見た目は完全にお肉ですが、香りと味は豆系のものです。

ご飯を加え、塩・コショウ・カレーパウダーを入れて味付けをして、調整していきましょう。

そして、完成したのはこちら!!

調理・見た目・食感はお肉ですが、やはりコツは味付けのようです。日頃から薄味が好きなので、少し豆の味が残ってしまいました。今回の場合だったら、もう少しカレーパウダーを多めに入れるなど、調味料でカバーする方法をもう少し研究する必要がありそうです。

こちらのレストランでいくつものビーガンミートを使ったお料理を食べていますが、どれも豆を感じさせることがなく、違和感のない味でした。今度食べるときは、味付けに注目して見てみようと思います!

【結論】
普段通りの料理方法で大丈夫、でも味付けに工夫が必要!

また購入して、他の料理にも挑戦してみようと思います。

以上、本物そっくりヴィーガンひき肉『NEXT LEVEL HACK』のご紹介とお料理レポートでした。

また興味深いヴィーガン食品をスーパーで見つけたら、ご紹介しますね◎

 


KiKi / イラストレーター
西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio site : http://kiyonosaito.com/

instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/

 

【世界のヴィーガン放浪記】VOL.4 オーストリア・ゾース 後編

こんにちは、ベルリン在住・イラストレーターのKiKiです。
お待たせ致しました!『世界のヴィーガン放浪記』シリーズVol.4、オーストリア・ゾース編の後編です。(前編は、こちらでお読み頂けます)

今回はヴィーガンではないのですが、すべて手作業で愛情たっぷり込めてつくっていらっしゃるBIO(オーガニック)ワイン農家『Weingut Bernhard Plos』さんに1週間滞在し、ワインづくりのお手伝いと体験をさせて頂いたお話をお届けしています◎

家族みんなで、手作業でぶどうの収穫!

さあ、早速ワイン用の葡萄の収穫です。手袋をはめて、ひとつひとつ、傷をつけないように丁寧に摘み、バケツに入れていきます。

自分のバケツいっぱいになったら、葡萄畑の真ん中の細い道を走る、お義父さんが運転する小さなトラクターのボックスたちに入れていきます。『フェアシュー』の収穫と同じく、重いバケツを運ぶのは大変な作業。それでも気づいたら、トラクターの荷台は葡萄でいっぱいに!

前編で収穫した『フェアシュー』用の熟れていない青い葡萄と違い、ワイン用の葡萄たちはぷくりとした大粒。まるで宝石みたい…!

こちらは収穫中に葡萄たちの間で見つけた、てんとう虫のお写真。

てんとう虫もこの葡萄の美味しさがわかるのか、私が近づいても、ぎゅっとしてはなしませんでした。BIOワイン用の葡萄だからこそ、見ることができたのどかな光景の一つです◎とても癒されました。

滞在した時期的にワインは収穫までのお手伝いとなりましたが、美味しいワインとして今年みなさんに飲んで頂けたことを嬉しく思います!

ワイン農家さんたちが経営しているレストラン『ホイリゲ』

ゾースのメインストリートには、たくさんの”ホイリゲ”と呼ばれるワイン農家さんたちが経営しているレストランが並んでいます。そこでは自家製のワインを美味しいオーストリア料理と一緒に頂くことができます。

すべてのホイリゲが毎日オープンしている訳ではなく、ゾースのホイリゲの場合は最長18日間オープン、その後3週間のお休みというルールがあります。なのでお互いのお店に行き、お互いのワインを飲みながら語り合い、良きライバルとして切磋琢磨することもできるのです。

ドアの前に、ランプと松の葉が飾ってあったら『今日はオープンしているよ』の合図です!

滞在期間中、友人のお家のホイリゲはお休みだったので、友人の旦那さんの幼馴染が経営しているホイリゲに連れて行って頂きました。
お料理はこのようにカウンターに並んでいて、ガラス越しに見て選ぶことができます!どれも本当に美味しそうでした。

店内には、家族や友人たちと過ごす時間を楽しんでいる人たちがたくさん。

友人の旦那さんの幼馴染さんがおすすめのワインとチーズを持って、私たちのテーブルにやってきました。ワインのお話、最近のお話、政治のお話……話題と穏やかな笑い声はつきません。

ご一緒させて頂き、ゾースの人たちにとって、この時間と空間はとても大切なんだという暖かい気持ちが伝わってきました。そしてみんなのおしゃべりを盛り上げ、彩ってくれるワインは特別な存在なのでした。

BIOワインづくりのお手伝いと体験を通して。

私たち日本人は食事の前に、両手を合わせて『いただきます』という挨拶をします。食べ物とつくってくれた人たちへの感謝の気持ちを表す言葉です。

BIOワインつくり体験を通して、おいしい料理の背景には、料理を作ってくれた人と、そのさらに後ろに、食べ物を丁寧に育ててくれた人たちの働きと苦労がたくさん詰まっているということを身をもって実感しました。ドイツ語にも食前に言う言葉はあるのですが、どちらかというと『良い食事を』『召し上がれ』に近い印象で、ちょっと意味が違うんです。『いただきます』という挨拶は、どこの国に行っても忘れず、必ず言い続けたい日本語です。

そしてベルリンに帰る際に、とても嬉しいお土産を頂いてしましました…!実際に試飲もさせて頂いて、どれも美味しかったのですが特に気に入ったこの2本!

右がロゼ(メルロー/ カベルネ・ソーヴィニヨン)、左が白ワイン(リヴァーナー)。このワインたちは後日、ベルリンで行われた友人の個展のオープニングパーティーにて、みんなで美味しく飲みました!大好評で、すぐに空になってしまいました。笑
それからみんなで収穫した葡萄も何房か、お義母さんが可愛いカゴに入れて渡してくださいました。

絞られてワインになる葡萄たちですが、そのまま食べても甘くて、とても美味しかったです◎

ワインを飲むことはあっても、作られているところを見学できたり、実際に作業もさせて頂けることはとても貴重な経験でした。1週間大変お世話になりました、そしてありがとうございました!!

