veggyレシピ「アボカドワカモレディップ&トマトサルサ」

メキシコに行くと、レストランに座るなり必ず出てくるのがサルサ&チップス。いわゆるメキシコ風のお通しといった感じでしょうか。ホームパーティー等には、必ず登場するサルサとワカモレはとっても簡単で美味しいので、パーティーやマイレシピに取り入れてみてはいかが。

材料
アボカドのワカモレディップ
アボカド(良く熟れたもの)…1コ
ライムジュース…1/2コ
ニンニク…1片
タマネギ…1/8コ
塩、コショウ…適量

トマトサルサ
トマト…小さい物で2個、大きければ1個
長ネギ…15センチ位
(半分にし、1mmの幅で輪切りにする)
ニンニク…大さじ1杯
オリーブオイル…大さじ1杯
塩、コショウ…適量

その他の材料
お好みのプレーンチップス
(トルティーヤチップス)

作り方

①アボカドを縦半分に切り、種を包丁で軽くたたく様に刺し、種ごとくり取る。その後、スプーンで緑の実をすくう様にして全部きれいに取り出す。それを深めのお椀か、ボールに入れる。
②ニンニクはすりおろしておく。ボールにアボカドとニンニク、みじん切りにしたタマネギ、ライムジュースを入れ、フォークで、アボカドが程よくつぶれる様にマッシュしていく。塩こしょうで味を整える。
③馴染んだらボールからきれいな器に盛る。
④トマトを5mmの角切りにして、ボールに入れる。
⑤ニンニクはすりおろしておく。ニンニク、長ネギと全ての材料をトマトの入っているボールにいれ、さっと全体が混ざる様に混ぜる。
⑥馴染んだらボールからきれいな器に盛る。
⑦トルティーヤチップスを添えて出来上がり。

 

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.4より抜粋

 

veggyレシピ「ナスとズッキーニの豆カレーとチャパティ」

Ingredients(serves4)材料4人分

Chapati
チャパティ

全粒小麦粉…3カップ
サラダ油…大さじ1
水…3/4カップ
ギー…適量

ギーとは?

本来は動物性の高純度バターで作られているギーだけれど、インドでは昔から100パーセント植物性で作られたギーもある。もともとラクト・ベジタリンの多いインド本国でさえ、近年の健康志向な風潮からか、ベジタリアン・ギーを使用する家庭が増えているという。最近はデパ地下の輸入食品コーナーなどで手軽に入手出来るので、是非探して使ってみよう!

アーユルベーグ基本のスパイス
コリアンダーパウダー/クミンパウダー/クミンシード/ターメリック/塩/チリペッパー/シナモン

Recipe作り方

1、ボウルに全粒小麦粉とサラダ油を入れ、水を少しずつ加えながらよくまぜる。耳たぶぐらいのやわらかさにまとめ、表面がなめらかになるまでよく練る。
2、ピンポン玉よりやや大きめに丸め、両手のひらではさんで平たくする。
3、2をめん棒で丸くなるように、直径18cm、厚さ1~2mmほどにのばす。
4、油をひかずにフライパンを火にかけ、3をのせ、ぷつぷつと膨らんできたら、反対側も軽く焼く。
5、フライパンから取り出し、ガスの直火で軽くあぶる。ふくらんできたら、反対側も軽くあぶる。
6、お皿に取り、ギーを薄く塗って次々に重ね,温かいうちに食べる。

POINT
インドでは、食事はいつも出来たてを新鮮なうちに食べるのが一般的。日本の様に、一晩寝かしたカレーは通常食べない。

なすとズッキーニの豆カレー

中なす…4個
ズッキーニ…2個
ピーマン…1~2個
ガルパンゾー豆…1缶(缶の水は使わない)
ショウガ…少々
ニンニク…1カケ
青唐辛子…1個
生トマト…1個
クミンシード…小さじ1
ターメリック…小さじ3/4
コリアンダーパウダー…大さじ1 1/2
クミンパウダー…小さじ1  1/2
レッドチリパウダー…小さじ1/4
塩…小さじ1
サラダ油…大さじ2
コリアンダーの葉…少々
レモンスライス…4枚