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『Weingut Bernhard Plos』
Address : Weinbergstraße 7, 2504 Sooß, Austria
HPは日本語版もあります!
URL:http://www.plosweinbergstrasse.at/JA/weinbau/

『Weinort Sooss』
オペラ座の前から、1時間に1本直行バスが出ています。
バス360番Wien oper前、Bad Vöslau  Thermalbad行、
Sooß b.Baden Badner Straßeで下車。
URL:https://www.sooss.at/

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西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio site : http://kiyonosaito.com/
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【へるし〜どいさんレシピ】かぼちゃのラザニア

ベシャメルもミートソースも使わない、かんたんラザーニャ

かぼちゃのラザニア

かぼちゃのラザニアの材料(外寸25cm×16.5cmの耐熱皿1台分)
ラザニアパスタ…4枚
かぼちゃ(薄切り)…1/2個
しめじ(石づきをとる)…1パック
玉ねぎ(薄切り)…1個
にんにく(粗みじん切り)…2片
オリーブオイル…大さじ2
塩・胡椒…少々
トマトソース…適量
ベジチーズ…適量

トマトソースの材料(作りやすい分量)
トマト缶…1缶
にんにく(みじん切り)…1片
玉ねぎ(みじん切り)…1個
オリーブオイル…大さじ1
ローリエ、オレガノ等のハーブ…適量
味噌…大さじ1
塩・胡椒…少々

ベジチーズの材料(作りやすい分量)
無調整豆乳…1カップ
にんにく(すりおろし)…1片
白玉粉(粉末にする)…30g
白味噌…大さじ1
酒粕…大さじ1
白ワイン…大さじ2
ニュートリショナルイースト…小さじ1
オリーブオイル…大さじ1
レモン汁…大さじ1
塩・胡椒…少々

※は無くても可


1.【トマトソース】オリーブオイルを引いた鍋ににんにく、玉ねぎ、ハーブ、塩を入れ炒める。そこへトマト缶のトマトを潰し入れ、味噌も加えてソースが2/3の量になるまでかき混ぜながら弱火で30分程煮詰め、塩・胡椒で味を整えてできあがり


2.【ベジチーズ】オリーブオイルを引いた鍋ににんにくを入れ軽く炒め、そこへ残りの材料をすべて加えよく混ぜ合わせる。とろみがしっかりついたら火を止め、レモン汁を入れて塩・胡椒で味を整えてできあがり


3.【ラザニア】ラザニアは5分程茹でる。フライパンにオリーブオイルを引きにんにく、玉ねぎ、しめじ、かぼちゃを入れ炒めて、塩・胡椒で味付けする


4.耐熱皿にオリーブオイル(分量外)を薄く塗りラザニア、3の野菜、トマトソース、ベジチーズの順に乗せる。これをもう1回繰り返す


5.200℃に余熱したオーブンで4を焦げ目が付くまで30分程焼く。あればみじん切りにしたパセリの葉を散らしてできあがり

 


へるし〜どい

本人公認・日本唯一のへるしーアーティスト(自称)。体調不良をきっかけに菜食生活に一気にシフト。以来、医療費・薬代は15年以上0円という記録をもつ。普段の料理はあるものだけで目分量でパパっと作る、イメージ先行スタイル。著書『安くてかんたんやさい飯』等。

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.43より抜粋

【世界のヴィーガン放浪記】VOL.4 オーストリア・ゾース 前編

こんにちは、ベルリン在住・イラストレーターのKiKiです。
Vol.3のドイツ・ベルリン編から間が空いてしまっていた、『世界のヴィーガン放浪記』シリーズ。久々に書かせて頂くVol.4はオーストリア・ゾース編です!

今回はヴィーガンではないのですが、すべて手作業で愛情たっぷり込めてつくっていらっしゃるBIO(オーガニック)ワイン農家さんに1週間滞在し、BIOワインづくりのお手伝いと体験をさせて頂いたお話をお届けしたいと思います◎

美しい葡萄畑の緑色の絨毯が広がる、オーストリア・ゾース。

ゾースはオーストリアの首都・ウィーンからバスで約46分ほどの距離にある村です。

バスに揺られていると車窓からの景色が、華やかな都から、とてものどかな雰囲気に変わっていきます。あたり一面美しい葡萄畑が広がるゾースに降り立つと、空気もまったく違い、美味しい緑の味が胸いっぱいに広がりました。

ここは昔から伝統的にワインが作られてきた地域で、現在でも多くのワイン農家さんたちが美味しいワインを作り続けています。

ところで、オーストリアのみなさんの母国語もドイツ語ですが、ドイツのドイツ語とまたちょっと違う印象です。なんというか、音がコロコロしている感じ。同じ単語でも、ドイツとオーストリアでは意味が違ったり、挨拶が若干違っていたり、なんだかパラレルワールドに来たような不思議な感覚でした。笑 

お邪魔したのは、『Weingut Bernhard Plos』さん!


みんなで収穫した箱いっぱいの葡萄をトラックで運ぶ、お義父さん。

『Weingut Bernhard Plos』は、Plosさんご家族みんなさんでBIOワインをつくっていらっしゃいます。実はベルリンで出逢った友人が嫁ぎ、そのご縁で去年お手伝いとワインづくり体験をさせて頂きに訪れたのでした。

友人・旦那さん・お義父さん・お義母さんの4人家族。とても暖かく、笑顔が絶えない、優しいご家族です!

ブドウの収穫は、ひとつ、ひとつ、丁寧に手作業で摘み取られていきます。収穫後の加工作業や瓶詰めも、大きな機械は使わず、人の手で愛情たっぷり込めてつくっていらっしゃいます。この丁寧な手法で作られたワインは、大量生産の手法で生産されたワインとは一味も二味も違うものになるのだそう。試飲もさせて頂きましたが、本当にどれも美味しいんです!

さて、今回体験させて頂いた内容はこちらです。

・”フェアシュー”というジュース用の葡萄の収穫、実際に作って瓶詰めまで

・ワイン用の葡萄の収穫

・小さいブドウの苗を添え木に固定する作業

・畑の雑草取り

色々体験をさせて頂きましたが、今回は『フェアシュー』づくりとワイン用の葡萄の収穫の様子をご紹介したいと思います。

酸味が美味しい!『フェアシュー』づくり。
『フェアシュー』とは、熟れていない青い葡萄を使ったお酢の様なジュース。飲むときは、お水で割ります。まずは青い葡萄を収穫しに葡萄畑へ。手作業で一つずつ丁寧に摘んでいきます。

バケツがいっぱいになったら、大きなボックスに移して、また収穫作業に戻る、その繰り返しです。バケツいっぱいの葡萄たちはずっしり重く、結構ハード。普段机に座りっぱなしの私には、すぐに、ぜーはー息が上がってしましました。苦笑

収穫してすぐに、ジュースにする作業に移ります。まずは小さなマシーンに手作業で移し、枝と実を分別していきます。

分別された葡萄たちは、こちら。色が鮮やかで美しく、キラキラ輝いています。見ていたら、先ほどの収穫の疲れも癒されてゆきました。

次は葡萄たちを絞る作業です。この大きな筒の中にはゴム風船のようなものが入っていて、その側面に葡萄たちを入れていきます。そしてホースをつなぎ、ゴム風船のようなものに水を入れて膨らましていくことによって、中の葡萄たちを圧迫し、絞っていくという仕組みです。

その後絞った液体をタンクに移し、不純物を沈殿させるために一晩寝かせます。

次の日、不純物が取り除かれた液体を鍋に移し…

さらに74℃〜78℃で低温殺菌したものを、一つずつ手作業で瓶詰めしていきます。

このルーティーンを数時間かけて行います。瓶詰めし終えた沢山のフェアシューを見たとき、なんだか我が子のような感情が芽生えました。笑

そして無事完成したフェアシューたちは、ご好評頂き、今年夏のホイリゲで多くのお客さんに飲んで頂けたとお話を聞きました。とても嬉しいです!

ホイリゲとは、ワイン農家さんたちが経営しているレストランのこと。なんと自家製のワインを、地元の美味しいお料理と一緒に頂くことができるのです。

さて今回のBIOワインづくりのお手伝いと体験のお話は、長くなりそうなので前編と後編に分けさせて頂きます◎後編では、ワイン用の葡萄収穫の様子やホイリゲについてもご紹介しますね。

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『Weingut Bernhard Plos』
Address : Weinbergstraße 7, 2504 Sooß, Austria
HPは日本語版もあります!
URL:http://www.plosweinbergstrasse.at/JA/weinbau/

『Weinort Sooss』
オペラ座の前から、1時間に1本直行バスが出ています。
バス360番Wien oper前、Bad Vöslau  Thermalbad行、
Sooß b.Baden Badner Straßeで下車。
URL:https://www.sooss.at/

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西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。
Portfolio site : http://kiyonosaito.com/

instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/

植物にも感情がある?! — 吉良編集長コラム

意識しない意識

今やヴィーガン(ベジタリアン)は世界のトレンド!

雑誌veggyも創刊して早10年! 当初は季刊誌でしたが、約2年後には隔月へ。創刊時から比べると、編集部内も様変わりし、近年は世界のトレンドとしてベジタリアン食が迎えられ、ようやくスタート地点に来たような気がしています。

ベジタリアンの中でも、なぜ今ヴィーガンの需要が高まっているのか? 食物アレルギーや環境問題などを置いていえば、地球の一部である私達ひとりひとりのスピリチュアルな進化が進んでいるからだと感じています。

世界中のあらゆる食べものが自由に選択できるようになった先進国において、わざわざ“動物の命を奪う”という食べ方が必要なのかどうか? と考える人々は確実に増えている気がしますし、私達はたった今、何かの命を奪わなければ生きられないような状況下に置かれてはいません。自らが狩りに参加する機会がほぼないであろう現代人においては、食に対する論理的な葛藤もあるのかもしれません。

例えば、あなたは林檎の皮をむくように、牛や豚や鳥の皮を何の躊躇もなくむくことが出来るでしょうか? 魚ぐらいはさばけても、ほとんどの人は想像するだけでもゾッとしますよね。よくお肉好きな人が、“ベジタリアンだって植物を殺しているでしょう”なんていう事がありますが、どれほどの人がりんごをむく事と動物の皮をむく事を同列に考えられるでしょう?

近年、世界中で不自然な糖やあらゆる添加物の摂り過ぎで糖尿病が増加し、糖質制限=パレオ・ダイエットもにわかに人気ではあります。パレオ=原始人食ですが、私自身はもはや原始人食へ戻る必要はないと感じています。ただし私達が忘れてしまった“意識しない意識”は古代の人々の様に取り戻す必要があると感じています。

植物は人間と相性がいい!?

かつて嘘発見器を発明したアメリカの著名な科学者として知られるクリーヴ・バクスター博士が、植物にも感情があるということを発見し、バクスター効果として発表しましたが、当初はそのあまりに超人的な論文が受け入れられなかったそうです。ちなみにこの実験に使用した植物とは、近年になって低GIだとされ人気の高い甘味料アガベシロップの原料である竜舌蘭(リュウゼツラン)だったそうです。博士がリュウゼツランの葉をギュっと強く持った時は、感情の激しい揺れがあり、博士が突如“葉を焼いてみよう!”と思った瞬間には、なんとリュゼツランは恐怖におののき、測定器の針が最上位まで振り切れてしまったそうです。ようするに、植物は私達の感情をエネルギーとして瞬時に読み取ることが出来るのですね。そういった実験から、“植物は人間にはとうてい及ばないような超能力を持ち、さらに植物同士で会話もしている!”とバクスター博士は発表しているそうです。

その後も博士はリュウゼツランの実験を色々と続けたそうですが、植物に対して心から感謝して食べると、植物の気持ちが穏やかになることを発見します。しかし同じ事を動物で実験した際は、殺された動物にどんなに感謝の念を送っても恐怖の感情(針の揺れ)は消えなかったそうです。動物がそうであれば人間もそうでしょう。

“菜食になることは、涅槃(ねはん)へ至る流れへ足を踏み入れることになるのです”という仏陀の言葉が今日も心に響きます。

2016年12月20日
編集長 吉良さおり

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.50より抜粋

マインドフルネスのススメ –世界的脳科学者・茂木健一郎氏に聞く!–

世界的脳科学者・茂木健一郎氏に聞く!
マインドフルネスのススメ

今は亡きスティーブ・ジョブズが禅の影響から瞑想を取り入れたり、
そうそうたる大企業や著名人、アスリートなどが取り入れている
マインドフルネスについて、脳科学者という視点からのお話を伺いました。


茂木健一郎

脳科学者、作家、ブロードキャスター。クオリアを研究。『脳とクオリア』『生きて死ぬ私』『脳と仮想』『プロセス・アイ』『今、ここからすべての場所へ』『東京藝大物語』など著書多数。

科学とは何かの実用的な目的のために研究するものではなく、
あくまでも真理の追求です!
それが結果としてマインドフルネスのように
生活に応用可能な概念と繋がることがあるかもしれませんが、
それ自体が科学の一番の目的ではありません!