1、ズッキーニを水洗いし、皮をむいて2cm角に切る。ピーマンとなすも2cm角に切る。しょうがとニンニクをおろし、青唐辛子とトマトをみじん切りにする。
2、厚手の鍋に、サラダ油とクミンシードを入れて火にかける。クミンシードがはじけてきたら、ピーマンを入れて少し炒める。
3、続いてズッキーニとなすを入れて、中火でサッと妙める。
4、カップ1の水を加え、蓋をして弱火で蒸し煮する。
5、スパイス、皮のままみじん切りにしたトマト、ショウガを入れて妙める。
6、野菜に3/4ぐらい火が通ったら、豆と塩を入れてザッと混ぜ合わせ、蓋をして弱火で5~7分蒸し煮にして出来上がり。お皿に盛り付け、お好みでコリアンダーの葉とレモンを添える。

POINT
他に赤インゲン豆など色んなお豆を使って、それぞれ違った風味の豆カレーを楽しんで!

 

Mira Mehtaミラ・メータ
ムンバイ(ボンベイ)出身のインド料理研究家。ムンバイ大学で科学を専攻し、卒業後に料理学校で料理とテーブルセッティングを学ぶ。1974年、ご主人の仕事の関係で来日し、1979年からインドのスパイス等の効果を教えながら料理教室を開く。雑誌、新聞、テレビなどで本場のインド料理を紹介しつつ、南青山にインド家庭料理の店「ビンディ」を20年間営む。お店を閉めた現在は、インターナショナル・スクールで学校給食のアドバイザーとして携わるかたわら、毎週土日に料理教室を開いている。
お問い合わせ先 miramehta@bindi.org

主な著書
「はじめてのインド料理」「もっと食べたいインド料理」「インド、カレーの旅」他、素晴らしい料理本が多数

 

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol2より抜粋

veggyレシピ「ムング豆のパンプキン・クリーム」

Ingrédidients pour 4personne 材料4人分

ムンク豆…1/2カップ
水…2カップ

カボチャ…200g前後
自練り胡麻…大さじ1/2
白味噌…大さじ1/2
エクストラバージン・オリーブオイル…大さじ1/2
塩・白コショウ…少々
豆乳…適量

干しブドウ…大さじ2

 

Préparation 作り方

1、ムング豆は洗って鍋に入れ、4倍の水で軟らかくなるまで炊く。必要ならば注し水をする。炊き上がる少し前に塩味をつけ、炊けたらザルにあけ、水気をきる。
2、カボチャは3~4㎝角に切り、軽く塩をまぶしておき、水分が出てきたら蒸し器で柔らかくなるまで蒸す。半分は熱いうちに皮からはずしてマッシュして、白練り胡麻、白味噌、エクストラバージン・オリーブオイル、塩、白コショウで味つけした後、豆乳で硬さを整える。
3、残り半分のカボチャは1cm位のサイの目に切る。
4、干しブドウは少量の水で柔らかくし、切っておく。
5、ムング豆、パンプキンクリーム、サイの目に切った蒸しカボチャ、干しブドウを和える。
6、お皿に盛り、アーモンド(スライス又はクラッシュしたもの)とレデュール・バルサミコと、お好みでセルフィーユを飾って出来上がり。

POINT
100℃以下の熱で野菜を蒸す事で、ビタミンが損なわれるのを防ぎます。

教えてくれたのはマクロビオティック・シェフ岡田英貞さん。

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.2より抜粋。

veggyレシピ「トマトリゾット詰めパプリカ・ファルシーの野菜スープ添え」

1、トマトリゾット詰めパプリカ・ファルシーの野菜スープ添え

Ingrédidients pour 4personne 材料4人分

パプリカ・・・4個

Risottoリゾット
炊いた玄米…2カップ
玉ねぎ…1/2個
トマトピューレ・・・150g
マッシュルーム…3個
ニンニク…1かけ
バジル…適量
ベイリーフ…1枚
粒ベジタブルブイヨン…小さじ2
オリーブオイル…大さじ1
水…1カップ
塩…少々
コショウ…少々