——現在の世界的なマインドフルネス・ブームについてどう感じていますか?

現在、人工知能がここまで発達してしまうと、いわゆる論理的に考えたり、単に物事を記憶するという記憶力に関しては、人間はもはやロボット(機械)にはかなわないということが広く認識として共有されていると思います。そんな中、人間にしかできないユニークな価値は何か? と考えた時に、それは感性や直感のようなものであり、それらに関わる概念がマインドフルネスとして注目されてきたのではないかと私は感じています。

例えばアメリカでクリエイティブクラスという言葉が出てきたり、あるいはアップルやフェイスブックなどの先端的企業が出てきたことで、近年はユーザーエクスペリエンスの提供ということがとても重要なテーマとなってきました。特にスティーブ・ジョブズはユーザーエクスペリエンスをずっと追求していた方だと思います。

そもそも60年代のヒッピームーブメントと関連して知られるようになったマインドフルネスが、今やビジネスのメインストリームとして浮上し、例えばグーグルやフェイスブックがクリエイティブ能力を高めるためにマインドフルネスや瞑想の手法を応用している。昔だったらちょっとエキゾティックでコアな人々が対象のイメージだったけれど、今はど真ん中のこととして普通に受け入れられています。

もともと日本には古くから禅があり、瞑想もあったはずなのですが、すっかり忘れられてしまった中、欧米でマインドフルネス・ブームとなり、ようやく日本にも逆輸入されて見直されてきた状況でしょうか。

——茂木先生の考えるマインドフルネスについて教えてください。

マインドフルネスで非常に重要なのは、日常生活における態度であって具体的な実践です。だからヨガや瞑想をしなければならないとか、ただ形から入っていくのは間違っていると私は思っていて、例えば道を歩いている時であれば、木漏れ日に少し目を向けてみるとか、そういった日常へのちょっとした注意を払うことがマインドフルネスに繋がるのだと思います。

マインドフルネスの実践では、判断を保留し、今ここで起こっていることをただ感じるということがあります。対人関係のコミュニケーションにおいて、何かを決めつけるのではなくて、判断を保留して相手の気持ちや態度をただ受け止めておくというのもマインドフルネスの実践のひとつです。ですからマインドフルネスとは、ひとつのものの見方や考え方でもあると思います。

きっかけとしてはマインドフルネス瞑想など色んな方法があると思うのですが、それが唯一の道ではないし、それを行ったからといって必ずしもマインドフルネスが身につくわけでもありません。

私の研究している「クオリア」は脳科学における最大の謎と言われ、これは人工知能やコンピューターでも実現できる可能性や見込みがないものです。わかりやすく説明すると、芸術もクオリアです。veggyのテーマは食だと思いますが、ものを食べるということもまた質感の問題であり、意識の中で感じるクオリアです。これらは生きる上での生きがいや喜びとも繋がっているので、結局自分の感じているクオリアに十分注意を向けられる人が、生きる喜びを感じられる人ということになります。ですから色んな意味で人間の脳機能を考えると、クオリアはとても重要な概念になっていくと思っています。

1990年代ぐらいから意識の科学がリバイバルし、その中でクオリアが重要なテーマとして注目され、今も多くの科学者によって追求されています。クオリアは科学的概念の大きなテーマですが、マインドフルネスはそれに対する生活哲学や実践のようなアプローチになるのかと思います。

——マインドフルネスの取り入れ方を教えてください。

実践の仕方としては、今ここにあるものに目を向けるというのが最も重要です。例えば今、ここに怒っている人がいるとします。そうすると、その怒っているということが正しいのか正しくないのかを判断しがちな方が多いと思うのですが、まずその人が怒っているということに注意を向けて受け止めてあげることがマインドフルネスです。要するに判断する必要はないのです。よく人を年齢や性別、肩書きなどの属性でラベルをつけてしまう方もいますが、それもマインドフルネスからは遠くなります。マインドフルネスとは、その人らしさというか、その人の属性では把握できないような、ありのままの姿を受け止めるということでもあります。

——茂木先生の考えるマインドフルネスな人を教えください。

クリエイティブな方でいい仕事をされている方は大体マインドフルネスが実践できている気がします。ではクリエイティブ(創造性)がなぜマインドフルネスと結びつきやすいかというと、人にラベルをつけることで安心することとは真逆だからです。よく男性だと年齢で女性をおばさんだと決めつけたり、女性だと時々男性を肩書きで値踏みしたりもしますけど、そういうのはマインドフルネスからは遠くなります。

自分がどう感じているかを受け止めるのがマインドフルネスですから、お昼の時間がきたから食べるとか、味わわないで食べるなどは、マインドフルネスな食べ方ではありません。そんな感じで、日常の一瞬一瞬にマインドフルネスは関わってきますが、自分の感じていることとちゃんと対話できていて、何事にも囚われない人はマインドフルネスを実践できていると思います。

例えば最近ブームのサードウェーブコーヒーなんかも、豆の香りや質感、店内の心地よさにこだわっていて、カフェ文化の進化系というか、マインドフルネスな空間のような気がします。今、世の中のラグジュアリーという価値観も変化していて、ただ高価なものがラグジュアリーではなくなってきていますから、少しずつマインドフルネスな方向へ向かっている気もします。

※クリエイティブクラス:経済学者・社会科学者であるリチャード・フロリダ により、アメリカの脱工業化した都市における経済成長の鍵となる推進力と認識された社会経済学上の階級のこと。
※ユーザーエクスペリエンス:製品、システム、サービスなどを使用した、又は使用を予期したことに起因する人の知覚(認知)や反応のこと。
※クオリア:心的生活のうち、内観によって知られうる現象的側面のことであり、感覚の質感のこと。

取材・文/吉良さおり
雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.52より抜粋

ココロや思考は 現実化する!? — 吉良編集長コラム

春になると小学校では目の検査などがありますが、我が家の長男がついに近視でひっかかってしまったのです。ひとたびメガネにすると、どんどん視力が低下していくようですし、どうしたものかと眼科も含め、色んなホリスティック系クリニックに伺いました。私の場合、距離などは関係なく、会いたい方がいればどこへでも飛んでいきますので、色んな専門家の方々から今もアドバイスをいただいている真っ最中ですが、とりあえず授業中は見えないと勉強に支障が出てきますから、まずは軽めのメガネを作り、授業中だけ長男にかけてもらうようにしています。世の中には本当に様々な視力回復トレーニング法があるのだな〜と、私自身がとても勉強になっているところです。

夫や義母は、“まだ小さいのに目が悪いなんて! かわいそうに”と嘆いていましたが、私は最初から回復するという前提でクリニックなどへ相談しに行っているので、どこかの先生や専門家の方に「治るとは保証できないけど……」といわれても“この先生はそういう考え方や見解なのだな”と理解するのみで、悲観することはありません。私達が悲観する時、私達は起こってもいない負の連鎖を自己の勝手な“思い”で決定づけてしまっているのです。よく“思考は現実化する”といいますが、もしそうならば、そういった毎日の“思い”が積み重なった結果が今ここにあるだけなのでは? と私は感じています。

実は先日、ニュージーランドから来日したドイツ出身の“アイ・ボディ”というワークを広めているピーター・グルンワルドさんにお会いしました。ピーターさんは3歳の頃から強度な近視と乱視により、27年間ずっとメガネをかけていたそうです。メガネの度数が強くなるにつれ、吃音や姿勢が悪化していったことで、まず姿勢を良くするメソッドを学び、目を自然に良くするNYの眼科医が開発したベイツ・メソッドを取り入れ、さらにドイツの世界的に著名な視覚教育家のジャネット・グッドリッチ博士の訓練を受け、その18カ月後にはメガネを完全に手放すことができたそうです。これら一連の経験から、視覚システムは人間の体のあらゆる縮図であり、自律神経、感情、思考能力とも密接な繋がりがあることに気づいたそうです。例えばコンタクトレンズはとても便利ですが、私達本来の見ようとする能力を遮断してしまうため、ピーターさんはお勧めしないそうです。眼との距離間のあるメガネの方がまだ治癒する過程に使用するにはいいと話していました。ともかく視覚システムを理解してトレーニングをすれば、最終的にはメガネさえ必要なくなるそうで、今も色んな国の人々がピーターさんのメソッドによって正常に回復しているそうです。この春から本当に何人もの専門家に相談しましたが、“治る”という可能性をちゃんと前向きに伝えてくれたのはピーターさんただ一人でした。

日本は世界的に見ても、視力に何かしらの問題を抱えている人が多く、同時にそれらはうつ病やひきこもり、体の不調にも繋がっているといいます。思考やココロの問題は視力に大きく作用しているそうで、例えば小さな頃、何らかの目を背けたい、見たくないといった感じのトラウマがあった場合、それらは視力低下に関係していくといいます。または代々受け継いできたDNAレベルのことかもしれません。ピーターさんの場合は、ご両親も強度の近視だったらしく、DNAレベルで受け継いできてしまったようですが、それでも回復できるということをご自身で体感されたそうです。

アインシュタインは“光より速いものは存在しない”と説きましたが、それも現代ではまだまだ解明されていないことだらけなのです。もしかしたら、私達の“思い”の方が、よっぽど光よりも速いのでは? と感じています。

Enjoy veggy life!

2016年6月25日
編集長 吉良さおり

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.47より抜粋

いらなくなったものは、必要な人のもとへ。ベルリンのサステナブルな文化をご紹介!– KiKi

こんにちは、ベルリン在住のイラストレーター・KiKiです◎

皆さんは、不要になったものたちをどうしていますか?
わたしは、まだ使えるのにもったいない!と思い、日本にいた頃はリサイクルショップや古本屋さんに持って行っていました。

田舎で子供が少ない地域で育ち、親戚やご近所の方たちに絵本やおもちゃ、お洋服などのおさがりを頂くことが多く、古いものを大切にする習慣が身近だったこともあり、すぐに捨てるということはあまり好きではありません。そして長く大切に愛用されているものの方が優しい魅力を感じます。

でもたまに中古品として販売するほどのものではないし、そんな時間も手間もかけられないし、もっと簡単に誰かに譲りたいと思うときがありました。例えば近所の道端に置いて、通りかかった必要な誰かが持って行ってくれたらいいのに、とか。

なんとベルリンでは、その”道端に放置スタイル”が日常的に行われていたりします。この街では、たくさんのサステナブルな習慣が自然に根付いているのです。

前回の記事で紹介した『食料レスキュースーパーSirplus』のように、ベルリンでは『不要な物を必要な人のところへ届ける』ことをみんな日常的に意識しています。その背景には、様々な人種・様々なバックグランドを持った人たちが暮らしているからだと、日々感じています。

そんなベルリンのサステナブルな習慣を3つ、ご紹介したいと思います。

まるで、道端での宝探し!『zu verschenken』

誰かの不要になったものたちが、本当になんでもない道端にダンボールや紙袋に入った状態でぽんっと放置されているのですが、これを『zu verschenken』といいます。

丁寧な人は『zu verschenken』と張り紙が貼ってありますが、基本ないものばかり。でもベルリンの人たちは、これらを『zu verschenken』なんだろうなあと、街の日常の一部として捉えています。そして欲しいな、と思ったら自由に持ち帰っていいのです!