Soupe スープ
玉ねぎ…1/2個
ズッキーニ(緑)…1/3個
ズッキーニ(黄)…1/3個
顆粒ベジタブルブイヨン…小さじ2
塩…少々
コショウ…少々
セルフィーユ…適量

Préparation 作り方

 

1、フライパンにオリーブオイルを入れ、みじん切りにしたニンニクを炒め、次にタマネギとマッシュルームのみじん切りを加える。しばらく炒めてから、お水とブイヨンとトマトピューレ、玄米、みじん切りにしたバジルを加えて20分ほど煮る。
2、パプリカの上の部分をカットして、中の芯を取り除く。パプリカの中に出来上がったリゾットを詰める。230℃に熱したオーブンに入れて、25~30分焼く。
3、オーブンで焼いている間にスープを作る。鍋にオリーブオイルを入れて先にタマネギのみじん切りを炒める。タマネギが透明になったら、お水2カップとブイヨン、ズッキーニのみじん切りを入れて15~20分ほど煮る。
4、お皿の真ん中に焼いたパプリカのファルシーを置いて、周りにスープを流しいれる。最後にセルフィーユの葉を飾って出来上がり。

 

玄米の炊き方
玄米の籾殻やゴミを取り除いて軽く洗った後、7時間ほど浸水させる。中火にかけて、圧力鍋の圧がかかったら、火を弱火にして30~40分ほど炊く。火を止めて10~15分蒸らせば出来上がり。

POINT
米を炊くときにオススメなのが、圧力鍋プラス陶器(セラミック)の内鍋。土鍋で炊いた時のように白米に近いぐらいもっちり軽い仕上がりになるので、玄米が苦手な人でも大丈夫。

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.1より抜粋

veggyアーユルヴェーダ・レシピ「かぶとグリーンピースの炒め物」

Ingrédidients pour 4personne  材料4人分

Turnip&GreenPeas かぶとグリーンピースの炒め物

かぶ…大8個(中小の場合は6個)
グリーンピース(下茹でしたものか冷凍)…1/2カップ
玉ねぎ…小1個
トマト…中1個
ショウガ…少々

A
ターメリック…小さじ1/2
クミンパウダー…小さじ11/2
コリアンダーパウダー…小さじ11/2
レッドチリパウダー…小さじ1/4~1/2
塩…小さじ1/2
サラダ油…大さじ2
コリアンダーの葉…少々

アーユルベーダ基本のスパイス
コリアンダーパウダー/クミンパウダー/クミンシード/ターメリック/塩/チリペッパー/シナモン

Préparation 作り方

1、かぶは5mm幅のイチョウ切りにし、玉ねぎは半分に切って薄くスライスする。トマトは1cm幅のイチョウ切りにし、グリーンピースはサッと茄でる。ショウガは千切りし、ししとうはみじん切りにする。
2、フライパンに油をいれて火にかけ、玉ねぎを透明なきつね色になるまで炒めるたら、ショウガの千切りを加える。
3、続いてAのスパイスを加えて軽く妙める。
4、かぶを入れてよく混ぜる。
5、塩を加えてまぜ、蓋をして弱火で2~3分ほど蒸す。
6、最後にグリーンピースとトマトを入れて軽く混ぜ、蓋をして2分蒸す。かぶの歯ごたえが残るくらいで火を止める。器に盛り付け、コリアンダーの葉を添えて出来上がり。

POINT
消化を良くする為に、スパイスはよく火を通すが、ショウガはあまり火を通しすぎない

ムンバイ(ボンベイ)出身のインド料理研究家。ムンバイ大学で科学を専攻し、卒業後に料理学校で料理とテーブルセッティングを学ぶ。1974年、ご主人の仕事の関係で来日し、1979年からインドのスパイス等の効果を教えながら料理教室を開く。雑誌、新聞、テレビなどで本場のインド料理を紹介しつつ、南青山にインド家庭料理の店「ビンディ」を20年間営む。お店を閉めた現在は、毎週火曜日と土日に料理教室を開いている。
お問い合わせ先 miramehta@bindi.org
主な著書
「はじめてのインド料理」「もっと食べたいインド料理」「インド、カレーの旅」他、多数