放置されているものは、本や雑貨、誰かの教科書、ハンガー、服、大きくなると、机に椅子に、ソファー、ベットのマットまで。

『zu verschenken auf die straße stellen』とGoogleで画像検索してみてください。いろんなものが道端に放置されている写真がいっぱいあって、面白いですよ。

よく近所を気分転換に散歩に行くのですが、道端に放置されたダンボールを見つけると、ワクワクして中身を覗いてしまいます。
もちろん状態が良くないものもありますが、中には掘り出し物なんかもありますよ。

私が今まで見つけた掘り出し物ベスト3
・1日以上保温が続く、水筒(コーヒーや紅茶の持ち運びに重宝しています!)

・アンティークの可愛いタッパとお皿!(部屋に飾る以外にも、実際のお料理に大活躍しています!)

・古い昔の絵本たち(ドイツ語の勉強にも!)

ベルリンから、電車で1時間ほど揺られてつくポツダムにある小さな村を探検していたときは、大量の梨が『Verschenken』としてカゴいっぱいに入れられて置かれているのに出会ったことがあります。

そのカゴが置いてあった家のお庭を覗くと、たくさんの梨がなっている木がありました。これは、ご近所さんや通りかかった人たちへのお裾分けだったんですね。4つほど頂いて持って帰り、家で梨ケーキを作りました◎ なんだか、心があったかくなった1日でした。

『古着回収BOX』は、街のいたるところに。


『Verschenken』として、服も放置されていることがありますが、ベルリンには別に『古着回収BOX』もいたるところに放置されています。

街の人たちは、不要になった服たちをここに持ってきます。このBOXに集められた服たちは、発展途上国など、本当に必要としている人たちのところへと届けられるのです。

私はベルリンで何回かお引越しをしているのですが、荷物を減らすために『古着回収BOX』を活用しました。ゴミとして捨てるのではなく、必要な誰かのもとに届けることができると思うと、自分の気持ちもハッピーに。今必要でなくなったとしても、愛用していたものたちなので、それが誰かにまた使い続けてもらえると思うと嬉しいです。

ちなみに『古着回収BOX』を運営している会社が経営している、『HUMANA』と言う古着屋さんがベルリンにあります。もともと古着ファッションが好きだったこともあるのですが、こちらで買い物をすると売上金が発展途上国への支援に寄付されますし、可愛い掘り出し物もあるし、意識的に服はここで買うようにしています。

HUMANA:https://www.humana-second-hand.de/mode/first-class.html

Instargam : https://www.instagram.com/humanasecondhandgermany/

飲み終わった空き瓶は、酒屋さんやスーパーの回収BOXでお金に戻ります。

こちらで飲み物を買う場合、飲み物代と一緒に容器代(Pfand)も強制的に支払う義務があります。それらは飲み終わったと、酒屋さんのカウンターやスーパーに設置してある回収BOXに持っていくと支払った容器代が戻ってくるという仕組みになっています。

こちらが容器代が返ってくるマーク!

容器によって違いますが、値段はだいたい0.25セント(約33円)ほど。塵も積もれば山となる!ちなみに0.25セントあったら、こちらではプリンを1つ買えちゃいます。

この制度のおかげで道端での飲み物の空き容器の放置はなくなり、街の人たちも自主的にお店へ空き瓶を返しに行きます。そうして回収された瓶たちは、リサイクルへと回っていくのです。

昔は日本でも同じようにビール瓶などは酒屋さんに持っていくと、お金と交換してもらえたというお話を聞いたことがあります。ネットで調べたら今でも交換してくれる酒屋さんがあるそうですが、探すのが大変そう。もう一度、日本でもこの制度を復活させて日常化していけたら、いいことばかりなのになあと、こちらの回収BOXにいく度に思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 『Verschenken』なんかは『ご自由にお持ち帰りください』と書いた張り紙を貼って置いておけば、日本でも出来そうですよね。私はこの間、初めて『Verschenken』をしたのですが夕方頃には空になっている箱を見つけて、なんだか嬉しくなりました。

何かを捨てようとしたときに一度『これ、誰かが必要かな?』と考えてみてください。もし誰かの顔が浮かんだのなら、捨てずにその人に連絡をとって小さな循環の輪をつくってみましょう。


KiKi / イラストレーター
西伊豆の小さな美しい村出身。京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科卒業後、同大学マンガ学科研究室にて副手として3年間勤務。その後フリーランスに。2016年夏よりベルリンに移住。例えば、私のように小さな集落で暮らしている子が旅立つ時期を迎えたとき、『世界はこんなにも広くて、こんなにも選択肢があるんだ』と気付けるようなものを残していけたら、最高だなと想いながら絵と文章をかいています。

Portfolio site : http://kiyonosaito.com/

instagram : https://www.instagram.com/kikiiiiiiy/

 

 

 

 

夢を叶える 想いの力と言葉の力 — 田中さゆりさんのコラム —

今回の日本のワークショップで、私がビジョンボードを作ったらそのとおりのカフェの場所がみつかったという話から、“想いは叶う”が北海道のワークショップで盛り上がったので、今回はそれについてのお話。いわゆる夢を現実にする方法、引き寄せの法則についてです。

私たちは実は日常で、常に想いを現実化しています。例えばお腹がすいてサンドイッチを食べたいなと思ったら、半時間後にはどこかのお店に行っているか、おうちで作り始めているでしょ。その半時間後には、さっきの想いは現実化しています。

全ての現実は想いから始まります。お家を建てるのも、iPodを手に入れるにも、偉大なる夢を叶えるのも。その想いが具体化すればするほど、その現実は具体性を持つと言われています。まず想いが生まれ、その想いは頭の中で繰り返され、その想いに対する“感情”が生まれます。その感情を繰り返すことでそれは言葉となります。言葉は繰り返され、それは行動となります。行動が繰り返され、具現化されていきます。

新月の願いを書いたのに叶わない、ビジョンボードを作ったのに叶わないっていうのは、どうしてだろう? 宇宙に何かをオーダーするならクリアーでなくては。でも結局、個人は宇宙の反映であるから、今の思考パターンを変え、今の自分を意識して磨くことでいろんなことが変わってくると思う。