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol.1より抜粋

ブルーグリーンアルジーのふるさとを訪ねて

ネイティブアメリカンの聖地「シャスタ」を通って

日本から飛行機でアメリカ・ロサンゼルス空港を経由してカルフォルニア州レディング空港へ飛び、そこから車で北へ約3時間ほど走ったところに、ブルーグリーンアルジー(AFA)のふるさとアッパークラマス湖はあります。

車で向かう途中には、思わず歓声をあげてしまうような美しい山が見えてきます。それは世界でも最高峰のパワースポットといわれるマウント・シャスタとマウント・シャスティータのふたつの山。ふもとの町はシャスタシティと呼ばれていますが、カルフォルニア州北部に位置するこの地域には、古くからネイティブアメリカンの部族が暮らしており、マウント・シャスタは「聖なる山」として崇められ、周辺にはネイティブアメリカンの人たちが大切に守ってきた「聖なる土地」が点在しています。美しい湖や森、滝や清流なども多く、四季を通じて色とりどりの自然を楽しむことができ、観光地としても人気です。

火山に囲まれたオレゴン州最大の淡水湖

シャスタシティからさらに北へ2時間、オレゴン州の南部まで移動するとようやくアッパークラマス湖が見えてきます。アッパークラマス湖はオレゴン州最大の淡水湖で標高1200メートルの寒冷地にあり、西には火山群で知られるカスケード山脈が連なっています。アッパークラマス湖には地下水が豊富に湧き出し、周辺の山々の地層によって濾過された雪解け水や清らかな河川の水が流れ込み、その水はクラマス川から流れ出しています。こうして水が常に入れ替わることによって高い透明度が保たれているのです。

アッパークラマス湖の湖底には周辺の火山が噴火した際に噴出した火山灰が10メートル以上も堆積しており、ミネラル分が豊富に含まれた湖底の土壌は、AFAの栄養源となっています。AFAに含まれる成分は200種類以上(現地ハーベスト会社分析)もあるといわれていますが、こうした独特の自然環境が成せる業なのでしょう。

一般的に、藻類は水の流れが停滞しているところに多く見られますが、アッパークラマス湖は例外です。AFAが豊富に育つだけではなく、それをエサとする魚などの水生生物、水鳥、タカなどの捕食性の鳥類も多く生息しています。周辺には広大な国立公園や野生動物保護区があり、産業活動などによる汚染の心配もありません。AFAだけではなく、多くの動植物にとって住みやすい環境が整い、豊かな生態系のバランスが保たれているのです。

AFAの収穫期と低温乾燥方法

AFAの収穫期は6〜10月で、もっとも質のよいものが収穫できるのは6〜7月です。その年によって収穫できる質は多少異なります。同じ会社の製品でも微妙に色の違いがあるのは、収穫時期の違いによるものです。

AFAの加工で重要なのは、乾燥方法です。「バイオアクティブ・ディハイドレーション製法」と「ハイドロドライ製法」の2種類がありますが、どちらも低温で乾燥させる方法です(24ページ参照)。なぜ低温が重要かというと、高温で加工すればAFAに含まれる酵素が壊れて酸化が激しくなり、せっかくの栄養素が失われてしまうからです。

低温で乾燥させたAFAの粉末に水を加えると、収穫されたてのときと同じ風味、香り、栄養を得ることができます。今ではほとんどの会社が低温乾燥を実施していますが、AFA製品を選ぶ際には製造方法を確認すると安心です。

製造方法や成分をしっかりとチェックして、本物のAFAのすばらしさをぜひ体感していただきたいと思います。

シャスタには他にも訪れるべき場所が沢山

①バーニー・フォールズ

ネイティブアメリカンの聖地とされてきた。全長40 メートルで迫力がある。

②キャッスル・レイク

キャンプやハイキングも楽しめ、観光地としても人気。

③シスキュー・レイク

マウント・シャスタを一望できる。地域住民の生活水としても使われている。

④サクラメント・リバーの原水

おいしいと評判で、遠くからも水を汲みにくる人が絶えない。

⑤マウント・シャスタ

聖なる山としてネイティブアメリカンに崇められ、セドナなどと並ぶパワースポットとしても注目を集めている。

⑥プルート・ケイブ

シャスタシティ周辺にはパワースポットが点在している。この洞窟もそのひとつ。ネイティブアメリカンが出産の場に使ったとされ、「聖なる地」といわれている。

⑦アッパークラマス湖

琵琶湖より少し小さい位の大きさで透明度が高く、ブルーとグリーンのコントラストがあり、グリーンの部分に一面AFA が生息しているのが見てとれる。

⑧クレーター・レイク

アッパークラマス湖の水源となっている。美しい紺碧の火山湖。

ぜひ訪れてみては。

veggy的台湾ガイド ~台湾を日常に/台湾が日常に?~

1回 「60日に一度、台湾に滞在するということ」

<プロフィール>

大崎暢平

veggy副編集長

1977年、兵庫県生まれ。関西大学社会学部卒業後、『関西ウォーカー』の編集に従事。2008年にキラジェンヌ株式会社に入社。「veggy」の編集業務のかたわら、トークショーやイベントの司会者としても活躍。写真のポージングはプロインタビュアーの吉田豪氏リスペクト。民家に忍び込んで撮影したものではなく、台北にある出版社を尋ねた時のもの。

<イントロダクション>

大家好!

「veggy ONLINE」をご覧の皆さま、はじめまして!

『隔月台湾プロジェクト』が5年目に突入してしまったveggy副編集長の大崎暢平と申します。

“なんじゃそりゃ?”

そんな反応は至極ごもっとも。ですが、それはもう読んで字のごとくのこのプロジェクト。振り返れば2014年が幕を明けた年初に「奇数月には必ず台湾に滞在する」というとてつもなくざっくりした目標を立て、実行すること年6回。それを4年に渡ってやってきて、ついに5年目に入ったというだけの話です。どこにでもありふれた話です、はい。

……。嘘をつきました。こんなバカなことをやっている人は僕以外に聞いたことありません(むしろ同胞がいるなら名乗り出てほしい!)。喜びと苦労を誰かと分かち合うこともできない、とてつもなく孤独なプロジェクトです。

(筆者注:こんな風に書き出したものの、雑誌三つの締切が連続してしまったことで、この偉大なる記録は4年と9ヶ月で途絶えてしまうことに。またゼロからのリスタートです)

<かつての台湾観光の真実>

2009年9月、本誌7号で実施した台湾素食取材で初めて訪れた台湾での体験は、僕の人生を確実に変えてしまいました。その時の模様は「ベジ旅 台湾」という16ページの小冊子に結実し、さらに雑誌企画による台湾素食ツアーも実施。実は、それが日本初の台湾素食をテーマにしたものとなりました。

今からは想像もつかないかもしれませんが、「台湾へ旅行する」という選択は、当時の日本人にとってそれほど優先順位が高いものではありませんでした。日本人の旅行先ランキングでは7位前後を推移し、台湾政府が「どうにかもっと台湾に来てくれる日本人を増やすことができないものか」と頭を捻らせていたくらいです。それが今やタイとの3位争いを常に続けているのですから(1位は韓国、2位はハワイ。これは不動の2トップ)。

だからこそ、僕たちは「台湾には世界に誇る素食文化があるじゃないですか! それを特集すべきですし、それを食べるツアーを組んだら喜んでもらえるはずです。台北は間違いなく世界に誇るアジアでナンバー1のベジタリアンシティです」と熱弁したものでした(この時点で台湾に行ったことはおろか、飛行機にすら乗ったことがなかったのに、どの口が言うって感じですが……)。

「そうなんですか? 小籠包とかの方が日本人には喜ばれるのではないですか?」

「いや、僕たちはベジタリアン雑誌ですから、小籠包は無理なんです・苦笑」

「でも、あまりにもローカルすぎて、素食を日本人の方が喜んでいただけるなんて、想像もできないですよ……」

「日本各地でベジタリアンレストランが増えてきた今こそ、台湾素食という唯一無二の食文化の素晴らしさをアピールするべきなんです!」

そんなやり取りをしたことを、今でも鮮明に記憶しています。当時の台湾における日本人の観光は、主要な名所旧跡以外では、小籠包や足裏マッサージやSPA、占い等をメイン訴求にしていました。かの九份に行っても、ほとんど人がいなかったのですから。そんなこと信じられます? そして時代は変わり、あれだけ難色を示された素食店も、どのガイドブックを読んでも必ず掲載されています。そして、何よりも海外の流れを汲んだヴィーガンレストランの充実度は、まさにアジア随一であると断言できるのです。