ポイントは、バシャールもエイブラハム・ヒックスも言うように、“感情を巻き込む”こと。最初の“想い”を、五感を使って感覚、感情とつなげ、それを意識する。なぜなら感情はとてもパワーをもち、強いバイブレーションを持ちます。だからこそ、ポジティブな感情を抱くことが大切。なぜならネガティブな感情は、もっと強いから。願いが叶わないのは、何かを叶えたいと思っているのに、不安や自信の無さなどがネガティブな感情とエネルギーを持ち、そのネガティブな想いが現実化してしまっているのかもしれません。そしてもちろん、いらないもの、望まないものには関心を向けないこと。さらに意識的に、ポジティブな発言を選ぶこと。すべてが波動であるとすれば、言葉もしかり。ポジティブな言葉はポジティブな現実を引き寄せます。ネガティブな発言はネガティブな現実をもたらします。私たちは、お粗末さまです、たいしたものではございませんが、お役に立てるかわかりませんが、ふつつか者ですが、といった謙遜語を自然と使っていることがあり、それは無意識に、その現実に影響しているかもしれない。

ここで私の友だちに教えてもらった、簡単に実践できる日常の言葉の変え方をご紹介します。ネガティブな言葉をポジティブな言葉に言い換え、自分の意志を強く反映して行動を起こす言葉を選択する方法です。

1. Be conscious of what you say after “I am”.  (“私は”の後に何を言うかに意識を向けます)

“私は”は、とてもパワフルな表現で、それに続く言葉は、“私”を定義し、その人となりと潜在意識を形作ります。ポジティブな表現だけを選びましょう。必要の無い否定的で限界をつくる表現は選択しません。

2. Use “I choose”, “I can” rather than “I must”, “I need”, “I should”,  “I shouldn’t”

〜しなければならない、〜をするべきでない、〜するべきだ、〜が必要だ、などの表現を、〜を選びます、〜ができます、に変えます。“私”の人生の主導権は、常に“私”自身にあります。強い意志を含んだ表現は、パワフルです。それに比べて、しなければならない等の示唆的な表現は、依存的であり、その効力が薄くなります。“私が〜を選ぶ”や“私は〜”と言った表現は、依存的でなく、“私”を、“私”の人生のマスターとして位置づけます。

3. If you hear yourself saying something negative or limiting, reframe it.

自分が、否定的な言葉や、限界をつくる表現を使ったことに気がついたら、肯定的な表現に言い直しましょう。例えば、“今日は思うようなヨガができなかった”を、“もっとヨガを頑張ろう”と言い直します。“私は人前で話すのが苦手だ”と言ってしまったら、“人前で話すことに自信が持てるよう努力しよう”など。

4. Take the word “try” out of your language.

ボキャブラリーの中から、〜してみよう、してみたい、を無くします。何かをしてみる必要は無く、(その選択が良い悪いではなく)、するのかしないのか、なので、〜します、と言った意志を持った表現に変えます。

単純に、選ぶ言葉を意識して変えていき、意識のレベルを高め、限界をつくらない、潜在性を高める、ポジティブな信念や想いをサポートする表現を使うことで、現実が変わってくるかもしれません。ルイーズ・ヘイが言うように、アファーメーション(肯定的な断言)はとてもパワフルです。カフェ グラチィチュード(Café Gratitude)のメニューは、”I am beautiful”, “I am happy”,などとなっていて、オーダーするときに、アファーメーションしちゃうことになり、そして接客のスタッフがそれを繰り返し、”you are beautiful”, “you are happy”と、 そこでダブルのアファーメーション。

ところで、ニール・ドナルド・ウォルシュも、引き寄せの法則について言及していますが、彼の場合はいたってシンプル。“私は何を(他に)与えることができるか”という問いかけと、それを具体化すること、それによって引き寄せが必然的に起こると。全くその通りだと思う。つまり、“私”自身のギフトを探すこと。人にお料理を作ってあげること、歌を歌うこと、絵を描くこと……、そして、特別なことだけでなく、あなたの今日の笑顔は、とても大きな影響力を与えるパワーを持っているのです。

Be happy!

プロフィール

田中 さゆり
バリ在住、ロー/ビーガンフードシェフ&ローフード講師。
バリ島、“Sayuri Healing Food”カフェを拠点に、バリにて定期的にローフードシェフトレーニングや、リトリートを開催する。
詳細はHPから:www.sayurihealingfood.com
お問い合わせ:info@sayurihealingfood.com

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.48より抜粋

ココロのヨガ — 吉良さおり編集長コラム —

あなたが何を選ぶか、どこへ向かうかは、あなたのココロの状態次第です。

少し体調が優れないな……と感じた時に、まず最初に私が試みるのは、毎日の食事を見直す事でもヨガのアーサナをするでもなく、ココロのヨガと呼ばれるシンプルな瞑想法です。私達は日々の仕事や友人関係、または家族関係などの間で様々な感情を発したり、知らない間にネガティブな感情を受け取り、それらに影響を受けていることがあります。あまり健全とは言えない社会や世の中においては、ついそれらに足を引っ張られてしまう事もあるでしょう。私自身も気づかぬうちに……、という事はよくありますが、それらも自分自身のココロを瞑想で淡々と観察し、洗い流していく事で驚くほど簡単に解決していきます。部屋が片づけられない人は、まず瞑想で心を片付けてからの方がいいでしょうし、パソコンのトップ画面が散乱している人なんかも仕事の効率が上がるのでは? と感じます。近年は大人だけでなく、アメリカ、イギリス、カナダなどの学校教育でもマインドフルネスといった様々な瞑想法が取り入れられたり、子供のうつ病や登校拒否はもちろん、学習力向上にも繋がるとされ注目が高まっています。実際にココロの状態はありとあらゆる全てのモノに関係していますし、人が病気になるのはココロやもっといえば魂の状態が大きく関係していることもありますから、病の根本から癒したければ、まずココロを癒すのが一番確実だと思うのです。

腸の状態が性格を変える?