こちらが2009年に制作した小冊子「ベジ旅 台湾」と、東日本大震災における台湾からの多大なる義捐金を受け、感謝の意味合いも込めて作られたその続編「ベジ旅  台南&高雄」。どちらも今では入手困難。ちなみに、最初の小冊子ではこの小冊子の内容が味わえる「台湾素食ツアー」も実施しました。大崎はツアーガイドとして参加。

<台湾を日常にするということ>

僕自身も、初台湾からの約10年間で、かの地を訪れた回数はのべにして37回にのぼります(2018年11月現在)。これは、好きやマニアを自称するには十分なくらいで、人に何かを伝えることができるだけの情報量を持つくらいにはなる回数だとは思います。

そんなわけで、この連載は、veggy副編集長の大崎が、台湾を愛する理由やガイドブックにもあまり載らないことや、ベジタリアン&オーガニックなレコメンドショップを気ままに書き綴るものであり、これを読んだ方が一人でも台湾に興味を抱いてくれて、あまつさえかの地を訪れてくれたらいいなと思い描くものなのです。さらに、一度行ったことがある人がリピート計画を立ててくれたら、僕のミッションはコンプリート。

1年間の滞在日数は、すでに「台湾>実家」となって久しく、トータルすると年間1ヶ月以上は台湾に滞在していることになります(数えてみたら昨年の滞在日数は36日間でした)。あまりにも台湾に行き過ぎることから社内で疑惑の目を持たれてしまったこともあり、最近は“いやぁ、実は祖父が台湾人なんですよ。だから里帰りみたいなもんです。大のおじいちゃん子だったんで、僕(笑)”と平然と嘘をついています。死人に口なしを言いことに、家系図を勝手に書き換えてしまったのだけれど、言霊って不思議なもので、台湾を訪れるたびに「実家に帰ってきたなぁ」という気分になるのです。そして東京にいる時間は、省エネモードに切り替えて極力やり過ごすという生き方を実践中。

連載タイトルは「台湾を日常に/台湾が日常に?」。多くの人は海外への旅について、非日常を感じるために行くのかもしれませんが、僕は日常を求めて足を運んでいます。つまり、東京での生活をそっくりそのまま向こうで行うということ。本屋や美術館へ行ったり、映画を観たり、ライブを観たり、服を買ったり、散歩したり、図書館で原稿を書いたり、そんな毎日を過ごしています。

ちなみにコンプレックスは、37回も行っている癖して、中国語がまだ話せないということです。

こんな僕ですが、皆さんよろしくお願いいたします。

請多多指教!

9月の滞在時は、台中へ足を伸ばして、台湾プロ野球を観戦してきました。場所は台中洲際国際棒球場(インターコンチネンタル野球場)。見事なボールパークです。数多ある台湾のガイドブックの中でも一度も紹介されたことがない(断言)、台湾プロ野球を地元のサポーターたちとゆるく観戦って、本当にオススメです。日本人も誰もいないしね。この話はまた別の回にでも。

veggyレシピ「ヴィーガン・キャロット・マフィン」

誰でも簡単に作れるベジィ・レシピ

アメリカの定番スウィーツもニンジンとレーズンで優しい甘さに。

材料(4人分)

A
全粒粉薄力粉…2カップ
コーンミール・‥1カップ
ベーキングパウダー…大さじ1
シナモンパウダー…大さじ3
塩…小さじ1/2

B
豆乳…1カップ
メープルシロップ…大さじ3
アガベシロップ…大さじ2
なたねサラダオイル…大さじ3
塩…少々

ニンジン…100g
レーズン…1/2カップ

トッピング
グラノラ…1カップ
なたねサラダオイル…大さじ1
メープルシロップ…大さじ2
塩…少々

Préparation 作り方


1、有機ニンジンは皮付きのまま使うので、水でよく洗う。


2、ニンジンをフードプロセッサーにかけて細切りスライスにする。


3、空気を含ませるようにAを泡だて器で混ぜる。


4、Aによく混ぜ合わせたBを少しずつ加えて、切るようにまぜ合わせる。


5、レーズンとニンジンを加えて混ぜ合わせる。


6、マフィンの形にカップをひいて種を入れていく。最後にトッピングを上にのせて、180℃に予熟したオーブンで25~30分焼いて出来上がり(電気オーブンの場合は190℃で焼く)

 

パリのベジィ&オーガニック事情Vol.1

Guenmaï サンジェルマンで玄米を

賑やかなサンジェルマン大通りから少し裏手に入った静かな場所にあるマクロビオティックのプチ・ビストロといった感じのお店。基本的に昼間だけの営業だけれど、ランチタイムになると満席の事が多く、サンジェルマンという場所柄、お酒落なファッション関係者やエディター、アート関係者など、ナチュラル思考なパリジャン達が自然とここに集ってくる。
店内にはショップも併設されていて、フランスの自然食品屋さんならば何処でも置いてある「リマ食品」のマクロビオティック食材も豊富。ショーケースに入ったアジアンフュージョンなデリや、日替わりのベジタブル・キッシュやタルトなどのスウィーツはテイクアウトも可能。

1、春巻きのプレート
2、店内の中心にある癒される泉
3、ベリーのタルトがお勧め
4、ショーケースに並べられたデリ

Guenmaï
6 rue Cardinale 6区
Ⓜ Mabillon
TeI 0143260324
営:月~土11:45~15:30

Le Grenier de Notre-Dame
ノートルダムの鐘が鳴り響くレストラン

サン・ミッシェルという観光客が足を伸ばしやすい場所柄か、店内では色んな国の言葉が飛び交うツーリストが多く立ち寄るお店。セーヌ川沿いの道を1本奥に入った、ノートルダムの鐘の音が良く響き渡り、パリの風情を肌で感じられる場所。
1978年にオープンした、すっかり老舗のマクロビオティック・レストラン。セイタンやテンペを使ったスタンダードなマクロビオティック料理が食べたいときにお勧め。

1、飲みやすいオーガニックのシードルがお勧め
2、マクロビオティックの禅プレート

Le Grenier de Notre-Dame 
18rue de la Bucherie 5区
ⓂSaint-Michel
Tel 0143299829
営:月~日 12:00~12:30  19:00~23:00

legrenierdenotredame.fr

 

雑誌 veggy(ベジィ)vol.1より抜粋

取材・文/吉良さおり

veggyレシピ「ひよこ豆のディップ」

ひよこ豆のディップ

材料
乾燥ひよこ豆…1カップ
(水に一晩つけておく)
ニンニク…2片
レモン汁…1個分
リンゴ酢…大さじ1
いりゴマ…1/4カップ
オリーブオイル・‥1/4カップ
クミンパウダー…小さじ1
パプリカパウダー…小さじ1
水…1/4カップ~1/3カップ
塩…小さじ1/2~1
お好みの野菜スティックや、クラッカーパン等

 

作り方

①水に戻したひよこ豆をたっぷりのお湯と塩少々で、柔らかくなるまで煮る。
②ミキサー(又はハンドブレンダー)にいりゴマとオリーブオイルを入れ、ごまがつぶれる様にペーストにする。
③ゆであがった豆と、2のペーストと全ての材料を入れ、ハンドブレンダーか、プードプロセッサで、水を足し調節しながら、全体がクリーミーになるまで、混ぜる。
④ディップをボールに入れ、お好みの野菜スティック、クラッカー、ピタパン等と一緒にどうぞ。
※ひよこ豆のディップはローフードではありません

POINT 
ホムスはギリシャのお料理です。ちょっと小腹がすいた時のスナックやパーティー、そしてベジィおつまみとしてもオススメ。スナックだけではなくトーストやマフィン、ベーグルの上にスプレッドとして塗ってサンドイッチ等にしてもOK。冷凍も出来るので、多めに作って小分けにして、冷凍して常備しておくと便利です。

 

雑誌veggy(ベジィ)バックナンバーVol4より抜粋

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