ココロを真から癒したいならば、瞑想でココロの曇りや老廃物を流した後は、腸内環境を整えること。要するに食を改める事が大切です。なぜなら腸内にポジティブな善玉菌が少なくなると、ネガティブな悪玉菌の影響が強くなって感情がイライラしがちになり、腐敗的思考に陥りやすくなってしまうからです。実は1980年代にアメリカの神経生理学者であるマイケル・D・ガーション博士によって、脳に存在しているはずの神経伝達物が腸にも存在することが発見され、さらに体内のセロトニンの95%が腸で作られることも発見されています。詳しくは博士の著書「セカンドブレイン—腸にも脳がある!」に書いていますが、セロトニンは心を穏やかに健全に保つために欠かせない物質ですから、感情をコントロールしたければ、まずは腸をキレイにすることが大切なのですね。

抗酸化力が強く、腸内環境を整え、さらに免疫力アップに繋がるスーパーフードやコールドプレスジュース、スムージー、植物性乳酸菌飲料のコンブチャやウォーターケフィアなどがこれほど世界中で流行っているのは、腐敗しかけた世の中や地球になんとなく気づきつつも、光ある未来へ多くの人々が向いているからだと思うのです。

2015年10月27日
編集長 吉良さおり

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.43より抜粋

「veggyアルケミー」で洗えば、野菜はもっと美味しくなる!

野菜と正直に向き合いたいから「洗う」という大切なアクション
「世界で農薬使用量が多い国のランキング」についてご存知でしょうか? 細かい順位まではわからなくとも、日本はずっと上位にランクしていることを知っている人は多いかもしれません。本誌も含めて多くの人が「オーガニック野菜の比率を増やそう」という想いをもっているものの、実際のところは農薬が使用された野菜の流通量が圧倒的に多いのも事実です。自分の口の中に入る野菜をすべてオーガニックに。それはもちろん理想的ですが、それを追い求めることも日常生活を送っているとなかなか難しい現実もあります。

その不安を解消するため、近年は注目を集めているのが「野菜洗浄アイテム」の数々。野菜料理が中心の本誌にとって、そのアイテムの普及は不可欠です。自分だけでなく、大切な人や子供たちにもおいしく野菜を食べてもらいたい。野菜を好きになってもらいたい。そのためにも「まずは野菜を洗うというワンアクションを大事にしてほしい」というメッセージを伝えるべく、オリジナルアイテム第2弾としてリリースすることを選びました。その名も「veggyアルケミー」。原材料は、北海道オホーツク海産のホタテ貝殻のみ。スプレータイプとパウダータイプの2種類をラインナップ。これを使えば、野菜の表面に付着した農薬や展着剤を落とすことができます。次ページでは具体的な使用方法や、このアイテムに込めた編集長の想いを紹介します。

野菜は洗うことでさらにおいしくなる!

「ホールフード」という食の文化が、ここ日本でも浸透しつつあります。マクロビオティックを実践している人は「一物全体」という考えのもと、当たり前のように取り入れている、野菜をまるごといただくというもの。しかし、だからこそスムージーなど皮も含めてホールフードで使うための野菜は、しっかりと洗っておく必要があるのです。そして、しっかりと農薬や展着剤を落とした野菜は、味わいすら変わっていきます。それは、子供たちへ安心安全を提供してあげる以上に、野菜を食べることが好きになる可能性を秘めているのです。

「スプレータイプ」を使ってミニトマトをウォッシュ!
実際に「スプレータイプ」を使用して、ミニトマトで実験を行ってみました。スーパーで購入したごくごく普通のミニトマトをボウルに入れて、実験スタート。


① ミニトマトに「veggyアルケミー」を塗布する。まんべんなく振りかけるのがポイント。汚れが強いものは1分ほど放置してください。


② 吹きかけた「veggyアルケミー」がミニトマトの全体になじませる。手で軽くなでつけるようにすると汚れが落ちやすくなります。


③ ボウルの底に除去された展着剤が溜まっているのがわかります。水で洗浄するだけでは、この展着剤は完全に除去できないのがわかります(右写真参照)。


④ 「veggyアルケミー」をなじませたミニトマトを水道水で洗い流す。あとは水気を切って料理に使用してください。

水道水との違いは一目瞭然!この黄色の液体、展着剤って!?

黄色い液体の「展着剤」とは、雨などによる農薬落ちを軽減するため、生育中の野菜に撒く薬剤のこと。展着剤が付いた野菜や果物は、水洗いするだけでは落ちにくくなります。政府が使用を推奨しているものですが、野菜を食べる際に、この展着剤が残ったまま口に入れている可能性があります。特にミニトマトなどは発色をよくするために、色付きの薬剤が使われているケースが多いそうです。

農薬大国・日本の現状を再確認!

こちらのグラフは、「世界の農薬使用量」を比較したもの。一目瞭然で日本の農薬使用量が多いことがわかります。もちろん、海外産の野菜や果物には、食中毒の防止や品質の保持を目的として 「ポストハーベスト農薬」を使用した上で輸入されています。国内産の野菜も、海外から輸入する野菜も、たくさんの農薬が使われた上で店頭に並んでいるのです。

吉良編集長が「veggyアルケミー」に込めた想い野菜を洗う、
たったそれだけのアクションが
子供たちの野菜嫌いをなくすかもしれない

 第2弾は、誰もが忙しく過ごしている現代に、ほんのひと手間かけるだけで野菜をおいしくいただくことができるアイテムをお届けしたいと考えました。「野菜を洗うこと」の重要性は、私自身もいつも胸に抱いていますし、実践を欠かしたことはありません。洗うことで野菜はさらにおいしくなる、そして子供たちが野菜嫌いにならずに食べてくれる。そう、まるで野菜に魔法をかけるようなイメージで、このアイテムを「veggyアルケミー」と命名しました。「アルケミー」とは“(ある物を他のものに変える)秘法”のこと。どんな野菜も、これを使っておいしく変化させて味わってみてください。


吉良さおり
ベジィ編集長/SERENDIP TRAVEL編集長。3児の母。食事はマクロビオテック、ローフード×スーパーフード、アーユルヴェーダ、薬膳などを体調に合わせて選んでいる。

これからの野菜料理に欠かせない!veggyアルケミー

左)スプレータイプ 1セット 1,500円+税
右)パウダータイプ 1セット 1,250円+税

*2本セットは2,750円+税(送料込)

すぐに洗えて野菜の栄養素もそのまま残り、さらに、野菜の表面に付着した農薬や展着剤も落ちる! さらに、細菌やウイルスに対しての高い除菌効果から、悪臭に対する消臭効果まで発揮します!

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.58より抜粋

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